CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

« 2011年10月 | Main | 2011年12月»
検索
検索語句
<< 2011年11月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
リンク集
プロフィール

加藤拓馬さんの画像
最新コメント
http://blog.canpan.info/entoki/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/entoki/index2_0.xml
湯たんぽ [2011年11月25日(Fri)]

ホント寒い。
何が寒いって、この拠点のプレハブ小屋(通称:ホーム)が寒い。
中はストーブで暖かいのだが、床や壁からひしひしと冷気が伝わってくる。
完全になめていた…
防寒工事のワークキャンプをしたい。誰か4〜5人で来て、やらない?

私が馬場さん宅の倉庫の一室(通称:office-tkm)で寝泊まりし、亮太は第二プレハブ小屋(通称:癒し屋)で寝泊まりしている。
そして、きのう亮太がダウン。血痰が出たと病院へ。夜は馬場さん宅で休養。

それにしても、唐桑のウワサは怖い。
私が風邪をひいたなら、数日後にはいろんな人から「風邪、大丈夫?」と聞かれる。
「誰から聞いたんですか?」と尋ねると、「ふふ、唐桑は狭いから」とニヤリ顔。
今回の亮太の件も、「亮太が吐血した!」と話ばかりデカくなって飛び回る。笑ってしまう。
怖いが嫌いではない。

---

最近は深夜に一人PCをカタカタ打って作業することが多くなった。
風でガタガタと音が響く。
プレハブから倉庫まで歩いて帰る。雲が厚い夜は、一切が見えない暗闇だ。
本当に何も見えない。「見える」ということが何なのか分からなくなるほどだ。
雪原のホワイトアウトならぬブラックアウト。
ケータイでパッと足元を照らす。
足と足の先1メートルのみ視界が開ける。

いつからこんな生き方をしてきたんだろう。先が全く見えない。
先1メートルだけ見て生きている。
こんな世の中じゃ、みんなそうなのかもしれない。ざざざと波の音だけ耳に入る。

寝床につくため、布団をめくる。もわっと温かさが。
「あれ」
布の袋が置いてある。湯たんぽだった。
馬場さんが入れてくれていたようだ。うわぁ。
「あったけぇ」
足より心の方が温まる。馬場さんありがとう。

私には、こうやって誰かに気にしてもらって、休める場所がある。
これさえあれば、先が見えない恐怖すらワクワクに変えられる。

…と自分に言い聞かす。
高台移転と新聞屋さん(秋のまとめシリーズ1) [2011年11月24日(Thu)]

遠東記第二章、本格始動。

秋が来てから、活動はガラッと変わった。
過去に「草雲雀」という記事を書いた。(参照記事「草雲雀」)
どう具体的に変わっていったのか。「秋のまとめシリーズ」と題し、ゆっくり書いていく。

活動のフェーズは「復旧」から「復興」へ。
活動の対象は「ガレキ」から「人の心」へ。
そして、
活動のキーワードは「出会った人をつなぐ」=「町づくり」へ。

9月16日の日記にこう書いてある。

「今までは、ボランティアとして
“平等に、平等に”…
でも、これからは違う。
自分の好きな人、ほれた人、
この人と一緒に何かやりたいって思える人。
そんな人と協働していきたい。」

そこで、2つのキーワードに魅かれ始める。
「高台移転」と「まちづくりカンパニー」。

---

「もう一度、みんなでここに住みたい」
高台移転にかける想いだ。住民のコンセンサス(合意)をとりながら、近くの高台への移転を模索・希望している。
その故郷にかける想いが大好きで、期成同盟会の総会や住民の集まりに顔を出している。

ただ、平地→平地の集団移転は過去にいくつか例があるのだが、平地→高台の集団移転(要は高台移転)は過去に例がないとされる。国も自治体も住民も探り探りの状態で、予算や土地の問題が浮上している。
具体的に唐桑では、大沢地区、舞根1区、舞根2区、鮪立が手を挙げている。

大沢では、住民が希望する移転先と三陸道の建設予定地が被っている。これは問題。
大沢における集団移転の期成同盟会会長は現在仮設暮らし。他地区に比べ若い方だ。「帰っぺす大沢さ」を合言葉に、その想いを熱く語る。ごちゃごちゃした難しいことは嫌いな人で、話していて気持ちがいい。

また、現在取り残された在宅の方もいる。彼ら在宅がコミュニティから孤立している状態を何とかするのが最優先。移転場所の選定は、難しい。

9月には、「防災集団移転促進事業期成同盟会の唐桑町における連携について」という仰々しいタイトルの文書を勝手につくり、地元の人に見せたりもした。
高台移転のために切り崩した土砂を、(高台移転の声の上がってない)他地区の盛り土に使おう。そのための大沢・舞根二頭プラン。「高台移転」と「道路建設」の連動…などなど。
地元の畠山新聞屋と一緒にあれこれ意見を出し合った。

---

ここで登場しました畠山新聞屋。彼はすごく魅力的なことをしている。
震災から数ヶ月。息もせず短距離走を駆け抜けるように日々格闘した唐桑に、疲れが見えていたころ。
同じく息切れしてしまった彼はしばらく力を抜いた後、「これじゃいけない」と精力的に町内を回り始めた。

