アジア太平洋地域エコツーリズム会議inスリランカ[2009年05月07日(木)]
アジア太平洋地域エコツーリズム会議(Asia Pacific Regional Ecotourism Conference, APREC)が5月7-8日にかけてスリランカの首都コロンボGalle Faceホテルにて開催されました。同国では北部におけるタミル人のLTTEが武装するなど、緊張が高まっていましたが、政府軍の完全なる警備で会議は無事行われました。
主催は当協会でも講義して頂いたパリサ氏が会長を務めるスリランカエコツーリズム財団、協賛はスリランカの観光省、コンベンションビューロー、開発局、国際エコツーリズム協会です。後援はセワランカ財団、サバラガムワ大学等国内の団体多数。今回の焦点はアジア太平洋におけるエコツーリズム関係者(政府機関、専門家、民間事業者、大学等)間でのネットワーキングと産業の推進、貧困撲滅、自然保護等エコツーリズムの活用法におかれました。

エコロッジ協会では、全体会議において「上級市場における訪日観光客向け地域住民主導のエコロッジ開発」'The Developement of Community Supported Ecolodges for Up-market International Tourists' について講演をしました。
講演内容は;
1)国際的に伸びている観光客数
2)通訳案内士法
3)エコロッジワークショップ
4)登録認定精度
5)上級市場の開拓
6)エコツーリズム推進法
1)国際的に伸びている観光客数
日本ではビジットキャンペーン等訪日観光客の誘致で毎年約100万人ほどの伸びが近年で見られます。マスツーリズムを後押しし、サービスの質より量を重視した政策で、これに伴って増加する環境負荷に関しては何も対策がないのが現状です。リーマンショックや豚インフルなどで多少の旅行客の減少が見込まれるものの、以前その数は上昇すると考えられます。
2)通訳案内士法
わが国では1949年から通訳案内士法(旧通訳ガイド法)が存在し、2006年に改正されたものの、訪日外国人を外国語で案内する人は全てこの国家資格を保持していなければなりません。エコツーリズムで通常話しをする環境や自然、動植物に関しての知識は試験においてほとんど問われず、資格を持っていても即戦力になる人はほとんどいません。また、現在エコツアーガイドとして従事している人々にとっては外国語試験が難しく、雲の上の存在になっており、制度上の問題があると言わざるをえません。
3)エコロッジワークショップ
協会で催している各講座の案内をし、フィールドでの体験の重要性を強調しました。
4)登録認定制度
チェックリストの利用から加盟施設の登録または認定制度の説明をしました。
5)上級市場の開拓
経済事情に左右されにくい上級市場の市場規模、マーケティング等、日本での具体的な例を挙げて説明しました。
6)エコツーリズム推進法
世界でも珍しい取組を紹介し、制度化における利点とエコツーリズムの定義の定着について話しました。

スリランカでは経済格差や宗教問題、政治混沌等による内戦等自然保護以外にも多くの社会問題を抱えています。その解決の糸口をエコツーリズムによって見出せたら。。というのが今回の趣旨で、観光大臣の出席からもその取組の重要性がくみとれます。現在では新しく35箇所のエコツーリズム拠点を開拓中ということで、今後のスリランカのエコツーリズムに期待したいものです。(ま
)

【リンク】
・アジア太平洋地域エコツーリズム会議 (http://www.aprec2009.com/)
主催は当協会でも講義して頂いたパリサ氏が会長を務めるスリランカエコツーリズム財団、協賛はスリランカの観光省、コンベンションビューロー、開発局、国際エコツーリズム協会です。後援はセワランカ財団、サバラガムワ大学等国内の団体多数。今回の焦点はアジア太平洋におけるエコツーリズム関係者(政府機関、専門家、民間事業者、大学等)間でのネットワーキングと産業の推進、貧困撲滅、自然保護等エコツーリズムの活用法におかれました。

オープニングはエキゾチックな民族舞踊
エコロッジ協会では、全体会議において「上級市場における訪日観光客向け地域住民主導のエコロッジ開発」'The Developement of Community Supported Ecolodges for Up-market International Tourists' について講演をしました。
講演内容は;
1)国際的に伸びている観光客数
2)通訳案内士法
3)エコロッジワークショップ
4)登録認定精度
5)上級市場の開拓
6)エコツーリズム推進法
1)国際的に伸びている観光客数
日本ではビジットキャンペーン等訪日観光客の誘致で毎年約100万人ほどの伸びが近年で見られます。マスツーリズムを後押しし、サービスの質より量を重視した政策で、これに伴って増加する環境負荷に関しては何も対策がないのが現状です。リーマンショックや豚インフルなどで多少の旅行客の減少が見込まれるものの、以前その数は上昇すると考えられます。
2)通訳案内士法
わが国では1949年から通訳案内士法(旧通訳ガイド法)が存在し、2006年に改正されたものの、訪日外国人を外国語で案内する人は全てこの国家資格を保持していなければなりません。エコツーリズムで通常話しをする環境や自然、動植物に関しての知識は試験においてほとんど問われず、資格を持っていても即戦力になる人はほとんどいません。また、現在エコツアーガイドとして従事している人々にとっては外国語試験が難しく、雲の上の存在になっており、制度上の問題があると言わざるをえません。
3)エコロッジワークショップ
協会で催している各講座の案内をし、フィールドでの体験の重要性を強調しました。
4)登録認定制度
チェックリストの利用から加盟施設の登録または認定制度の説明をしました。
5)上級市場の開拓
経済事情に左右されにくい上級市場の市場規模、マーケティング等、日本での具体的な例を挙げて説明しました。
6)エコツーリズム推進法
世界でも珍しい取組を紹介し、制度化における利点とエコツーリズムの定義の定着について話しました。

国内外の講演者と主催者
スリランカでは経済格差や宗教問題、政治混沌等による内戦等自然保護以外にも多くの社会問題を抱えています。その解決の糸口をエコツーリズムによって見出せたら。。というのが今回の趣旨で、観光大臣の出席からもその取組の重要性がくみとれます。現在では新しく35箇所のエコツーリズム拠点を開拓中ということで、今後のスリランカのエコツーリズムに期待したいものです。(ま
)
孤児のゾウが水浴びする姿は必見
【リンク】
・アジア太平洋地域エコツーリズム会議 (http://www.aprec2009.com/)



