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不動産購入時の重要事項説明をネットで [2014年05月08日(Thu)]
4月24日、国土交通省で「ITを活用した重要事項説明等のあり方に係る検討会」が始まりました。

重要事項説明というのは、おうちを購入したり借りたりする際、契約の前に不動産屋さんから長々と説明を受けてハンコを押すアレです。宅地建物取引業法35条で「宅地建物取引主任者が説明すること」と義務づけられています。主任者証を提示したりするので、これまでは当然のように「対面で行う」という解釈・運用でしたが、インターネット経由でも良いことにしよう、というのが今回の検討です。

もう1点、契約成立後の書面交付に電磁的方法を認めるという検討もすることになっていますが、とりあえず重要事項説明(ジューセツと言うらしい)のことを中心にご紹介します。

対面とネット・・・うーんどこかで聞いたような話です。なんだかちょっと残念な終わり方をした昨年の一般用医薬品ネット販売の件と少し似ています。仕掛人は、楽天の三木谷社長率いる新経済連盟さん。

昨年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言
に基づき、IT総合戦略本部新戦略推進専門調査会の下に規制制度改革分科会が設置され、12月に「IT利活用の裾野拡大のための規制制度改革集中アクションプラン」がまとめられました。この中に「対面原則の見直し」という項目があり、e-ラーニングなどとともに不動産取引の重要事項説明が挙げられたので、国土交通省が(もしかしたら渋々?)動き出すことになったという経緯のようです。

見直すという方向は既に決まっているし、今回は高額とはいえ取引の話だけで「身体の安全」を気にする必要がないので、医薬品のようには揉めないと理解(期待)していましたが、初回(4/24)の会議では不動産業界の方々から結構な反対意見が出て、あらあら。という感じでした。

参考:日経新聞(4/25)記事

私はもちろん、わざわざ現地に出かけなくてもネットで重要事項の説明を受けられるようにした方が良いという意見です。現地を全く見ないで住宅を購入する勇気のある消費者はあまりいないと思いますが、転勤などで遠隔地にいながら情報を集め、物件を絞り込まなければならない場合もあるでしょう。広告に書かれたオイシイ話だけではなく、都市計画上の取り扱いや容積率など、希望する住み方にとって将来制約となるかも知れない要素があるなら、できるだけ早い段階で知っておきたいのが人情です。

平成18年に国土交通省で行われた「不動産取引における消費者への情報提供のあり方に関する調査検討委員会」報告書では、アンケート結果等から、契約直前の説明が専門的でよく理解できなくてもそのまま契約せざるを得ないという消費者の不満が取り上げられ、重要事項説明書は事前に(例えば契約の3日前位に)交付されることが適当である、と何とも当たり前の結論が出ています。5年経った現在もそれが十分に実現されず、未だに契約当日に初めて書類を渡されて説明を受けるというケースが多いことはオドロキです。

この報告書には「重要事項説明の際にはインターネットや電子メールの活用も必要」との記載もあり、今回の検討は、IT戦略本部から降ってきたものではありますが、本来はこの平成18年の報告書の延長線上で議論されるべきですね。IT化は目的ではなく手段なので、対面原則の見直しによって、「重要事項は最後(契約時)に一回しか説明しない」という悪しき慣習が崩れていくことを期待します。言った・言わないのトラブルもあるところ、どんな説明をしたか記録が残るという点も重要と思います。

国土交通省では、5月中に実証実験(Skypeなどで重要事項説明をしてみる)を行うそうです。次回6/3の検討会では、その結果を聞くことになっています。年内に最終取りまとめが予定されています。
Posted by 沢田 登志子 at 15:51 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
「準則」改訂検討が進んでいます [2014年04月03日(Thu)]
本日は「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」(以下「準則」)の話題です。昨年の改訂は、前回改訂後に新たに出た判決(ピンクレディー事件とチュッパチャプス事件)と著作権法改正への対応という軽微な修正に留まりましたが、今回は2年越しの研究会の成果ということで、意欲的なテーマで検討が行われています。

現行準則(2013年9月公表)

直近の改訂概要

準則は、インターネットの法的問題に詳しい弁護士の先生方がドラフトしていますが、最終的には経済産業省の産業構造審議会(以下「産構審」)WGで承認を得、パブリックコメントを経て、経産省のクレジットで公開されます。この間、“関係各所との調整”もあり、世の中に出るまでには相当長いプロセスを通ります。

