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Coordination Meeting for the Research on Entrepreneurship Initiatives in APO Economies [2013年08月23日(Fri)]
カンボジア、プノンペンのカンボジア日本人材開発センターにて、国際機関APO(アジア生産性機構)のアントレプレナーシップ実践調査のためのアジア会議が8月21日から23日にかけて開催されました。
当センターは日本のNational Expertとして他のカンボジア、インド、インドネシア、台湾、タイランド、パキスタン、フィリピン、7カ国のNational Expertsと一緒にリサーチに参加していいます。Chief Expertの矢作恒雄先生は、当センターがこの事業に15年前関わるきっかけになった起業家教育の報告書をまとめられた方で、ご一緒に仕事ができる縁に感謝です。

会議での議論で、国の発展レベルで必要になる具体的な起業支援は異なっても、社会としてあらゆる分野でのアントレプレナーシップの必要性は共通しています。文化を創出する教育やそれを実現する政治でのイノベーションなくして、アントレプレナーシップ溢れる社会はつくれないという思いも共有しています。
アメリカ的な金銭的利益の成功の軸では測れない、アジア的なアントレプレナーシップの推進政策について、国の持つべきゴールとともに議論できたことは大きな成果となりました。

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起業家にはまずは専門性:effectuation [2011年05月11日(Wed)]
現在神戸大学でアントレプレナーをテーマにドクター論文を書いておられる高瀬進さんに、起業家の意思決定プロセスで面白い研究成果について教えていただいた。

Effectuationと呼ばれているものだが、研究者のSaras Sarasvathyが説明しているビデオでは、いまひとつ理解できなかったが、高瀬さんが、うまく噛み砕いてくださった。

起業家としての成功率を上げるには、専門性をまず磨くこと。そのことで、パートナーの目利きもできるし、良きパートナーを得られることでビジネスプランが明確になり、自分の得意な領域を軸に、マネジメントできる領域を広げ、成功比率も高くなる。
また、何度もトライして起業慣れすることで、起業家の成功比率は高まり、優秀な起業家は、顧客を戦略的パートナーに変える事ができる。

基本、何かに秀でることがリーダーシップの源泉で、そのスキルや知識を抜きに、リーダー論を語っても厳しい。起業のアーリーステージは、属人的な専門性に依存し、その専門性こそが参入障壁です。・・・・

と、有意義なメールのやり取りでした。日本にもしっかりとしたアントレプレナーシップの研究者が少しずつ育っていることをうれしく思います。

私のほうは、午後からの大学でのアントレプレナーシップ研究の講座で、さっそく学生さんに”まずは、専門性”と強調したのでした(笑) 当然のことと言えば当然のことなのですが、あたりまえ過ぎて見落としがちです。

<高瀬さんに教えていただいたサイト>
http://www.effectuation.org/
http://www.youtube.com/watch?v=TIXVe4nEDEE&feature=related

私は、起業家の行動プロセスのチャート図が若い人にはわかりやすく気に入りました。

老舗企業研究-プレスリリース [2011年02月28日(Mon)]
平成21年と22年の2年間、京都大学と共同研究させていただいた「経済産業省平成22年度産業技術人材育成支援事業(サービス工学人材分野)」での老舗企業研究の成果報告もかね、企業調査の中間報告について本日プレスリリースを行った。

本事業では、コンソーシアムメンバーがそれぞれ違った事業を委託されていて、老舗企業研究は主として当センターが受託。京都大学経営管理大学院生の事例調査支援や研究会開催などをしながら老舗企業の研究に参画し、大阪府・京都府に本社を置く創業100年以上の企業へのアンケート調査のヒアリング項目を作成。
そのアンケートの回収データをもとに、京都大学の原良憲先生が中心となりデータ分析をされ、今まで抽象的に言われていた老舗企業の特質について、モデルわけして、数値として結果をまとめられたのを記者発表することになった。

しかし残念ながら、当センターが名前の知られてない弱小NPOであることからか、名前が長すぎて文字数を取りすぎるためか、いつもうちの名前が記事に掲載されない!
以前から取材を受けても思うとおりに記事にしていただくのが難しいことを体験しているが、実施した主体団体の名前を載せないなんてと憤慨するが、こちらの発表の仕方にも問題があるのだろうから仕方がない。

しょーもないことで腹立てるよりも(苦笑)、今後さらに研究が進み、多くの経営者に役立つ知恵が学術的成果としてまとまるのを期待したい。

で、そんな思いのあと、京都商工会議所「中小企業活力サロン」に参加。聞きたかった(株)本田味噌本店の本田社長のご講演は半分くらい終わっていたが、それでも、経営者の言葉には端々に心に残るものがあった。

「イノベーション、イノベーションというが、変化より継続が大事」 ただし、「何か新しいものが生まれていなければお客はついてこない。」とも。(本田味噌では、既に2005年に中国にて現地法人を設立して味噌販売を行っている)
「ファミリービジネスの事業継承のためには財産が分散しないようにすることが必要」
「知恵は自分で考えて、自分で悟っていくもの」

