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農山村から『未来』を学ぶ

これからの未来に必要な智恵は、今、消えようとしている農山村コミュニティにあります。それをどうやって伝えよう?
中山間地域集落の維持再生を支援する『NPOひろしまね』スタッフの森えりかのブログです。


農村未来会議@ [2008年01月22日(Tue)]

中国太郎、江の川の悠々たる流れ(昨年秋撮影)




 もりです。

 ここ数日、事務所周辺は断続的に雪模様です。
 氷点下まで気温が下がる夜、布団の中では、ペットボトルの湯たんぽが欠かせません!
 朝起きるときまでほかほか〜・・・
 そして、そのまま布団に入れておくと、なんと夜になってもまだあったかい!!

 恐るべし、湯たんぽのソコヂカラ・・・



 さて、今回から3回かけて、昨年開催した『農村未来会議』のご紹介をしたいと思います。
 
 これは、今年度農林水産省の事業採択をいただいている『いなかインターンシップネットワーク事業』の一環で開催したものです。

 また、ひろしまねとして一昨年より参画しているチャレンジコミュニティ・プロジェクトの『いなか部会』としての初会合でもありました。
 チャレンジコミュニティ・プロジェクト(事務局:NPO法人ETIC.(東京))
 http://www.challenge-producer.net/


 テーマは、農山村や中山間地域といった『いなか』地域の現場に、若者はどう関われるか、あるいは、そのためのコーディネートのあり方や、インターンシップをはじめ様々な手法でいなかと若者の“つなぎ役”を実践している団体・人同士がヨコにつながり、連携しながらより良い方向性、手段を考えていこう、ということ。

 現在こうした動きを『いなか未来会議ネットワーク』として全国に発信、協力団体の募集を行っています。

 『農村未来会議』は、こうした取り組みの中で初めて開催した集合研修&全国会議でした。


 【第1日目】11月30日
 11:00 JR広島駅集合→マイクロバスで広島県三次市作木町へ移動
      途中、バス車中で「手作りいなか弁当」と
      「作木産はぶ草茶」で昼食 
 13:00 江の川カヌー公園さくぎ到着
      わかたの村さくぎ
      中山間地域の仕事に触れるワーク(名人ツアー)参加
      @イノシシ猟コース
      Aこんにゃく・はぶ草茶加工コース
      B原木シイタケ栽培コース
      C伝統の炭焼コース
 17:00 美郷町の潮温泉で入浴
 19:00 邑南町下口羽の古民家『大草の家』到着
 20:00 昼のワークでGETした食材を調理、交流会
      ワーク振り返り


 @イノシシ猟コースの様子 
 
  

 
  

 戦慄の走った猟現場の興奮に、
 おいしいイノシシのお肉に、
 心温まる人との出会いに、
 大・大・大感動〜!!!の3人でありました。
 
【チャレコミいなかネットの最新記事】
農村未来会議A [2008年01月22日(Tue)]



 Aこんにゃく・はぶ草茶加工コースの様子

 
 
 

 半日の体験で“ウルルン滞在記”を地で行った2人でした。




 C伝統の炭焼コースの様子

 
   

 手作りの炭窯で焼かれる木炭の美しさは芸術品のようでした。
 


歴史との出会い方 [2008年01月19日(Sat)]

「田舎だから出来るものづくり塾」
石見銀山見学の様子



最初に、世界遺産センターで中田さんから
石見銀山について基本事項のレクチャーを受ける。






車で銀鉱山が集中する『仙ノ山』の南斜面中腹へ移動。
ここは来春から新たに一般公開が予定されている
「大久保間歩」の入り口地点。
大正期に大規模に掘削された場所。
冬場はコウモリさんたちのねぐらになっているので
立ち入り不可なんですって。





迫力の精錬所跡。
左上の方が見えにくくなっていますが、
階段の奥に、戦国時代に掘られた巨大な岩盤が
ダイナミックに現れます。
この辺りには家屋跡も多数出土しており、
一大銀鉱山街が栄えていたそうです。
この山奥に、当時はどんな暮らしがあったのでしょうか・・・
想像力がかき立てられます。






「露天掘り」と呼ばれる、採掘跡。
岩と岩の間が裂けたように窪んでいます。
そこにかつて銀鉱脈があり、鉱夫が手掘りで掘り抜いた跡に
土や木の葉が溜まった状態になっています。
石見銀山の中でも最も古い採掘跡の一つ。






雪の残る寒い山道を歩き、阿部家に帰ってきたら、
登美さんがホカホカの小豆ぜんざいを作ってくれましたドキドキ小
ココロもカラダも、ほこほこ〜です。
いつも立ち振る舞いがとても綺麗で可愛らしい登美さんです。




財産となる時間 [2008年01月17日(Thu)]

