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心にしみる小さな喜び [2009年09月29日(Tue)]
世の中捨てたものではない。失敗もあれば、心救われるときも。
うちのNPO法人は、学校の先生や社会人が対象の事業が多く、普段指導するのは若者は大学生くらい。小学生や中学生に教えることがなく、アントレプレナーシップ教育を実践しても、その親御さんがどう受けて止めているか、直接聞くことがなかった。
ところが、昨年から、夏休みや土日に、子ども対象の講座を主催で開くようになり、保護者の方と接する機会もあり、「講座に参加するようになって自分でスケジュール管理をし、主体的に活動するようになった」など、子どもの変容を聞くことができ、実践の効果を知ることができるようになった。

そんななか、つい先日、和菓子の講座に参加している小学生のお母様が、うちのセンターの活動を知って、「趣旨に共感したので会員になりたいです」とおしゃってくださり、また、ご自身が運営しておられる児童書を扱う書店の通信にも秋のイベントのことを掲載してくださった。その通信が届き、今日、拝見させていただいた。なんとも心温まる手作り通信で、ご本人のおだやかに生活を楽しんでおられる息遣いが伝わってくる。陽だまり通信という名前がぴったり!

この通信にほっと和んだときに、昨年度のお土産づくりに参加した小学生の男の子からの手紙が届いた。今どき、手書きの手紙が二通も届く日など滅多にない。K君は、夏に案内したイベントに参加したかったのに参加できなかったのですいませんと書いてきたのだ。おばさんは感激よ!きっとできたお母さんが言ってくださったんでしょうが。
封筒の宛名の書き方をみて、子どもの頃の文通を思い出しました(笑)

最後に、NPO関係でお世話になっている知人が、うちが秋のイベントを開催する協賛金集めに苦労しているのを知って、ある起業家の方に話してくれていたら、協力したいとのこと。でも、彼がその次ぎにその起業家の方に会ったのが残念だけれでも奥様のお葬式だった。そうしたら、その方、「奥さんが亡くなったところで思うように支援できないが、落ち着いたらがんばるからと」と、その場で個人寄付を彼に渡してくださったとのこと。

どれもとても大切に使わなければいけないお金と気持ちである。

失敗続きで他人に迷惑ばかりかけている人生であるが、こういう人と出会えることを心からありがたいと思います。
ロックンロールと黒人歌手:時代が生んだもの [2009年09月27日(Sun)]
先日『キャデラックレコード〜音楽でアメリカを変えた人々の物語』という映画を見た。
1950年代の米国シカゴを舞台に、伝説的なレコード・レーベル「チェス・レコード(Chess Records)」を設立したとポーランド移民のレナード・チェスとマディ・ウォーターズを初めとする所属アーティストたちの波乱万丈の実話ドラマ。ビヨンセが製作総指揮を務め、波乱に富んだエタ・ジェイムスを熱演していた。そういば、彼女が「ドリーム・ガールズ」でダイアナロス役を演じた時もよかった。

でも、ビーチボーイズやレッド・ツェッペリンがチェス・レコードに所属していたアーティストの著作権を侵害していたというのは驚き。

この映画では、ブルースからロックンロールが生まれていくプロセスで、黒人たちが歌を通じて自分達の地位を確立していく姿が描かれているのだが、そこでチェスが果たした役割の大きさが、時間がたった今だからこそ改めて感じられる。

チェスは、白人でありながら、人種への偏見がなく、売れると思えばビジネスを最優先した。実力がある黒人を採用して売り出し、ヒットの褒美にキャデラックを与え、貧しかった黒人歌手達が裕福になっていく様が感じられる。まさに、時代の流れを読んだ起業家だったと言えるだろう。

歴史に残るようなイノベーションをもたらした人物というのは、その多くが彼のように偏見を持たずに新しい見方で物事を見る力を持っているように思える。

さて、次の時代はどんな時代になるのだろうか?既存の価値観を捨てて想像してみたら何が見えてくるだろうか?
ダムは必要?-マスコミ報道より自分の頭で考えよう [2009年09月27日(Sun)]
ダム建設の是非について連日マスコミが報道しているが、元江子川区区役所職員で今は未来バンク事業組合理事長や揚水発電問題全国ネットワーク共同代表、自然エネルギー推進市民フォーラム理事などをされている田中優氏のお話、なかなか勉強になる。You Tubeにアップされているので、参考に皆様にもぜひご覧になってほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=5F09Zg9oKGQ&feature=related

