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木づかい運動 [2007年04月25日(Wed)]

エコアパPT平田です。
先週末代々木公園で開催されたアースディで、TOKYOソーラープロジェクトのみなさんが出展している『国産材使って減らそうCO2・3.9グリーンスタイル』のブースを見学してきました。
無垢材で作った小屋は香りが良いですね。

ところで、この「3.9」ってなんだか、みなさんはご存知ですか?
恥ずかしながら、私は知りませんでした。
これは、2005年に発行した京都議定書において、日本は1990年比で6%のCO2を削減することを世界と約束しているのですが、そのうち3.9%を国内の森林で吸収することになっているそうなのです。
3.9とは、国内森林がCO2を削減する数字なのですね。
しかし、ちょっと不思議に思った方はいませんか?

「森林を育てて二酸化炭素を減らすのに、なんで木を使って減らすの?」

せっかく二酸化炭素を吸ってくれる森をなんで切っちゃうのと思う方もいるでしょう。
それには日本の森の構成や、樹木の性質を理解する必要があります。

日本の森林の約40%は杉やヒノキなどの人工林です。
人工林は、畑でダイコンやにんじんを育てるのと少し似ているところがあって、雑草取りや間引きをしないとなかなか野菜が育たないように、下草刈りや間伐をしないと、もやしのような木ばかりが育ってしまうのです。
つまり、手入れをしてあげないといけないのです。
日本の多くの人工林は手入れが行き届かず、CO2が吸収できるような健康な状態ではありません。
育てた木を売って資金を得て、それで植えたり管理する費用を得るという林業のサイクルが、安価な外材の輸入によって壊れてしまいましたが、経済成長市著しい中国などが木材を輸入することになって世界の木材価格が高騰したことから国内の材が見直され始めたという面もあるようです。
それから、樹木はCO2を吸収する効果がありますが、たとえば杉は10〜20年生がもっとも炭素を吸収し、その後はだんだんと吸収しなくなるのです。
つまり、若い杉でなければ、CO2は吸収しないのですね。
若い杉がどんどん植えられるようになるには、杉がどんどんと使われるような経済や市場が必要になります。国内材が活用されることで、再び林業に雇用が生まれ、手入れされた森林が増えるというわけです。

エコアパの木材は多摩産です(多摩産材活用の経緯はこちら)から、木づかい運動に貢献していることになりますね。
みなさんが普段使っている木は、どこから来たものなのか、調べてみてはいかがでしょうか?

今回書いたテーマは、こちらのホームページからぜひご覧ください。