石見銀山大森町 阿部家のお正月のしつらえ



12〜13日は、石見銀山へ行きました。
昨年末から大田市大森町の「石見銀山生活文化研究所」で開講されている『田舎だから出来るものづくり塾』(主催:中小企業基盤整備機構)に参加するためです。

「石見銀山生活文化研究所」は『群言堂』というブランドを全国に展開するアパレルメーカー。
小さな山間の村での丁寧な暮らしの美しさ、豊かさ、地域に生きる哲学・・・未来に活きる創造力溢れるヒントを発信し続けている、あこがれの会社です。
株式会社 石見銀山生活文化研究所
http://www.gungendo.co.jp/


講座は4回連続で、研究所所長の松場登美さんから、"田舎だから出来る"ものづくりの極意を教わります。



第2回講座の今回のゲストは『世間遺産放浪記』の著者で
写真家の藤田洋三さん。(左から2人目)
登美さんが暮らす『阿部家』は県の重文指定で築230年の
代官所役人遺宅です。
写真は、土蔵と棟続きに増築された書斎で講師を囲んで談話中。
右端が登美さん。





二日目午後の講師は、大田市世界遺産センターの技師
(学芸員的役職)の中田さん。銀鉱山遺跡をガイドしてもらったあと、
会場の土蔵に戻って、登美さんも加わり、
石見銀山の価値と課題に付いて議論。
大森はいま「世界遺産正念場」なのであります。





毎回恒例の、素朴で贅沢な夕食&懇親会。
講師、受講者、研究所社員も加わって、
滋味深い手料理・地酒に舌鼓。

研究所に集う人々はみな心優しく、強い信念を持ちながら
かつ、しなやかで力強い、味わい深い人間味に溢れる方々ばかり。
おいしい食事にたのしいお話、パワーを与えてくれる人との出会い・・・
そのすべてが心の隅々に染み渡り、自分が変わっていく瞬間を
感じられる、至福の時間です。




里山再生PJ、大詰めです。 [2008年01月13日(Sun)]


新年が明けて、平成20年!
今年度も残すところ、あと3ヶ月弱となり、NPOでは各事業の取りまとめ作業が大詰めを迎えています。

今年度から3ヵ年の計画で始まった『限界集落』支援社会実験(通称『里山再生プロジェクト』)、初年度の報告書の取りまとめを前に、その内容やプロジェクトチームとして全国へ発信するプロポーザルの方向性について議論する戦略会議が開かれました。

議論が白熱したのは、やはり『限界集落』のとらえ方と、そうした地域も含めた中山間地域の将来ビジョンをどう描くか、という点。
以下、その主な議論内容。
  
 ◎『集落』とは何か? 
 ◎『限界集落』とは、何が「限界」なのか?
 ◎いま、規模縮小する地域において守ろうとするもの(こと=主語)」は何か?機能か?生活か?それともまた他のことか?
 ◎来年度、各省庁から重複して漏斗的に投下される巨額の事業を、どう整理し回していくべきか。(無計画な投資で現場が潰されかねない危機的状況+実体のない『集落』を「守れ!」という一方的・高圧的なベクトル…への対応、オルタナティブの可能性)

 結局
 「いなかのムラが消えて、何が悪い?」
 「農村の再生はなぜ必要か?」
 という問題に対しての社会的コンセンサス=価値認識をどう構築するか、ということが最大の課題である、ということが再確認できました。(個人的に)


 なお来年度から、ひろしまねの取り組みをモデルに、地域を総合的に支援する機関を立ち上げる取り組みに対して島根県が補助する新規事業がスタートします。
 ひろしまねはそれらに先行するかたちで、引き続き『集落支援センター』立ち上げ&運営に取り組みます。私の個人的な希望は、その中で、小さくとも確実な「収益事業」をスタートさせることです。



 『限界集落』は、現代社会の荒波の只中を漂う、難破沈没寸前の古びた箱舟の様相です。それでも私たちは希望を捨てず、なんとか生き延びようと必死に舵を取り、力を合わせて櫂を漕ぐ、船員のようです。

 ひろしまねスタッフ一同に、二人三脚で動いている中山間センター研究員の3方、さらに、島根県庁地域振興部の面々。それぞれ個性的に動きつつ、また春からはさらに一層のチームワークが試される第二幕の幕開けとなるでしょう! 引き続き、お世話になります!