それにしても、最近のテレビは本当におもしろくない。どのチャンネルまわしても、同じような報道を繰り返し流し、それに、有識者といわれるコメンティターが思い思いに話すのを聞くだけ。どの局も論調が似たようなもので、本当の事実を検証して、どちらが正しそうか数値で言及しようとしている報道が本当に少ない。
できれば、ダムに関しても、田中氏のような人のお話と、それに反論する人が科学的証拠で勝負するような論戦を見せて、国民が判断すべき材料の提供をできるような機会を与えてくれたらいいのだが。

テレビ離れが進んでいるというが、先日も某テレビ局の人とお話していたら、放送局の職員の人は、豊富な予算で番組をつくるのに慣れてしまっていて、今や広報媒体が多様化してテレビのスポンサーが減少しているなか、予算が減らされると力の入った番組が作れない人がほとんどで、結局、低予算ですむ横並びのワイドショー的番組になってしまうとのこと。
酒井法子ばっかりでてきて、うんざりしたのもそのせいだそう。
なんとも不幸な。低予算でなんとか大きな効果を生もうと努力している社会起業家の智恵を授けたいものだ。
懐かしのチキンタツタと研究 [2009年09月26日(Sat)]
今日は、同志社大学の講座が始まったので、バタバタと過ごし、夕方から明日の学会発表の準備。
その合間に懐かしのマクドナルドのチキンタツタバーガーを食べた。CMで流されるまでは、すっかり無くなっていたことさえ忘れていたけど、そういえばこれ好きだったのよねー。久しぶりに食べたけど、おいしかった。どうして期間限定なんだろう。いっそ完全復活すればいいのに。と思いつつ、、、なかなか準備がはかどらない。。

今回参加する経済教育学会の全国大会ご担当の岩田先生とは、NHK教育番組「世の中何でも経済学」の番組委員でご一緒して以来のおつきあい。とても気さくな良い先生で、今回も貴重な機会を与えていただいて感謝している。
のだが、、、ついつい、日頃は目の前の仕事を片付けるので精一杯になってしまって、その次ぎに食べて寝ることが大事な怠け者の私は、研究がずっとあとまわしになる。こういうときは、いつも一夜漬けで、後からいつも後悔。
明日は、優しい聴衆に恵まれますように!
民が民を支えるお金の流れを創る [2009年09月25日(Fri)]
シルバーウィークなるものも終わり、今日は終日オフィスにこもってのお仕事。といっても、私の場合、利益を生み出すことがほとんどなく、仕事と言えるのだろうか?やっていることのほとんどは、自分がやらねばと勝手に思いこんでいる教育事業とサポーターを増やすための活動がほとんど。
NPOで独立した当初は、人にお願いごとばかりしているのが情けなくて、早く自主事業で稼いでやるべきことにお金を回せるようなビジネスモデルをつくらなければとシャカリキになったときもあったが、稼げる事業はどれも自分がやりたいことでないか、うちのミッションに合わないものばかり。今だに、成功していない。。
で、そのうち、経費を最小限で活動する術を少しづつマスターし、また、非営利事業とはそもそも多くの人が賛同して支援するものでなければ継続する異議のないものであると思うようになった。ただ、今だ無償で協力をお願いするのは、なかなか慣れないものである。この厚かましい私でも!。

ところで貧乏といえば、昔は、急ぐとタクシーに乗ったりしていたが、今やどこに行くのも自転車。私なんか、雨が降っても自転車である。みんなには「原田さん、きっと自転車と思いました」と笑われている。でも、NPOを長年やっているような人達で集まると、大抵似たようなもので、自転車かバイクか歩き。うれしいねー。環境に優しい生活してますよ。

