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太陽熱利用システム [2006年11月13日(Mon)]


太陽熱を効率よく集める
降り注ぐ太陽熱を床下の
コンクリートに蓄える。
シンプルだが確実な省エネアイテム

今回のプロジェクトでは、太陽光発電の代わりに、太陽熱利用システムを採用する計画だ。
山田さんから提案されたのは環境創機株式会社のソーラーシステム『そよ風』の活用だ。

このいぶし銀のシステムが、個人的にぐぐっときている。

太陽光で電気というエネルギーをつくるのではなく、太陽光をそのまま使って屋根とガラスの隙間の空気を28度以上に暖め、暖めた空気をダクトを通して床下蓄熱層に送り込むというきわめてシンプルなサブシステム。
例えるなら、冬に南窓から降り注ぐ太陽がぽかぽか陽気を床下をはじめ、部屋の中全体につくりだす、そんな感じだろうか?

太陽熱を確保できるのは、もちろん日中だけなので、冬暖房のメインシステムにはなりえないのだが、太陽光がしている間+数時間は暖房効果があるので省エネ効果は高い。
コンクリートに溜めた熱はゆっくりと放熱されるので、熱が伝わるタイムラグがあり、夜でも暖かいかもしれない(実際に使っていないので断言できないのですが・・・)。

冬に床が冷たくないだけで、どれだけ暖房費が節約でき、生活は快適になることか!

太陽光発電(ソーラーパネル)は、たしかに原発などに比べてはるかにクリーンなエネルギーだし、エネルギーの自給という意味での意義は大きいと思う。
がしかし一方で、パネル製作にかかるエネルギーや、パワーコンディショナーなど付随設備にかかるコストや取り付けコストと回収できるエネルギーのバランスの問題がある。(そもそもアパートビジネスの採算性を考えると、かけた費用分を賃料に上乗せするなどのバランスがあって、今回のプロジェクトの予算を超えてしまうということもあった。)

エントロピーの法則などを考えると、もっと地味で、シンプルに太陽熱を利用する仕組みがあればいいなあ、と思っていたところで、この仕組みである。

自然エネルギーのポテンシャルを最大限に活かすのが課題のひとつなので、ピッタリの仕組みではないだろうか?

加えてこのシステム、天井の暖まった空気を循環したり、夏場は放射冷却を利用して、涼しい空気を取り込むことができるなど、

「なるほどー」

と思わずうなってしまう。しかもシステムがシンプルなので費用が安い。

エコアパートにつけるよりも、よっぽど自分の家につけたいシステムだ。
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