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ヒトをつなぎ、ヒトを育てるをキーワードに
ドラマ&シアター教育、アートマネジメント、文化政策を考えていくブログです。

特定非営利活動法人シアタープランニングネットワーク


青少年の未来とアートマネジメント[2009年12月22日(火)]
皆様

今年8月に開催した

「学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー」
アートマネジメントセミナー&ワークショップ

の記録をまとめた報告書がいよいよ完成しです。

ロンドンの非営利公共劇場リリック・ハマスミスの
野心的、画期的な青少年のためのプロジェクトを中心に、
劇場を地域のクリエイティブ・ラーニング・センター、ティーチング・シアターへと
発展させていく英国での大きな変革を紹介しています。

単なる劇場のエデュケーション活動というだけでなく、関係諸団体との関係の構築、
芸術組織論、クリエイティブ産業論、リーダーシップ論にも
展開していく内容になりました。

また、学校と芸術の関係の新局面も紹介しています。

劇場や芸術施設を芸術以外の目的のために活用することには英国でも賛否両論。
それでも、限られた資源を有効に使う、社会のために、青少年の未来に
劇場が劇場のもつ能力を持って対処していく、それが劇場のためにもなるという
構造は、ちょっと画期的というのか、刺激的です。
自分たちのシステムや、固定概念に対するチャレンジなのだと感じています。

「青少年の未来とアートマネジメント」(A5版68頁)

頒布価格 800円(送料込)
発行日 2009年12月25日
編集・発行 シアタープランニングネットワーク
協力 リリック・ハマスミス
助成 日本財団

頒布をご希望の方は、下記リンクをご参照ください。
もくじも掲載しています。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn/comingsoon.htm

シアタープランニングネットワーク
中山夏織

報告書作成中![2009年12月02日(水)]
またしても長々とブログへの書き込みをさぼってしまいました。
夏から冬のあいだにも、ドラマ教育などに関する旅がありました。
英国に2週間ばかりリサーチに訪問もしました(まさに旅)。
ちょっと面白い旅だったのですが、もう賞味期限ギレかもしれま
せん。反省しきり。

つい10日ほど前までは、メディアリテラシー、シティズンシップ、
テクノロジー、そしてドラマを結びつけたプロジェクトも行いました。
このプロジェクトについては、きちんと、追ってご紹介するとして、
目下、夏に実施した「学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー」の
報告書づくりにやっきになっております。
12月20日発行をめざして、ヒーコラです。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織

協働のパートナーがいない!?[2009年09月01日(火)]
皆様

リリック・ハマスミスの様々なsocial inclusion(社会的抱合)のプログラムが
紹介されていくなかで、ひとつ参加者全員が口をそろえたのは、

「日本には(信頼しうる)パートナー団体が存在しない」

ということでした。

リリック・ハマスミスは劇場でありながら、劇場をこえて、社会経済的、ニート、
精神的、あるいは虐待などの問題を抱える青少年のための
職業訓練ならびに学習センター的な存在になろうとしているわけですが
すべてを解決できる、解決しようとは考えていない。

これはchild protection(児童青少年保護)の根幹とも係わるわけですけれども、
ここでは自らを救済者になるのではなく、
問題の発見者にとどめるスタンスが守られている。

青少年などとのワークショップを通して、「発見」された子どもたちの問題は
その問題を専門とする「団体」「機関」「個人」と提携することを通して
そちらにゆだねるというわけです。

ここではあくまでも劇場だということ、かかわるアーティストたちもアーティスト
であり、セラピストではないということです。

そのために多くの適切なパートナーを見つけなくてはならない。

でも、ここで参加者たちから、日本では「適切なパートナーが見つけられない」
という悲鳴に近い声が。

(ちなみに、英国で唯一、常勤のドラマセラピストを抱えるのは、7月に来日し
たジェームス・ブライニング率いる地域劇場ダンディ・レップのみです。彼の劇場
も積極的に、劇場のもつ資源を地域の創造的学習の拠点にすべくチャレンジ
を続けています)

英国の公共サービスあるいはチャリティ(非営利団体)の厚みを久々に実感
してしまいました。
(私の英国での修士論文がチャリティに関連したものだったので、日本のNPO
法成立を見越した視察のための通訳をよくやらせていただきました)

でも、ふりかえって、日本の現在の状況は何に起因するのだろうか?