それにしても、どうしたらお金は、余っているところから必要なところに流れるのだろう?
NPOは、平均年収300万円と言われる世界だが、真面目に事業に取り組み、難しい非営利事業の運営に成功しているような起業家でさえも、同年代の民間企業のサラリーマンと同等の給与はもらえてない人が多い。億単位の事業規模でも、行政の下請化していて、本来NPOが担っている課題解決ができずにジレンマに隔たっている組織もある。
これには、NPOの構造上の問題がある。NPOの多くは、サービスを提供している相手からお金を得られないところがほとんどで、代わりに個人の会費や企業の協賛、行政の助成金や民間の補助金などで事業を運営している。しかし、個人も法人も、特定の認定NPO法人(約4万のNPO法人のうち約100ほど)に寄付するのでなければ、税の控除が受けられない。となると、企業の多くは、法人税を多く納めているのだから、それで十分社会貢献しているとなってしまう。個人もしかりだろう。
こういうNPOの資金の問題を解決しようと、一年の準備期間を経て、今年4月に設立したのが、京都地域創造基金(理事長 深尾昌峰)である。私も準備委員として参画し、今は役員として関わっている。今日も、NPO法人への無利子の融資制度について新聞にも掲載していただいた。
この基金、法人だけでなく個人単位での寄付や融資がもっと気軽に行なえるようなしくみにしていきたいと考えているが、同時に、新しい政府に税制の変革を迫る動きへとつなげたい。
私と同様、皆さんも、自分が支払う税金について、一部くらいは、使い道を自分で決めたいですよね?
”おたく”ビジネスに不況なし [2009年09月21日(Mon)]
シルバーウィークも早くも三日目。若い時は連休となると、旅行に行きたいと思ったものだが、最近は、混雑している時期にでかけるのがすっかり億劫になってしまった。
連休には、たまった用事をかたずけ、あとはうちでのんびり読みたかった本を読んで、友人と外食したり、散歩したり、昼間からワインでも飲んで昼寝したりと、怠ける休日が一番の贅沢。で、結局、たいしたこともせずに、貴重なお休みは過ぎていくのだが。。

今回は、4年ほど前の教え子が連絡してきてくれて、久しぶり似合った。彼女は、私が教えている大学の4年生のときに、他の先生の勧めで、うちのセンター主催の若年者向けの就業支援講座に参加。
能力が高く感の良い子なので、うまく組織にフィットすれば大いに伸びるだろうと思ったが、勝ち気で鋭いことをはっきり言うタイプ(に見えるので?)なので、日本の男社会ではどうかなーという心配も持っていた。私のズケズケと同じである(苦笑)
だが、彼女は、もっと賢い子だったので、本人もそれには気付いていて、就職については迷っていたのを思い出す。最終的には東京で就職したが、無理な労働が重なり、病気で入院。その後、回復して、今の会社でがんばっている。いわゆる”おたく”相手のビジネスなのだが、聞いていると面白い。”おたく”の消費には不況の影響がほとんどないそうで、最近は海外の顧客も増え、いろいろこれからビジネスチャンスのある領域のようだ。アニメの話に私はほとんどついていけなかったが。

久しぶりに会って、この数年の間に大いに花開いた彼女の姿は、まぶしく、また、なんとも頼もしいものであった。若い人と話をしていると、日本のこれからもまだまだいけるかもと思えてくる。
研究が研究だけに終わらないために [2009年09月17日(Thu)]
今日は、アントレの研究会にも参加してくださっている先生の研究授業があり、京都市立の小学校の校内研究会に参加してきた。
私が拝見したのは2年生の国語の時間。「サンゴの海の生き物たち」というテーマで、今日の時間はサンゴとサンゴを食べるオニヒトデ、オニヒトデからサンゴを守るサンゴガニの3つの生き物の関係について、ビデオや資料から読み解く授業。
生徒達は先生の質問に元気に手を上げるが、大勢の大人に囲まれて緊張してか、当てられると「忘れました」という答えも。なんとも微笑ましい。当日は、得た知識を活用して、自分がサンゴやサンゴガニになって一生懸命自己紹介。
先生の準備物や生徒への話しかけから、教育者としての熱意が読み取れる。

この学校では、PISA型読解力ということで「目的を持って読み、考え、表現する」活動の充実に力をいれておられ、今日は日本教育大学院大学客員教授の北川達夫氏が指導助言者として参加されていた。
北川先生は、丁度私がフィンランドにアントレプレナーシップ教育の視察に行ったのと前後して、外務省の職員としてフィンランドに赴任され、それがきっかけで、OECDのPISAの到達度テストの開発や言語教育の普及に関わられるようになったようだ。先生が作られた問題も2009年には採用されたとのこと。

ところで、研究授業といえば、私もいつもは助言者の立場での参加がほとんどなのだが、今日は初めて第三者として参加させていただき、改めて、学校の研究授業の運営方法が、不思議だなと思った。

