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ニュースレターVol.32 [2015年11月17日(Tue)]
PTG(Post Traumatic Growth)
理事長 渥美 雅子
 PTSD(心的外傷後ストレス障害)ではない、PTG(トラウマの後の成長)というのがあるという。教えてくれたのはNPO法人レジリエンス代表の中島幸子さんだ。DVを受けた人はその後、長いことトラウマに悩まされてウツになったり人格解離症状になったり、マイナスの面が多々現れるが、一方、「あの恐ろしい経験を生き延びることができたのだから、今感じている辛さも乗り越えられるはず」と思えるようになるともいう。それはその人の成長である。
 心のスイッチをマイナスからプラスへ切り替えるのは容易なことではないが、ちょっと無理をしてでもPTSDからPTGに切り替えられたら素晴らしい。


【2014資金支援団体報告書】

NPO法人
女性と子どものスペース・ニコ
 
支援金額20万円
PC費用

 平成26年度定時総会で承認された支援団体であるNPO法人「女性と子どものスペース・ニコ」を訪問した。当法人の支援希望内容は「使用中のパソコンが旧式の為トラブルが多発し、会計処理、会員名簿等の管理運営に支障をきたす為新規パソコンの設置を図りたい」というものであり、今回の訪問は当該パソコンの稼働状態と支援効果の確認であった。当法人はDV被害女性と子どもに宿泊場所を提供し、生活支援、退所後のケア等を主たる活動内容とし松戸市を中心に活動している。事務所兼宿泊場所も最寄駅から4,5分の至便な場所にあり、いざという場合公共交通機関も利用可能な便利な場所であると思われた。
 迎えて頂いた法人代表者である船橋さんはパソコン購入支援に感謝され、又年間205名以上が来室利用し、18名の母子が年間延べ118日宿泊(平成24年度)した部屋や施設を案内して頂いた。代表からは心身ともに疲弊した母子たちにとっての拠り所である「スペース・ニコ」の存在意義と重要性及び今後の活動についても力強い言葉をお聞きすることが出来た。当基金の果たすDV被害者への間接支援の役割も合わせて確認することが出来た有意義な訪問であった。(理事 重松和典 記)

一般社団法人
たんとすまいる

支援金額20万円
プロジェクターと化粧筆セット

 アフターDV回復自立支援活動を精力的に展開するたんとすまいるを訪問させていただいた。その日もレッスンが午前と午後 別々の場所であるという忙しい日程の合間に予定してくださった。訪問のための特別の時間ではなく、訪問の日程を日々の活動の合間に設定してくれたことで、かえってたんとすまいるの活動の様子を垣間見ることができた。DV経験者女性の自立回復支援のためのメイクレッスン『わたしに微笑むためのメイクレッスン』は2014年度は30回開催され参加人数181名だったそうだ。プロジェクターは、その時はまだ自分へのメイクができない人にも、目で内容・手順が確認できたり、言語、経験を問わず映像で示すとわかり易いと好評だそうだ。参加者から「想像以上に皆さんが生き生きと楽しく自分と向き合う時間を過ごしている」のコメントもある。(M)

社会福祉法人
一粒会FAHこすもす

支援金額20万円
同行支援費用とアフターケアのイチゴ狩り

 2年に一度当法人の助成を利用している社会福祉法人一粒会FAHこすもすは、現在8家族13人(0歳から)の子どもさんが入居中。玄関のすさまじい靴の数にびっくりさせられた。それから察するだけでもここでの暮らし、生活支援のタフさが窺える。出迎えて下さった新しい所長さん、スタッフの年齢層も若く、入居者は8割が外国籍で、同行支援は49件横浜FPICでの面会交流30件への同行を含むなどで費用はかなりの金額になっている。最近の傾向は、退所者が近隣に暮らすケースもあり、近隣で出会えば立ち話、個々の輻輳的な問題(DV問題のみならず、障害をかかえるなど)を継続して気にかけていくことになるようだ。そんな状況下、年々退所者のアフターケアが長期化し、対応数も増加しているそうだ。毎月スタッフの価値観の違いから生じるずれをミーティングですり合わせながら一体となって支援に臨んでおられる。アフターフォローのイベントとしてはドイツ村でイチゴ狩りが行われた。(M)


【6月の講演会より】
DVからの再生

講師:中島幸子

 講師の中島幸子さんは、NPO法人レジリエンス代表で、米国法学博士、大学非常勤講師。DV被害にあった経験がきっかけとなり勉強を始め、2003年に米国ソーシャルワーカー修士号取得。修士号取得後女性のための「こころのcare講座」をスタートさせた。今では全国各地で毎年多数の講演を行っている。発足当初こんなに広がっていくとは考えていなかったそうである。DV関連著書も多数に及ぶ。中島さんは、被害者を☆さんと呼んでいる。人は皆、輝ける存在であり、たとえ被害を受けて落ち込むことや苦しいことがあったとしてもそれはその人の一面にすぎないからだという。加害者の方をアメリカではBattererというのでBさんと呼んでいる。
 「別の番組を見たいんだけど」といった直後、リモコンを投げつけられたら、次からは安全を選んでもう言わなくなる。親切な一面と、人を見下す差別を巧みに使って☆さんをコントロールしていく。
 暴力の方法も複雑で、多様な方法が用いられている。体に触らなくても、高速道を走行中に車から降ろされそのままおいていかれる、デジタル化でネットを使い、「これをネットに流すぞ」と脅される。Bさんが細かければ「レシートを全部見せろ」といって買い物の自由を奪い支配される、といったこともある。見たくないものを見せる、身体について罵るといったことも性暴力にはいる。人に被害を話せないまま自死を選ぶ人もいる。気づいていかないと救済がむずかしい。
 子どもの面前でDV行為があればそれは児童虐待とみなされることはいうまでもない。脳ではなく体に溜め込まれる記憶がある。アミグダラ(扁桃体)が特に恐怖に対して反応して、身体に記憶させることがわかっているので、体のケアも必要になってくる。被害を誰にも言えずにいる☆さんや子どもたちがいっぱいいる。相談に安全に対応することが出来る人があまりにも少なすぎる。
 被害者は過酷な状況の中、自分を守りぬいてきた知恵や強さなどの力を持っていて、中島さん自身、被害経験があっても自分を「かわいそうな人」とは思わない。
 ☆さんに対して「一人の大切な人が今困っていて、どのようにしたらその人の力になれるだろうか」という共感や敬意のある尊重した対応が増えてほしいと願っている。また☆さんはケアを受けることで新しい人生を以前より力強く進んでいく、そんな力を持っていると中島幸子さんはいう。



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Posted by DV基金 at 12:07
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