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精子・卵子・胚の提供、そして代理出産と第三者が関わる生殖技術はどんどん拡大しています。
しかし一方、その当事者たちにどんな問題が起こっているのか、実態は明らかではありません。
私たち非配偶者間人工授精(AID)で生まれた人の自助グループは、第三者の精子提供により生まれた人の当事者グループです。
当事者の立場から、この技術の問題点、今考えてほしいことを伝えていきたいと思っています。

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AIDとは夫以外の第三者から精子の提供を受ける生殖技術のことで、日本においては60年ほどの歴史があり、現在も年間百数十名の子どもがこの技術によって生まれています。

当事者の視点から、AIDの問題点をまとめた冊子(A5 12p)
「子どもが語るAID
   −生殖技術について、今考えてほしいこと−」

が出来上がりました。
一部500円で販売しております。
詳しくは、お知らせをご覧下さい。

子どもが語るAID [2010年06月06日(日)]
子どもが語るAID が公開されました。

子どもが語るAID
ー生殖技術について、今考えてほしいことー

AIDの基本的情報やこの技術で生まれた人が抱える悩みについてまとめた問題啓発のためのパンフレット(A5判 12p)



成果物詳細ページへ(ファイルダウンロード)
Posted by haru at 16:08 | 成果物 | この記事のURL | トラックバック(0)

「第三者の関わる生殖技術について考える会」を立ち上げます。 [2009年12月10日(木)]
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ内有志が発起人となり
「第三者の関わる生殖技術について考える会」を立ち上げます。

現在、精子の提供だけでなく、卵子や胚の提供、そして代理出産と
どんどんと拡大されていく第三者の関わる生殖技術について
生まれた当事者の立場から、問題や疑問を社会に訴えていきたいと思います。

詳しくはこちらをご覧下さい。
http://blog.canpan.info/dconception/
共に考え、参加して下さる方を募集しています。
Posted by haru at 22:11 | お知らせ | この記事のURL | トラックバック(0)

生殖技術を考える視点 [2009年11月26日(木)]
不妊治療というのは、当然のことながら親のためで、
生まれてくる子供のためではありません。

生まれた子どもも青年になり大人になり、何十年という人生を生きていきます。
どんな思いで生き抜いていくのでしょうか。
そこに適切な支援はあるのでしょうか。
必要な支援とはどんなことでしょうか。
根源的な悩みを抱え、どんな人生を生きるのでしょうか。

親はいつまでもそばにいないし、先に死んでいきます。
周りの支えや理解なしに代理出産や生殖技術が先に進むには過酷過ぎる気がします。
生殖技術を考える時、どの立場で考えるかによって見えてくるものが違ってきます。
親の立場で考える方が多いのではないでしょうか。
自分が生殖技術で生まれたとして考える人はどのくらいいるでしょうか。
仮に自分が生殖技術で生まれた子どもだとして、
何を望み何を悩むかと考えてみてください。
Posted by aya at 00:08 | この記事のURL | トラックバック(0)

冊子の感想 [2009年06月25日(木)]
伊佐智子様 (生命倫理学研究者・大学講師)より、冊子を読んでの感想をいただきました。
了解を頂きましたので、ご紹介します。

私は生命倫理の法的、哲学的アプローチを専門としております。
大学で「いのちの倫理」という講義も担当している者です。AIDについても、講義のなかで取り扱います。そこで、当事者のご意見を伺ってみたいと、今回、ご連絡した次第です。

ご意見を拝読し、生殖補助医療の問題は、やはり、つくる側の親や医療者の都合ですすめられ、生まれてくる子どもの立場については、ほとんど考慮されていないのだということをあらためて痛感いたしました。(ひょっとすると、親の側のことも、十分に考慮されてはいないのかもしれないということも少し脳裏によぎりました。)

子どものアイデンティティ形成にとって、親という存在者は、不可欠なものだと思います。「昨日までの自分が、自分でなくなる」と言う言葉に強く表しておられるように、いくら離れていても、匿名であろうとも、自分の生まれる基になった親とのつながりは、子どもにとって決して切り離すことができないものです。
匿名でなければ良いのか、という問題もございますが、法律的問題の視点に限らず、AIDが「親子関係を複雑にする」、葛藤を生じるものだという点は実証可能だと感じました。  

技術によって出生した子どもさん自身だけでなく、やはり、治療を受けた親自身も、依然、何か心の傷を抱えているのだなということも感じました。なぜなら、生活の中で、通常の家族とはどこかやはり違うことを察知するとの記述があったからです。これも、ある程度予測は付きますね。  
このことは、子どもができたことで必ずしも、夫婦が円満になるわけではないと言うことの表れだと思います。子どもをつくる能力がない事実は、特に男性には受け入れ難く、自信喪失をもたらすかもしれません。しかし、それは、子どもができる人もいれば、そうでない人もいて、それがたまたま自分だったと言うことにすぎないのですが、事実を受容できず、一生これが負い目や傷になって行くのだろうなと感じました。  

この技術によって生まれた子どもさんたちはもちろんですが、治療を受ける、あるいは受けた親の方の心理的ケアも今後必要とされる領域なのではないかと感じました。また、このように考えると、いわゆる「不妊治療」は、本来「治療」とえるものではないように思いました。  
とりとめもなく記述してしまい、申し訳ありませんでした。ご活動が多くの反響を呼び、技術のあり方が正されることを祈念いたします。
Posted by aya at 00:18 | 活動紹介 | この記事のURL | トラックバック(0)

