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スイスに行っちマッターホルン@「地域経営」 [2016年05月18日(Wed)]

2016年3月。
羽田を男9名で発った気仙沼視察団は、ジュネーヴで1名合流し計10名、やっぱり男だらけでツェルマットを目指した。
ジュネーヴからは鉄路。弓形に東西に延びたレマン湖をなぞるように東進すること2時間半、フィスプ(Vips)で乗り換え山脈の隙き間を南下すること1時間。
「あれがマッターホルンか?」「いや、あれがマッターホルンだよ」
「いんや、あれこそマッターホルンに違いない!」
途上、尖った山を見ればマッターホルンだと命名。そんな冗談を飛ばし合っていると、ぐんぐん列車は山を登り始めた。

標高約1,600m、人口5,700人のまち、ツェルマット。
スイスの南端にあり、マッターホルンを臨む山岳リゾート地だ。
3,000m級の山嶺に挟まれた谷間の終着点がこのまちだ。
本物のマッターホルンは、まるでうつむき加減にまちを見下ろす孤高の巨人で、ニセ・マッターホルンたちとは比べ物にならなかった。とてもシャイで、天気のいい日しか姿を見せないんだという。

こうして私たちの観光先進地スイス・ツェルマット視察が始まった。
キーワードのひとつは「DMO」。
ディスティネーション・マネジメント&マーケティング・オーガニゼーションの略で、着地型観光の新たな仕組みとして注目されつつある組織形態だ。ツェルマットがDMO先進地とされる。
従来の日本の観光地の「KKO(かん・経験・思い込み)」(by大社氏)を脱却して、「経営」の観点から地域のマネジメントとデータ共有に依るマーケティングをしましょう!というもの。

どういうこっちゃねん。

視察団の森さんは帰国後こうブログに書いている。
「DMOとは、地域ブランドをダイレクトマーケティングしていきながら地域側に人とお金を呼び込むシステムのことを言うんですね。」

この論点は、観光だけに留まらず、地域づくり全体に関わる重要な投げかけだ。
これからの地域づくりは、決して行政だけが行うものでも、住民が志と奉仕の精神だけで行うものでもない。まるで会社を経営するように有機的に人と資源を掛け合わせていく、という視点が必要になる。
シホンシュギはあまり好きではないが、興味深い。

そういうこっちゃねんで、私たちは、ツェルマット在住の地域経営プランナー&観光カリスマの山田桂一郎氏を訪ねた。

ツェルマットでは、主に5つの組織:役場、宿泊協会、鉄道会社、索道(ロープウェイ等)会社、観光局、そしてブルガーゲマインデが協働で「地域経営」を執り行っている。いずれも外資は入っていない。
このブルガーゲマインデ(英訳:Civic Community/和訳:住民の共同体)がキーとなる。事業者や地主らの共同体で、地域振興の企画を協議する。いわば地域の「OS」役だ。
どういうこっちゃねん。

この1週間で感じたことを、まだまだ消化吸収できていないので陳腐な所感であるが、印象に残った言葉をもとに書く。

つづく

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【ツェルマット視察メンバーによる報告会やります!】
今年 3 月 21 日(月)~28 日(日)に実施されたスイス視察メンバーによる報告会を開催します。スイスでの学びの共有に加え、DMOとは何なのか?の説明、また今後この知見を気仙沼市でどのように活かしていくべきかの提言なども行う予定です。

日 時:5月25日(水)18:30〜20:30
会 場:気仙沼市役所ワンテン庁舎 大ホール
参加料:無料

<お申込み方法>
以下問い合わせ先に 事業所名・連絡先・受講者氏名をお知らせの上、お申込みください。
一般社団法人リアス観光創造プラットフォーム
TEL 25-7115 FAX 25-7119 info@rias-kanko.com

主 催:一般社団法人リアス観光創造プラットフォーム

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※私もプレゼンするので、是非聞きに来て下さいネ!
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