きのかの家見学会に参加 [2006年12月28日(Thu)]
エコアパPT平田です。
風の谷工房Tさんおお誘いで、町田市鶴川にあるエコビレッジ「きのかの家」見学会に参加してきました。きのかの家は、似た価値観をもつ方が、いっしょに土地の購入から建築を行うコーポラティブ方式によってつくられている約30世帯の建物です。住まい手がすべてのプロセスに関わるため、想いが反映されやすい方式として、全国で注目を集めています。 エコアパプロジェクトはコーポラティブ方式ではありませんが、きのかの家は、自然素材やエコロジーに配慮された建物であるとの事から、ぜひ参考にさせていただきたいと思いました。 事業コーディネートをしている株式会社アンビエックスさんから、1時間の説明を受けたあと、完成間近のコーポラティブハウスを見学させていただきました。 うーん、すごい人気ですね。 見学者が多く、私たちの時間帯で40名、さらに1時間遅れの時間帯も同じくらいの参加があるようでした。 参加させていただいた時間帯には、たまたまヒートアイランド対策&グリーンカーテンつながりでご縁のある株式会社チームネットの甲斐さんもいらっしゃって 「なんかエコアパートとかいう面白いことやっているんだって。情報交換しようよ」 と、こちらでも色々話をしたいところでしたが、今回は見学会でしたので、日を改めることにしました。 見どころとして、気になっていたのが数点。 ○自然素材の活用方法 ○参加世帯の関わり方 ○パーマカルチャー研究がどのていど緑化計画に盛り込まれているか ○自然素材の活用・菜園 などです。 丘の斜面を利用した建物でしたので、迷路のようにいくつかの部屋を見学させていただきました。各部屋とも自由に間取りを取っていて、見ているだけでもとても楽しかったです。 写真などは、許可がでませんでしたので掲載できませんが、HPやブログがありますのでご覧ください。 とても参考になったことばかりで見た甲斐があったのですが、特に参考になったのが下記の件。 ○杉の無垢床材はやはり良い ○住まい手が建築過程に関わる機会は重要 ○台所は合板などで作られた家具にするよりは、シンプルなほうが良い ○建築過程を見せる機会(見学会・ワークショップなど)はニーズが高い 住まい手と建築の関わり方については、コーポラティブハウスなので、2年間話し合ったり、作業に参加したりというプロセスがあり、建物を大切にすると同時に、コミュニティ形成にじっくり時間をとっているようでした。お邪魔した際には、壁を自分で塗っている世帯もありました。 あれならきっと住まいを大切にするでしょうね。 賃貸物件では、基本的にこのプロセスがないのですが、なんとか建物をつくるプロセスにかかわり、近隣と交流する機会を設けたいものです。 エコビレッジ鶴川・コーポラティブハウス エコビレッジは1日にしてならず |