朝日新聞 2009年6月2日 生活面 [2009年06月02日(火)]
本日の朝日新聞朝刊より
『家族って?提供者は?−父以外の人工授精で生まれた子』
というタイトルで当時者インタビューが掲載されています。

育った家庭や、性格は違っても
当時者が抱える共通の考えや思いがあります。
「早く言って欲しかった」

告知はするかどうか、ではなく
いかにして伝えていくかを考える時期にきているのではないでしょうか。
Posted by aya at 16:40 | 関連記事 | この記事のURL | トラックバック(0)

不妊治療のための卵子提供をどう考えるか [2009年05月29日(金)]
気になったニュースを。

「不妊治療のための卵子提供をどう考えるか」
日系BOネット 時評コラムより(2008.5.28)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090526/155420/

日本生殖医学会が知人や姉妹からの卵子提供による体外受精を認める方針を出したというニュースが以前伝えられました。その背景には、なかなか進まない生殖技術の法整備に対し、これら技術に積極的な医師達が待ちきれずに動き出した、という背景があるようです。

しかしこれら技術が認められることが、不妊に悩むカップルの本当の救いになるのか。
技術の実施にはどういった条件が必要なのか、実施に際してどういう問題が起こることが考えられるのかなど、技術が進むことで生まれる新たな問題についても考えなくてはなりません。

単に望む人がいるから、そしてそれが技術として可能だから、というだけではかたづけられない問題だと思います。
Posted by haru at 14:34 | 関連記事 | この記事のURL | トラックバック(0)

「代理出産ー生殖ビジネスと命の尊厳ー」 [2009年05月20日(水)]
「代理出産ー生殖ビジネスと命の尊厳ー」
 大野和基 集英社新書

代理出産の抱える問題点について、主にアメリカで、実際の体験者から取材をしまとめられています。

日本ではどうしても代理出産を希望する人、実際に依頼した人の話しか表に出てきません。その場合どうしても、不妊に悩む人にとっての福音であるかのように語られ、この技術の明るい部分しか伝えられません。しかしこの本の中でも述べられているように、代理出産を請け負った人、そしてその女性の家族、また代理出産という技術で生まれた子どもが何を考えているのか、ということはとても重要なことだと思います。
代理出産経験者がこの技術に反対の発言をするということはどういうことなのか、きちんと考える必要があると思います。
また生まれた子どもの親権争いや、障害を持って生まれた場合の引き取り拒否など、代理出産という技術の抱えるシビアな問題についても考える必要があると感じました。

そしてグローバル化する社会の中、生殖に関してもより安い取引を求め、生殖産業なる市場ができつつある問題点も指摘されていました。
Posted by haru at 22:18 | 関連書籍 | この記事のURL | トラックバック(0)

卵子をもらう体外受精って? [2009年05月15日(金)]
気になったニュースを。

「卵子をもらう体外受精って?」
毎日jp <質問なるほドリ>より
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20090408ddm003070175000c.html

以前にも取り上げた日本生殖医学会の提言についての関連記事です。
第三者の卵子提供を認める方向、という提言でしたが
その中身について簡単に書かれています。

出自を知る権利に制限をつける理由について
「全面開示にすることで親が事実を隠す例が増えるとの懸念」と書かれていますが
むしろ全面開示にした方が、その後子どもの要求にそって情報を与えられる
(部分開示では、告知したとしても子どもにとって知りたい情報がすべて与えられない)
という点でよいのではないかと思うのですが…
Posted by haru at 08:57 | 関連記事 | この記事のURL | トラックバック(0)

「二度生まれて」ある養女の心の旅 [2009年04月21日(火)]
ベティ・ジーン・リフトン/ 柴田都志子訳

生殖技術で生まれた人が「出自」を知ることの重要さを、無視することはできなくなりつつあります。そうはいうものの、まだまだとりまく環境はお粗末です。医療も社会も、生まれた人の立場よりも親側の視点優先であり過ぎるように思います。
嘘のない出自を知ることー「告知」がいかに大切であるか。
養子である著者の経験した思いが、とても自分に似ている部分がありました。
二度生まれる・・・そんな気持ちで告知からを生き延びてきました。
これからも、命の灯が消えるその時まで、続くのかなと思っています。

親の人生に子どもが必要であったように
子どもには子どもの人生に必要なものがあるのではないでしょうか。
必要なものは人それぞれです。
それを考えるために、知るために、告知は早いうちに。
進路や結婚を決める前に。
自分が経験したので切実にそう思います。
Posted by aya at 08:34 | 関連書籍 | この記事のURL | トラックバック(0)

「生殖補助医療で生まれた子どもの出自を知る権利」 [2009年04月15日(水)]
福村出版 才村眞理編著
「この本は、まさにこの子どもらの権利侵害について取り上げ、世の中にこの問題の深刻さを考えるきっかけとなるよう、そして子どもらの人間としての権利を今一度振り返るよう、投げかけた本である。」
 (刊行によせて 慶応義塾大学医学部小児科学教室 講師 渡辺久子)より引用


生殖補助医療の海外の動向、日本の動向を含め、生まれた当事者のインタビューの詳細も報告されています。
生殖技術や法制化に関わる方々にはおすすめの研究報告書です。

Posted by aya at 09:09 | 関連書籍 | この記事のURL | トラックバック(0)

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