最後の一言は、学問でなくやはり実践ということだろう。となると、大学の研究が学者世界や研究者の自己満足で終わらず、経営者にとって価値あるものになるには何が必要か。数値だけ並べて出しても意味がない。税金が生きる形で社会に還元される事業内容について考えさせられるところだ。実のある仕事をしなければと身が引き締まった。

by 原田紀久子
老舗企業研究報告会@京大 [2011年01月22日(Sat)]
今日は、京都大学のプロジェクトで行なっている老舗企業研究の報告会。担当学生が発表し、調査先の企業経営者からコメントをもらったり、担当教員から質問などを受ける場だ。

午前は創業143年の株式会社写真化学、午後は創業197年の株式会社イノブン。いずれも、社長が参加くださり、イノブンのほうは、会長夫妻と副社長も同席いただけ、貴重な時間をすごさせていただくことができた。
両社長ともに、経営者として悩み、考えつくした結果に決断し、事業を次世代に引き継ごうとされているご姿勢に、サラリーマン社長にない事業継承者としての責任と家業の重みが感じられた。

 


両者とも、一緒に調査してレポート指導しているときは、どうなるかと心配だったが、やはり若い!ラストスパートでがんばっていた。
学部卒で大学院に行った写真化学の発表学生は、やはり社会人経験がないことが大きなネックになっていて、経営者の視点で物事を見ていくことにハードルが高かったように思う。
一方イノブンの担当学生は、文章をまとめるのに大変な苦労があったが、自身が興味ある分野の業種だったこともあり、企業分析をして事業提案までこぎつけていた。二人にとって、良き経験になったことと思いたい。

by 原田紀久子
老舗企業研究会:京都の職人文化と伝統産業の存続 [2010年12月17日(Fri)]
本日午後からは、京都大学で高度専門サービス研究会とジョイントで老舗企業研究会を開催。講師には同志社大学大学院ビジネス研究科長の村山裕三教授にお越しいただいた。

先生のご専門は経済安全保障のほうだが、西陣で生まれ育った方で、『京都型ビジネス−独創と継続の経営術 (NHKブックス』の著者でもあり、ビジネススクールでは「京都産業グローバル革新塾」を開講されている。

 


この日は「京都の職人文化と伝統産業の存続」と題して、何重もの異なる工程を経て創りだされる伝統工芸に不可欠な職人マネジメントについてお話しいただいた。
職人がいるだけでは、良いものは創りだせない。個性の強い職人をまとめあげ、彼らの潜在性を引き出し、品質管理を行ない、付加価値のある物をつくりあげる「顔を見る経営」が不可欠である。

西陣織などの京都の伝統産業は、技を極めることにこだわりすぎたために商売の視点を忘れ、天皇家と博物館に納めて終わってしまうような文化性重視の落とし穴に入ってしまった。また、一方では、経済性を重視したために中国製の安っぽいお土産物を売るようになり、一時の収益を得ることで終わってしまった企業も多い。
そんななか、海外などの富裕層や文化的理解を持つ層を対象にした製品が注目を浴びつつある。例として、村山氏が開講している革新塾の塾生の取り組みや2009年にパリで開催された「京都の赤展」などが紹介された。そこからは、今後の成功の鍵として、個性の強い職人たちをとりまとめて、売り出していくプロデューサーの存在があった。

また、京都という文化的な付加価値を生かし、危機に遭遇しながらも真似を嫌い、”本物”にこだわる京都人のイノベーションは、海外に目をむけて生き残ってきた実力は、これからも次世代に脈々と受け継いでいってほしいものである。

by 原田紀久子
老舗企業研究会:吉忠 [2010年12月02日(Thu)]
京都大学とご一緒している経済産業省委託「平成22年度産業技術人材育成支援事業(サービス工学人材分野)」で受託している老舗企業研究会を開催。

本日は、吉忠株式会社の代表取締役社長 吉田忠嗣様に講師でお越しいただきました。吉忠といえば、私達の世代であれば、”新婚さんいらっしゃい”のスポンサー吉忠ロマンとして記憶にある人も多いのでは。



吉忠は明治8年(1875)に茂八翁が室町で呉服問屋として創業。大正6年(1917年)に京都でもいち速く株式会社化し、従業員に株式を持たせて経営者の視点を養おうとした。戦時中は飛行機をつくっていたというからすごい。
戦後は二代目吉田忠のときに全面的に婦人服地の製造販売へ転身し、昭和21年(1946年)に島津製作所よりマネキン事業の販売・製作権を取得したことで、現在の事業の大きな柱を築くことになる。その後、マネキン業界大手の(株)英国アデル社を買収。
現在グループ会社の売上は155億円で、そのうちの7割が吉忠マネキンのもの。しかし、マネキン事業そのものは2割、あとはスペースデザインの事業が占めるという。

次々と先を読んで新しい事業に展開してきた歴史を語っていただいた吉田社長は135年続く老舗企業の4代目。
お話がとてもうまく、引き込まれるように聞いているとあっという間に時間がきて、まだまだ聞きたいことが一杯。ぜひもう一度お呼びしようという声で終わった。

by 原田紀久子
老舗企業研究:写真化学草津事業所視察 [2010年11月12日(Fri)]
老舗企業研究で(株)写真化学様に3度目の訪問。
今回は、プロダクトイノベーションカンパニーの白崎社長様とメディアカンパニーの生産本部長の小野様にご対応いただいた。

 

今年の4月からカンパニー制で、独立事業化されたプロダクトイノベーションカンパニーは、LEDなどの電子材料や歯の詰め物などの医療材料など、少量付加価値の材料の撹拌脱泡に対応するカクハンターというすぐれものを扱っておられ、機械の実演をみせていただいた。
なんでも、一瞬にまざるのだ!

