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モンスターズストーリー(9) [2009年03月25日(Wed)]
どうも、相談担当です。
(8)の続き。

1ヶ月前、自分は弱い存在だと身体を震わせて泣いていた女性の発言とはにわかに思えませんでしたが、ちょっと話が違うとも思いました。

「もともとわたしは、管理会社に“手紙に返事が欲しい”と伝えるだけしか出来ないとお話しましたよね、しかもそれを強制することも出来ないって、だから返事がなくても仕方ないし、ましてや親会社にこの件で連絡をしたり返事をさせるよう要請するようなことは出来ませんよ」
「本当にそれしか出来ないんですか」
「はいそうです、もともとわたしがお手伝いできるような内容ではないのですよ、これも前に言いましたよね」

彼女は1ヶ月前に話をした内容は覚えているようでしたが、それでも食い下がるため何度も同じ内容を伝えて、わたしができる範囲について理解を求めました。

「・・じゃあ、それしか出来ないならそれでいいです」
「それでは、“返事が欲しい”ということだけですよ、手紙の内容には触れませんよ」

わたしも、彼女に対して、何だかオウムのように同じことを何度も繰り返してしまい辛かったのですが、ただ、何度も念を押さないと後から要求がエスカレートしような雰囲気だったため、心苦しくもそうせざるを得ませんでした。

管理会社に電話をかけて、彼女のマンション名を告げ、管理担当者を呼び出してもらいました。若い男性が電話口に出てきました。

「わたしがそのマンションを管理している担当です、その方に対しては直接担当していたわけではありませんが、経緯は知っています」
「彼女は3回ほどそちらに手紙を送ったということですが、返事が無いという相談を受けて、こちらから連絡を差し上げました」
「はい、届いています、ただ、私どもからは、過去には管理組合を通じて封書を渡したこともありますが・・ご覧になられないようですし・・」

どうも、彼女はこの会社とトラブルになっている時に、彼女の部屋のドアの下に隙間が開いたという問題が発生し、それについて、会社から管理組合に預けた封書は受取らず開封もしなかったという経緯があるようです。

「なんだか、手紙では訴訟になっているとのことでしたが・・」

手紙の内容を知っているわたしは、結局、管理会社との話の中で、その中身について無視することは出来ませんでした。

「はい、まあ・・そうですね・・大体おっしゃられているような経緯は確かにありました」
「えぇ!?そうなんですか」
「ただ、わたくしどもは最終的に裁判に勝訴したわけですし、裁判所もわたくしどもの主張を認めて何も支払わないでよいと判断したわけですから、謝ることはありませんし、これ以上、この件でなにもすることはありません、正直に申し上げて、その方が希望するような回答を差し上げることなど出来ないでしょうから・・」
「何だか、そちらの会社と彼女とは、いろいろあったようですね」
「はい・・」
「わたしはもちろん裁判の内容については触れられませんし、そんな権限もありませんが、手紙の返事がないから欲しいということで、その点については検討の余地があるのかどうかお伺いさせてもらった次第なのですが・・それであれば、彼女へのお返事は今後もしないということですね」
「はい、そのようにお伝えください、ご迷惑をおかけします」

わたしは、この管理会社とのやり取りで、何をビックリしたかというと、彼女の話が本当であったということです。いや、失礼かもしれませんが、わたしは、1500万円がなくなったこと、それで裁判になっていることや、既に結審していることなどについては、それらを全てを信じていたわけではありませんでした。被害妄想ではないかと・・。

でも、そうだとしたら、もうこれは仕方ありません。自ら喧嘩を売り、相手がその喧嘩に勝ったのですから、その後、負けた方が何を言っても泣き言にしかならないということです。

彼女が来たので、わたしは管理会社からは今後も返事はもらえないこと、これは仕方ないことだと伝えました。

「なら、親会社に電話してください」
「だから、それは出来ないと何度もお話しましたでしょう、これ以上は何もお手伝いが出来ないのです」
「何で親会社に電話できないんですか」
「もともと管理会社が対応しなくても仕方ないものなのに、ましてや親会社にかける必要はないからです」
「もともと仕方ないものなら、同じことでしょう、早くかけてください」
「でも、その目的は圧力をかけることなのでしょう」
「こんな弱い人間が大企業に苛められているんですよ、それぐらい何でもないことでしょう」

さあ、困りました。とうとう彼女とは、ここで膠着状態となってしまいました。

更に次回に続く。
Posted by 相談担当H at 16:17 | 相談担当H | この記事のURL | トラックバック(0)
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