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多文化共生マネージャーがDNOWでできること [2018年06月16日(Sat)]

事務局 三木です。
ブログを更新していない間に、研修を受け、

多文化共生マネージャー

として認定いただきました。
今日は、その結果一体何ができるようになったのか、についてお話ししますね。


「多文化共生マネージャー」については、
こちら(自治体国際化協会(クレア:CLAIR)のページ)
で紹介されています。

(以下引用)
外国人住民の滞在が長期化するにつれ、言葉の問題にとどまらず、解決しなければならない問題がますます多様化・複雑化してきています。 その一方で、外国人住民を支援の対象として見るだけではなく、新たな地域の力や対等なパートナーとして共に活動していくことも必要とされています。
 このような現状を踏まえ、地域における多文化共生を推進するための専門研修の履修など、当協会が指定する条件を満たした方を「多文化共生マネージャー」として認定しています。
(引用ここまで)


はい、そうです。
あくまで「日本に住む外国人住民」との共生を目指す・・・んですね。
「ベトナムやフィリピンでの活動が主なDNOWには関係ないんじゃね??」
というご意見も、特に不思議だとは思いません。

ただ、私たちがベトナムやフィリピンで活動する時、
手伝ってくれる現地の人はどんな人でしょうか?
配偶者が日本人だったり、
日本語を勉強中だったり、
そもそも運営母体が日本にあったり…と、
何らか日本とかかわりがある人がほとんどです。

また・・・というか、これがとても大切なのですが、
現地にあっては、日本人こそが外国人ですよね。
そこで、日本式の予防歯科啓発をしよう、というのであれば、
現地式の予防歯科や歯科事情についても知っておく必要があると思います。

そうこうしているうちに、問題が見つかったとします。
解決の糸口をいざ探ろう!としたときに、
日本式の前提だけで物事を考えてしまうと、
課題の解決は非常に難しくなると思います。
時には課題を設定することすら難しいかもしれません。
問題ばかり見つけてしまい、解決策を日本に求めてしまったり、
果ては「無い無い尽くし」になるからです。

生活習慣調査の結果、子ども達がよく飲む飲み物は、お茶が多かった。
でも、むし歯の子どもが多い。おやつを頻繁に食べているようでも無さそう…
日本の前提で考えると、お茶がむし歯の原因だとは考えづらいですよね。
でも、
お茶に砂糖を入れて飲む文化、
そもそも市販品のお茶に砂糖が入っている
というのは現実にあって、それが現地にあっては自然な事だと、
このことに思い至ることができれば、解決策は見つかりやすくなると思います。
多様性を知ることによって、解決できることが増えるんじゃないでしょうか?

本会での多文化共生マネージャーの役割は、
現地の人の視点に立って活動を考えること、
双方が納得してミッションへ向かえるようにつないでいくこと
・・・なのではないかな〜と思っています。

ご質問があればいつでもどうぞ^^
お待ちしています。
世界が平和になる方法 [2017年06月06日(Tue)]

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 会ってきました!
 世界が平和になる方法を提言している人に。

 誰だと思いますか?

 ヒント1:「救える命があればどこへでも」
 ヒント2:DNOWの名付け親


 答え:AMDA代表 菅波 茂 先生









菅波先生が提言している「世界が平和になる方法」は、

GPSP

現在位置を測定するシステム・・・と似てるけど違いますね。
GPSPって、何でしょうかね?

GPSP=Global Partnership for Sustainable Peace
和訳:世界平和パートナーシップ

です。
詳しくはこちら→GPSPとは

GPSPを支えるのは「開かれた相互扶助」。

ただ・・・
相互扶助(困ったときはお互いさま的な考え方)はまあ、わかるけど。
「開かれた」とは???どゆこと??