会議の後は、センター課長とひろしまね事務局長による、
サプライズ尺八セッション。(←長かった…)






 
昨日は、帰宅後久しぶりになじみのBar『くう』へ。
飲んだのはシングルモルトスコッチウイスキーROSEBANK。
現在は蒸留所が閉鎖され、プレミアがついているのだとか。
かすかにシェリーの甘い香りが漂う。濃厚な味。美しい黄金色。
やはり、おいしいものは、うつくしい。


雨に煙る松江の街を眺めながら、
過去のことや未来のことを考えました。






新年の。 [2008年01月08日(Tue)]



 新しい年!
 明けました!
 おめでとう。

 って
 遅いか。


 さて。
 「今年の抱負は・・・」
 と考えていて、ふと
  『抱負』
 という漢字が不思議になりました。

 『負け』を『抱く』・・・・
 いいなぁ。

 よし。
 今年の抱負は
 『たくさん負ける』
 にしよう。

 『負け』をいっぱい
 抱きしめよう。


 

 本年もどうぞ
 よろしくお願いします。


 もり



ゆく年くる年 [2007年12月27日(Thu)]
 


 たいへんご無沙汰しておりました、もりです。


 夏の終わり〜秋〜初冬にかけて、怒涛の仕事ラーッシュ!!
 


 で、
 気がつけば、もう今年も終わり・・・

 そんなうちにNPOの今年度分事業も、無事に8割方終わって、ホ〜ッ・・・
 
 でも、気を抜く暇もなく、次へつながる動きも、着々と始まっています。
 (来年はさらにパワーアーップ!しますよ〜音符
 


 で、
 また、ぼちぼち、ブログ書きます。
 (山陰の冬は、デスクワークが似合いますし) 
 
 遅くなってしまったけれど、
 充実した今年後半期の振り返りもかねて、
 少しずつ、もりの動きのご報告をしていこうと思います。
 


  写真:師走といってもやっぱり静かな口羽地区。
  日頃はのんびりムードのJA購買部だけは、年末特売でにわかに活気づいてました。
 
帰って、戻ってきた。 [2007年10月25日(Thu)]

都会に帰ってきました。私の生まれた街です。


人よりもイノシシやサルのほうが多い山奥にいつもいるもので、突然1週間も人ごみの中にいたら、さすがに疲労困憊・・・ それでも、たまに賑やかな都市にやってくるのは、刺激があって楽しいのも、事実。


以前は、
『日常は都会で、ときどき息抜きにイナカへ』
が理想だったけど、いつの間にか
『日常はイナカで、ときどきはしゃいで都会へ』
が自分のライフスタイルになっています。

地下鉄とか、満員電車とか、狭くて人いっぱいの地下街とか、
『大地震が来たらどうしよう』『大事故に遭うかもしれないな』
と無性に怖くなります。




先週から飼っている2頭の牛たちに早く会いたくて、急いで帰ってきました。

山の秘密に出会う旅 [2007年10月15日(Mon)]
10月7日、本年度三次市作木商工会と一緒にお仕事させていただいている『わかたの村さくぎ名人ツアー』の第1回が開催されました。

当日は好天に恵まれ、朝からハイテンションで動きました!

体験コースは
@ナバコギ(キノコ採り)体験(指導:牧原利浩名人)
A林業&循環型農業体験(指導:牧原勉名人)
B造園・剪定体験(指導:谷口尚名人)
C酪農&農産物加工体験(指導:橋本洋資名人)
の4コース。


私はスタッフの一人として、3人のお客さんと一緒に
A林業&循環型農業体験
に参加してきました。

林業体験は、名人の牧原さんについて普段素人は歩かない山道を行きます。


このあたりには、たたら製鉄のために造られた樋などの遺構がありました。



栗の木を説明中。
腐りにくい栗材は家の土台部分によく使われること、などなど。





そして、今回のツアーのクライマックス!!



『奥山のケヤキの大木』!!
息を呑むほどのモノスゴイ存在感です!!




あああ・・・ステキドキドキ小





午後はもち米の稲刈り&ハデ干しをしました。

名人の牧原さん(左一人目)、林業一筋50年!スゴイッす。
壮大なスケールで自然との共生を本気で考え、実践しています。

ありがとうございました!
秋の味覚探し!C [2007年10月06日(Sat)]

本日の戦利品
何と豊かな恵みの数々!






   

さっそく調理に取り掛かります。








完成!おいし〜です!!









本番は10月27〜28日。
参加したい方は、このブログのコメントに書き込んでください!


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  【里山再生ワークキャンプ第二弾】
   ―――《『里山の恵みを楽しむ日』@日南川集落》―――

  修復した古民家を拠点に集落を散策し、秋の恵みを集めて遊ぼう!
 地域に眠っている資源を楽しみながら探し、今後それを活かすためには
  どうすればいいか?新しい方策を考え提案するワークキャンプです。
     (日中、地元住民が開いている秋祭りにも参加する予定)

  日時:10月27日土曜日 〜 28日日曜日
   場所:邑南町上口羽(日南川集落)(広島県三次市から車で約40分)
  その他:宿泊・食事は無料。(お風呂は地元の温泉!)
   【地図】島根県邑南町下口羽
 http://maps.google.co.jp/maps/ms?mapprev=1&ie=UTF8&om=1&msa=0&msid=117129671719249943648.00043b2d7cc65d9d8d94a&ll=34.85573,132.665577&spn=2.875776,3.175049&z=8
       
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