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丸太選び [2007年02月22日(木)]
エコアパPT平田です。

階段の柱選びの名誉を頂いたことで、さっそく浜中木材店さんにお邪魔しました。
山田さんとビオフォルムの矢内さんも一緒です。
「ブログ見てるよー」
と浜中社長。
個性的な柱をアクセントで入れたいというと、製材場にある木材を色々と見せてくれました。
「松は甘いから、こうして乾燥させないと虫がついちゃうんだよ」
など、木材を見せてくれる合間に色々とためになる話を聞かせてくれるので、耳がダンボになってしまいます。
準備してくれたのは、ふつうの丸太と「搾り丸太」という、名前のとおり絞ったようなデザインのある丸太。
(こんな高そうな丸太、予算的にだいじょうぶかなあ)
とちょっと心配。
私のイメージは、枝のふしが残っていて、ハンガーにできそうな丸太でしたが、触ってみると、搾り丸太の感触はなんとも最高です。
「ふしだらけの材だってあるよ」
ということで、結局そろったノーマル・しぼり・ふしだらけの3種の柱。
実際にそろってみると、どれも甲乙つけがたく、創造力の欠如した私には、「これ」と選ぶことができません。
「じゃあ、普通の丸太4本を玄関に使って、絞りと節のある柱を2部屋ずつにしましょうか?」
という山田さんの提案に
「YES、I do。」
と言うばかりの私でした(欧米か?)。
製材場には、今回使う柱より細い丸木があったので、浜中社長と山田さんが階段の手すりに使えないかと相談しています。そんなにゴージャスで良いんでしょうか?

それにしても改めて思うのは、これだけ良質な材が、手ごろな値段で手にはいるのに、どうして木の家造りはそれほど広まらないんでしょうか?
「うーん、確かにそうですね。流通に乗っていないし、こういう家造りがあるということが、住まい手に十分伝わっていないんでしょうね」
と山田さん。
そりゃそうですね。私も山田さんと知り合っていなければ、伝わっていないうちの一人だったでしょう。

予算に合わせて手ごろな地域の木を選び、少ない移送でCO2を削減し、木材たっぷりの家を手直ししながら、付加価値をつけながら住む。地域の木を使うことで森の仕事が増え、木を守る仕事が充実し、土砂災害や、水不足なども解消されて、管理された森と自然が豊かになっていく。
こんな小さなプロジェクトで語るにはあまりに壮大な未来ですが、こうやって現場を訪ねてみると、それは案外夢物語でないような気もするのです。

豊かさの指標が、モノからゆとりややすらぎに移っていくこの国で、自然と調和する家造りはもう一度見直される時代が来るような気が、私はなんとなくします。
温故知新ですね。
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