今回の改訂も、2回のWGを経てかなりゴールに近づいて来たとはいえ、パブコメにかかるのはまだ少し先の見込みです。なので、事務局をお手伝いしていた立場から、今回の検討内容を少しご紹介したいと思います。

産構審WGの正式名称は、「産業構造審議会商務流通情報分科会IT利活用ビジネスに関するルール整備ワーキンググループ」です(長!)。2014年1月17日に開催された今年度第1回の議事要旨が公開されています。(検討資料が非公開なので、これだけ見ても何のことかわからないと思いますがw)

第1回は各論点の「方向性」のみ議論されましたが、この後3月14日に第2回WGが開催され、具体的なドラフトについて検討されました。議事次第等は追って公開されると思います。

現在検討中の論点は、次のとおりです。

(1) 消費者の操作ミスによる錯誤に関する論点(現行I-1-2)の改訂
いわゆる「確認画面」の話です。現行論点で電子消費者契約法を解説していますが、近年、表示や確認方法のバリエーションがいろいろ出てきたので、どういうものであれば「確認を求める措置」として有効かなど、改めて考え方を整理するものです。

(2) 未成年者による意思表示に関する論点(I-4)の改訂
昨今トラブルになっている子供のオンラインゲーム高額利用の問題を念頭に、現行準則の「詐術に当たる」例を見直すことができるか、という検討です。

(3) デジタルコンテンツに関する論点の追加(新規)
現行準則には、ソフトウェアのライセンス契約については記載されていますが、オンラインゲームや電子書籍など、デジタルコンテンツの取引に焦点を当てた論点はないため、以下の内容で新規追加を検討しています。
1) デジタルコンテンツのインターネット上の提供等における法律問題
2) デジタルコンテンツ提供サービス終了後のデジタルコンテンツの利用
3) 電子出版物の再配信を行う義務
4) オンラインゲームにおけるゲーム内アイテムに関する権利関係


この他に、プラットフォーム関係としてアプリマーケットや共同購入クーポンについて、またIDパスワードのなりすましについても少し検討したのですが、準則論点にするにはもう少し深堀りが必要ということで、今回は見送られました。

経産省では、5月半ばパブコメ開始を目標に調整を進めるとのことです。
後日、それぞれの内容について、もう少し詳しくご紹介できればと思います。
Posted by 沢田 登志子 at 19:21 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
「消費者契約法の運用状況に関する検討会」が始まりました [2014年03月24日(Mon)]
あっという間に年度末、最後の1週間ですね・・・またしても久々の更新になってしまいましたふらふら

前回は、債権法改正で約款に関する規律がどうなるか、というテーマを取り上げました。これは民法の一般原則の話ですが、消費者契約法においても、不当条項のリスト化などを規定すべきという提案があります。これまでの論点整理は、以下をご覧ください。

「消費者契約法に関する調査作業チーム」論点整理の報告(平成25年8月)

消費者契約法の評価及び論点の検討等について(内閣府国民生活局)(平成19年8月)

これらを受けて、3月17日、消費者庁で検討が始まりました。
消費者契約法の運用状況に関する検討会

と言っても、ここで本格的に法改正の検討を行う訳ではなく、まずは裁判や相談事例から立法事実を把握することが目的の会議です。何回目かの会合で、私からも相談事例を紹介させていただく予定ですが、やはり海外事業者の事例が中心になりそうです。規制範囲を拡げたり規律を厳しくしたりするよりも、クロスボーダー取引において、消費者契約法を使ってどのように紛争解決ができるかという、どちらかと言えば私は手続き的なことに政策ニーズを感じています。

これまでに整理された論点の中で、不当条項規制以外でインターネット取引への影響が大きいと思われるのは、「勧誘」の概念を拡大する(かどうか)という論点です。消費者の契約締結の意思形成に影響を与えるものは、ウェブ画面上で不特定多数に向けた広告でも「勧誘」と位置づけ、不実告知があれば意思表示の取消を可能とするといった内容と理解しています。

私も、景表法などの広告規制法に、虚偽広告等に対する取消しなど民事的効果がないことに問題を感じてはいますが、それは消費者契約法における「勧誘」概念の拡大ではなく、プライバシー情報の取扱いやステマの問題を含め、「広告として(or広告とは)どうあるべきか」を正面から検討する中で、違反の効果についても定めていくべきではないかと思っています。

