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エコアパートもエコビレッジ?〜エコビレッジ国際会議終了しました [2006年10月31日(Tue)]
ビオフォルム 山田です。
この28,29日に東京の青山と代官山を舞台にBeGoodCafe主催、パーマカルチャーセンター共催で「エコビレッジ国際会議TOKYO2006」が行われました。
海外から豪華ゲストをお呼びし、海外のエコビレッジの事例やその先達の先進的な取組に学ぶ機会と時間がもてました。
2日目は日本での取組事例などの発表もあり、少しづつですが、我が国でもエコビレッジ的な取組がひろがりつつある、ということを大勢の参加者と共有することができました。
私も現在山中湖で進行中の、オーガニックな技術と暮らしを体験できるレストランおよびガーデンの計画の内容の報告をさせていただきました。

現在、世界中の自然環境と住環境は目も当てられない状況で、もう待ったなしのところまできています。すぐにでも我々の生活スタイルを見直し、自然環境と調和し、健康で精神的にも健全な住環境を手にしなければなりません。

エコビレッジとはそうした課題に対して、今後の我々の住まい方を模索する非常に重要な運動です。環境と調和する様々な技術をベースとして、いかに人と人のコミュニケーションを復活するか。そのプロセスにおいて、自然の一部としての人間性と全体性の回復を目指すのです。

海外では新しい住環境を用意して、そこに人々が集まって住む、という形式のエコビレッジが多いようですが、今回の国際会議で明らかになったのは、そうした「新しき村」を作るのだけがエコビレッジではない、ということ。
もっと多様なエコビレッジの形態があって、よい。

特に日本ではすでに数万の集落がすでにあり、それらはかつて既に自然と調和した暮らし方をしてきた、という事実に着目すべき、とはPCCJ代表の糸長先生の話。
まさにそうで、新しい形態を作るのと同時に、そうした既存の集落をどうリノベーションしていくのか、というのも重要なテーマであります。
それは多分、技術的な仕組み以上にそこにどんなソフトを再インストールするのか、ということだと感じました。

私自身気づいたのは、エコな建築とかエコビレッジとかって、エコな技術の集積でことたれり、ということではない、ということです。以前もこのブログで書きましたが、エコ技術を足し算していくことには物足りなさを感じています。
じゃあ、何がエコ建築やエコビレッジに魂を吹き込むのか、というとやはり、そうした環境共生の仕組みをバックグラウンドに、そこにいかに人間か生き生きとリアリティをもって、生活するか、ということだと思うのです。

そうだとすると、人間が「働く」仕掛けを用意してあげることが大切なのでしょう。私の師匠の長谷川敬さんの言葉を借りれば「働く家」、ということになります。

今回のエコアパートは単に技術的な解決だけでなく、ここに住む4世帯とグリーンプロジェクトの仲間達とのコミュニケーションをつなぐ仕掛けを用意している、ということ。
それはただの畑、かもしれないけれど、それを用意することで、ひとつ上のステージにいくことができるきっかけになればよいと思います。

たった、4世帯ですが、これもひとつのエコビレッジなのでしょうか。

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アースガーデン・秋 [2006年10月29日(Sun)]

10月28・29日(土・日)に代々木公園でアースガーデン・秋が開催され、エコアパート模型が展示されました。
ブースを間借りさせていただいたのは、風の谷工房のTさん。
毎年4月に開催されるアースデイに比べると、若干人の流れは少ないですが、それでも天気に恵まれ、たくさんの方、特に若者が訪れていました。
エコアパートの評判もなかなかで、
「いつできるんですか?」
など、ご質問もいただきました。

Tさん、ありがとうございました。
太陽光を取り込むデザイン [2006年10月28日(Sat)]

夏の光を遮り、冬の光を取り込む工夫


陽が一日ごとに短くなっています。
日光では紅葉が見ごろだとか。

つい先日まで、暑い日差しをどうさえぎるかという話をしていたのに、今では日差しを取り込むことが重要とは・・・。
以前、庇の話を書きましたが、デザイン図に落とし込んだのが上のイラストです。
赤い矢印は夏の日差し、オレンジ色の矢印は冬の日差しを表しています。
夏と冬でこんなに日差しの角度が変わるんですね。

