協働のパートナーがいない!?[2009年09月01日(Tue)]
皆様
リリック・ハマスミスの様々なsocial inclusion(社会的抱合)のプログラムが
紹介されていくなかで、ひとつ参加者全員が口をそろえたのは、
「日本には(信頼しうる)パートナー団体が存在しない」
ということでした。
リリック・ハマスミスは劇場でありながら、劇場をこえて、社会経済的、ニート、
精神的、あるいは虐待などの問題を抱える青少年のための
職業訓練ならびに学習センター的な存在になろうとしているわけですが
すべてを解決できる、解決しようとは考えていない。
これはchild protection(児童青少年保護)の根幹とも係わるわけですけれども、
ここでは自らを救済者になるのではなく、
問題の発見者にとどめるスタンスが守られている。
青少年などとのワークショップを通して、「発見」された子どもたちの問題は
その問題を専門とする「団体」「機関」「個人」と提携することを通して
そちらにゆだねるというわけです。
ここではあくまでも劇場だということ、かかわるアーティストたちもアーティスト
であり、セラピストではないということです。
そのために多くの適切なパートナーを見つけなくてはならない。
でも、ここで参加者たちから、日本では「適切なパートナーが見つけられない」
という悲鳴に近い声が。
(ちなみに、英国で唯一、常勤のドラマセラピストを抱えるのは、7月に来日し
たジェームス・ブライニング率いる地域劇場ダンディ・レップのみです。彼の劇場
も積極的に、劇場のもつ資源を地域の創造的学習の拠点にすべくチャレンジ
を続けています)
英国の公共サービスあるいはチャリティ(非営利団体)の厚みを久々に実感
してしまいました。
(私の英国での修士論文がチャリティに関連したものだったので、日本のNPO
法成立を見越した視察のための通訳をよくやらせていただきました)
でも、ふりかえって、日本の現在の状況は何に起因するのだろうか?
リサーチが足らないだけなのか。
一つ一つのNPOの信頼性が確立されていないのか。
行政が信用されていないのか…
あるいは
自分たちのイニシアティブにこだわるために
本質的に協働ができないのか。
実に悶々としてしまいます。
苦しいですが、これを機会に徹底的に悶々としてみたいと思うところです。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
リリック・ハマスミスの様々なsocial inclusion(社会的抱合)のプログラムが
紹介されていくなかで、ひとつ参加者全員が口をそろえたのは、
「日本には(信頼しうる)パートナー団体が存在しない」
ということでした。
リリック・ハマスミスは劇場でありながら、劇場をこえて、社会経済的、ニート、
精神的、あるいは虐待などの問題を抱える青少年のための
職業訓練ならびに学習センター的な存在になろうとしているわけですが
すべてを解決できる、解決しようとは考えていない。
これはchild protection(児童青少年保護)の根幹とも係わるわけですけれども、
ここでは自らを救済者になるのではなく、
問題の発見者にとどめるスタンスが守られている。
青少年などとのワークショップを通して、「発見」された子どもたちの問題は
その問題を専門とする「団体」「機関」「個人」と提携することを通して
そちらにゆだねるというわけです。
ここではあくまでも劇場だということ、かかわるアーティストたちもアーティスト
であり、セラピストではないということです。
そのために多くの適切なパートナーを見つけなくてはならない。
でも、ここで参加者たちから、日本では「適切なパートナーが見つけられない」
という悲鳴に近い声が。
(ちなみに、英国で唯一、常勤のドラマセラピストを抱えるのは、7月に来日し
たジェームス・ブライニング率いる地域劇場ダンディ・レップのみです。彼の劇場
も積極的に、劇場のもつ資源を地域の創造的学習の拠点にすべくチャレンジ
を続けています)
英国の公共サービスあるいはチャリティ(非営利団体)の厚みを久々に実感
してしまいました。
(私の英国での修士論文がチャリティに関連したものだったので、日本のNPO
法成立を見越した視察のための通訳をよくやらせていただきました)
でも、ふりかえって、日本の現在の状況は何に起因するのだろうか?
リサーチが足らないだけなのか。
一つ一つのNPOの信頼性が確立されていないのか。
行政が信用されていないのか…
あるいは
自分たちのイニシアティブにこだわるために
本質的に協働ができないのか。
実に悶々としてしまいます。
苦しいですが、これを機会に徹底的に悶々としてみたいと思うところです。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織



