• もっと見る

« 2014年04月 | Main | 2014年06月»
検索
検索語句
<< 2014年05月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリアーカイブ
タグ
月別アーカイブ
リンク集
プロフィール

加藤拓馬さんの画像
最新コメント
https://blog.canpan.info/entoki/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/entoki/index2_0.xml
バカにされてもいい。 [2014年05月26日(Mon)]

集団的自衛権について、憲法解釈の変更でこれを可能に。さらに、それを私的諮問機関と閣議決定をもって首相が推し進めようとしている件について。

年末の「特定秘密保護法」騒動に関しても、ここで何かしら記事を書こうとしたが思いとどまった。遠東記であまり政治のことを書くのは適切ではない、と思ったから。
しかし、あれから半年。何かしらブームが去れば忘れっぽいこの国なので、ここでやっぱり言及しておきたい。自身の記録として。


1つ。具体的な話。
アメリカに守られてばかりでは対等ではない、という意見について、基地問題を常に念頭においてほしい。望まれることではないが、沖縄をはじめ、すでに日本はかなりの犠牲を伴って結果的に(米主導の)東アジアの安全保障に貢献している。
それを忘れちゃいけない。

ロシアが西に手をのばし、中国が東に手をのばし始めた。
アメリカはフィリピンに再軍備。
残念ながら、この歴史の変わり目を、感情のものさしではなく、世界史のものさしで捉えている大学生は少ない。「幕末」を知っていても「冷戦」を知らない。最高学府にいる若者として、もっと興味をもってほしい。平和も過ぎる。

1つ。理念の話。
軍事的な圧力を外交のカードにするのはもう時代遅れだと、胸を張って言える国であってほしい。「集団的自衛権が抑止力になる」なんて、もっともらしい暴論だ。
歴史を進めてきたのは、「軍事力」ではなく「理念」だ。

安保法制懇のあるメンバーが言う。「日本を普通の国にしましょうよ」
日本人は「普通」という言葉に弱い。
一方で、戦争することを「普通」だと公然と言える国になってしまった。
そんな「普通」を否定するような、安全保障先進国であってほしかった。


バカにされてもいい、
ジャップは卑怯だと罵られてもいい、
結果、国家のプライドが傷ついてもいい。
ただただ、日本人が外地で外国人を殺すような国にだけはなっちゃいけない。

「いい?戦争だけは絶対やっちゃいけないんだよ。
ほんとうに、食べるものも着るものも、なぁんにも無くなっちゃうからね。」
唐桑の90のばあちゃんたちは、今も涙を眼に浮かべてそう語る。
立教大学ゲストスピーカー [2014年05月23日(Fri)]

5月27日、気仙沼市地域支援員として
立教大学で授業をさせてもらうことになりました。
本当に貴重な機会。

=====
5/27(火) 10:45〜12:15
@立教大学池袋キャンパス
テーマ「東日本大震災復興支援とまちづくり」
=====

今回から、この手のプレゼンテーションを刷新。
地域(地方)で活動する学生を増やしていきたいです。
6月8日「気仙沼を元気にする会」@東京(リベンジ) [2014年05月12日(Mon)]

6月8日、東京・神保町にて「気仙沼を元気にする会 気仙沼なう。」が開催されます。
そこで市長らと一緒にゲストとしてスピーチさせていただきます。

テーマは、気仙沼にIターン・Uターンした者それぞれの「気仙沼なう。」…!?

是非ぜひご出席ください〜※要予約です!
詳細はこちら↓

「第6回気仙沼を元気にする会」
 http://genki.ksn-b.com/


(そう!これは昨年10月台風で中止になった企画のリベンジです!)
ようこそ消滅可能性都市へ [2014年05月09日(Fri)]

深夜、カタカタとNewパソコン Macbookを叩いていると、
聞き慣れない言葉がテレビから流れてきた。聞いたことがない割には、パッと反応してしまった。
「おっ、ついにか」と。

「消滅可能性都市。全国896自治体で2040年までに20〜30代女性が半減…」

有識者集団がこういう試算を発表した、というニュースだった。
限界集落なぁんて、なま優しい言葉じゃない。
「消滅」するらしい。
そこでこんな言葉も急浮上しているらしい。「極点社会」。
都市部以外の国土に人間がいなくなる社会が現実味を帯びてきたらしい。

朝市役所に登庁すると、同じニュースが河北新報の一面トップニュースを飾っている。
ネットで調べると、気仙沼市で減少率64.7%。県内でも高い数字。

それにしても「20〜30代の女性が半減するとその自治体は成り立たなくなる」という考えは勉強になる。
意訳すると「若い女性がまちの未来を握っている」ってこと。

---

今日の気仙沼NPO/NGO連絡会で、これまた興味深いセンテンスが。
「かつて自治会への入り口はPTAでした。今はそのPTAが機能しなくなりつつあるから、自治会もいつまで経っても世代交代できないんです」

やっぱりそうなんだ。やっぱり「若いママがまちのカギを握ってる」ってことか。
最近、じじばばの自治会と若ママPTAの馬が合わないケースがあるとかないとかという話を耳にする。
昔どおりのやり方で昔どおりやっていたら、いくら子育て環境を整えたところで、ママが集落コミュニティに参加してくれるとは限らない。かと言って従来の秩序を否定しちゃいけない。
難しい。

奥さんが東京から唐桑に引っ越してきて4日が経った。
ようこそ社会の最前線「消滅可能性都市」へ。

なんとかせんと。