次回会合は4月810日です。またご報告します(今度はあまり間をおかないように。。)。

*追記:すみません、次回の日付まちがえました。4月8日です。
Posted by 沢田 登志子 at 15:37 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
約款に関するルールは不要か? [2014年01月27日(Mon)]
先週23日に開催された「インターネットビジネスと約款」セミナーの模様は、後日、ICPF(情報通信政策フォーラム)さんのサイトで要旨が公開されるそうですので、是非ご覧ください。ここでは、ごく簡単にご報告します。

東大の柳川範之教授から「ルール明確化による経済効果」についてのご講演の後、内田貴先生から、民法改正の背景と目的についてご説明いただきました。両ご講演の資料は、既に上記サイトに掲載されています。

法制審議会民法(債権関係)部会の検討状況を伺うと、約款の部分は、民法に新たに規定を設けること自体について、部会に参加する経済団体がいずれも反対ということでした。

反対理由は「現状で何も困っていないから」だそうです。うーん、金融・通信・交通・電力といったインフラ系の事業は、約款も含めて「業法」で規律されているので何も問題ない(これ以上のルールは要らない)かも知れないけど、インターネット業界も同じように考えて良いのでしょうか?
・・・というのがパネルディスカッションのテーマです。

私の意見は、海の向こうの契約相手に対して自分たちのルールをきちんと説明できるように、法律に明確に書いておく必要があるというものです。いくつかの事例を挙げて、この点を強調してきました。

やや強調し過ぎてしまいましたが、主要な論点はそこではなく、パネルで議論されたのは「約款の組入れ要件」「約款の変更」「不意打ち条項・不当条項」の3つのポイントです。インターネット取引が思いっきり依存している利用規約なのに、法的な裏付けがなく、とりわけ変更に関してのルールがない状態は、クロスボーダーのことを考えずとも、実務上はかなりやりにくい(結果として、とても慎重な対応をせざるを得ない)のではないかと思います。

パネルに参加された株式会社日本総合研究所の大谷和子法務部長と株式会社Gyaoの神谷寿彦社長室長も、(不当条項のリスト化にはお二方とも消極的ながら)「約款を利用する事業者の立場としてもルール明確化は必要」という点で基本的に一致していました。

にもかかわらず、民法に何も規定されないで終わってしまうとしたら、非常に残念です。今は外国勢にプラットフォームを握られている感がありますが、本邦企業がグローバル市場を狙っていく際には、日本の民法は利用規約に関するルールもわかりやすいので準拠法としても安心です、とアピールできた方が良いのではないでしょうか。

他のIT企業さんはどのように考えられるか、今更かも知れませんが、ちょっとお話を伺ってみようと思います。



Posted by 沢田 登志子 at 14:20 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
1/23開催ICPF特別セミナー「インターネットビジネスと約款」 [2014年01月20日(Mon)]
民法(債権法)改正に向けての検討が進んでいる、という話は数年前から聞いていましたが、正直に言うと、資料の分厚さに恐れをなして、あまりフォローできていませんでした。でも、このたびせっかく機会をいただいたので、少し真面目に勉強しています。

2014年1月23日開催 ICPF(情報通信政策フォーラム)特別セミナー「インターネットビジネスと約款」

インターネット上の取引を利用規約で規律するというのは、今やすっかり当たり前のことになっています。規約の内容をきっちり確認してから申込ボタンを押す利用者は決して多くないと思いますが、どこかのページに利用規約があり(今は面倒だから見ないけど)リンクを押せば表示される、という認識はあり、事情が変わって申込みのキャンセルや解約をしたい時には規約に従って手続きする必要がある(規約に拘束される)ということについては、大多数の利用者が納得して受け入れているのではないかと思います。

ECショップにとっても、お客様との取引に伴う「お約束」を全て規約(その他)に書いておくことは、商慣習として確立していると思います。私どもの窓口に相談が寄せられた際も、まず、規約(その他)にどう書かれているのかを確認し、それをベースに解決方法を考えます。

これだけ定着した利用規約ですが、民法には、それについて書かれた条項がないのですね。利用規約と言いさえすれば何でもかんでも許されるかというと、ウェブ上を探してもなかなか見つからないとか、注文ボタンを押した後にしか表示されないとか、そこだけ外国語で書かれているとか、そんなケースまで利用者が無条件に拘束される訳じゃないよね??という疑問は、消費者がトラブルに遭ったというサイトを見ていると日々湧いてきます。

