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最新記事
ニュースレターVol.36 [2017年09月12日(Tue)]
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ニュースレターVol.36概要

言葉、ことば、コトバ
理事長 渥 美 雅 子

2016資金支援団体報告
NPO法人のだフレンドシップ青い鳥
社会福祉法人一粒会FAHこすもす

6月の講演会より
ストップ・その暴力〜準備してDV回避の心と技〜

【役員室より】
晴れの日を作り続けて
副理事長 国松美恵子

その他
イベント情報
会員・寄付募集
団体情報
今後の理事会予定
編集後記



Posted by DV基金 at 11:00
ニュースレターVol.35 [2016年12月20日(Tue)]
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ニュースレターVol.35概要

ニャンとかならない、この夫婦?
理事長 渥 美 雅 子

DV防止啓発パネル巡回

【2016年DV防止啓発イベント】
パネルディスカッション
支援の手から漏れる人のいない社会づくり
〜被害者支援のネットワークの強化に向けて〜

【役員室より】
理事 田中正明
 



Posted by DV基金 at 14:03
ニュースレターVol.34 [2016年06月07日(Tue)]
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ニュースレターVol.34概要

アドラーなら何と言う?
理事長 渥 美 雅 子

【2015年度20万円助成団体】
5回連続講座開催費用助成
DV防止ネットワークちば
「この日本で「貧困」を考える」―を振り返って
DV防止ネットワークちば 27年度事務局担当 竹内由紀子

【役員室より】
理事 吉 田 英 一

DV基金秋のイベント予定
2016年10月15日(土)13:00〜
場所:京葉銀行文化プラザ
第一部「DV防止ネットワーク会議―支援の手から漏れる人のいない社会づくり―」
 千葉大学大学院専門法務研究科:後藤弘子教授
 他数名
第二部「尺八とギターのコラボレーション」
 現代尺八愛好会「昴」クラブ
 



Posted by DV基金 at 12:30
ニュースレターVol.33 [2016年01月12日(Tue)]
タテマツラレタイ症候群
理事長 渥 美 雅 子
 戦後70年、ということは男尊女卑の法制度から男女平等の法制度に変わって70年。だが人の心を変えるにはもっとずっと長い時間を要するらしい。今でも「女房より俺の方が偉い」「俺が食わしてやってる」「俺にたてつくなどもってのほか」と思っている男は多い。そういう男が何か気に入らないと妻に暴力をふるう、家事や育児の些細なやり方に文句をつけて。
 だが本音は「もっと奉ってもらいたい」だけなのだ。家来から殿様に言上するように、下人から長上に申し上げるように。
 これを治すには、あと何年、いや何十年のリハビリが必要なのであろうか。


【2015DV防止啓発イベント】

大川義行のシニア劇団PPK48と渥美雅子による
妻と夫のブラックボックス
 〜DVを考える寸劇と解説〜


 平成27年10月31日(土)京葉銀行文化プラザにて妻と夫のブラックボックス〜DVを考える寸劇と解説〜が演じられた。当法人理事長が弁護士活動の中で実際に遭遇したDV事件をもとに大川義行さんが、身体DV・精神DV・経済DV・性的DVの4つの寸劇脚本を作成し、シニア劇団PPK48のメンバー15名により演じられた。それに渥美雅子が解説を加えた。
 第二部では、美炎さんによる馬頭琴の演奏で 会場は優しい音色に包まれた。スーホの白い馬など5曲がピアノの伴奏とともに演奏された。


【2015年度20万円助成団体】

デートDV防止キャンペーン

NPO法人
ウィメンズウィングちば


 本年度のDV基金の助成でデートDV防止キャンペーン用のぼりと配布用のグッズが用意され、前回の助成で作られたデートDV防止のためのリーフレットも合わさって、それにハートの形のかわいいミラー付ホルダーをつけて若者に配布された。キャンペーンは夏休み前に、高校生が多く乗り降りする京浜幕張駅前で行われた。同駅では高校生やその親世代に配布された。秋には城西国際大学の学園祭で、キャンパス内で配られた。同大学の看護学部の学生は、授業でとり扱われたこともあり、関心も高く、配布側のボランティアにも加わった。
 早くからデートDV予防教育に焦点をあてているNPO法人ウィメンズウィングちばの活動に期待は大きい。


