• もっと見る

<< 2010年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新コメント
沢田登志子
ネット初心者 (11/09) 久米 信行
ネット初心者 (11/07) ななな
広告メール規制省令案パブコメ開始 (09/06) kanata
久しぶりのオークション (07/27) 事務局G
確定申告はお早めに (03/12) しゅう
確定申告はお早めに (03/11) 国際担当T
鬼のパンツ・・・?! (01/30) Sora
鬼のパンツ・・・?! (01/26) 沢田登志子
EC業界2008年年頭所感 (01/25) 国際担当T
アックゼロヨンアワード (01/09)
最新トラックバック
関西は多彩な商材 [2010年07月20日(Tue)]
アリフェア第3回は、7月16日(金)、大阪で開催されました。急遽ECネットワークも参加することになり、単独で行って参りました。かなりの数の来場者でしたが、ブースに立ち寄ってくださる方も、東京、名古屋を上回る数で、ほとんど切れ目なくお話をしていたと思います。

3回の相談会を通じてわかったことは、良い商品を持っていても、いきなりネットで海外の消費者に売るのは、ビジネス的に非常に難しいと考えていらっしゃる方が多いということです。集客(サイトを見つけてもらうこと)の困難さのみならず、送料や関税のコスト(競争力)の問題、顧客対応等々を考えると、やはり安定的に仕入れて販売してくれる輸入商社のような先を見つけて、ある程度まとまった数量での取引を考えるのが良いのでしょう。アリババさんの仕組みは、売りたい企業と買いたい企業の国際マッチングです。ここで信頼できる買い手企業を見つけることが第一歩、ということですね。

私のプレゼンテーションでは、法的リスクという観点からも、越境B2BとB2Cは全く事情が異なる、ということを強調しました。だからといってB2Cはやめときましょう、というつもりでは決してありません。リスクを認識した上で適切に対応してください、というのがメッセージです。仲介事業者さんがいらっしゃることで責任分担が見えにくくなっていても、よく見ると売買契約は越境B2C、というパターンもあることをお示ししたかったのです。

B2Bでも、もちろん法的リスクがゼロという訳ではありません。日本の企業同士の契約書とは違い、想定されるリスクをいろいろ考えて、それを潰していく形で契約書を作る必要がある、ということをお話しました。かつて通産省で貿易保険を担当し、プロジェクト・ファイナンスの案件をいくつも経験したことが、こんなところで活きています。

こういったお話をすると、「なるほど、契約書をきちんと作らないといけませんね・・・雛形はないでしょうか?」と皆さん仰います。商材によって相当アレンジをする必要があるとは思いますが、やはり、中心となる項目(裁判管轄や準拠法を含め)の雛形はあった方が良いな〜と思います。我々のところで作成することも含め、考えてみたいとは思いますが・・・。

今回も、アパレル、ゴルフクラブ、ガラス工芸品、サプリメント、食材、包丁、スポーツ用インナー、OA機器、産業機械、工具、台所用品、販促用品などなど、いろんな商材の、いろんなビジネスモデルの構想を伺うことができ、大変楽しく、勉強になる時間を過ごすことができました。機会を作ってくださったアリババさんに感謝申し上げます。
Posted by 沢田 登志子 at 17:13 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
プロフィール

ECネットワークさんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/ecnetwork/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ecnetwork/index2_0.xml