表示されていたかどうかとは別に、「まさか、そんなことが書いてあるとは思わなかった〜」という内容が隠れていることもあります。お試し無料というから申し込んだら、いつのまにか定期購入や有料会員になっていたというケースなど。最近はそれに加えて、「解約する場合には1ドルの手数料がかかる」と後出ししてくる悪質なサイトも横行しています。迂闊にも引っかかってしまった利用者に対し、「規約をちゃんと読まないのが悪い」とどこまで言えるのか、悩ましいところです。

どういう場合であれば利用規約は有効に契約の一部となり、どういう場合はならないか。これについて何か基準が欲しいと考えた関係者が知恵をしぼり、「電子商取引及び情報財等に関する準則」で考え方を示しています。

I-2-1 ウェブサイトの利用規約の契約への組入れと有効性(上記リンクのi.22〜32)

消費者契約であれば、消費者契約法がある程度の基準になるかも知れません。しかしインターネットビジネスの利用者は消費者だけではありません。ECショップの運営にあたっては、ホスティングサーバやデータセンター、買い物かご、決済、広告、SEO等々、様々な外部サービスを利用します。それらの取引は、多くの場合、利用規約(約款)によって規律されています。利用者が契約前にじっくり読んだとしても、不満な部分を交渉して修正する等ができる訳ではなく、契約するかしないかの選択しかない、というのが約款の特徴です。その点に着目したルールが必要のように思います。

上記「準則」で(複数回に及ぶ改訂を経て)考え方が示されたのは画期的なことで、実務にはずいぶん参考になっていると思います。しかし、インターネットビジネスが思いっきりクロスボーダーになり、契約相手が海外の事業者というケースが急速に増えていることを考えると、解釈指針ではなく、ガイジンにも説明できるルールが法文に明確に書かれていることが必要、というのが実感です。

1/23のパネルディスカッションでは、そんなことをお話させていただければと思っています。

Posted by 沢田 登志子 at 15:39 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
謹賀新年2014 〜昨年の相談から〜 [2014年01月06日(Mon)]
あけましておめでとうございます。昨年はほとんどブログを更新できませんでしたが、今年は心を入れ替えてせっせと発信して参ります。まずは2013年にいただいた相談から抜き出してご報告。

一昨年(2012年)はソーシャルゲームの話題で明け暮れました。しかし業界のさまざまな努力も功を奏し、2013年はソーシャルプラットフォームを介したゲームの相談はぐっと少なくなりました。その代わりという訳ではないですが、スマートフォンを新たなプラットフォームとしてSNSなどを介さずに提供されるゲーム(ネイティブアプリ)の相談が増加しています。こんな感じです。

スライド1.jpg


上の図は、ECネットワークに直接寄せられた相談(国内取引のみ)のうちオンラインゲーム関係の件数を取り出し、月ごとの推移を見たものです。サンプル数が少ないので、これがそのまま全国的な傾向と言える訳ではありませんが、なんとなく感じは掴んでいただけると思います。

月40〜60件の新規相談のうち、10〜30%がオンラインゲーム関連です。昨年は前半にアプリゲームの相談(グラフの青い部分)が多くなり、夏頃はいったん減りましたが、年末にかけて再び増えてきました。

国民生活センターからも告知が出ていますが、子どもが有料の自覚なく(あるいは目の前の誘惑に負けて親のクレジットカードを盗み出し)アイテムなど高額の購入をしてしまう、というケースが急増しているようです。消費者庁インターネット消費者取引連絡会でも直近の会(2013/12/10開催)でテーマとなりました。関係する事業者さんの発表資料や議事録が公開されていますので、ご参考にご覧ください。

全国の消費生活センターから私どもにいただく相談も、ゲーム関連は子どもの取引に関するものがほとんどです。一方、ECネットワークに消費者から直接入ってくる相談では、「不当にアカウントを停止・利用制限されている」という苦情が圧倒的に多く、「システムトラブルで損害を受けたが補償されない」「アカウントがハッキングされた」という苦情がそれに続きます。未成年取引の問題はその次くらいでしょうか。

スマートフォンの急速な普及に伴って、そこで展開されるサービスの新規参入が増え、利用者の裾野が拡大しトラブルが増える・・・というのは当然の帰結です。これまでEC市場の消費者トラブルを見てきた経験から、しばらくすれば落ち着くところに落ち着く、と私は基本的には楽観しています。しかし、責任分担などのルールがはっきりしない、あるいは適切でないためにユーザーに不満やストレスが残っているとしたら、それは何より商売にとってよろしいことではないですね。他社との差別化のためにも、早めに吸い上げて対処する必要があるかも知れません。

