介護で仕事を断念 70%近く(NHKオンライン)
[2010年08月15日(Sun)]
2010(平成22)年08月15日(日)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>暮らし・文化
介護で仕事を断念 70%近く
http://www3.nhk.or.jp/news/
家族の介護をきっかけに仕事を辞めたり、転職したりした人の
70%近くが、同じ職場で働き続けたいと希望していたものの、
「介護との両立ができない」
などとして断念していたことが
厚生労働省の調査でわかりました。
この調査は、厚生労働省が民間の調査会社に委託して行ったもの
で、家族を介護している全国の30歳から64歳までの
男女3,676人から回答を得ました。
この中で、介護をきっかけに退職した人と転職した人に、
同じ職場で働き続けたかったかどうかを尋ねたところ、
「そう思う」、「どちらかというとそう思う」が
あわせて69%に上りました。
また、仕事をしながら介護をしている人に、
仕事と介護が両立できているかどうか、聞いたところ、
「できている」は46%で、54%は
「できていない」と答え、このうち、
「仕事も介護もおろそかになっている」という人が
12%いました。
そして、「両立に必要な支援」は何か、複数回答で聞いたところ、
「介護に関する情報の普及啓発」が48%、
「緊急時に施設に短期間入所できるショートステイの拡大」
が45%、
「精神面の負担軽減のための相談の充実」が41%、
「出社や退社の時刻を自分の都合で変えることができる仕組み」
が31%でした。
この調査の検討会の座長を務めた東京大学社会科学研究所の
佐藤博樹教授は
「介護の必要性を上司や会社に言いにくい状況があり、
企業もすぐに把握できない難しさがある。
介護に直面したときに相談しやすくすることが大切で
企業は、社会のさまざまな支援サービスと組み合わせて
情報提供することが大事だ」
と話しています。
NHKオンライン 2010年08月15日(日)11時21分
NHKオンライン
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介護で仕事を断念 70%近く
http://www3.nhk.or.jp/news/
家族の介護をきっかけに仕事を辞めたり、転職したりした人の
70%近くが、同じ職場で働き続けたいと希望していたものの、
「介護との両立ができない」
などとして断念していたことが
厚生労働省の調査でわかりました。
この調査は、厚生労働省が民間の調査会社に委託して行ったもの
で、家族を介護している全国の30歳から64歳までの
男女3,676人から回答を得ました。
この中で、介護をきっかけに退職した人と転職した人に、
同じ職場で働き続けたかったかどうかを尋ねたところ、
「そう思う」、「どちらかというとそう思う」が
あわせて69%に上りました。
また、仕事をしながら介護をしている人に、
仕事と介護が両立できているかどうか、聞いたところ、
「できている」は46%で、54%は
「できていない」と答え、このうち、
「仕事も介護もおろそかになっている」という人が
12%いました。
そして、「両立に必要な支援」は何か、複数回答で聞いたところ、
「介護に関する情報の普及啓発」が48%、
「緊急時に施設に短期間入所できるショートステイの拡大」
が45%、
「精神面の負担軽減のための相談の充実」が41%、
「出社や退社の時刻を自分の都合で変えることができる仕組み」
が31%でした。
この調査の検討会の座長を務めた東京大学社会科学研究所の
佐藤博樹教授は
「介護の必要性を上司や会社に言いにくい状況があり、
企業もすぐに把握できない難しさがある。
介護に直面したときに相談しやすくすることが大切で
企業は、社会のさまざまな支援サービスと組み合わせて
情報提供することが大事だ」
と話しています。
NHKオンライン 2010年08月15日(日)11時21分