このイラストの特徴は、庇とベランダにさえぎられて、夏の日差しが直接部屋の中に入らないようにしているところです。
これによって室内の温度が上がるのをふせいでいます。
逆に、冬は斜めからの日差しをたっぷり取り込むよう、窓を大きめに取ります。太陽光が直接入り込み(ダイレクトゲインというそうです)、部屋の中を暖めます。

二階の長めの庇は、ベランダで洗濯物を干す際、通り雨などから洗濯物を守る役割を果たします。家事にやさしいベランダといえるでしょうか?
夏に涼しく、冬に暖かい家は、自然摂理を利用した庇によってもたらされます。

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みなさんからのコメントが、審査基準のひとつになるそうですので、

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3Rフェアにブース出展 [2006年10月26日(Thu)]

10月21・22日に足立区庁舎で開催された3Rフェアにブース出展しました。
場所が悪いのか、イベントの趣旨とちょっとあわないのか、ブースを訪ねる方は少なかったですが、模型をじっくりみながら説明を聞く方もいらっしゃいました。

模型は今秋行われるアースガーデン秋(10月28・29日)にも登場します。
エコアパートプロジェクトでも、コミュニティガーデンでも仲良くしていただいている風の谷工房Tさんのブースを間借りしての出展です。ちなみに風の谷工房さんではオーガニックカーテンなどインテリアを紹介する予定です。
お時間のある方は、ぜひ足をお運びください。
足立区環境基金助成を受けることが決まりました! [2006年10月25日(Wed)]
本プロジェクトが、平成18年度足立区環境基金助成対象事業に認定されました。
足立区では平成16年度より足立区環境基金を設置し、区内の先進的な活動を支援しています。
エコアパートプロジェクトも

「アパートのエコリノベーション事業」

として応募した結果、環境への配慮だけでなく、良質な地域コミュニティの形成、森林再生やヒートアイランドなどの持続可能なまちづくりに配慮した提案が評価されました。
付加価値の高い設備への支援という側面からも大変助かりますが、このような先導的な取り組みを、足立区がバックアップしてくれるということに大きな意義と責任を感じております。

21世紀型アパートビジネスの先駆的モデルになれるようがんばります。
模型が出来た [2006年10月23日(Mon)]

「イメージがよりわかるように・・・」

ということで、山田さんが模型を作ってくれました。

緑もあり、階段もあり、部屋も仕切ってあるではありませんか!人もいる!!

昔ガンダムのプラモデルでジオラマ作りに夢中になっていた私としてはぐぐっとくるものがあります。さぞ、たいへんだったでしょうに。

「こういうものが出てくると、またいろいろな事に気付くので、思いついたらどんどん教えてくださいね」

と山田さん。
繊細なつくりなので、山田さんといっしょに仕事をしているFさんがわざわざ届けてくれました。ダンボールで幾重にも梱包されて、そーと運ばれた模型。
ありがとうございます、Fさん。

これからこの模型をつかって、エコアパートの状況を少しずつ紹介します。
エコビレッジ国際会議 [2006年10月21日(Sat)]
お知らせです。

特定非営利活動法人ビーグッドカフェが10月28 日(土)・29日(日)に開催する「エコビレッジ国際会議 TOKYO2006」で、山田さんが事例発表をします(29日午後4時半頃)。
場所は東京ウィメンズプラザ及び代官山ボールルーム。
持続可能な社会の実現に向けて、日本と海外の最新事例が聞ける2日間。

興味のある方は、ぜひご覧ください。
住まいは誰とつくるか? [2006年10月20日(Fri)]


山田さんとの打ち合わせは、月に数回の対面でのほか、メールでの細かいやり取りをしている。そのほかにも、NPOの関係でちょくちょく顔合わせをしながら情報交換をする。
今回は、3ヶ月かけてようやくできたラフ・デザイン案を元に、ポストイットで質問や検討事項の洗い出しをした。

