プラス思考は「幸せの遺伝子」から、英研究(AFP BB News)
[2009年02月25日(Wed)]
2009(平成21)年02月25日(水)
AFP BB News
トップ>ライフ・カルチャー>ヘルス
プラス思考は「幸せの遺伝子」から、英研究
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2575513/3856535
フランス・カン(Caen)で撮影された笑顔の母子
(2006年11月28日撮影)。(c)AFP/MYCHELE DANIAU
【02月25日 AFP】
人生を「半分しか入ってないコップ」と考えるか
「半分もいっぱいになったコップ」と考えるか
――プラス思考が、ホルモン分泌に関係する単一の遺伝子に
起因するとの論文が、25日の
「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of The Royal Society B)」
に掲載された。
論文を執筆した英国の科学者らによると、生まれつき幸福に
なりやすい人がいる一方で、遺伝的に憂うつになりやすい人が
いるという。
■長い遺伝子、短い遺伝子
これまでの研究で、「5-HTTLPR」と呼ばれる遺伝子が、
脳内での神経伝達物質「セロトニン(serotonin)」の働きに
大きな役割を果たしていることが知られていた。
セロトニンは気分に密接に関連しているとされる神経伝達物質
で、坑うつ薬にはセロトニンの分泌量を正常化する薬もある。
また、これまでに科学者らは、遺伝子に3つの種類があることを
突き止めていた。
そのうちの2つは「短い遺伝子」などと呼ばれているもので、
抑うつや自殺などの危険性の上昇に関連があるとされている。
この2つの「短い遺伝子」が、第3の「長い遺伝子」と異なり、
高ストレス状況で過度の神経化学反応を示すことも
すでに分かっていた。
■苦痛と快楽の実験
イレーヌ・フォックス(Elaine Fox)氏率いる
英エセックス大学(University of Essex)の研究チームは、
これらの異なるタイプの遺伝子を持つ人びとが、苦痛を感じる
状況と楽しい状況とのどちらに、よりひきつけられ、
あるいは、より嫌悪感を抱くかを調べた。
調査の結果、長い「5-HTTLPR」遺伝子を持つグループの人びとは、
恐怖感を与える図像やストレスを与える図像に対して著しい
回避行動をとり、エロティックな図像や楽しい図像を注視した
という。
一方、短い遺伝子のグループは、長いグループほど顕著では
なかったものの、正反対の反応を示した。
■プラス思考で人生を乗り切る
論文は、
「人生のプラスの側面をみようとする遺伝子の傾向が、
人生のさまざまな苦痛から回復する上で主要な認知機構
となっていることを示唆している」
と結論づけている。
研究チームは、これまでの研究が示唆してきたことと同様に、
この「防御傾向」を持っていない人は気分障害や不安に
さらされやすいだろうとまとめた。 (c)AFP
2009年02月25日 23:41 発信地:パリ/フランス
AFP BB News
トップ>ライフ・カルチャー>ヘルス
プラス思考は「幸せの遺伝子」から、英研究
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2575513/3856535
フランス・カン(Caen)で撮影された笑顔の母子
(2006年11月28日撮影)。(c)AFP/MYCHELE DANIAU
【02月25日 AFP】
人生を「半分しか入ってないコップ」と考えるか
「半分もいっぱいになったコップ」と考えるか
――プラス思考が、ホルモン分泌に関係する単一の遺伝子に
起因するとの論文が、25日の
「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of The Royal Society B)」
に掲載された。
論文を執筆した英国の科学者らによると、生まれつき幸福に
なりやすい人がいる一方で、遺伝的に憂うつになりやすい人が
いるという。
■長い遺伝子、短い遺伝子
これまでの研究で、「5-HTTLPR」と呼ばれる遺伝子が、
脳内での神経伝達物質「セロトニン(serotonin)」の働きに
大きな役割を果たしていることが知られていた。
セロトニンは気分に密接に関連しているとされる神経伝達物質
で、坑うつ薬にはセロトニンの分泌量を正常化する薬もある。
また、これまでに科学者らは、遺伝子に3つの種類があることを
突き止めていた。
そのうちの2つは「短い遺伝子」などと呼ばれているもので、
抑うつや自殺などの危険性の上昇に関連があるとされている。
この2つの「短い遺伝子」が、第3の「長い遺伝子」と異なり、
高ストレス状況で過度の神経化学反応を示すことも
すでに分かっていた。
■苦痛と快楽の実験
イレーヌ・フォックス(Elaine Fox)氏率いる
英エセックス大学(University of Essex)の研究チームは、
これらの異なるタイプの遺伝子を持つ人びとが、苦痛を感じる
状況と楽しい状況とのどちらに、よりひきつけられ、
あるいは、より嫌悪感を抱くかを調べた。
調査の結果、長い「5-HTTLPR」遺伝子を持つグループの人びとは、
恐怖感を与える図像やストレスを与える図像に対して著しい
回避行動をとり、エロティックな図像や楽しい図像を注視した
という。
一方、短い遺伝子のグループは、長いグループほど顕著では
なかったものの、正反対の反応を示した。
■プラス思考で人生を乗り切る
論文は、
「人生のプラスの側面をみようとする遺伝子の傾向が、
人生のさまざまな苦痛から回復する上で主要な認知機構
となっていることを示唆している」
と結論づけている。
研究チームは、これまでの研究が示唆してきたことと同様に、
この「防御傾向」を持っていない人は気分障害や不安に
さらされやすいだろうとまとめた。 (c)AFP
2009年02月25日 23:41 発信地:パリ/フランス
いつもたいへんお世話になりありがとうございます。
早々のコメントとリンクに感謝します _(_^_)_
『晴れたらいいね!』はすてきなブログですよね。
いい記事だなぁと思っていたところだったので、
うれしいです。
「みんなのまちをみんなでつくろうフォーラムin宮崎」
の会場で、私もいちばん印象深かった話の1つでした。
今後ともどうぞよろしくお願いします。