リサーチが足らないだけなのか。
一つ一つのNPOの信頼性が確立されていないのか。
行政が信用されていないのか…

あるいは
自分たちのイニシアティブにこだわるために
本質的に協働ができないのか。

実に悶々としてしまいます。
苦しいですが、これを機会に徹底的に悶々としてみたいと思うところです。



シアタープランニングネットワーク
中山夏織







リリック・ハマスミスから学ぶもの…[2009年08月31日(月)]
皆様

「学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー」終了しました。

2週間半前に急きょ代理で来日することになった
まじめで一生懸命の若干28歳の若きシニア・アートマネジャーの
チャレンジのセミナーでもありました。
まじめなのがよくわかるのは、用意してきたプレゼンテーション資料の
膨大さです。
しかもそれを来日してからも、どんどん、どんどんアップデートして
くれます。(通訳泣かせではあるのかもしれませんが・・・)

講師がとにかくさわやかで、一生懸命。
若いスタッフに大きな役割を担わせる劇場の懐の深さというのか、
スケールの大きさも実感しました。

遠方からの参加者が多く、感謝です。
(むしろ東京の参加者が少なかったのは残念です)

若きアダム青年が熱意をもって挑んでいるのは、
リリック・ハマスミスを、劇場としてはじめて、teaching theatreへと
変貌させるための一大プロジェクトです。

teaching theatreというのは、リリックの造語。
teaching hospital(いわゆる大学病院ですね)にならってつけた
そうです。
人材を育成していく劇場。でもそれはプロを養成するという狭いコン
テキストではない…むしろ社会的に疎外されている子どもたち、
青少年たちを救うためのフレームワークです。(その詳細については
報告書を作成しますのでお待ちを…)

劇場がそのような活動に踏み出すことは英国でも賛否両論。

日本ではできないと人は思うでしょう。
でも、いかなる国であってもシステムを作り、動かすのは人間。
できないはずはない。

学べるところは学ぶ。
特に、いかにストラテジックに考えられるようになるのか、
いかにストラテジックに計画を組みたて、あきらめずにチャレンジ
し続けるのか。
(ストラテジックに何かを成し遂げると日本では、「ズルイ」という
評価に変わるのはなぜ?)

思いつきと思いだけで仕事をしてしまいがちなこの分野。
それだけじゃあ、目的は達成できないと改めて身をひきしめて
おります。


(おまけ)
セミナー終了後は、年相応(それよりも幼いかも・・・)の好青年の素顔にもどって
お好み焼きにチャレンジ。
おもしろかったのは、きちんと観察してから、実践しておりました。



シアタープランニングネットワーク
中山夏織

学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー[2009年08月26日(水)]
皆様

週末に控えた(!)「学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー」セミナー&ワーク
ショップの講師アダム・コールマン君より、パワーポインドなどプレゼンテー
ション資料がドッサリ届きました。

といっても、よく見てみると、まだまだドラフトの段階、それでも丁寧な仕事を
してくれていて、うれしいです。

若いアートマネジャーにとっては、教えることで多くのことを学ぶものです。
ちょっとばかり先輩ぶりながら、アダム君の準備状況をながめております。

かくいう私も準備せねば…。


中山夏織
シアタープランニングネットワーク
http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn
アートマネジメントセミナー&ワークショップ[2009年08月24日(月)]
皆様

夏休み子ども演劇教室を終えて、次に控えしは、日本財団のご支援を得ての
アートマネジメントセミナー&ワークショップです。

「学校と芸術をつなぐ実践ストラテジー」と題して、
芸術の教育的効用を普及するためのアートマネジメントの担うべき、考える
べき使命とその実践を学びます。
単に座学で知識を詰め込むだけでなく、実際にグループワークなどを通して
実践的に自分たちの回答を作っていきたいと思います。