【2015年度10万円助成団体】

ウィル市川

 ウィル市川を訪問しました。ウィル市川は、市川市主催「DV被害者サポーター養成講座」の修了生有志が、2012年4月に立ち上げた自主グループ。「STOP DV!」に向けた啓発活動に取り組んでいる。隔月にベルヴィ(仏語:美しい人生)を主催している。このスペースはお茶を飲みながら本を読んだり、自分のための自由な時間をすごせる女性のための居場所。アートワークを楽しみながら囲むテーブルや、塗り絵を楽しみながら囲むテーブル、窓際で一人本を読むスペースもある。そしてDV被害に気付くためのアンケートや情報の書籍やリーフレットなどが並べられている。また時にはハンドリフレもできる。ゆっくり安心して過ごすことができる空間になっている。こんな空間が必要な人に是非利用してもらいたいと考えている。


【役員室より】

NPO法人設立
千葉性暴力被害支援センターちさと


理事 岡 嶋 祐 子
           
 去る11月14日に千葉性暴力被害支援センター「ちさと」のNPO法人設立記念会が千葉医療センターの地域医療研修センターにて開催されました。「ちさと」については昨年のニューズレターでもご紹介しておりますが、2011年に閣議決定された第2次犯罪被害者等基本計画にもとづいた性暴力被害者支援のためのワンストップ支援センターであります。千葉大学の医療や法律などの人的資源をもとに千葉医療センター内に活動拠点をおいて昨年4月に任意団体としてスタートいたしました。まだ微力でありますが、千葉県において始まったこの活動をなんとか継続して行くためには、任意団体からNPO法人化することが責務と考え、準備をしてきたことがようやく実現したところです。記念式では小林美佳さんに「性犯罪被害とその支援」を講演していただきました。突然に日常を奪われ、永遠に消すことのできない被害体験を「なかったこと」にしようとする圧力を身近な人から受ける性犯罪被害の理不尽さと逆に他人であっても率直な思いやりとユーモアが再起のために大きな力になることをとつとつと語っていただきました。理不尽な状況に対してあきらめずに発した「これってなくない?」と現状を問い返した一言がいつまでも印象に残りました。このDV基金のニューズレターをお読みいただいている皆様に是非ちさとにも関心をもっていただきたく思います。



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Posted by DV基金 at 12:09
ニュースレターVol.32 [2015年11月17日(Tue)]
PTG(Post Traumatic Growth)
理事長 渥美 雅子
 PTSD(心的外傷後ストレス障害)ではない、PTG(トラウマの後の成長)というのがあるという。教えてくれたのはNPO法人レジリエンス代表の中島幸子さんだ。DVを受けた人はその後、長いことトラウマに悩まされてウツになったり人格解離症状になったり、マイナスの面が多々現れるが、一方、「あの恐ろしい経験を生き延びることができたのだから、今感じている辛さも乗り越えられるはず」と思えるようになるともいう。それはその人の成長である。
 心のスイッチをマイナスからプラスへ切り替えるのは容易なことではないが、ちょっと無理をしてでもPTSDからPTGに切り替えられたら素晴らしい。


【2014資金支援団体報告書】

NPO法人
女性と子どものスペース・ニコ
 
支援金額20万円
PC費用

 平成26年度定時総会で承認された支援団体であるNPO法人「女性と子どものスペース・ニコ」を訪問した。当法人の支援希望内容は「使用中のパソコンが旧式の為トラブルが多発し、会計処理、会員名簿等の管理運営に支障をきたす為新規パソコンの設置を図りたい」というものであり、今回の訪問は当該パソコンの稼働状態と支援効果の確認であった。当法人はDV被害女性と子どもに宿泊場所を提供し、生活支援、退所後のケア等を主たる活動内容とし松戸市を中心に活動している。事務所兼宿泊場所も最寄駅から4,5分の至便な場所にあり、いざという場合公共交通機関も利用可能な便利な場所であると思われた。
 迎えて頂いた法人代表者である船橋さんはパソコン購入支援に感謝され、又年間205名以上が来室利用し、18名の母子が年間延べ118日宿泊(平成24年度)した部屋や施設を案内して頂いた。代表からは心身ともに疲弊した母子たちにとっての拠り所である「スペース・ニコ」の存在意義と重要性及び今後の活動についても力強い言葉をお聞きすることが出来た。当基金の果たすDV被害者への間接支援の役割も合わせて確認することが出来た有意義な訪問であった。(理事 重松和典 記)