彼は集金をしながら、いろんな人の話を聞いてまわる。傾聴ボランティアのような役回りなのだが、同じ唐桑人による「新聞の集金ついでの立ち話」というごく自然な形だ。地元の人からしてみると、ボランティア以上に彼はよき話し相手となった。おしゃべり好きの彼にとっても、悪くないはずだ。
「集金さ行く先々でお茶っこして話し語りしてたら、時間がかかってかかって…」と彼は嬉しそうに笑う。

だが、その先々で聞く話は悲観的な話題が多かった。
そこで彼は言う。
「たまにゃ夢みてぇな話すすねぇっすか」
彼は高台移転の話、かさ上げの話、みんなでもう一度ここに住める日のことを語る。「あぁ、確かに…いいねぇ」聞く側も妙に明るくなる。
嘆くべき現実を嘆くのは、確かに埒の明かない作業だ。

お金を集めながら、夢を配る新聞屋。素敵な話ではないか。

また、彼は高台移転の情報屋でもある。
「○○地区で、こういう動きがあったぞ」
情報収集の中で得た動きを、私にも教えてくれる。
…と言うとスパイっぽいが、残念ながらそんなカッコいいもんではない。せいぜい傍観者だ。
新聞屋と私は、高台移転を進める地区どうしの連携を目指すようになった。
唐桑にいるからには、声を併せ、増幅させ、中央に届けるしかない。
彼は、そのフットワークの軽さで、あっちとこっちを繋げようとする坂本竜馬だ。
一回忌 [2011年11月15日(Tue)]

冬が来た。

東京、奈良で報告会を済ませ、きのう唐桑に帰ってくる。
報告会に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

唐桑に着いて、まず思ったこと。みんなの服装が違う。完全防寒。
4月を思い出す。4月も私にとっては真冬並みだった。

今朝、気分が悪くて目が覚める。どうやら夜中に布団を蹴飛ばしていたらしい。
一晩で見事に風邪気味に。
最高気温は10℃いくかいかないかくらい。
今晩は小雨に交じって、雪が舞った。
「あ、ほら雪、雪!」地元の人も声をあげる。
「今年はまだ暖かい日が続いた方だよ〜」と言いつつも、地元の人も「寒い」しか言わない。

どうやら東北をなめていたらしい。

---

11月13日。
中国のある村人が亡くなって、1年が経った。
一回忌飲みを開く。

そのじいちゃんの死が、自分にとっては今回の唐桑につながっている。
長い長い1年だった。
酔いが回ると、いつの間にかみんな涙を流していた。

これでいいんだ。
じいちゃんに恥じない生き方をそれぞれが模索する。
毎日毎日模索する。正直しんどい。
でも、それでいいんだ。

自分の生き方を自分で決める毎日。仲間と呼べる仲間と決める毎日。
こんな幸せなことはない。こんな自由なヤツはいない。

だから、感謝しよう。ひとつひとつ丁寧に。
感動を忘れる [2011年11月10日(Thu)]

唐桑の入口、只越地区。
町は全壊し、今は破壊された水門が虚しく海に浮いている。

只越のT字路を右折すると、舗装されていない道路が一部ある。波で破壊された後は、土砂で何とか応急処置をしてきた。
そのため、そこを通る度にガタガタと車は揺れ、土埃まみれになる。
そこを通る際は必ず徐行して、車の窓は閉める。
埃を被らずして、唐桑半島に入ることはできないのだ。

いつまで経っても、そこはコンクリで舗装されることはなかった。

それが、つい先日、舗装された。
画期的なことだった。思わず声を上げたほどだ。

---

地元人のベッチとそこを通ったのは、11月2日。東北大学で講演を終え、仙台からの帰り道だった。夜。
「ここ!ついに舗装されたねぇ。いや、なんとも感慨深いね。感動しました」
「そだね。なんかもの寂しいよなぁ」
寂しい?

車はスムーズに通過した。
ベッチは言う。
「この感動も忘れていくんだろうなって思って」

道が舗装されたことの感動。
ガレキがなくなった感動。
電気が戻った感動。
水道が出る感動。
メシがある感動。
命がある感動。

全ての当たり前が当たり前じゃなくなってから、8ヶ月。
また徐々に当たり前に戻りつつある。
そして、その当たり前に対する感動が忘れられていく。

まぁそれも復旧の一つだ。
11月11・12日 [2011年11月07日(Mon)]

11月の報告会です。
11日は東京で、12日は奈良で行います。
関西圏の方、お待ちしております!
詳細は、コチラです。

拓hiraku 活動報告会
http://hiraku-project.net/report2.php

-------

FIWCの活動報告はコチラ。
http://fiwc.jp/blog/

拓〜加藤拓馬を支える会のHPはコチラ。
http://hiraku-project.net/

カンパは下記の口座にお願いします。
ゆうちょ銀行 店名008
店番008 記号10050 普通貯金4495032
『拓〜加藤拓馬を支える会』  *拓は『ヒラク』と読みます。

拓運営事務局 担当:郭
mobile:090-2521-1987
mail:teruaki07@gmail.com