当初、招聘を予定していたリリックシアター・ハマスミスのジェームス・ブラック
マンさんは、家庭の事情で急遽来日ができなくなり、かわって、ブラックマン
さんの右腕として活躍するアダム・コールマンさんが来日して、このセミナーと
ワークショップを担います。

現在、メールで最後の調整を進めています。やる気満々のよう…。

興味深いのは、現在、リリックシアター・ハマスミスが大規模な組織構造改革
を断行中だということです(これがなかなか日本ではできないんですよね、
本質的に)。
子どもたちや青少年のための活動を決して「おまけ」にすることのない
強い意思が感じられる組織改革です。
そのあたりも含めて
アートマネジメントの「道」を探ってみたいと考えています。

詳しくは
http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn/strategy.htm

をご覧くださいませ。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
夏休みこども演劇教室[2009年08月24日(月)]
皆様

せんがわ劇場での夏休み子ども演劇教室が終了しました。
最後だということを思って、涙を流す子どもも。

今回、
保護者の方々にビデオや写真の撮影をご遠慮するレターを前日にお送
りしてお願いしていました。どなたからもクレームもなく、カメラのレンズ
を通してではなく、子どもたちの成果を見てくださいました。
良識に感謝です。

講師や私たちも元気でうるさいほど騒がしく駆けずり回る子どもたち、
天然の生意気さや優しさ、自己中心性に会えなくなるのだと思うと、
ほっとするやら、さびしいやらです。



「二つの島」の島の産業を紹介する子どもたちです。




打ち上げの模様。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織

夏休み子ども演劇教室[2009年08月22日(土)]
皆様

いよいよ明日、1度きりの本番と打ち上げで夏休み子ども演劇教室が幕を下ろそうと
しています。
2週間、講師も子どもたちもがんばりました。
毎日、ぎりぎりまで塾で車のなかでお昼を食べて通ってくる女の子もいました。
(親も大変だったかもしれません)

プレビューは若干忘れてしまったり、戸惑ってしまったりした子どももいましたが
進行するにつれ、だんだん自信たっぷりな演技へ。

といっても、子どもたちが演じるのは自然体のまま。自分たちの今が反映したもの
となっていました。
通常のいわゆる「劇」とは違う環境でしたが、保護者の方々も楽しんでいただけた
ようです。

子どもたち全員の元気な姿です。



さあ、あと一日。
がんばりましょう。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
夏休み子ども演劇教室<発表会>[2009年08月22日(土)]

皆様

現在、せんがわ劇場で「夏休み子ども演劇教室」の成果発表会の最終のリハーサル
が行われています。
今回は、すでにある戯曲を子どもたちがプロの指導で上演するという形ではなく、
英国のドラマ教育の手法を駆使して、
与えられた「骨格」を
子どもたち自身が肉付けしていく形で創造が行われました。

自分とはまったく違う役を演じてみたい、豪華な衣装を着たいという当初の子どもたち
の演劇への考えとはまったく違うものではありますが、
子どもたちはそれなりに楽しんでいるようにみえます。

(出席率上々、突発休みなし。また遅刻なしです。)


今日は2時からプレビュー。
明日は3時から一般の方にも向けた発表会となります。





今回のプロジェクトで用いられた様々なドラマの手法とスキルです。



シアタープランニングネットワーク
中山夏織
保護者も参加して…[2009年08月15日(土)]


昨日の演劇教室の最後に特別なセッションを設けました。
保護者会的な時間をとっていただいたのですが、
お話ししたかったのは
ただ遊ばせているだけに見えるゲームから
子どもたちが何を学ぶのか
どんな仕掛けが組み込まれているのかを
保護者たちにも体験としてわかっていただきたかったからです。

10数名の保護者が参加してくださいました。
ゲームを実際やったりするのを拒まれるかと思いきや、
皆さんやる気まんまん。
それをみていた子供たちの次第に一緒になって参加し始めました。

いくつかのゲームをやってみて
けっこうはまられた保護者もいたのではないでしょうか。
楽しそうでした。

シアタープランニングネットワーク
中山夏織
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