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最新記事
ヒトをつなぎ、ヒトを育てるをキーワードに
ドラマ&シアター教育、アートマネジメント、文化政策を考えていくブログです。

特定非営利活動法人シアタープランニングネットワーク


夏休み子ども演劇教室[2009年08月14日(Fri)]
皆様

せんがわ劇場での「夏休み子ども演劇教室」も日程の約半分が終わろう
としています。子どもたちからはいつから「お芝居をやるの?」という質問
が続出しているそうな。実は2週間のプログラムのうちの、1週目は様々な
ドラマスキルを教えるのに特化しているため、子どもたちにとってはお芝居
をやっている気になかなかなれていないようです。
週明けから一気にディバイジングという手法を用いて、演劇づくりにはい
ることになるのですが、子どもたちはそれを「お芝居」だと認めてくれるの
でしょうか?

子どもたちにとっての「お芝居」の定義とはどんなものやら?

昨日の午前、その子どもたちと一緒に、英国からリサーチのために来日
している演出家のカレン・シンプソンが特別ワークショップを行いました。
保護者たちも興味津津だということに気づいて、
カレンは親たちのグループも参加させてしまいました。子どもたち以上に
演技をして、楽しんでくださいました。(うまい!!!)

劇場のスタッフとも話していたのですが、
「ほんとうにワークショップが必要なのは親たちなのですよね〜」

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー[2009年07月26日(Sun)]

この夏のプロジェクトの最後に控えている
「学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー」の準備も少しずつはじめている
のですが、思うのは、

二つの鑑賞のシンポジウム
二つのドラマリーディング
TIEをも想定したシェークスピアのWS

といった私にとっての夏のプロジェクトをまさに総括することになるのだ
ろうな〜ということです。
特に本来の自分の専門領域としてのアートマネジメントとして
教育と芸術を考えることになるからよけいにそのように感じるのかも
しれません。

講師としてお招きするジェームス・ブラックマンさんが働くリリック・
シアター・ハマスミスはロンドンのなかでも大好きな劇場の一つです。
芸術的であり、かつコミュニティである。
それが共存する珍しい劇場でもあります。

実際、コミュニティ(クリエイティブラーニング)の予算が、メイン劇場で
の製作費と同額レベルだというのは、驚くべきこと。

とってつけたようなコミュニティプログラムではない。とってつけたよう
な学校との関係ではないのです。
それが紹介したいというのも今回のミソです。
劇場を夜だけの空間ではなくどう活かすのかも学びたいところです。



http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn/strategy.htm

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
せんがわ劇場夏休み子ども演劇教室[2009年07月26日(Sun)]
アップするのを忘れていたのは
7月22日に行った調布市のせんがわ劇場での「夏休みこども演劇教室」
のプレワークショップのことです。

本ワークショップは8月10日から23日なのですが
それに先立ってのプレワークショップでした。

対象は調布市内在住・在学の小学校4年生から6年生。

学校によりまだ夏休みになっていない学校もあったため、また家族旅行
などもあって、全員が参加できたわけではありませんでしたが、
楽しいものになりました。

最初、演劇教室といっても、俳優になるための技術を教えたりはしない。
発声訓練のようなことはしない。でも、頭はしっかり使うからね、とばかり
に説明すると、ただでさえ借りてきた猫状態の子どもたちは、目をシロクロ。
見学の保護者たちも何がはじまるやら…。

本ワークショップの最後には短い作品を作ることになるのですが、
まずはとにかく子どもたちを知ることから。
三人の講師たち(俳優でドラマ教師の寺本佳世さん、西海真理さん
と打楽器奏者の並河咲耶さん)は手探りながらも、周到な準備で
子どもたちを「ドラマ」の世界の入口に案内していきました。

おもしろかったのは本来参加できない小学校2年生の男の子。お姉さん
が参加していたので来ていたのですが、やりたくてしかたがない。
劇場のフォアイエを走り回られるよりは安全とばかり、
難しくないゲームから参加させてあげたら、目がきらきら…。
ひとつのゲームが終わると、「まだいていい?」と私にお伺いをたてて
きます。「いいよ」。
結局最後まで、足を引っ張るでもなく、楽しんでおりました。

