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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止センターでボランティア活動を始めました。いろいろと勉強中です。
なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


【トピックス】
自殺防止推進協力員を募集しています。


詳しくは、NPO法人宮崎自殺防止センターのHPをご参照いただければ幸いです。

3月5日(木)の朝、NHK宮崎放送局のローカルニュースでご紹介いただきました。

TVをごらんいただいた方から、さっそくお申し込みをいただきました。

NHK宮崎放送局さま、ありがとうございました (^∧^)


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週刊医学界新聞の書評(野村総一郎先生 『内科医のためのうつ病診療 第2版』 医学書院) [2009年01月05日(月)]
2009(平成21)年01月05日(月)
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HOME>週刊医学界新聞>第2812号 2009年01月05日

第2812号 2009年1月5日
MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02812_07#00

(中略)



内科医のためのうつ病診療 第2版

野村 総一郎 著

《評 者》藤田 芳郎(トヨタ記念病院/腎・膠原病内科部長)

患者の診療のために そして自分自身の精神衛生のために

本書で精神科について初めて勉強した気になった,
名ばかり管理職ならぬ名ばかり総合内科医,人間失格ならぬ
総合内科医失格の書評であることをまずもってお断りし,
お許し願いたい。

本書を,よりよい総合内科医あるいは救急医あるいは家庭医
になろうと努力している医師に,もっといえば何科であっても
良医であろうと奮闘している医師にぜひお薦めしたい。
2つの意味で。

1つは,患者さんの診療のために,
そしてもう1つは自分自身の精神衛生のために。

名ばかり総合内科医としては知らないことばかり。
「もっと頑張らないと」
との叱咤激励が禁句であること(p. 53)はさすがに知って
いたが,

「旅行でも行きなさい」
「温泉にでも行ってきたら」
は最悪のアドバイス(p. 56)であること,

自殺のことは割とストレートに話してよく,
「迷惑をかける」
という言い方は禁忌だが
「自殺をすれば,家族に迷惑がかかる」
という言い方はよいということ(p. 58),

抗ヒスタミン剤
のH2遮断薬によりうつ病が生じること(p. 47),

「自律神経失調症」は病名として認めがたいこと(p. 43,44)

などなど。具体的な症例が多いことも本書の素晴らしさの
1つだ。中でも「認知症と誤診されそうになった
(「仮性認知症」の)うつ病」(p. 102−105)の症例は,
驚くべき症例であった。治りうる痴呆の鑑別診断のリスト
にうつ病を入れなくてはいけない。

抗うつ薬の解説(p. 61−91)もわかりやすく,本書を診療の
座右の書として手元に置いておきたい理由の1つである。

さらに圧巻なのは第Y章の「うつ病にかからないための
アドバイス――予防論」である。

今どこの総合病院でも「総合医」が必要とされているかの
ごとくである。本当に必要なのか? 

ぜひ「専門医」に再考してほしい。「専門医」の都合により
右往左往させられるのが「総合医」である。

大うつ病性障害(単極性うつ病)の病前性格,
「几帳面で気を遣う真面目人間」
「凝り性でくどい,こだわり人間」(p. 5)
は病気の原因を追及していく総合医としては,ぴったりの
性格かもしれない。しかしそういう総合医は
「全か無か思考」(私は「百点主義」と呼びたい)
の餌食である(p. 108,109)。第Y章がお勧めだ。

いくつもの問題を抱えた高齢者は「分類不能」患者の代表
であり「専門医」は診たがらない。

膠原病だか感染症だか悪性腫瘍だかうつ病だか不明な
段階での「若い患者」も専門医は診たがらない。

不定愁訴として「頭痛」「めまい」は多い(p. 27,43)。
しかし,頭痛,胸痛,腹痛などの初期診療は落とし穴が多く
難しい。結果が明らかになったのちに,診断治療についての
専門医の批判・批評をまともに受けたとしたらどうなるか? 

診断名も目まぐるしく変化する。そんな診断名なんて古い,
治療も古い,全然ダメだ,なぜ専門医に見せなかったのだ,
などという「全か無か」の批判をまともに受けたらどうなるか?
「うつ病」になるしかないのである。

したがって「総合医」は,自分が「うつ病」にならないために
本書を読まなければならない。「総合医」はどの専門に
関しても100点の診療ができない。合格点が取れれば
よいのである。

合格点もとれないって?
もしそうなら合格点をとれるように環境を整える義務は
専門医のほうにあるのである。

優秀な総合医が育ったとしたら,周囲の専門医のおかげである
(そういうすばらしい専門医ももちろんいる)。

そのことを理解させるためには,総合医の役割を専門医の
(例えば3か月ごとの)交替制にし実際に体験させるか,
総合医を院長直属にして権限を持たせるかのどちらかしかない。

精神科ではド素人である名ばかり総合内科医は,
その役を背負わなければならぬとき,不定愁訴と
一見思われる患者さんに対して,
「騙されてもいいからすべて本当と信じて」
「いったん騙されるつもりで」
(もちろん患者さんにとっては,すべて真実であること
は言うまでもない)

器質的疾患を探す態度を堅持しなければならないと自戒する
毎日である。診療が遅いと看護師さんに文句を言われながら,
「頭痛,胸痛,腹痛はすべて入院だ」
と研修医にうそぶきながら,
そして本書を座右の書のひとつとして抱えながら。

A5・頁152 定価2,940円(税5%込)
医学書院
ISBN978-4-260-00639-2
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