また、メディアカンパニーでは、画像処理や大規模印刷機も拝見。有名な女優の笑顔にあるしわが、ソフトできれいになくなるのをみて、すごい!の一言。

両氏には、いろいろ答えにくいような質問もお伺いしたのだが、とても真摯に親切にお答えいただき、さすが老舗企業の品と余裕!という感じがした半日でした。
老舗企業研究会:井筒八ツ橋本舗 [2010年10月08日(Fri)]
当センターが京都大学とご一緒している経済産業省委託「平成22年度産業技術人材育成支援事業(サービス工学人材分野)」で、老舗企業研究会を開催。

株式会社井筒八ツ橋本舗の津田純一社長にご講演をしていただきました。津田社長様は、京都大学農学部で醗酵技術の研究を行なっておられ、京都大学の卒業生。
今日は、後輩の学部・大学院生の学生の前で、熱のこもったお話をしていただき、留学生からも積極的な質問がありました。



当センターの事業を始まって以来ご支援くださっている津田社長。
今日は、心が揺れた若い時代のお話から、今後の事業展開の展望まで、いろんなお話を伺いました。特に思い出に残ったのは、やはりご苦労されたときのお話。津田さんは平成6年に社長に就任され、その年に思い切った投資をして工場建設されました。が、その翌年に阪神大震災が起き、観光客が激減。その一番苦しいときに助けてくれたのは社員だったとのこと。融資先の銀行も一番に駆けつけてこられたそうですが、もちろん、一緒に汗をかくためというより、会社が大丈夫で資金が回収できるか確認が目的です。この時は、津田社長も、社員と一緒に観光バスの運転手に新工場での見学を案内。社員は同志なんだと実感したとのこと。そして、仕入先の方々も皆さん一緒にがんばってくださったとのこと。

こんなお話は、なかなか聞けるものではありません。社員が会社のために必死になるのは、やはり経営者である社長が皆のことを思って日々働いておられる姿があってこそ。仕入先が助けてくれるのも、日頃大事に付き合いをされているから。
それは、津田社長の、「経営者となった以上は、普通の家庭のように一家団欒を楽しむことは許されない生活です。」という覚悟にも現れています。
オーナー社長だからこそある経営者”魂”と決断。心が動くご講演でした。

最後に、ここの”夕霧”というお菓子、すごくおいしいです。本店にしか置いてありませんが、お土産だけでなく、ご自宅でもぜひ食べてみてください。
老舗企業研究:写真化学 [2010年09月28日(Tue)]
本日は、老舗企業研究で(株)写真化学に二度目の訪問。
今回は取締役で、管理本部部長兼経営戦略担当の椹木秀志氏にご対応いただいた。椹木氏は、昭和44年生まれという若さ!
たたき上げの方で、入社されてから10か所ほどの部門を回り、経営企画に所属され、室長を経て、現職に。


創業時の看板の前で


事業内容などについて丁寧にわかりやすい言葉でご説明いただくなかで、オーナー社長だからこそできる決断について改めて認識させられた。また、時代に応じて柔軟に変化する組織文化から、今後もニッチ市場で生き抜いていく力強さと可能性を感じた取材だった。

とかく大手企業に目が行きがちな大学生達に、ぜひ、こういう企業で持っている力をのびのび伸ばして欲しいものだ。若い人達が、安定と引き換えに、大手企業で失う能力に気付いていないのが残念でならない。
経済教育学会 [2010年09月26日(Sun)]
25日・26日と経済教育学会第26回全国大会が、京都橘大学で開催された。

「地域連携や起業家育成と経済教育」と題した分科会で座長を体験させていただいたが、お声掛けした群馬県の前橋国際大学の兼本先生は、学生にも機会を与えたいと2名の学生を連れてきてくださった。

お二人の体験に基づいた感想は、教授陣の発表とはまた違って、とても新鮮で、やはり、若い人は機会さえ与えれば伸びるんだなと実感した。


仮想企業からリアルな企業に成長した繭美蚕(まゆみ)の副社長:久保田槙子さんと蓮沼裕望さん

学会自体は、経済教育学会と言いながらも、キャリア教育や商業教育、起業教育など、分科会のテーマは盛りだくさん。あまりの範疇の広さにびっくりしながらも、アントレプレナーシップは経済教育とは違うのだけどと、思いつつ、議論のテーマをどう経済教育に結びつけたらいいのだろうと戸惑っていただ、あまり時間もなく、あっという間に無事終わってほっとした次第。
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