そう思いながらお話を伺っていると
「スポンサーシップ」
という言葉が聞こえてきました。

そこで、ああ、なるほど、と得心しました。

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える

・・・こーゆーの、よく聞くと思います。

魚を与えるだけだと、いつまでも与え続けなければならないと。
もらう側も、
「なくなっちゃったから、またあの人にもらえばいいや」
という感じになり、
あげる側ともらう側、2者間の「閉ざされた」関係が続くんですね。
これがスポンサーシップの関係。

一方、魚の釣り方を教えるのは「開かれて」る。
どういうことかというと、
「なくなっちゃったから、あの人に教えてもらった方法でやってみよう」

「やり方がわかる」と、
「なくなった」という課題に対して
「もらう」だけではなくて、
「自分でやってみる」
という選択ができるようになるんですね。

「〜というやり方の方がいいとわかったから、あの人に伝えよう」
ということもあるかもしれない。
外に向かって広がりがある。開かれています。

菅波先生によると、
開かれた相互扶助、つまり「パートナーシップ」でつながれば
世界は平和になるんだそうです。

…とはいえ、何だか難しそう…
世界ですよ、世界。

でも、菅波先生の話を聞いていると、
できるかも
と思えてくるんですね。
ここに、菅波先生の凄さがあるんだと感じました。

時間にして、1時間ほど。
しばらく会ってなかった親戚のおじさんに会った
そんな和やかな雰囲気でお話しました。

訪問の目的も果たせましたしね。
これからも、緩やかに、だんだんと手をつないでいきたいと思いました。
DNOWの出番です! [2017年04月28日(Fri)]

こんにちは!事務局三木です。
突然ですが、あなたはインタビューを受けたことがありますか?
私は…自己紹介ですらままならないときがあります。
(セミナーの最初の自己紹介…あれ苦手です(^^;))

前記事でお伝えした
技能実習生への歯科保健指導、第2回目を実施しました。

ありがたいことに取材が入ったんですね。
そこでの、
「で、何でこの事業を始めようと思ったんですか?」

との質問に…。

あたままっしろ


カメラが…!カメラが…!こっちを見てる!

(取材はそういうもんですが…)
というのも大きかったですし、
理事長が来てくれていたので

えっ理事長がインタビュー受けるんじゃなかったの?

という

自分に来るとは思ってなかった。

ていうのも大きかったですね。

ふだん裏稼業ばっかりやっているので、

表の世界は眩しいです…。


…というわけで、とっても後悔が残るし、
取材して下さったNさんにも大変申し訳ないので
ブログにまとめました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‐

Q:なぜ始めたのか

A:DNOWの出番だと思ったから。


前記事でも述べたように、
技能実習生の歯科治療にかかる費用は
保険でカバーされないんです。

※ここで言う「保険」とは、
外国人技能実習生総合保険(JITCO)
http://www.jitco.or.jp/introduction/hogo_hoken.html
等の技能実習生を保険対象とした保険のことで、
健康保険のことではありません。

歯科疾病にかかる費用は
実習生も3割負担。
私たちとおんなじ。

このことは結構な衝撃でした。

「当然、タダでしょ」

って思ってたので。


それから、技能実習生制度について調べはじめて
彼らの実情を想像したり
さまざまなニュースに接したりするうちに

「これ、何とかできないかな?」

…と思ったんです。

経験したことのある方ならわかると思いますが、
歯が痛かったら仕事どころじゃないですよね。

でも、
「歯医者に行くとお金がかかるから…」
とか
「言葉が通じないから怖い」
とか、そういう理由で来院が遅れれば遅れるほど
むし歯は進行してしまう。

痛みが我慢できなくて買う薬にしたって
実習生にとって安くはないだろうし、
歯が痛くて眠れなくて
仕事の精度が落ちて怒られて

「歯が痛くて…」

と苦し紛れに言ったところで

「歯医者へ行ったら?」

と言われるだけ。


こんなふうに想像するだけでも悲しくなります。
お金をあげるわけにもいかないし、
私が仮に歯科医師であっても
全ての実習生のお口の中から痛みを取り除くのは難しい。

ちょうどその時に
日越交流センターの担当者さんから
「企業派遣前研修で歯みがき講習するって…可能でしょうか?」
という話があって。
私は即答しました。
「できます!」
誰にも相談しないで…。
社会人としてはダメダメですね(笑)

