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住まいづくりの費用は? [2006年08月16日(水)]
坪単価の話がでたついでに、建築にかかる費用についてちょっと勉強してみた。

坪単価とは、1坪(3.3u)あたりにかかる建築コストのこと。

私のような素人には坪単価のような単純な計算はありがたいのだが、実際の工事には、仮設工事・基礎工事・屋根板金工事・金属木製建具・左官工事・タイル工事・塗装工事・内外装工事・電気工事・ガス工事・給排水工事・運搬費・・・などがあり、これらをひっくるめて「坪単価」にしているわけだ。
そんな単純なものではないことがわかる。

「坪単価を下げる」

とは、これらの工事のどれかを省略化・効率化するわけで、それは企業努力によってなされる場合もあるだろうし、庇などを削って工事を簡略化させることによって実現させる場合もある。見えにくいプロセスの価値と労力を認めず、目に見えるもの(坪単価)だけを評価すれば、作り手はそのニーズに応えるだろう。
しかしそれがイコールよい家になるかは別の問題だ。

さらにややこしいのは、上記の費用は工事費用のことで、実際には工事費用のほかに、別途費用がかかることだ。

「建築費用って、だいたい敷地面積と坪単価で計算した数字の5割り増しくらいなんだよな」

過去に家を立てた人の話です。

「そんなバカな!」

と私は思ったわけです。だって、その計算だと、仮に30坪の建物を坪単価70万円で建てるとする(土地の購入費用は計算していません)と、

30坪×70万円=2100万円

でも実際にかかる費用は

2100万円×1.5=3150万円!?

こんなことが本当にあるの?と思っていたら、多少大げさとはいえ、ちゃんと理由があった。

私たち素人が住宅展示場などで見学しながら、またはかっこいいパンフレットを見ながら

「この坪単価でこんな家が建つんだー」

と思ってしまう、そのことが大きな勘違いなんですね。

私たちがいう「こんな家(住宅展示場で)」とは、外のフェンスや家電やすべてそろった完成品を見てのことだが、坪単価にそれらの料金は入っていない。
坪単価に含まれる工事の範囲は、本体工事費のみ。

実際には設備や仕上げ、外溝など別途費用はふくまれていない。さらに設計・管理料、測量費、手続き費用、税金などの諸経費がかかる。

せっかく新しい家を建てるんだから、新しい家具にしたいし、フェンスもカッコいいものにしたいし、と考えてしまうのが人というもの。
確認申請などの手続きや、登記、印紙税、登録免許税、建てた後の不動産取得税、固定資産税などもある。

・・・ということで坪単価の価格以外の費用はどんどんあがっていく。

一概には言えないが、15〜40%程度は別途費用がかかるのではないだろうか?

「なんというアバウトな!」

といわれるかもしれないが、実際に自分で計算してみてはじめてその難しさがわかる。
どんな設計を望むのか、キッチンはどうするのか?、トイレは?、照明は?、インテリアは?、フェンスは?・・・。
膨大な資金をつぎ込んでつくる真剣勝負であり、理想と現実のせめぎあいであり、そのひとつひとつの選択でコストが変わってくる。

予算をはるかにオーバーしたという話もよくきくが、これはうっかりしていて別途工事のオンパレードになった結果かもしれない。
工事が始まってから支出の多さに驚き、あたふたしてもお金は沸いてこないのだ。
契約前に範囲をしっかり確認し、見積もりを出してもらう必要がある。

どんな住まいを作りたいのか、その場で思いつくのではなく、しっかりとしたイメージを固めていくことが大切だろう。
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