• もっと見る

<< 2011年06月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/entreplanet/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/entreplanet/index2_0.xml
学生の素朴な疑問:的を得ているだけに痛い [2011年06月08日(Wed)]
同志社女子大学での講義の日。
今日は、社会起業家とその事業についての調査内容を学生が報告してくれた。学生がどんな人に注目するのか知るのは興味深い。

本日は、ビックイシューについて二人が発表、続いてマザーハウスフローレンス
山口氏や駒崎氏など、若い起業家への関心が高い。分析を聞いていても、なかなかするどく見ている。

授業が終わり、障害者の就労支援事業所をコラボしている学生から相談。自分たちは、利用者の方がやりがいを持てる仕事を作りたい、そして工賃をあげたいという思いで活動しているが、事業所の職員の方は「お金のことや効率性などは考えなくていいから。とりあえず地域の人とのふれあいを大事にして、、、」とのことで、仕事になりそうもないことを学生に提案される。
それなら、ニーズがなさそうで工賃にもつながらないようなことをやるよりは、地域とのふれあいをするイベントを別途やればと案を出すと、「地域との交流は十分できているから」と言われたと。訳がわからなくなっている。彼女たちにしたら、利用者の仕事を本気で創り出そうとしない職員に疑問を大いに感じていて、話を聞けば聞くほど彼女立ちの言い分がもっともに聞こえる。

彼女たちには、職員の方が提案されることに裏付けとなる理由や近所の人からの要望があるのか確かめ、そうでないなら、自分たちが考えていることをしっかり説明して実施できる方向でがんばりなさいと伝えた。

福祉の世界で長く働き続けている人には、一般の人にとって非常識と思うことが常識になっている部分がある。障害者の人が、時代にあった、本当に必要な支援を受けるには、まだまだ支援者の意識がついていっていない部分もあるようだ。
若い人が新鮮な風を吹き込んでくれることを期待したい。
| 次へ