第三者である私どもは、それは顧客満足の視点のみならず、市場の健全な発展のためにも重要と思っています。問題点や不十分な点をただあげつらうのではなく、このような問題意識で苦情を分析し、前向きな提案をしていくことが私どもの(勝手に自分で決めた)役割です。

今年度も、経済産業省「電子商取引及び情報材等に関する準則」改訂の検討が始まりました。オンラインゲームやアプリの問題については、法的な観点からの分析も避けて通れない段階に来ているようです。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 沢田 登志子 at 10:27 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
12月21日(土)名古屋でLINEセミナーやります [2013年12月08日(Sun)]
12月21日(土)、名古屋におきまして、おなじみLINE株式会社の高橋様をお迎えしてセミナーを開催いたします。全国消費生活相談員協会中部支部様の「相談員知っとく講座」に相乗りさせていただき、ECネットワークからも、原田がスマートフォン関連のトラブル最新事例などをご報告します。相談員さん、弁護士さんなど相談を受ける立場の皆様、ご都合が合えば是非ご参加ください。

世界中の登録ユーザーが3億人を超え、次々と新しいサービスで進化するLINE。でもやっぱり、トラブルが気になります。子供が夢中になっているけど、大丈夫なの・・・? この機会に、気になるところをしっかり聞いておきましょう。

【プログラム】
13:30〜14:30
「インターネットトラブルの最新情報」
報告:ECネットワーク理事 原田由里

14:30〜15:30
「LINEの仕組みについて」
講師:LINE株式会社政策担当 高橋誠様

15:30〜16:00
質疑応答

【会場】
名古屋市中区栄1−23−13 伏見ライフプラザ10階
名古屋市消費生活センター 消費者研修室
http://www.seikatsu.city.nagoya.jp/map/

会費は無料ですが、事前登録をお願いします。
お申し込みは、こちらまで。ご質問などあれば、備考欄にお書き添えください。
Posted by 沢田 登志子 at 11:29 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
福井・山口と千葉茂原・熊本 [2013年01月14日(Mon)]
原田でございます。
遅ればせながら本年も
よろしくお願いいたします。

本日は東京地方も大雪と
なっております。
台風の季節、そして雪の季節は
移動の多い身として交通機関
への影響が心配になる
時期でもあります。
年末押し迫ってお邪魔した
毎月恒例の福井県も当日は
雪景色となっておりました。
その日は運良く天気が良かった
ので助かりましたが、
北陸は12月より既に雪が
多いようです。
年度末にかけて北陸地方には
未だ何度もお邪魔する予定です。
北陸の雪景色は風流なのですが、
住んでいる方々は雪かき等
ご苦労されているかと思います。

本年も先週より既にいろいろな
ところにお邪魔させていただく
業務が始まっております。
先ずは山口県の県内相談員さん
向けの研修会です。
1日担当させていただきました。
前日夕方に羽田から山口宇部
空港に飛行機で移動します。
この日、山口宇部空港で
整備不良で欠航となっている
ボーイング787があったと
後のニュースで知りました。
787はわたくしもANAで2回ほど
利用させていただきましたが
ちょっと不安ですね。
(普段JAL派なので)
空港からリムジンバスで
新山口駅に移動し新山口から
在来線で会場そばの湯田温泉
に向かいます。
湯田温泉も2年ぶりでしょうか、
この季節の温泉はもう格別ですね。
当日はたくさんの相談員さんに
ご出席いただき、顔なじみの
相談員さんにも久しぶりに
お会いできて楽しい時間が
共有できました。
講義も無事終わり、当日夜に
山口宇部空港から東京に戻ります。
(本当は新しく開港した
岩国錦帯橋空港を使って
みたかったなとちょっと後悔)

翌日は千葉県の一般消費者向け
の教養講座で講師を担当するため
会場のある茂原駅に向かいます。
こちらでネットや通信関連の
問題や注意点などのお話させて
頂きました。
比較的年齢層の高い方々が中心で
したのでこの分野独特の
カタカナ用語をなるべく避けて
時事的な内容を中心にお話します。
講座自体が連続講座でわたくしは
午後の担当でしたので、
午前中に東京駅から京葉線経由の
外房特急わかしお号で向かいます。
約1時間で茂原駅に到着します。
12月に館山にお邪魔したときは
内房特急さざなみ号に乗りましたが、
今回は外房です。海は見えませんが
時々のどかな景色が目を楽しませて
くれます。
講座が終了し夕焼けキレイな
特急を利用した後、そのまま
羽田空港に向かいます。
夜の便で羽田から熊本空港に
向かい2時間弱で熊本空港到着、
リムジンバス50分で目的地で降り、
ホテルに到着したのは22時を
過ぎていましたが、食事して
一晩寝れば、わたくし翌朝は
大体超元気が復活しています。