民間なら、何か新しい事業をやるとなると、大抵その分野について事前に皆で研究しつくし、事業の実施となる。専門家の意見は、事前に聞いておくか、試験実施して予想の結果が得られないときに質問する。本格実施するときは、既に顧客がいるわけだから失敗は許されない。
ところが、学校の研究授業は、研究テーマにそって指導者が授業をした後、まず、研究授業をした先生が話し、その後、他の教員がその指導方法についてコメント。最後に指導助言者の講師の方がコメントする。
身内同志のアドバイスをずっと外部講師が一時間以上も聞いていなければならない。それが、大抵、積極的というより、順番に先生方にコメントする番がまわってくるという感じ。
私は、最初に、この研究協議なるものに参加したときに、この形式にびっくりとともにうろたえてしまった。次第になれてきてしまっていたのが、今日、改めて第三者として参加してみて、やっぱり変だなーと思わずにいられなかった。

外部の専門家を招くなら、学校内の教員間で十分研究し議論してから授業計画を立案し、その計画を事前に講師に見てもらってアドバイスをうけ、疑問点を解決した上で、修正した授業案にそって実施した授業を見てもらって、再度講師に助言を受けながら、今後の研究をどのように進めていくか議論したほうが、学校にとってははるかに得るものがあると思うのだが。。

学校の先生方は、この形式になれてしまっているようで、これって、結構生徒や外部講師を無視した授業であることには気づいてないよう。研究のためというより、研究会のための授業という感じになっているのが、残念でならない。

通常、こういう研究授業は、助言に入る先生は、年の間に数度くるだけで、授業にそれほど関わっているわけではない。講師のほうも、本当はもっと授業づくりに参画して議論したくても、指導者の先生は先生で遠慮されている。学校のほうも、忙しくて、研究授業のために、それほど教員同士であつまって意見をいいあう時間もなく、結果、研究といっても、教員間の理解に温度差があるまま進み、教師の入れ替えもあって、学校全体での取り組みにはなかなかなっていないことが多い。
今回のPISA型読解力についてもそうだったが、私が実施しているアントレプレナーシップ教育も同じである。
導入時2,3年は先生方の研修をしたりカリキュラム開発に参画したりして関与していても、その後、指導助言者として研究授業に助言するだけになったころには、先生がたも入れ替わり、「アントレプレナーシップ教育がよくわからずにやっているんですが、いったい何をやればいいのでしょう?」となってしまうのである。だが、授業はわからないなりも続いている。

では、学校に新しい取り組みが定着するにはどうしたらよいか。それには、主担当の先生が転勤せずに少なくとも5年〜7年はいて後輩の教員を育成し、かつ地域を巻き込んだ体制をつくるしかない。地域の人や我々NPOなどが継続的に参加するしくみができてくると、教員の方が変っても、地域が支えるので、取り組みが定着する。
だが、学校も最近は新しいテーマを掲げて研究しないと予算がとれないとなって、3年ごとに、キャリア教育、道徳教育などとテーマをかえて研究指定をとることになる。そうなると、新しい研究テーマがどんどん積み重なり、先生方も大変。結果、どれも中途半端で終わっているということになりがちだ。
先生方は怠けているわけではなく、それこそ一生懸命やっておられるが、ゆっくり学校の根本的な問題解決に取り組むことがなかなかできず、先生たちは3年ごとに移動し、生徒も成長していく。

何を改善すれば、いいのだろうか?
少なくともいえるのは、大人の問題発見と解決能力なくして、PISA方の読解力もアントレプレナーシップも決して習得されないということだ。
自動車免許の更新 [2009年09月16日(Wed)]
今日は自動車免許更新のために、5年ぶりに長岡の運転免許試験場に行ってきた。

午前と午後にそれぞれ1時間の受付があり、行くと建物の外にまで続く長蛇の列。30分ぐらい並んだ後に、やっと受付し、更新手数用2100円と研修費700円(優良運転者の場合)を支払って申請書に収入印紙代を貼ってもらい、それに名前などを記入して、再び別の窓口に行き交通安全協会に入るか聞かれ、次は視力の検査。これを終えると、また別の窓口に用紙を見せて、写真撮影の列へ。ここまで、番号が�Gつあったので、8つの作業があったということになるが、すべてが、非常に原始的なやり方なのだが、流れ作業なので、思ったより結構早くすんだ。ただ、業務フローを見直したら、もっと人が少なくてすむだろう。いかにも役所の仕事という感じ。

写真撮影が終わると、2Fに上がって、研修が始まるのを20分待つ。

30分の研修、何を話されるのかと思ったら、酒酔い運転の罰則の強化と全席でのシートベルト着用義務の話に、京都府の事故数の紹介などで終わり。最後に新しい免許証をもらって終わり。700円も払ったのに、こんな話かよーとがっくり。個人でビデオ見て帰っても、冊子もらって自分で見ておいてもたいしてかわらないような研修。1700円払っている違反運転者の講習は、もっとすごいかというと、事故などのビデオを流す時間がプラスアルファされているだけのようだ。