一般社団法人
たんとすまいる

支援金額20万円
プロジェクターと化粧筆セット

 アフターDV回復自立支援活動を精力的に展開するたんとすまいるを訪問させていただいた。その日もレッスンが午前と午後 別々の場所であるという忙しい日程の合間に予定してくださった。訪問のための特別の時間ではなく、訪問の日程を日々の活動の合間に設定してくれたことで、かえってたんとすまいるの活動の様子を垣間見ることができた。DV経験者女性の自立回復支援のためのメイクレッスン『わたしに微笑むためのメイクレッスン』は2014年度は30回開催され参加人数181名だったそうだ。プロジェクターは、その時はまだ自分へのメイクができない人にも、目で内容・手順が確認できたり、言語、経験を問わず映像で示すとわかり易いと好評だそうだ。参加者から「想像以上に皆さんが生き生きと楽しく自分と向き合う時間を過ごしている」のコメントもある。(M)

社会福祉法人
一粒会FAHこすもす

支援金額20万円
同行支援費用とアフターケアのイチゴ狩り

 2年に一度当法人の助成を利用している社会福祉法人一粒会FAHこすもすは、現在8家族13人(0歳から)の子どもさんが入居中。玄関のすさまじい靴の数にびっくりさせられた。それから察するだけでもここでの暮らし、生活支援のタフさが窺える。出迎えて下さった新しい所長さん、スタッフの年齢層も若く、入居者は8割が外国籍で、同行支援は49件横浜FPICでの面会交流30件への同行を含むなどで費用はかなりの金額になっている。最近の傾向は、退所者が近隣に暮らすケースもあり、近隣で出会えば立ち話、個々の輻輳的な問題(DV問題のみならず、障害をかかえるなど)を継続して気にかけていくことになるようだ。そんな状況下、年々退所者のアフターケアが長期化し、対応数も増加しているそうだ。毎月スタッフの価値観の違いから生じるずれをミーティングですり合わせながら一体となって支援に臨んでおられる。アフターフォローのイベントとしてはドイツ村でイチゴ狩りが行われた。(M)


【6月の講演会より】
DVからの再生

講師:中島幸子

 講師の中島幸子さんは、NPO法人レジリエンス代表で、米国法学博士、大学非常勤講師。DV被害にあった経験がきっかけとなり勉強を始め、2003年に米国ソーシャルワーカー修士号取得。修士号取得後女性のための「こころのcare講座」をスタートさせた。今では全国各地で毎年多数の講演を行っている。発足当初こんなに広がっていくとは考えていなかったそうである。DV関連著書も多数に及ぶ。中島さんは、被害者を☆さんと呼んでいる。人は皆、輝ける存在であり、たとえ被害を受けて落ち込むことや苦しいことがあったとしてもそれはその人の一面にすぎないからだという。加害者の方をアメリカではBattererというのでBさんと呼んでいる。
 「別の番組を見たいんだけど」といった直後、リモコンを投げつけられたら、次からは安全を選んでもう言わなくなる。親切な一面と、人を見下す差別を巧みに使って☆さんをコントロールしていく。
 暴力の方法も複雑で、多様な方法が用いられている。体に触らなくても、高速道を走行中に車から降ろされそのままおいていかれる、デジタル化でネットを使い、「これをネットに流すぞ」と脅される。Bさんが細かければ「レシートを全部見せろ」といって買い物の自由を奪い支配される、といったこともある。見たくないものを見せる、身体について罵るといったことも性暴力にはいる。人に被害を話せないまま自死を選ぶ人もいる。気づいていかないと救済がむずかしい。
 子どもの面前でDV行為があればそれは児童虐待とみなされることはいうまでもない。脳ではなく体に溜め込まれる記憶がある。アミグダラ(扁桃体)が特に恐怖に対して反応して、身体に記憶させることがわかっているので、体のケアも必要になってくる。被害を誰にも言えずにいる☆さんや子どもたちがいっぱいいる。相談に安全に対応することが出来る人があまりにも少なすぎる。
 被害者は過酷な状況の中、自分を守りぬいてきた知恵や強さなどの力を持っていて、中島さん自身、被害経験があっても自分を「かわいそうな人」とは思わない。
 ☆さんに対して「一人の大切な人が今困っていて、どのようにしたらその人の力になれるだろうか」という共感や敬意のある尊重した対応が増えてほしいと願っている。また☆さんはケアを受けることで新しい人生を以前より力強く進んでいく、そんな力を持っていると中島幸子さんはいう。



