これからのネット取引を考える ＥＣネットワーク

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

2009年がやって参りました。ECネットワークは、満3歳を迎えようとしています。まだまだヨチヨチ歩きの組織ではありますが、会員様はじめ、応援してくださる皆様のおかげで、少しずつ存在感が出てきたかな、と思っているところです。（昨年はCANPANブログ大賞の部門賞もいただきましたし！）と同時に、動き始めたことに対する「責任」も認識し、身の引き締まる思いです。

昨年のネット業界は、「規制」の嵐が吹き荒れた・・・という面がありました。過剰反応ではなく冷静に＆現場の視点で、という立ち位置を心がけていますが、実行できたかどうか。きちんと振り返ってみる必要がありそうです。このあたり、本日（1月5日）発行の『日流eコマース』に年頭所感を掲載していただきましたので、機会があればご覧ください。

さて『日流eコマース』といえば、毎月、理事の原田が「事例に見るEC消費者相談」という文章を連載しています。消費者から寄せられる相談に丁寧に答えていくというのは、地味で、手間ヒマがかかる上に、神経を使う仕事です。しかし、これこそがECネットワークの活動の源であり最大の強みですので、今後ももちろん中心にしていきます。講演や研修講師に呼んでいただく機会も増えましたが、今年はもう少し積極的に、ECネットワークに集まっている事例を皆様に知っていただく場を設けていきたいと思っています。

そのほか昨年は、数年間あたためていたトラブル解決の国際連携構想が具体的に動き出し、嬉しく思っています。今年は次の一歩に踏み出せると思います。これまでは国際取引というと、国内の消費者が海外から購入してトラブルに・・・という話ばかりに焦点が当たっていましたが、今後は、日本から海外に向けて売っていく、ということに注目していきたいですね。

昨年は、オプトイン規制をはじめとする特定商取引法改正について、いろいろなところで説明をさせていただきました。今年前半は、全国９箇所で、割賦販売法と併せた説明会を開催します。ECネットワークとしては、改正法にとどまらず、ネット取引に関連する基本的な法律や、トラブル事例・トラブルを避けるための工夫などについても、これを機にお伝えしていきたいと考えております。昨年からは、セキュリティ関連のテーマも「旬」ですね。小規模の勉強会などございましたら、是非お伺いさせてくださいませ。

末筆ながら、ネット取引に関わる皆様のご多幸をお祈りしております。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。