アパート作りというと、素人はすぐに間取りを考えるが、始めの数ヶ月は、山田さんから間取りの話はまったくなし。
こっちはアパート作りの話=間取りの話と思っていて、間取りの話をしたいのに

「まあ、それはちょっと置いておきましょう」

とじらされるような感じがしたが、設計した後になってからやっぱり違ったとならないためには、またイメージが固まってしまい、自由な発想を阻害しないためにも、ラフデザインができる前のプロセスをとても大切にした進め方が印象的だった。

どんなイメージを持っているのか。このアパートを通じてどんなメッセージを発信したいのか。抱えている不安は。アパート経営や住まい手に対する考え方は。などなど、施主を交えて様々な話をしながら、輪郭を整えていく時間を十分にとった。

特に今回のテーマは「エコアパート」なので、環境の話や、自然エネルギーの活用の話、住まい手のライフスタイルや、地域との交流など、いわゆるコンセプトビルディングの話が中心となった。パーマカルチャーが専門の山田さんと、コミュニティガーデンが専門の私の間で交わされている話も、このブログで少しずつ紹介したいと思う。

でてきたラフ・デザインは非常に理にかなった設計となり、検討事項もさらに一歩・二歩上を目指す話になった。柔軟性と大胆さを併せ持ったプロのアドバイスがふんだんに盛り込まれていている。山田さんにはコミュニティガーデンのノウハウや、自然エネルギーの活用を建物のデザインに落とし込む「通訳」のような役割も果たしてもらっている。

建物をつくるパートナー選びはとても重要だ。
施主は家作りのプロではない。
家作りのプロを選び、プロの力が最大限に発揮できるような環境作りをすることが施主の主な仕事になる。

その前提として、どんな家作りをしたいのかという考えを持っておく必要がある。
それによって、パートナーとなる相手もかわってくるだろう。

家作りのパートナーは大きく分けて3者。

1、こだわり派は建築家

エコアパートプロジェクトはこのパターン。
国内材の活用、自然エネルギーの活用、シックハウス対策など細部へのこだわりを求めているので、環境デザインの専門建築家・山田さんをパートナーに選んだ。
建築家との家作りは、生活や家族へのこだわりがあり、敷地の条件や要望を汲み取ったデザインをしてくれる。設計・工事監理がかかるが、家族の生活設計や夢を汲み取って形にしてくれるし、工期管理なども施主の立場になってしてくれる。
建築家と設計管理契約を結び、施工業者と工事請負契約を結ぶので、設計期間分だけ長くかかることがある。
建築家との相性や、コミュニケーションが鍵になる。


2、作る過程を楽しみたい派は地域の工務店

2の工務店は、設計よりも施工が本業なので、設計はオーソドックスかもしれないが、工事の質にたいするこだわりが強い。直接工事をするので、比較的コスト安で意思疎通がしやすく、メンテナンスなどの連絡も取りやすい。工務店1社とのつきあいなので関係はシンプルだが、工期管理などはあまり得意でない場合もある。詳細な見積書をもらうこと、打ち合わせメモをもらうこと、現場でのコミュニケーションを大切にすることなどが鍵になる。


3、時間をかけずに平均点以上の家を望む派はメーカー

規格品だが、総合点が高い。監理もしっかかりしていて工期も短く、バリエーションも豊富。家作りにエネルギーを注ぐゆとりがなくても平均点以上の家が入手できる。営業経費、展示場経費なども含まれるので、コストはやや高い。
新建材の使用、シックハウス、環境配慮など、建物の本質的な部分へのこだわりや理念を持ち込みたい、今回のようなプロジェクトにはちょっとそぐわないが、バリアフリー住宅、環境配慮型住宅などもではじめている。見積もりは標準仕様が多く、展示場などで見るオプション使用にしたいと思うと、予算が大幅アップしてしまう。