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Posted by DV基金 at 12:07
ニュースレターVol.31 [2014年12月09日(Tue)]
「壁ドン」の危険性
    理事長 渥美雅子
 草食系男子はやさしくて、おとなしくて、でも、ちょっと頼りない。
最近は壁をドンと叩いて強引に迫ってくる男子に人気が集まっている。壁ドンは危ない。DVの一歩手前だ。
★DV基金は『認定』NPO法人を取得しました。
★2015年度応募団体募集
 助成金額(上限1団体20万)
 平成27年2月2日(月)〜28日(金)応募受付
平成26年10月18日、千葉市生涯学習センター2階ホールにて
【子どもに寄り添う】
〜いじめ・虐待・非行の現場から〜
『相談員として一体どうしたらいいのかわからない』苦しむ子どもに直面した時、心の中で率直に感じたことだった。自分は、無能で無力で辞めたくなった。」
★子どもの人権として信じる3つの基本
1.生まれてきてよかったね。
ありのままのあなたでいい。
2.ひとりぼっちじゃないんだよ
3.あなたの人生は、あなたしか歩けない。
あなたが歩いていい
坪井節子先生(社会福祉法人カリヨン子どもセンター理事長・東京都弁護士会人権救済センター相談員)による講演会 ‘子どもに寄り添う〜いじめ・非行・虐待の現場から〜’は、74名の参加者を得て、終了した。第二部では習志野市出身の土生みさおさんによる三味線の演奏と唄が会場に響き渡った。
【役員室より】
「お接待」
理事 佐久間正昭
支援者用講座DVD好評無料貸出中


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Posted by DV基金 at 11:08
ニュースレターVol.30 [2014年07月22日(Tue)]
心のエコノミークラス症候群             
理事長 渥 美 雅 子 
動くに動けない。逃げるに逃げられない。前後左右に同じ
顔ぶれ。長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなる。小さな
血栓がたくさんできて、これが集まって大きくなると血栓
症を起こす。飛行機に乗っていると発症しがちなエコノミ
ークラス症候群の話だ。
家族関係もこれに似ている。家から出るに出られない。
喧嘩をしても逃げる場がない。前後左右に夫と子供。文句
を言っても愚痴をこぼしてみても、この運命は変えようが
ない、とあきらめが先に立つ。すると血栓はだんだん大き
くなってゆく。そこにDVが加わればもう大動脈血栓症を起
こすこと必定。夫婦仲の良くない家庭は、家族がみな心の
エコノミークラス症候群に陥っているようなものだ。さて、
そこから脱出するにはどうすればいいのか。
【資金支援団体】
NPO法人
女性ネット
Saya-Saya
 
 2013年度支援金額20万円
同行支援・携帯電話・ホットカーペット
このステップハウスは2DK。今年度は、そこへ2世帯同
時入居が3回あった。2世帯が同時に入居すると決して余
裕があるとは言えないスペースであるが、勇気をもって
新しい道を選択するという、一人の大決心は、社会を変
える一歩でもあると信じたい。安心という時間を手に入
れた入居者だが、ここから始まる新しい生活には、まだ
まだ困難も多い。この重さと加害者の下で堪える重さと
秤にかけて、選択しなければならい苦汁は、はかりしれ
ない。Saya-SayaのSUNプロジェクト(被害者の社会復
帰のための取り組み)は、東京都の助成金によるものだ
った。この他、都では、東京都一人親家庭等在宅就業支
援プログラム、就職ための教育訓練給付、研修手当、そ
の間の生活費が出され、生活基礎力を作って、社会に送
り出す取り組みもなされている。人的ネットワークも寸
断されて、再出発する被害者に本当必要なことを、手当
てされ、新しいスタートが切れるよう支援される日が望
まれる。Saya-Sayaのスタッフは総勢23名、気持ちを共
有できる被害者が支援者にまわるケースも多い。気持ち
や苦労がわかる体験者が大きなパワーになっている。DV
基金からの支援金で、自転車は足として、電気カーペッ
ト、オイルヒーターは小さな子供がいても安心な暖房器
具として、携帯電話機は被害者の連絡や相談用に、どれ
もステップハウスでの必需品である。
             (M)
NPO法人アーシャ
2013年度支援金額20万円
携帯電話代、PC、FAX

