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山梨と愛知 [2010年09月06日(Mon)]
原田でございます。
9月に入っても残暑が
続いておりますね。

先週は、山梨県の相談員さんの
養成講座に出向きました。
スーパーあずさに乗って、
一時間半、場所は甲府です。
駅前に武田信玄が座っています。
ともかく会場の部屋が
ものすごく景色が良くて、
周りは山々に囲まれて街が
一望できます。
ここで午前、午後2時間半ずつ
計5時間お話をさせて
いただきました。
ご参加の皆さんが大変熱心で
やり取りが楽しかったです。
講義終了後もお話が弾みました。
また来月お邪魔します。

その3日前に、愛知県の
相談員さんの養成講座
の講師にも出向きました。
何度かここでご説明した
ように、これらは国からの
地方消費者行政活性化
基金を利用して各自治体が
このような相談員さんの
養成講座を開催していますが、
大体は各自治体から
受託した非営利の
NPO法人や消費者団体が
事務方を務めています。
みな大体は消費者問題に
詳しい専門家集団です。
わたくしは、そのように
受託した団体や機関から
講師のご依頼を頂戴
することになります。

さてここから先はわたくしの
ブログでは今までにない
かなりの辛口となります。
長い長い愚痴となりますが、
以下はお付き合いできる方のみ
お付き合いください。

愛知県の相談員養成講座
を受託したのは主に資格取得を
プロとする民間企業でした。
会場も名古屋駅前の企業の教室です。
わたくしは民間企業から当該基金を
利用した講師依頼を受けるのは
初めてでしたが、どうも全国でも
ここが初めてのようです。
そのためか消費者団体等が行う
通常の養成講座とは異なる点が
多くいろいろ戸惑った印象です。

先ずビックリが最初の担当の
方とは全く別の部署(恐らく本社)
から事前の説明なく、
突然メールが送られてきて、
そこでID、PWが一方的に
付与されるとともに、
契約はこの企業サーバ上で
ログインしてオンラインで
手続きしてといわれたことです。
そこで問題は、
“PWの厳重管理すること”と、
“ID、PWを利用して行われた行為は
保有している先生の行為と
みなされ、当該行為と
その結果について弊社は
一切責任を負いかねますので
予めご了承下さい”
との注意書き付であったことです。

別部署の担当の名もなく、
本当に最初はフィッシングメールと
思いましたが、ちょっとビックリと
ともにさすがにわたくしも
カチンときたので、とりあえず返信で
“わたくしにこれだけの
義務を課すのであれば
そちらこそシステム及び
セキュリティにおいて
一切の情報漏えい及び問題を
発生させない旨の確約と、
万全な情報管理体制を整えて
いることを示せ”そして
“担当者の名を名乗れ”と
自分なりに穏やかに伝えたところ、
担当者の氏名が入ったメールとともに
リアル書面での契約手続きと
なりました。
良かったですご理解いただいて。

資格取得を専門とする
企業だったため、テキストも
全て企業側で作成するとのことでした。
わたくしが相談に必要と
思われるようなレジュメの作成と
お話は出来ず、わたくしの担当は
事例検討でしたが、
全て向こうが用意した事例で
お話をすることになります。
8月半ばに入ってメールで
届いたテキストは正直、
消費者相談とはかなりかけ離れた
視点の異なる内容と事例でした。
B2Bの事例がいくつもあり、
その内容も残念ながら
消費者相談をほとんど理解しておらず
実際にはありえない内容(架空)で、
模範解答も無しです。
やっぱりビックリしたわたくしは
これではあまりに相談員を目指す
参加者のためにならない内容と思い、
わたくしのほうで実務に沿った
事例(実際に寄せられた相談事例)を
別途用意し、こちらも講義で
使わせていただきたいと伝えて
合意をいただきました。

当日、参加者の方々は
本当に勉強熱心で、
午前、午後と2時間ずつ、
途中質問もたくさんいただき、
ご参加の皆さんについては
本当にわたくしは大満足です。
ここに何も不満はありません。
参加者の前向きな姿勢に
今までの苦労も消え
どんなに救われたことでしょう。

でもこれから4時間話をする
講壇にはペットボトルも水の
用意もなく、仕方なく
「自販機はどこですか」
の質問に「6階です」の返答。
ああやっぱり自分で買いに行くのね、
と思いながら講義5分前に
自分でフロアを2階下りて
自販機に買いに行きました。
昼になって言われた台詞は
「名古屋駅周辺は混むんですが、
12時50分にはお戻りください」。
・・本当に愚痴です。
ただわたくし、何十回と
いろいろなところで講義を
させていただきましたが、
午前、午後拘束されて、
昼食を用意されないのは
本当に初めてでした・・。
ええ、いいんですよわたくし
スタバさえあれば。

担当者は今後もこの基金を利用した
養成講座に参入する気でいるような
話をしておりましたが、
いや、そのためにはいろいろ
勉強することが多すぎると思います。
まずは自社採用の講師ではなく
自分たちで依頼してきてもらった
外部から呼んだ講師に対する
契約を含めた対応と“もてなし”を
勉強してください。
特に単細胞なわたくしなんかは、
謝金額よりそっちのほうが
明らかに効果があります。
そして譲れないのは、こうやって
わたくしが惨めな思いをするのは
こうやって愚痴たれる
だけなのでいいのですが
講座の内容については
本当にこれでは相談員を目指す
将来ある参加者があまりに
かわいそうです。
参加者は本当に前向きなんです。
基金は一年延長が決まりました。
参入を本気で考えているなら
消費者相談実務を一から勉強し
直して欲しいと思います。

Posted by 原田 由里 at 17:38 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
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