熊本ではここ毎月連続して
開催しているネット・通信分野の
通信講座のスクーリングです。
今回が最終回となります。
県内の相談員さん方がお休みにも
関わらず、そしてスクーリングは
午前から1日中であるにも関わらず、
5ヶ月間、ご出席の皆さま、
ほぼ毎回出席してくださいました。
本当に嬉しくて、そして本当に
有難うございます。
熊本楽しかったです。
会場横のデパート内の
バカラショップ
(高級クリスタルグラス屋)には
くまモンのグラスとキャラ
ストラップが売っていました。
バカラでできたくまモン。
こんな欧州高級ブランドが
キャラグッズ作ってしまうような
ご当地キャラクターは日本全国
なかなかいないかもですね。
そういえば12月にWSJにも取り上
げられてましたっけ。
くまモン、またね。
当日の熊本は九州とはいえ
東京より寒かったのですが
晴れの天気のせいか
なんとなくあったかでした。

さあ、今週も頑張るぞ。
Posted by 原田 由里 at 14:32 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
千葉館山・広島と呉市・福島郡山市 [2012年12月24日(Mon)]
原田でございます。
気がついたら世間は
クリスマスシーズンですが、
そんな優雅なシーズンを
微塵も感じない毎度の
旅日記ですみません。

先週は先ずは千葉の館山に。
千葉県の主に一般消費者
向けの教養講座の一コマを
担当させていただいております。
3ヶ所あるのですが、
最初が今回の館山です。
館山市は房総半島の
ほぼ先端に位置していて、
東京から東京湾を大体ぐるりと
一周すると到着します。
行きは途中まで京葉線上
を通り内房線へと続く
特急さざなみに乗って、
約2時間ほどで到着します。
内房の海が車窓に広がり
なかなか景色の良い特急です。
暖かそうなイメージでしたが、
当日はかなり風が強く、
天気は良いのですが、
体感温度はかなり寒い日
となりました。
海に面した会場のホテルは
夕方になると夕日が
それは綺麗なのだそうです。
ただわたくしの担当は
午前中です。残念。
でも出席された方々からは
質問もたくさんいただき、
とても有意義な時間となりました。
行きに乗った特急は実は
あまり本数がなく、
午後の予定もあったため
帰りは高速バスを使ってみました。
館山駅前から東京駅前まで
走るということで、平日なのに
結構盛況です。
途中からアクアライン、
海ほたるを通過して首都高速、
お台場、日本橋の上を通過して
本当にちょうど2時間で到着です。
よく考えたら東京に住んでいて、
首都高速ってめったに乗った
ことがないわたくし、
なんとなく「はとバス」
に乗ったような気分でした。

翌日は広島へ。
2ヶ月に1度お邪魔する、
アドバイザー業務です。
相談員さんが他の日ごろ
お抱えの案件にアドバイス等を
いたします。
この日は全国的に寒く、
東京は快晴でしたが広島空港は
雪だということです。
まあ広島空港は山の中ですので、
この時期仕方ないですね。
リムジンバスから見る地面には
まだうっすら霜が残っています。
たださすがに都市部は暖かいです。
おなじみの相談員さん方と
お話してアドバイザー業務は終了、
その後、消費者問題に詳しい
弁護士の先生方と情報交換です。
通信やネット関連のテーマで
こちらでもいろいろお話を
させていただきました。
この分野は若い先生方が多く、
わたくしも心地よい刺激
を受けます。
夜は平和公園に続く平和大通り
に面したホテルで一泊です。
一年でもこの時期はどこに
行ってもイルミネーションが
綺麗ですが、平和大通りも
華やかでたくさんの人で
にぎわっています。

翌日は広島市から呉市に向かいます。
呉市内の中学校で中学生と保護者向けに
ケータイやネットを安心して使って
もらうためのお話をさせて
いただきました。
中学生の皆さんには体育館での
お話となりましたので
正直、かなり寒かったと思います。
それでも騒がずきちんと聞いて
くれていました。子どもたちが
きちんとしているとそれだけで
もう嬉しいですね。
その後は校長先生を含め
保護者の方々との歓談です。
保護者の方々からは当初の予想を
超えるたくさんのご質問をいただき
大いに盛り上がりました。
やはりネットやスマホ、SNS関連
には特にご興味があるようです。
帰りの時間ぎりぎりまで続き
親世代の関心の高さを肌身で
感じました。来てよかったです。