アーシャの拠点を訪問し、代表の野原さんと副代表の大貫
さんにお会いした。お二人とも自身が被害体験者で、活動
している。今回、基金の資金でPCとFAX、そして、携帯電
話通話代が支援された。
 相談者は、自分から必要な連絡を取ってこない場合も多
く、こちらから連絡をとると、近況もわかり、心のケアに
つながる。携帯が有効に活用された様子だった。電話代を
気にせずに連絡を取ることができたことは、大きかった。
お二人は、配偶者間の暴力もさることながら、子どもから
親に対して、兄弟や親からの暴力についてもまだまだ世間
の理解不足と支援の不足を痛感している。また性暴力の問
題にも取り組み、「性暴力禁止法をつくろうネットワー
ク」で、戒能民江さん(お茶ノ水女子大名誉教授)らとと
もに、性暴力禁止法成立に向けても尽力している。
ひとつひとつのDV事例は、小さい時からコントロールされ
る親子関係が、先代から引き継がれ、根強くはびこってい
ることを再認識させられる。社会構造的問題もこうして支
援者の地道な活動で変化をもたらすことを願って止まない
                       (M)
【役員室より】
DVについての雑感 ・・
  生き物に学ぶ‘命への思い入れ’・・

            理事  重松和典
               千葉家庭裁判所調停委員
 NHKTVで日曜日夜放送されている「ダーウィンが来た」
を欠かさず見ている。生き物たちが活き活きとそれぞれの
世界で生きているのを見るのは楽しいものである。見なが
ら強く感じることは「生物は自分の子孫を残すために生き
ている」という現実である。オス達の自分の子孫を残そう
とメスの気を引くためのいじらしい努力や、メスを巡って
オス同士命がけで闘う場面など、「命」への思い入れに感
じ入るのである。同じく先日NHKの番組の中で京都大学の
山中伸弥教授の「ほとんどの生物が子孫を残した段階で命
を終える中で、人間のみが子孫を残した後も長年生き続け
る極めて稀な存在である」というコメントを興味深く聞い
た。人間は次々世代である孫と巡り合うことが出来る極め
て幸せな生き物でなのであろう。
 DV被害が増加の一途である。警察庁まとめでは昨年度の
DV被害件数は4万9533件で過去最多を更新。内閣府男女共
同参画局における配偶者からの暴力に関係する相談件数で
平成24年度は全国で89,490件(前年比109%)、千葉県
で6,241件(前年比123%)。厚生労働省調査による
2012年度の児童虐待件数は6万6,807件で調査開始以来
22年連続過去最多を更新している。
 一体人間社会はどうなったのだろうと思う。600万年前
にサルと別れ高度な知能を持つことにより豊かな文明社会
を築いたヒト達が他の生物たちが繰り広げる子孫を残すこ
とに全力を尽くし、大切な子孫である子どもたちを必死で
守るという生物本来の本能を亡くしつつあるのではないの
か。命への思い入れは他の生物に劣りつつあるのだろうか
?他の生物と人間を区分する能力差はコミュニケーション
ではないかと思う。しかし、そのコミュニケーション能力
の劣化がDVに結びつくような気がしてならない。他人同
士の男女が夫婦となり、子どもを産み育てる時、配偶者相
互や子どもとのコミュニケーションを図ろうとする能力や
努力が無ければ信頼関係や愛情が生まれることなく、夫婦
間・家族間に結局支配、被支配の関係しか生まれないこと
となる。しかし、スマホに興じ、コミュニケーション能力
の醸成に一番大切な青春時代に会話の鍛錬を忘れた世代に
「言葉より先に手が出る将来のDVの危惧」を感じるのである。
 最近、「卑怯」という言葉が聞かれなくなったように思
う。子供のころから「卑怯なことはするな」「力の強いも
のが弱い者いじめをするのは卑怯だ」等口を酸っぱくして
言われ、一番嫌いで避けたい言葉である。DVは卑怯者のす
る最低の犯罪行為である。どのような生き物もDVはしない。
それをしているのは人間だけであることが悲しい。だから、
「ダーウィンが来た」を見ると心和むのである。


Posted by DV基金 at 12:28
パネルの貸出 [2014年05月13日(Tue)]
啓発パネルの貸し出しをしています。
セミナー、イベント等でお使い頂けます。全てA1サイズで額に入っております。
女性センター、千葉県DVキャンペーン、各地のDV関連イベントで使われています。

 詳しくは事務局までお問い合わせください。


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Posted by DV基金 at 13:13
ニュースレターVol.29 [2013年12月10日(Tue)]
DV基金の活動も、皆様のおかげで10年を経ました。社会構造的な問題でもあるDVに対し、DV基金はできる限りの活動を継続して行く所存です。これからも応援よろしくお願いいたします。昨今、離婚する夫婦は増加の一途。関心が高まる面会交流の課題を踏まえ、
山口恵美子先生による講演“子どもが主人公の面会交流”を開催しました。
                     
