たくらみ [2014年12月10日(Wed)]
遠東記がさっぱり更新されない、と地元の人に注意される。
ありがたい。 「第四章」が始まって1年半以上が経つ。第五章が見えてきた。 −−− 「たっく、ごめん今沖から帰ってきたばりだ」 いいっすよ。あったかい缶コーヒーでも買って浜いきます。 と電話。 そのまま仕事を早めに上がって、唐桑のとある浜に降りていく。 カッパ姿の若手の漁師さん2人。 海から数メートルのところに建つ工場?番屋?の中で、3人で作戦会議が始まる。 左手はたばこを持つためかじかむ。右手はペンを持つためかじかむ。 「ユウギョっていくらくらいっすか」 「2月って作業は何でしたっけ」 「んで、オカでソギカタすんのいいっすね」 話は進んだり、逸れたり。 ガタガタと外でフォークリフトの音がする。 先輩の漁師さんが来たようだ。 「あー、来たぞ。『おめぇだづ、なぁに悪だくみしてんのやぁ』って語られっぞ、これ」 と若手の2人はにやにや。 先輩の漁師さんもよく知った御仁だ。 「どーもです!」挨拶する。 先輩は入ってきて3人を見るなり、 「おめぇだづ、ナニたくらんでんのや」 と低い声で一言。 思わず3人は笑う。 最近、すっかり漁師さんと「作戦会議」もとい「たくらみ」をすることが多くなった。 唐桑も初雪が降った。 |