台所に立つ人のために [2019年01月18日(Fri)]
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床材が搬入されてきました。 「思ったより、反りが少ない」 とキクチ監督も納得の品質。 すでに別の作業場で表面塗装をしているとのことで、傷つかないように表面同士を重ねています。 賃貸住宅で無垢材をつかっているところは、ほとんどないのではないかと思います。 自然素材は湿度や時間の経過によってやせるし、やせれば床鳴りがしてクレームになるので、提供者としては避けたいという人が多いのだそうです。 前回のエコアパでは最大の懸念材料でしたが、結果としては住まい手に一番喜ばれたところでしたので、今回は自信を持って選んでいます。 杉には、白太(しらた)と赤身(あかみ)があり、時間がたつと色合いが変わってきます。職人さんたちがどのように床を並べていくかも楽しみです。 やわらかく空気層が多い杉は、夏はひんやりと、冬は暖かさを感じることができます。 特にこの床は、台所に立つ人のために、という狙いがあります。 床から突き上げる冷たさがないゆったりとしたキッチンで、窓越しの畑を見ながら、 食事の彩りを考える、そんなシーンを思い描いています。 |