にせラブストーリー(第壱拾参話)
[2008年08月27日(水)]
どうも、相談担当です。
このシリーズも、何だか止めるきっかけを完全に逸してしまいました。
次はどんな出会いでしょうか。
彼は20代半ばで、少し知的障害がありました。仕事はしていますがフルに働けないため、月収は8万円程度だということです。
彼は、アニメとかいわゆるオタク文化が好きなようです。もしかして彼とは話が合うかもしれない(違うか・・)。休日は、ここECネットワークのオフィスからも歩いて数分で行ける、オタク文化のメッカに良く遊びに行っているようです。
「いつものように休みの日に歩いていたら、今、絵を展示しているから見ていかない?って女性に声をかけられました」
「店か何かに行ったのですか?」
「はい・・、地下の部屋に行って、絵というかポスターみたいなものなのですが、たくさん飾られていて、どの絵が気に入った?って聞かれて・・」
彼は、思ったよりきちんと話ができるようです、少し安心しました。
「絵を選んだのですか?」
「選んだら、この絵はすごく良いんだって、目が利いているね、ってその女性に褒められました」
まあ、俗に言う“展示会商法”の典型パターンです。彼は予想通り、この絵(というか版画)を信販のローンを組んで契約する羽目になります。
「分割で払えば1日ちょっとしたコーヒー代程度でこの絵が買えるんだから、仕事が終わって、毎日、お風呂上りとかに、この絵を眺めれば疲れも飛ぶから、そう考えればすごい良い買い物だって言われました、確かに綺麗な絵だったし・・初めの価格からずいぶん値下げしてくれたし、これは契約しないとならないと思って・・」
「あなたはもともと絵が好きなんですものね、なら、綺麗な絵も分かるわね」
そういうと、彼は照れ笑いを浮かべました。
でも、彼が机の上に出した契約書は2種類あります。
「ところで、2つ契約しているのですか?」
「1つ目の契約をした後、担当の女性から何度か電話がかかって来るようになったんです、電話だけだったんですが結構仲良くなって、そのうち、また絵を見に来てください、と何度かいわれてて、今度は見るだけならと思って店に行ったんです」
契約書では、最初の契約の約半年後に、60万円前後の版画の契約が同じ会社でされています。
「どうして半年のうちに2つの契約をしてしまったんですか?」
「まあ、その間、その担当の女性にいろいろ話とかして良くしてもらったし、断れなかったんです」
「でも、あなたの収入を考えたら、2つのローンは支払いは大変でしょう」
「月のお金の半分は取られます、それに届いた絵がものすごく大きくて、そのまま自分の部屋に飾るのはとても無理なので、箱にしまったまま立てかけています」
「それでは、お風呂上りに絵を眺める生活はとても無理ですね・・」
彼からは時間をかけてゆっくりと話を聞き、先ずは解約の意思を手紙に書いてもらうことにしました。
彼は、知的障害があるとのことでしたが、話した感じでは、少し聞き取りにくい部分があるとはいえ、思ったよりスムーズに話をすることが出来ました。
ただ、彼に書いてもらった手紙を見たときには、正直ちょっとビックリした、というかビビりました。
次週に続く。
このシリーズも、何だか止めるきっかけを完全に逸してしまいました。
次はどんな出会いでしょうか。
彼は20代半ばで、少し知的障害がありました。仕事はしていますがフルに働けないため、月収は8万円程度だということです。
彼は、アニメとかいわゆるオタク文化が好きなようです。もしかして彼とは話が合うかもしれない(違うか・・)。休日は、ここECネットワークのオフィスからも歩いて数分で行ける、オタク文化のメッカに良く遊びに行っているようです。
「いつものように休みの日に歩いていたら、今、絵を展示しているから見ていかない?って女性に声をかけられました」
「店か何かに行ったのですか?」
「はい・・、地下の部屋に行って、絵というかポスターみたいなものなのですが、たくさん飾られていて、どの絵が気に入った?って聞かれて・・」
彼は、思ったよりきちんと話ができるようです、少し安心しました。
「絵を選んだのですか?」
「選んだら、この絵はすごく良いんだって、目が利いているね、ってその女性に褒められました」
まあ、俗に言う“展示会商法”の典型パターンです。彼は予想通り、この絵(というか版画)を信販のローンを組んで契約する羽目になります。
「分割で払えば1日ちょっとしたコーヒー代程度でこの絵が買えるんだから、仕事が終わって、毎日、お風呂上りとかに、この絵を眺めれば疲れも飛ぶから、そう考えればすごい良い買い物だって言われました、確かに綺麗な絵だったし・・初めの価格からずいぶん値下げしてくれたし、これは契約しないとならないと思って・・」
「あなたはもともと絵が好きなんですものね、なら、綺麗な絵も分かるわね」
そういうと、彼は照れ笑いを浮かべました。
でも、彼が机の上に出した契約書は2種類あります。
「ところで、2つ契約しているのですか?」
「1つ目の契約をした後、担当の女性から何度か電話がかかって来るようになったんです、電話だけだったんですが結構仲良くなって、そのうち、また絵を見に来てください、と何度かいわれてて、今度は見るだけならと思って店に行ったんです」
契約書では、最初の契約の約半年後に、60万円前後の版画の契約が同じ会社でされています。
「どうして半年のうちに2つの契約をしてしまったんですか?」
「まあ、その間、その担当の女性にいろいろ話とかして良くしてもらったし、断れなかったんです」
「でも、あなたの収入を考えたら、2つのローンは支払いは大変でしょう」
「月のお金の半分は取られます、それに届いた絵がものすごく大きくて、そのまま自分の部屋に飾るのはとても無理なので、箱にしまったまま立てかけています」
「それでは、お風呂上りに絵を眺める生活はとても無理ですね・・」
彼からは時間をかけてゆっくりと話を聞き、先ずは解約の意思を手紙に書いてもらうことにしました。
彼は、知的障害があるとのことでしたが、話した感じでは、少し聞き取りにくい部分があるとはいえ、思ったよりスムーズに話をすることが出来ました。
ただ、彼に書いてもらった手紙を見たときには、正直ちょっとビックリした、というかビビりました。
次週に続く。



