カツオとたばこと私 [2016年06月26日(Sun)]
第5期経営未来塾が本格化。
「自分は人生をかけて何を為したいのか」という問いに、訳が分からなくなった。 事業構想書が白紙に戻った。ぷしゅーーって音がして頭がフリーズした。 クリックしても、反応しない。あれ。カチカチカチカチ。 --- 帰り道、カエル塾の前にくんばんちゃんの車を発見。 (お、珍しい。寄って、なぐさめてもらおうっと) と、一旦は通り過ぎるが、ぐるっと車をまわす。 (カエル塾は、唐桑の自宅のすぐ手前にある「はなれ」) ちは〜と戸を開けると、とくサンとこうへいもいて、一緒にメシを食ってる最中だった。 「ありゃりゃ、こりゃご無沙汰です。お食事中失礼しやした」 「いいんだ、おめも食ってけー」 「いえいえ、アイサイご飯が待ってますので」 食卓にカツオの刺身発見。 「ば!こうへい、お前はまたなんちゅうもんを食わしてもらってんねん」 「へへ」 くんばんちゃんは立ち上がり、皿にカツオをぱっと取ってラップしてくれる。 「ほれ、みほちゃんさ持ってって、かせろー」 「え、いいんですか?」 「ほれ。たばこも(カートンでもらったから)いくつかけっから。おれとおんなじヤツ飲んだべ、確か」 「え、何そのサービス!いいの!?」 くんばんちゃんは白メシにカツオを数切れ載せて、醤油をこれでもかというくらいぐるぐるぐるとかけて、沸かしたやかんの熱湯をぶっかけた。 これがカツオの最高の食い方。 「いや、かけすぎだから、醤油」 「いいんだ、もういつ死んでも、この人生に悔いなし」 「よくいうよ。ほんで、あと、いきますから。いただいていきます」 カツオの刺身とたばこを両手に持って立ち上がったら、元気が出てきた。 よし。カーソルが動いた。 「だめだ、これ、ちょっとしょっぱい」 一同吹き出した。 |