誰が良いパートナーかは、住まい手がどんな暮らしを実現したいかによって変わってくるだろう。
家を「買う」のではなく、暮らしを「創る」という観点にたって、思いのこもった家を建てたいものだ。
風の道を設計する [2006年10月19日(Thu)]

風の道
水色の矢印は、夏の南風を北に流す通路。
南北に風がまっすぐ抜けるよう窓を配置する。
青の矢印は、上下に風を流す通路。
温まった風は、階段スペース・天窓から外へ抜ける。


メゾネット形式にした設計には、もうひとつ大きなメリットがあった。

それは風の道の確保だ。

エアコンなどのアクティブな機能に頼らず、なるべく自然の力を利用して涼しいパッシブな住まいを実現するには、風の活用が欠かせない。
外から風を取り込み、温まった空気を抜く設計が必要だ。
以前2階の気温が高いと書いたとおり、どうしても建物の高い部分が暑くなってしまう。
そこで、メゾネットの特徴である「階段」に温まった空気を抜く通路としての機能をもたせることとした。
階段を昇りきった天井に天窓を設け、空気が上に抜ける通り道として階段を活用する。

人も風も昇る階段だ。

イラストのように、南北に抜ける水色の風の道を確保するのに加え、温まった空気が屋根部分から青色矢印のように空気が抜けていく仕組みだ。
これは温まった空気と冷たい空気が「温度のギャップ」をつくり、呼吸するようにゆったりと空気の流れを作ることも狙いとしている。
北側に設置予定の壁面緑化により、アパートはつねに気温のギャップが生まれ、そのギャップが「風」を創る。
南北の風の流れに加え、上下に風の流れが生まれ、各部屋には清涼感が生まれることになる。
クーラーが必要ないというといいすぎかもしれないが、クーラーを使うとしても、その時間は格段と短くなり、その分省エネとなる。
天窓を設けたことにより温まった空気の出口が確保できただけでなく、階段の採光ができて、部屋は格段に明るくなる。

メゾネット形式のデザインは、「台所と畑をつなぐ」に加え「夏に涼しい家」というコンセプトを同時に具体化できそうだ。
返信の返信:畑と台所をつなぐメゾネット [2006年10月18日(Wed)]
単に、エコな技術の積み上げだけで、エコな建築ができるのか?
常々、そこをもう少しブレークスルーできないか、と考えています。
技術の足し算ではなく、かけ算的な、もう少し有機的なやわらかいイメージ。
太陽電池を搭載する、風力発電する、雨水利用する。それはそれで大事。
だけどメニュー消化的な感じがなんかするのです。

返信:畑と台所をつなぐメゾネットより


「有機的なつながり」

これが非常に重要かつ難しいポイントなんだと思います。
畑を作りました。雨水利用をしました。

それらは確かにエコなんですが、それらひとつひとつの技術を切り取っただけでは、おっしゃるとおり、問題の核心にたどりつかないような気がします。
それらの技術がつながって、どんな変化を生み出すのか。
次にどう展開していくのか。

全体と部分の関係を考えないと、部分だけが孤立してしまいます。
畑の有機的なつながり。その答えのひとつが土間ですね。

またデザイン案では、玄関を畑と同じく南側に配置するというアイディアを出していますが、ふつうのアパート設計であれば、玄関は北で水周りと一緒にまとめ、南は日当たりのよい空間にするのが通常なようで、ちょっと変わっています。
これも畑が有機的に機能するための工夫です。

この畑をただの畑ではなく、

「毎日出入りする玄関の横にある畑」

にするためです。
これによって、畑の存在が、生活と密着につながるのではないかと考えています。
野菜が成長する過程が、生活の風景のいちシーンとなり、またコミュニケーションを生み出す呼び水になります。

どうやったら住まい手がエコな技術を活かして、豊かで環境との調和の取れた暮らしを実現してくれるだろう?

エコな建築は、環境にやさしいだけでなく、住まい手の幸せな暮らしを実現するという、崇高な目標の先に出来るものなのかもしれません。

より謙虚に、よりていねいに、取り組んでいく必要を感じています。
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