3月31日をもって、
3年勤めた気仙沼市役所を退職することになりました。
地域づくり推進課の地域支援員(嘱託職員)として、
担い手育成支援事業を立ち上げていただき、
「まち歩き(地元学)」を始めたのが3年前。
事業計画を書くところからのスタートでした。
以降「ぬま塾」「ぬま大学」を立ち上げ、2年半でのべ400名以上の気仙沼の若者に集まってもらいました。本当にありがとうございました。
「行政」という組織の中にて学ぶことはとても多く、日々復興に邁進する、時には身体を壊すまで働く市役所マンたちを目の当たりにしてきました。
行政というと復興の途上においてどうしても批判されがちだったりします。
ただ多くの行政批判が的外れであることもよく分かりました。おかんに対する文句ぐらい稚拙だったりする。
そうそう、現代の地方行政は「お上」ではなく、家で言う「おかん」の存在みたいなもんです。
だんなは、おれが稼いだカネだぞ!と叱りつける。
息子は、おれをもっと見てよ!弟妹にばっかり優しくする!と駄々をこねる。
おかんはとても大きな組織で、たくさんの人がそこで働いています。
巨大事業者で、しかも目立つ。
モットーは、7万人の大家族ひとりひとりに平等であること。
おかんはとても大変で、
とてもやりがいのある仕事だと思いました。
でも、課題も見つけました。
マザコン地域の現状です。
「何かあったらおかんが助けてくれる」これじゃ地方はダメになる。
おかんは、まちの一役割であり、一機能です。
そしてマザコンの原因は、だんなにも息子たちにもおかん自身にもあるなぁと思いました。
あれ、何の話や。おかんの話しになってもてる。
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4月1日からは、一般社団法人まるオフィス代表理事に専念します。
唐桑を拠点に、引き続き気仙沼の地域づくりに貢献する覚悟を新たにしたところです。
地域の若者、漁師、中高生、移住者…
いろんな方と挑戦してみたいことだらけです。
かく言う、まるオフィスが一番マザコンですので(笑)、
まずは私の事業自身が自立することを目指します。
なかなか思うように形にできず、もどかしい日々ですが、
もどかしさは成長痛の証拠だと言い聞かせて、がんばります。
本当に幸せな3年間でした。
当事業を担当してくださった神谷さんはじめ職員の皆様、
まゆみ、しゅんくん、こまち、(ランチ時の)さちを、
本当にお世話になりました。
引き続き、よろしくお願いいたします。
2016.04.01
加藤拓馬
(神谷さん&まゆみと島根視察。この後、神谷さんと大ゲンカになる。笑
そこから「ぬま大学」が始まった)
(あれ、同じシャツ。思わず集合写真を撮ったH28年度「担い手」トリオ)