とりわけ子どもたちが楽しんだのは、人間数字。
足し算や引き算で、たとえば、298になる数字の組み合わせを
作ってみようというもの。
最初戸惑っていたようですが、すぐにチャレンジ。
すっかりマスターしていました。




シアタープランニングネットワーク
中山夏織

賑やかな夏、賑やかな頭の中[2009年07月26日(Sun)]

ベランダに布団を干すというだけでじりじりおひさまにローストされて
しまうほど(?)、夏の強い日差しがあふれています。

明日、長年にわたる友人でもある演出家で、地域劇場ダンディレップ
の芸術監督ジェームス・ブライニングと奥さまのベブがはるばるスコットラ
ンドから来日し、明後日から、一緒に、東京での「青少年に演劇鑑賞は
必要か?」シンポジウム、29日・30日の「シェークスピアへのアプローチ」
ワークショップ,そして、31日からは沖縄へ。

沖縄ではキジムナーフェスタに参加します。

ジェームスのお務めは、基本的に8月2日の「ドラマ教育における<鑑賞>
の重要性」シンポジウムへの参加と、フェスタを楽しんでいただくことですが、
私はシンポの進行にくわえて、
3日に到着する国際演劇協会(ITI)のリーディングの「カンパニー」の
運営も待っています。

2つの作品を同時に行うため、上演のことだけでもけっこう大変ではあるの
ですが、現在、調整をすすめているのは、交流スペースでのマナカナちゃん
たちの特別コンサートです。(決まり次第、ご案内しますね)

さらには、8月1日には、もうひとりの古い友人カレン・シンプソン女史も
イングランドからやってきます。カレンの目的は、リサーチ。この秋に
「モモタロウ」を演出することになっているため(その国際共同製作の
パートナーが私どもです!)、いろんなことを学びたいとのこと。

フェスティバルは今年で5回目。通訳として、また通訳のインターン生たち
のトレーナーとして、コーディネーターとしてずっとかかわってきましたが、
「リゾート」気分はかっこだけ。いつもお仕事、お仕事。
ついでに交流スペースでのバーの「ママ」役を昨年から拝命することにも
なり…

こうやって綴ってきただけでも、しいいかり頭の中が賑やかになっていま
す。
他の仕事のことも忘れてはいけないとばかり、今日は賑やかにちまちま
と一つ一つ仕事を片付けています。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織




ドラマ教育における<鑑賞>の重要性[2009年07月19日(Sun)]

今朝、ベランダのプランターの朝顔の花が開いていました。
よく見ると蕾がいっぱいついています。夏の到来を改めて感じます。
子どもたちは夏休み突入ですね。
昨日はちょいとダウン気味。
あえて、一日、何も仕事をしないようにしていました。

夏休み突入とともに、手つかずだった仕事に取り組み始めました。
ひとつはキジムナーフェスタのなかで行われる国際シンポジウムの
準備。パネリストが一転二転三転したため、準備にとりかかれなか
ったのですが、先週中ごろを過ぎて、ようやく確定。
まずはご挨拶と、シンポジウムの趣旨説明をかねて、パネリストたち
にメールを差し上げたところです。

私が座長を担当するシンポジウムは、東京での「青少年に演劇鑑賞は
必要か?」と呼応するのですが、「ドラマ教育における<鑑賞>の重要
性」というもの。
財政難や少子化ということだけでなく、
文化政策のシフトやクリエイティブエデュケーションの台頭もあって、
「鑑賞」が少しばかり(多分に)なおざりにされ、「参加」(つまり、自らが
やること)ばかりが重視されるようになってきました。

