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酔ってる人 [2018年12月24日(Mon)]

数週間前の話。

「大丈夫です。たまには歩かないと」

と、ほろ酔いで家を目指す。
7月に越路(こえじ)集落に引っ越して、初めての冬。

小野医院から鮪立方面に入る。
院内のぼんやり青い灯りを最後に、ここからしばらく街灯がないブラックアウトゾーン。

今日は晴れてるので星明かりでなんとか行けそうだ。
ポケットから取り出しかけたケータイ(灯り)をしまう。晴れてる分、冷えてる。

目が慣れてきた。いよいよ空が明るいことに気づく。やっぱりなんとか行けそう。
よしよし、とちょっと怖い気持ちをしまう。

車が一台やってくる。道路がざっと照らされる。明るい。ありがたい。
足を進める先が見えた。
が、車が通り過ぎると一変、全く見えなくなった。

しばらくするとまた目が慣れてきた。
ヘアピンを越えると、左右の雑木から早馬山の輪郭と星空が開けた。

すっごい星が多くて、びっくらこく。
なんじゃこりゃ。いつも一人勝ちしてるオリオン座が紛れてしまうくらいの星の量だ。
足が止まる。

光を照らしゃ足元は見えるけど、遠くの光が見えなくなる。
光を消して目を慣らさないと見えない大きな光がある。

ここ150年、まちは足元を照らす電灯を得た。安全かつ便利だ。
こっから150年は、どうだろう。
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