探 検 隊 理事長 渥 美 雅 子 「僕たちは探検隊みたいだね。離婚という、日本ではまだ未知の領域を探検するために、それぞれの役をしているの」離婚後母親に引き取られた子どもが父親に会いに行く時、子どもがふと漏らしたひとこと。小学校6年生の男児が卒業式にスーツを着ることになる、その時ネクタイを結ぶ、そのネクタイの結び方を「パパに教えてもらおうね」と母親は子どもを送り出す。何と賢い母親だろう。ネクタイを買ったとき売り場の店員に聞けばわかることだ。それをわざわざパパに教えてもらおうね、という口実を作り、パパの出番を作り、パパに花を持たせて送り出す。こんな賢い母親なら子どもは父親の居ないハンディなど感じることなく成長するだろう。
 これは小説家の干刈あがたさんが書いた「ウオッホ探検隊」に出てくる一場面である。この小説は1983年の作だ。それから30年が経つ。だが30年経っても面会交流はまだ探検隊の領域だ。
 そういえば今年「そして父になる」という映画が話題になっている。是枝裕和監督の作品だ。病院で取り違えられたまま6年間育てた子ども、この子をどうするか、生みの親に戻すか、それとも・・・・。片や東京のド真中で優雅に暮らすエリートサラリーマン、片や地方都市で猥雑に暮らす電気工事屋。子どもにとってどちらの親が親しみやすいか。映画の最後の方で迎えに来たエリートサラリーマンの父親に向かって子どもは叫ぶ「パパなんかパパじゃない!」その場面が印象的だ。家族とは何か、是枝監督は見る者に鋭く問いかける。ひとつだけ答えをあげれば、それは決して血の繋がりではない、ということだ。日々作っていくものである。それを暴力で壊しにかかったのでは何にもならない。家族とは何か、どうやって作っていけばいいか、それをDVという谷間からあるいは離婚という谷間から探検に出かけてみるのもまた大事な試みであろう。

講演会【子どもが主人公の面会交流】
今、関心の強さを感じる盛況ぶりでした。

平成25年10月5日。京葉銀行文化プラザの欅の間にて、120余名の参加者を得て、講師:山口恵美子先生(家庭問題情報センター面会交流援助部長)による“子どもが主人公の面会交流”の講演会が開催された。世界は共同親権が多いというが、アメリカの中でもニューヨーク州だけは片親親権、どちらの制度がいいのか、そんなことは今日は別問題で・・・と先生は語りだした。
離婚したから会わない、もう再婚したから会わない、再婚相手に子どもができたから会わない。離婚後も、その子どもにとっての両親は、一生涯 父親と母親である。
離婚後、テレビのホームドラマから目を背ける子ども。孫に会いたいと思う祖父母。前の伴侶との子どもに養育費は出しても会うのはやめてほしいという再婚相手。様々な思いがそれぞれの立場で錯綜する。
実際には困難も多いが、当事者はもちろんのこと、祖父母も再婚相手も皆が、子どもの身になって、この問題を考えながら進む必要がある。
そのためには、面会交流の条件設定や守るべきマナーもあると感じる。子どもが「会いたい」と言った時には「会ってくれば!」というだけでは不十分で、子どものために段取りをつけて見守ってあげることが必要だ。1年に1度の面会で、子どもの一般的な成長も考えずに喜ぶはずのない贈物をする。久々に会うのに親の感情だけでハグをし、しかもニコチンの臭いをぷんぷんさせている。その時、子どもは何を感じるのだろう。久々に会う親がやさしく思えて、子どもが突然泊まりたいと言い出したら、
今日は帰りなさいという勇気があるだろうか。
激しく衝突して別れた夫婦であっても、子どものために「自分も悪かった」と自己成長しながら面会交流に臨む努力はできるはず。
面会交流の支援に携わる山口先生は、お父さんのため、またはお母さんのために手を貸すことはしません、とはっきり述べられた。子どもと同居の親も別居の親も 多くのケースを担当している支援者の力も借りながら すすめていくと、子どもが本心を語りだして、限られた時間が実のある時間になる。進んでやりたいと思う支援では決してないが、そんな風に家族の成長を見届けられたら、支援者も喜びを感じることができるだろう。子どもは 安心安全で、穏やかな生活を好む。会場で隣に座った中高年の夫婦が、講師のひと言ひと言に、二人で大きく頷きながら聞き入っている様子が印象的だった。親の離婚を経験する子どもの困難を考え、いかにそれを乗り越えて心豊かに育っていくか、まわりの大人は知恵を出し合わなければならないと感じた。(松本)