一般論だけでなく、ドラマ&シアター教育のコンテキストでのこの「偏重」が
何を意味するのだろうかを探ってみたい、考えてみたいと思っています。

本音を言えば、めちゃめちゃ難しい。
抽象的になってしまいたくないし、一方で、ただ必要なんだという議論
にもしたくない。
なかなか置きどころがみつけられない…。
しかも、基本的に英語で進行しようというもの…おおお。

開催要項は次の通りです。

「ドラマ教育における<鑑賞>の重要性」
日時  2009年8月2日(日) 午前10時〜午後1時
会場  沖縄市中央公民館B1会議室
参加費 無料

パネリスト ジェームス・ブライニング(英国/ダンディレップ芸術監督)
       ピーター・マンシャー(デンマーク/ASSITEJ)
       金城幸次(沖縄/仲泊小・中学校校長)
コーディネーター
  中山夏織(ITI/シアタープランニングネットワーク)

主催    社団法人国際演劇協会
       キジムナーフェスタ実行委員会
助成    グレイトブリテン・ササカワ財団



中山夏織
シアタープランニングネットワーク
大きな差異[2009年07月17日(Fri)]
皆様

ふと思い至ったのは、
「あるがままにとらえる」ことと「わかる」ということとの差異。

わかり急ぐ国民性ゆえに、わかることばかりが求められて
どうも「あるがままにとらえる」ことの位置づけが見えなくなって
いるのではないか。

さまざまな演劇のワークショップの場でも
この差異に気づかない方は少なからず。
演劇ワークショップのプロセスとしては、この差異は大きいので
この差異を認知できるかどうかは、指導者にとっては、かなり
大きな意味を持ちますが、当事者としてわからないのが許せな
いよう。

「わからなくてもいいじゃない」「わかっていないということがわか
っただけいいじゃない」という言葉は決して届かない。
すべてがわかるはずないのに…。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織




演劇教育って。[2009年07月12日(Sun)]
皆様

ブログのタイトルは「ドラマ教育を探る旅」です。

この10年間、ドラマ&シアター教育の紹介、研究、導入のための仕掛け
づくりに携わってきました。
暗中模索です。
ときに明るさが見えることもありますが、どかんと闇の中にほうりこまれる
ことも。

7月末からのいくつかのイベントを紹介させていただきましたが、
改めて、少し距離を置いて眺め、思うのは、
自分自身の模索がそのまま反映されているな〜ということ。

自信があってやるというよりは
むしろ、わからなくなりかけているから、
確かめてみたいから、
新しい視点が欲しいから…

「鑑賞」の意味。
役を演じることから俳優は、子どもたちは何を得るのか。
社会的・教育的イッシューを演劇を使って教えることの意味。
そもそも演劇とは何ぞや?(ここにはまるとしばらく抜けられなく
なってしまうのですが、時々ここに戻らなきゃ、見えなくなるもの
落としてしまうものがあるように思います)

この夏、多くのプロジェクトを抱えて
プロデューサーとして、現場をまわしていくことだけでアップアップ
しているのですが
できるかぎり上記のテーマをプロジェクトのなかから
自分なりの答えを見いだしていく余裕というのか、距離を維持でき
ればと思う日々です。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織







青少年と演劇鑑賞[2009年07月12日(Sun)]
皆様

もう一つイベントのご案内です。

社団法人日本劇団協議会
緊急シンポジウム
「青少年に演劇鑑賞は必要か?」

現在、学校における芸術鑑賞教室の激減はますます進む傾向にあり
国の政策は”文化庁・本物の舞台芸術体験事業”をはじめとする体験型
のかかわりを、学校教育に組み込んでいく傾向にあります。青少年に
とって体験型だけではない鑑賞の必要性を考えるために、
イギリスにおける”青少年の演劇鑑賞”の実践から、国を動かす共通
言語を考えたいと思います。

対談: ジェームス・ブライニング(演出家・ダンディ・レップシアター芸術監督)
     宮田慶子(演出家・劇団青年座/日本劇団協議会常務理事)

日時  2009年7月28日 19:00〜
会場   あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)3F会議室
入場料 1,000円