中学校は午後からでしたが、
早めに広島駅から呉駅に
向かいました。
呉線に乗ると美しい瀬戸内海を
車窓に望むことができます。
館山といい、この週は海景色に
ご縁があったようです。
広島駅から呉駅まで40〜50分
ぐらいです。
駅からすぐ港に出られます。
呉の港は軍港として海上自衛隊や
国の重要な船や潜水艦が結構身近に
見られるほか、造船中の民間船も
なんだか普通に見られます。
その港が一望できる呉市の
博物館大和ミュージアムに
寄ってみました。
ここは1/10モデルの戦艦大和の
ほか、大和を含め戦時中、
呉で製造された主に軍事船に
関する実物資料や展示物を
見ることで戦前戦中戦後の
歴史を学ぶことができます。
零戦の実物模型もすごいですが
呉で製造された回天(人間魚雷)
の模型とその前に展示された
遺書(肉声もある)や写真の
実物を見ると本当に泣きそうに
なります。
・・で、呉港を一望できる
テラスにはボランティアの
人が港に停泊中や造船中の船の
説明をしてくれます。
先ず目に入るのは某汽船会社
のロゴの入った製造中の
200メートル以上あろうという
巨大な船です。

「あれは当時の大和より大きいね」
「あれって作るのに幾らするんですか」
「えーっと150億円ぐらいかな」
「ビル作るとは訳が違うですね」
「あの裏にあるのが海上自衛隊の潜水艦」
「ああ海猿ですね(←あまり話を知らないで言ってる)」
「ノロが集団発生したらしいよ」
「潜水艦内で集団ノロ・・想像したくないですね」
「あっちに泊まっているのが
やっぱり海上自衛隊と、その前の小さな船は税関」
「税関の船はちっこいですね」
「その横のは自衛隊の船からラジコンで動く無人船」
「ラジコン船の方が税関の船より大きいですね、
無駄に泊まっている船はないんですね」
「この港に無駄な船なんか何もないよ」

こんな予備知識のない人間に
20分も付き合ってくれた
ボランティアさん、
有難うございました。
戦艦大和のミュージアムがあれば、
何と呉には宇宙戦艦ヤマトの
ミュージアムもあるとのこと。
すげー。
ただ、時間の関係でこちらは
いけませんでした。
帰りの呉線で夕焼けの瀬戸内海を
堪能し広島空港から東京に戻ります。
今年広島に行くと「おしい広島」と
いう観光地や特産物の、いわゆる
“自虐”キャンペーンのポスターが
やたら目に付きますが、よく考えたら
平和公園や呉軍港の自虐だけは
絶対にやらないですね、
きちんとけじめをつけてます。
(当たり前か)

週末は福島県郡山市へ。
一般の方向けの消費者啓発の
セミナーとなります。
内容は子どもを持つ親世代を
対象としたケータイやネット関連の
啓発ものですが、一般の方のほか、
地元の相談員さん方にも
ご出席いただきました。
セミナー終了後も個別に質問などを
たくさんいただき充実した
時間となりました。
郡山には東北新幹線やまびこで
東京から約一時間半で到着します。
福島の中でも東京寄りなので
なんだか東北という感じが
あまりしませんね。
でも当日は小雪が混じる
寒い雨の日となりました。
さすがに外にいるとわたくしは
数分で手がかじかんできましたが、
「東北人ですから」
皆さんはまだまだ、なのだそうです。
駅で福島の胡麻で作った
「胡ちそうBar」という
おいしそうなお菓子を買って
帰りの東北新幹線に乗り込みます。
東京はもう晴れていました。
でも3連休初日、東京はどこも
すごい人ごみです。
こんな日は家でゆっくりするのが
一番贅沢なような気がします。
Posted by 原田 由里 at 16:38 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
1年を振り返るとソーシャルでした [2012年12月23日(Sun)]
なんと3か月以上もブログ更新を怠ってしまいました。原田が全国を飛び回りながらマメに旅日記を残しているのに対し、私はほとんど首都圏を離れないにも関わらず・・・面目ないです。最近は、会員様へのメールニュースなども滞りがちで、このまま年を越すのはいかにもマズい・・・ということで、空白を多少埋めつつ、今年1年を振り返ってのご報告とさせて頂きます。