千葉県に
ワンストップ性暴力被害者支援センターを!
             理事 岡 嶋 祐 子
         国立医療機構センター千葉・産婦人科

内閣府は、第2次犯罪被害者等基本計画(以下「第2次基本計画」という)の策定にあたり、平成21年9月から11月までの間、犯罪被害者団体および犯罪被害者支援団体から、第2次基本計画に盛り込むべき施策について要望を聴取した。その要望の中には、性犯罪被害者のためのワンストップ支援センターに関するものがあった。これらの要望を踏まえ、平成23年3月25日第2次基本計画が閣議決定された。第2次基本計画ではワンストップ支援センターの設置促進の施策が複数盛り込まれている。それから、2年余りを経て、千葉県でもようやく多機関連携によるワンストップ支援センター設置の動きが千葉大学精神科の清水栄司教授を中心として具体化してきた。
 平成25年9月17日に第1回千葉性暴力トラウマフォーラムが千葉大学猪鼻キャンパス内の薬学120周年記念講堂にて行われた。フォーラム企画委員の一人として、筆者らは去る6月30日に大阪府松原市の性暴力救援センター・大阪(SACHICO)に見学に行き、医療機関が中心ではあるものの相談員や心理カウンセラーなどの支援員、医師、法医学者、弁護士、警察、児童相談所職員、民間支援団体などの多機関連携が支援成功の要となることを強く認識させられた。このためフォーラムでは特別講演としてSACHICOの支援員である谷田寿美江氏、一般講演で当基金の渥美雅子先生、民間支援団体Saya-Saya代表の松本和子氏に基調講演をしていただいた。その後、パネルデイスカッションを上記講演者を含めて行われ、ワンストップセンター設立のために多職種それぞれの立場の違いを超えて連携していくことを確認した。主催者だけでなく、聴衆参加者も警察、検察、千葉犯罪被害者支援センター、医師、看護師、心理療法士、一般と多岐にわたっていたが、最後の質疑応答の時間に、被害経験のある一般参加者から被害に会って、警察、病院、弁護士事務所、裁判所などあちこちに足を運ばなければならなかった経験を話され、「ぜひともワンストップセンターを千葉にも作ってください」と言われたことが心に残った。
 9月22日には東京都のまつしま病院にて第1回性暴力救援センター全国連絡会が開催され、上記フォーラム主催者5名で千葉県グループとして参加した。ワンストップセンターを作っているあるいは作ろうとしている北海道から沖縄まで全国から19団体が集結した。議論自体ももちろんであるが、全国各地からの参加者とメルアドを交換できたことが有意義であった。
 DV無料相談
毎週月曜  午後2時から4時半
TEL 043−441−6014
NPO法人DV被害者支援活動促進のための基金
 

2013年度資金支援団体です20万円  NPO法人アーシャ   PC、携帯電話費用
20万円  NPO法人 女性ネットSaya-Saya ステップハウス用自転車
Posted by DV基金 at 11:14
ニュースレターVol.28 [2013年07月23日(Tue)]
【資金支援団体】
[2012年度支援金額20万円]
同行支援費用   一粒会FAHこすもす

同行支援って?ついて行くだけ?1人では行けないの?この問いの答えは、おそらくすべての人が実体験として感じたことがある「誰かが一緒に居てくれることの安心感」にあるだろう。
平成24年度、DV被害者支援活動促進のための基金様からの助成によって、40件を超える同行支援を行なえた。離婚の為の調停や裁判はもとより、準備の為の弁護士との面接に至るまで、DV被害者の方々の不安は尽きない。また、昨今は離婚後の親子の面会についての対応が必要となっている。DV事案では、安易に面会を行なうことができないため、適当な機関を介しての面会となるが、そのための同行ももちろん行なっている。
その他、外国人DV被害者の在留資格に関する手続きへの同行、心身の回復を意図した行事への同行などもご支援により行なうことができた。今後も皆様のご協力を頂き、利用者が安心して問題解決に取り組めるように支えて行きたいと考えている。