民主党の国会が指導し、無駄をなくすといっているが、この自動車免許の更新、警察庁の収入になっているのだが、これこそ見直したらどうだろう?事故も起してない優良ドライバーがわざわざ運転免許試験場まで行って意味のない研修を受けるプロセスが必要だろうか?これが、事故を減らす役にたつとはとても思えない。視力検査や写真の準備は個人にさせて、パスポートのような申請にすれば、もっとコストが減らせると思うのだが。
ま、警察庁にとったら、貴重な収入源で、離せないのかもしれない。今日一日で、きっと500人くらいは来ていたはずだし、そうなると一日約150万の収入だ。人件費引いたあと、いったい何に使ってるのやら。。

半日つぶしての免許更新。意味がないプロセスに疲れただけだった。そんなものよと言われれがそうだが、この電子化の時代、もうちっとやりようがあるんじゃないの。5年なんてあっという間にくる!
地域活性化の鍵:小学校から地域学〜スイスの事例を語る観光カリスマ [2009年09月14日(Mon)]
今日は国土交通省が「観光カリスマ百選」で唯一海外在住として選んだ山田桂一郎のお話聞く機会を得た。京都大学でのサービスイノベーションの研究の一環で招聘されたのだが、地域活性化と人材育成という意味では、私がやっていることとの共通点が随所にあり、友得たり!という気持ちになった。こんな偉い方には失礼なお話なのだが。

山田氏は、三重県津市のお生まれ。22歳で、スイス・ツェルマット観光局の日本人対応インフォメーション、セールス・プロモーション担当として勤務。特にヨーロッパを中心とした環境保全(環境保全活動プログラム、環境教育、環境アセスメント等)の経験を活かして,観光を通じたサービスクオリティの向上や,プロフェッショナルのツアーガイドの育成,自立できる組織づくりや地域性を活かした商品開発など,日本各地域の観光振興にも大きな役割を果たしている。海外在住者として初めて日本の環境省に登録された環境カウンセラーであり,「世界のトップレベルの観光ノウハウを各地に広めるカリスマ」として,国土交通省総合政策局観光部門の観光カリスマに選ばれた方。

本日は、人口約5800人のツェルマットが、いかに年間170万人もの観光局を集客しているかをメインにお話いただいた。特に、私が印象に残ったのは、人材育成の部分である。スイスという国自体、日本の九州ほどのサイズにその半分の人口がいるだけなのに、日本と同じGNP。土地も狭く、食物も輸入に頼らざる終えない資源の乏しい国が観光産業だけでなく、物づくりにおいても国としてのブランド力を持っているのはなぜか?
そこには、地域住民が地域の産業を支援する消費活動(地産地消)があり、また、外から来た人に「またここに来たい」と思える高い質のサービスがある。

学校では、教員が地域の職業人を授業に呼んで地域について学ぶ地域学の時間が週に数時間(州によって多少異なる)設定されており、地域や国が生き残っていくために必要なこと、地域産業などについて学び、地域の継続的な価値の向上の大切さを実感するという。地域としての利潤を高めなければ、個人の事業だけ分離してうまくいくわけではない。また、観光客の口コミは、観光業だけでなく、国というブランドも向上させ、それがMade in Switzerlandの品物への信用につながる。子どもたちは、若いころからこういうことを学び、身近に感じ、そして、地域に誇りをもち、そこで働くことを楽しむ。

スイスでは、専業主婦の女性もほとんどおらず、みな働き、大抵が単純なレジ打ちの仕事ではなく、観光産業に携わってやりがいのある仕事をしている。そして、大勢子どもを生み育てているとのこと。ベビーシッターに事欠かず、それがまた雇用を生む。女性も外で働いているので、経済や地域産業についても理解している。少子化や人口減少の問題がない。国民の生活への満足度調査でも世界NO1だそうだ。

女性のことだけ言えば、日本でも東北がそうかなという意見もあった。女性が働き、塾も行かせてないような地域の子供のほうが学力も高い。

直接選挙制度や兵役制度など、自分たちで国を守るという強い意志を持った国民性など、日本とは基盤が違うといってしまえばそれまでだが、学ぶことは大いにある。

山田氏いわく、日本の地域活性化の障害物は「エゴと役害(役人の害)・利害」だそうだ。
これを聞いて、みんな大きくうなずいていたが(苦笑)。

山田氏も、子どもたちが地域の観光産業の支援ボランティアとして働くような教育活動をしてきたとのことで、それが効果を上げている例として屋久島をあげておられた。子供が地元に興味をもち、働く場所を自分でつくっていけたら、地方も十分生き抜いていけるのだ。

