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指圧とまちづくりの極意 [2014年10月21日(Tue)]

たしか2011年の話。

指圧もやっているまちの歯医者さん、あきら先生ととある飲み屋で一杯やっていた。
あきら先生が語る。
「指圧はね、強引に押すだけじゃダメ。
相手から伝わる抵抗とこっちの指の力がちょうど釣り合うところを探し、」

親指を立てて、下に向ける。
「そこを見つけたら、そこからゆっくり、ぐーーっと押していく」
じわりじわりと指を下げていく。
それが指圧の極意。

話を聞き終えてはっとする。
なぁるほど。酔いのまわった私は唸る。
復興のお手伝いも一緒だ。
復興支援の名に下に、強引にこちらのやりたいことを地元の人に押してつけてはいないか。
地元の人のエネルギー、こちらのエネルギーがちょうど均衡する点をまず模索することが肝要。
押すなら、そこからが一番効く。
押しても押しても一向に効かないときがあるのは、そういうことか。
効かないどころか、地域に「もみ返し」を起こす。

2014年。
まちづくりも一緒だ。人との付き合い方も一緒だ。
今もたまに思い出して大切にしている言葉なので書き留めておく。