[2012年度支援金額20万円]
DV防止啓発教育のためのDVD製作費用   NPO法人G.Planning

暴力防止教育用教材としてのアニメーション『ママのばんそうこう』は、NPO法人DV被害者支援活動促進のための基ほかの助成により完成し、現在その解説書と指導書の制作に取りかかっています。
 教材としての成果を確実なものにするために、昨年の12月には、文京区教育委員会主催の副校長・副園長研修会にて、教材として紹介しました。テーマは「男女の対等なパートナーシップ形成における学校教育の役割−DV環境下の子ども支援と暴力防止教育」でした。また今年の1月には、白百合女子大学で教材として使用し、DV環境下の子ども支援と暴力防止教育について討論しました。そのほか「全国子どもの虐待防止学会」などで発表し、大きな反響を得ることができました。
 現在このようにして実施してきた「暴力(DV)防止教育教材『ママのばんそうこう』視聴後の感想調査」をデータベース化し、今年にはその分析結果がでます。その結果により、今後の方針を決めていく予定です。
 アニメ製作などの資金面はNPO法人NPO G.Planningが担当してきましたが、解説書や指導書の制作という専門性が問われる段階に入ってきましたので、今後は当法人も参画している「子どもへの暴力防止教育研究会」が主体になり、この活動を継続していきます。

[2012年度支援金額20万]
知ることは あなたの「力」    NPO法人ウィメンズ・ウィングちば                      
“NPO法人ウィメンズ・ウィングちば”は男女共同参画の実現を目指し、暴力のない、誰もがその人らしく生きられる社会をつくるために、特にDVや虐待防止の地域活動をしています。
県男女共同参画課では「それって『愛』なの?若者のためにDV予防セミナー」の実施のために、県内の高等学校に外部講師を派遣しています。当会も依頼を受け、2009年5校、翌年は10校、昨年は11校とセミナーを行っています。また、2010年より市原市は「若者のためのDV予防セミナー」を3年かけて、中学校21校に実施しています。中学生にはまだ早すぎると懸念される先生もおりますが、生徒の方がはるかに興味と関心を持っています。中高生たちの反応はアンケートから「暴力で解決してはいけないことを知りました」。「加害者にも被害者にもなりたくない」などの卒直な意見が書かれています。知ることは大きな力になります。すべての若者に学習の機会があることを望みます。

【役員室より】  
ご存じですか。家事調停手続が変わりました 
60年以上の時を経ての大改正
                               理 事 清田 乃り子

  平成25年1月1日から、家事事件手続法が施行されています。
 これまでは、家事審判法という昭和22年に制定された法律に基づいて調停が行われていました。 60年以上の時を経ての大改正です。
  改正の趣旨は、当事者の手続保障、国民がより利用しやすい手続、手続の透明性・明確性のため というものです。新しい制度も導入され、子供の手続代理人制度や、電話会議、TV会議もできる ようになりました。
  最近、家庭裁判所からの調停の呼び出しの封筒が、やけに、ぶ厚くなっています。封筒の中に  は、期日の通知書のほかに、調停申立書の写し、非開示の申出書、連絡先の届出書、照会書、答弁 書、返信封筒と、なんだか、前より難しいとお感じになった方も多いようです。
  DV被害者の方や支援者の方のご心配の声も、聞こえてきます。
  特に、ご注意いただきたい点をあげます。
1 今までは、調停申立書を相手方に送付することはしませんでしたが、新法では、調停申立書の写  しを相手方に送付することになりました。但し、円滑な調停を妨げると、裁判所が判断すれば、  期日通知だけにとどめる扱いもありますので、送付してほしくない場合には、そのことを上申し  てください。また、相手方に知られたくない住所や事柄の記載はしないでください。離婚原因等  を詳しく書くと、感情的になり対立を激化させる場合がありますので、要点にとどめ、詳しくは  調停時に述べてください。

2 提出した書面は原則として相手方に開示されることになります。
  ですので、相手方に開示されたくない場合には必ず非開示申出書を提出してください。但し、非  開示の申し出をしても、裁判官の判断で開示される場合がありますので、相手に見せたくないこ  とは書かないほうが無難です。

3 立会調停は、断ることもできます。
  調停手続の明確性のために、調停期日の最初と最後に、双方当事者を同室で立ち会わせて、調停  手続の説明や、次回までの宿題等を調停委員が説明し、確認する場合があります。けれど、立会  調停は、法律で定められたものではありません。DV被害者の方等で、相手方と顔を会わせたく  ない場合には、断ることもできます。
  断ることで、不利益を被ることはありません。

   新法の施行で、いろいろと不安やとまどうことも多いかと思います。ご心配の場合には、
  一人で抱えこまず、調停前に、DVの支援団体や弁護士等の専門家に、ご相談ください。




Posted by DV基金 at 14:18
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当法人は2014年7月23日に認定NPO法人になりました。
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午後2時〜午後4時30分
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必要に応じて弁護士が相談に応じます。
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