前半はなんといってもソーシャルゲーム!でしたね。2月に消費者庁インターネット消費者取引連絡会のテーマとなった(正確にはテーマにしてもらった)あたりから業界でも動きが出始め、5〜6月のコンプガチャ・ショックを機に、健全化・自主規制の取組みが一気に進みました。激しく競争していたSNSプラットフォーム6社さんが週に何度も集まって、協議会を立ち上げガイドラインを作り団体設立を準備。ECネットワークもこの渦に巻き込まれ、原田とともに、毎週のように六本木ヒルズや渋谷ヒカリエに通った夏でした(個人的には、その流れで受けてしまった9月のNHK生出演がヘビーな体験でした)。

その後、安心ネットづくり促進協議会にソーシャルゲームのWGが設置され、経済産業省でも研究会が始まりました。年度末には何らかの取りまとめがされるでしょう。業界の方は、11月に一般社団法人ソーシャルゲーム協会が設立されて、ようやく一段落というところです。これから徐々に、各関係団体等との意見交換やカスタマーサポートの品質向上の取組みが行われていくと思います。これらの動きやECネットワークの立ち位置をリアルタイムでご報告できなくてすみません。。

この件と並行して、新しいコミュニケーション・ツールであるLINEやcommの可能性、スマートフォン・アプリとプライバシーの問題などをウォッチしてきました。LINEについては、NHN Japan様にご協力を頂き、8月に続いて10月に大阪でセミナーを開催してサービスのご紹介をいただきました。プライバシー問題は、先日12月12日に開催したセミナーのテーマです。Twitterでの実況まとめを是非ご覧ください。当日ご参加いただいたのは80名ほどですが、別アカウントでのまとめと合わせると、4,000人以上の方が閲覧してくださったようです。

今後は、8月に総務省の研究会でまとめられたスマートフォン・プライバシー・イニシアティブをビジネスに実装する段階に入ると思います。プライバシー問題は、来年以降も確実にホットイシューなので、ECネットワークでも折に触れ取り上げていく予定です。原田も私も、それぞれ別の団体のプライバシー・マーク審査委員会の委員を務めているのですが、プライバシー保護とPマークの運用の関係、個人情報保護法の問題、個人の属性情報や行動履歴をもとにした広告のあり方など、深めていくべき課題は多いですね。消費者問題は、取引の話ばかりではないと実感しています。

とは言うものの、取引に関して課題がなくなった訳ではなく、越境取引でのトラブルは相変わらずです。昨年10月の開設から1年で、消費者庁越境消費者センター(CCJ)への累積相談件数は2,000件を超えました。その後の状況やCCJに蓄積されたノウハウなど、年明けにご紹介する機会を設けたいと思います。

もう1つの課題は、決済です。10月から、中央大学ビジネススクールの杉浦宣彦教授と一緒に、決済サービス事業者さん達にご参加いただいての研究会を行っています。年度末もしくは4月早々に、中間的な成果報告の会を企画する予定です。

そして経産省「電子商取引及び情報財等に関する準則」。昨年度、国際IT財団とECネットワークを事務局として委員の先生方にご検討いただいた結果に基づいた改訂版が、今年11月に公表されました。それに先立ち、夏頃から次の検討が始まっています。今年度事務局の一般財団法人ソフトウェア情報センター(SOFTIC)さんのお手伝いという形で、私も引き続き関わらせて頂いています。9月から11月にかけて、ECネットワーク会員企業を含め、今年度のテーマ候補に関係する事業者さんにアポイントを頂き、お話を伺って参りました。ヒアリングにご協力くださった皆様、どうもありがとうございました。先週21日に産業構造審議会ルール整備小委員会が開催され、年明けには3つの研究会が回り始めます。できるだけご報告していきたいと思います。

その他、ソーシャルメディア全般のこと、違法有害サイトと警察、公的部門の情報を民間がどう活用するかというオープンデータの話、新しいトップレベルドメイン、TPPと著作権、医薬品ネット通販規制などなど、個人的に関心を持っている/たまたま情報に触れる機会があったので皆様にお伝えしたい話はいろいろあります(Eコマースからかなり広がっていますね)。来年はもっとマメにブログを更新することを心に誓い、年末のご挨拶とさせて頂きます。皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
Posted by 沢田 登志子 at 16:14 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
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