最後に、日本の地方の観光業を支援している山田氏に、「コンサルにお金を払うしくみが日本にはないのでは?」とご質問したら、「はい、だから講演してなんとか稼いでいます」とのこと。170何回もスイスと日本を行き来しているとのことで、飛行機代も自腹のときがあるそう。
山田氏は、まさにノウハウの宝庫。こんな人にお金を払う国にならなければ、大学でいくらサービスイノベーションを起す人材を育てようとしても、優秀な人が来るとは思えない。形にならないノウハウに本当の価値があるということ。それに対して敬意を表して対価を支払う姿勢を持つこと。これも、学校で教えて欲しい大事な教育だ。
三流教授より起業家の話 [2009年09月14日(Mon)]
今年は、縁あって三鷹市でアントレプレナーシップ教育の研修に何度かうかがっている。
三鷹市では全市の小・中学校でアントレプレナーシップ教育を実施することになったためである。

今回の三鷹の研修の特徴は、学校教育を支援している地域サポーターの方や学校評議員の方などにも研修を行なっていることである。地域サポーターの方のなかには、時間的余裕のある専業主婦の保護者の方に混じって、子どもが学校にお世話になっていたのはずっと前という企業の第一線で働いておられた人や地元で自営業をされている方などもいらっしゃる。
こういう方々と先生と一緒にワークショップをしてもらうのだが、学校で学んでいることを実社会に結び付ける発想は、働いて生計を立ててきた企業人の人達が断然上をいく。

例えば、地域の産業といっても、学校の先生は大企業以外は知らないことが多い。小学校でも高学年になれば社会科で勉強するのだが、きっと教科書に書いてあることをうわべだけやるのに精一杯なのだろう。それに比べて、地元で働いてきた人は実に詳しく、また、どこに行けば詳しい情報をくれたり人を紹介してくれるかも知っている。
学校の先生というのは、残念ながら、よほど積極的に学校以外の人との交流をしているような人でなければ、産業界のネットワークがほとんどない。だから、地域と連携してとなると、真面目なだけに、戸惑い、また、偏った連携になってしまいがちだ。
だからこそ、キャリア教育やアントレプレナーシップ教育をやるなら、どんどん企業人や起業家と交流してほしいのだが、、、先生方は忙しい。そのうえ、残念ながら、名刺を持ってない人も多い。これでは、ネットワークづくりの意思がないと思われてしまう。
で、せっかくの外部人材の招聘の機会があっても、大学の先生を呼ぶ。学校の先生や役所の人は大学の教授が大好きなのだ。確かに、専門分野について大学教員の方のお知恵は役にたつが、大学の先生は、職業がら大抵いつでも対応してくれる。
それに、アントレプレナーシップとなると、特に初等教育段階では、専門に研究してしっかりと実績のある人は日本では本当に少ない。
それで、大抵がキャリア教育が専門という大学教授が来るのだが、自分でアントレプレナーシップ教育を教えたことも、事業をしたこともなく、付け焼刃で資料を集めて他人の実践を話すだけの人が多く、自分もよくわかってないので、現場教員からの質問にもあいまいに答えて終わり。で、現場の先生は、聞けば聞くほど混乱し、、、授業の実践は一向によくならない。現場の動きを肌身で実感している人でなければ、概論だけ聞いても仕方ない。
アントレの場合は、せめて、経営か経済の専門でアントレプレナーシップコースを大学で教えている人を選んでくれたら、いいのだが。。。

先日ご相談に来られた先生も、3回も別々の先生のお話をお伺いしているが、未だに何かわからないとおっしゃる。
あるキャリア教育の大家と言われる先生は、当センターに電話してこられ、「アントレの話をしてくれって言われても、僕はわからない。原田さん、あるだけの資料送ってくれ。」と頼まれる。出来ないなら、専門家じゃないからと断ればいいのに(苦笑)。

アントレ教育に限ったことではないが、三流の大学教授より、現場で真剣勝負をしてきた本当のアントレプレナーの話を聞いたほうが、ずっとためになるだろうと思わずにいられない。

だって、アントレプレナーシップは、研究するものではなく、実践するものなんだから。
自分で実践したことも、教えたこともない人、信用しちゃーだめでしょ!
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