お問合せ先 03−3341−8151(日本劇団協議会)

主催 社団法人日本劇団協議会
共催 社団法人国際演劇協会
助成 グレイトブリテン・ササカワ財団


大切だから大切なのだというだけでなく、
演劇はいいものなのだということだけでなく、
主観的な思いではなく、客観性をともなった事実として
なぜ演劇鑑賞は必要なのだろう?といま、私自身も懸命に言葉を探って
います。
日々、悶々…。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織

ドラマ・リーディング[2009年07月05日(Sun)]
皆様

国際演劇協会(ITI日本センター)のお仕事で、
8月1日から9日まで沖縄県沖縄市で開催される児童青少年演劇の
国際フェスティバルに参加するドラマ・リーディングの制作に携わって
います。
青少年演劇を対象とした優れたヨーロッパの現代戯曲を紹介するのが
第一の目的です。英国からジョン・レタラック作の「ハンナとハンナ」、
スイスからダーリャ・ストッカーの「ナイトブラインド」の日本を選び
現在、リハーサルを進めています。

二作品に共通するのは、多分に社会的なテーマを扱っていること、
またおそらくは日本では「これが児童青少年のための演劇なのか?」と
思わせるほど、子ども扱いしていないということです。

「ハンナとハンナ」が描くのは、コソボ避難民としてイギリスに逃げてきた
16歳のコソボ人の少女と、イギリスの16歳の少女の出会いと相克、友情です。
コソボ問題だけでなく、20世紀末からミレニアムにかけて、
ヨーロッパを吹き荒れた「ナショナルフロント」の問題も描かれています。
この作品を書いたジョン・レタラックは、英国でもよく知られる演出家です。
大人のための演劇からあえて児童青少年演劇へと転じた逸材です。
この作品は舞台となるイングランドのマーゲート地域の青少年たちとの
ワークショップの成果でもあります。
青少年たちの生活と実感覚がいかされた作品です。

一方、「ナイトブラインド」は、ボーイフレンドのデートDV、崩れていく家族
に壊れそうになっている少女が視覚障害をもつ青年との出会いを通して
自立へと向かっていく物語です。
この作品がデビュー作となった劇作家ダーリャ・ストッカーはスイス生まれの
女性。5,6年前に初演されているのですが、現在でもまだ26歳位。
おそらくは自らの経験を劇化したのだろうと想像されるのですが…。

優れたキャスト(ちょっと驚かれるかも…)とスタッフを得て、
素晴らしい作品になりそうです。

フェスティバルならびに公演情報は次のリンクからご確認ください。

http://www.kijimuna.org

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
シェークスピアへのアプローチ[2009年07月01日(Wed)]
皆様

もうひとつご案内です。
社団法人国際演劇協会の委託で製作を担当しているプロジェクトですが、
「シェークスピアへのアプローチ」というワークショップを開催いたします。

「ロミオとジュリエット」を素材にして
シェークスピアを演じる、演出するという視点、
青少年たちに教えるという視点という
二つの視点の差異を体験的に学ぶワークショップです。

文学としてのシェークスピア
上演としてのシェークスピア
人間というものの存在や
社会的問題を教えるためのシェークスピア…

ドラマ教育、シアターインエデュケーション、俳優トレーニングなどに
ブリッジをかける試みです。

指導にあたるのは、スコットランドの地域劇場ダンディ・レップ・シアター
の芸術監督ジェームス・ブライニングさんです。

昨年春に彼の演出した「ロミオとジュリエット」を見て
今日性と明快なまでのメッセージが感じられ、「おお〜、いいじゃん」。

日程  2009年7月29日(水)14:00-19:00/30日(木)13:00-18:30
会場  あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
参加費 15,000円
定員  20名

主催 社団法人国際演劇協会
製作 特定非営利活動法人シアタープランニングネットワーク
助成 グレイトブリテン・ササカワ財団

詳しくは、下記HPをご覧ください。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn/iti-shakespeare.htm

シアタープランニングネットワーク
中山夏織





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