でも、理事の先生たちは、
絶対イイ!やろう!って言ってくれると信じてました。

NPOは「社会的課題の解決のために存在する」
と言いますね。
「社会的課題」っていうと
ものものしい、悲壮な義務感を伴ったヤツを
思い浮かべてしまって、
「自分たちでは到底解決できなさそう」
な感じがするんですが。

でも、「何とかならないのかな」って思ったこと。
大きな決断の末に
ベトナムから日本に来た人たちが困っている。

しかも、困りごとは歯科領域に関連。
そしてそして、私たちが活動で行っている
「ヘルスプロモーション」の大人版で解決できそうだ!
と腑に落ちた途端、

これはDNOWの出番でしょう!

と思いました。

そして、事業開始後に知ったことですが、

我が岡山県のベトナム人技能実習生受入数は

愛知県に次ぐ全国2位なんです。


すんごいニッチな…
でもだからこそ、誰も触れない部分なんでしょうね。

歯科保健指導は1回やって終わり、ではなく

その後のフォローアップも必要だと思っています。

まだ始まったばかりですから、仕組みづくりが大事です。
この辺りは、
研修分野の先輩である日越交流センターさんから学びながら、
日々じりじりと進んでいきたいです。

応援よろしくお願いします!

ベトナム・フィリピンでの活動の様子も
ぜひご覧くださーい!
http://www.dnow.or.jp/activities/index.html#report
外国人技能実習生への歯科講習 [2017年04月02日(Sun)]


歯科治療には保険がきかない!!

だから予防が大切!!

自分でできる予防は「歯みがき」だ!!


というメッセージを伝えるために、はじめました、歯科講習。
いつもの活動中「ヘルスプロモーション」で子ども対象に行っていることを
国内で成人対象に行う
…という新しい取組です。

初回2017年3月30日の受講者さんたちは〜
協同組合日越交流センター(岡山県瀬戸内市長船町)で研修中の
ベトナム人技能実習生10名。
4月中旬まで長船で日本語をはじめとする「日本あれこれ」を学ぶそう。
※協同組合日越交流センターについてはこちら

1.なぜむし歯になるのか
2.むし歯予防の方法
3.実習(染出し、フロス使用法)
4.むし歯のレベル
5.「1本ぐらい無くっても」の危険性

について3時間たっぷりお話しました!

☆実習中のようす☆
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☆講義部分…Vietnamese-nativeの通訳付き☆
フォン先生(右)カッコイイです〜!!

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☆ブラッシング指導☆
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みなさん、
日本人に負けないぐらい予防の知識を身に着けました!!

真剣に聞いてくれて、私たちとっても嬉しかったです。

Cảm ơn nhiều, các bạn!!

日本での技能実習が「健康なお口で」実りあるものになることを
心より願っています!
☆記念撮影☆
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この楽しい!取組に興味・関心のある方はメールください♪
お問合せメールフォーム

※外国人技能実習制度についてはこちら
第2代理事長が就任しました。 [2017年02月17日(Fri)]

2017年より、新理事長が就任しました。
以下にご挨拶申し上げます。

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 DNOW(デンティスト・ナウ//歯科ネットワーク岡山から世界へ)は、
強い思いに突き動かされた歯科医療従事者を中心として、
2010年9月に立ち上がったNPO法人です。

 世界では、次世代を担うはずであるのに、
その存在が公の記録としては認められていない子どもたちが、少なからずいるのが現状です。
そうした子どもたちのうち、
私たちと同じアジアで生活する子どもたちの健全な成長と自立の一助となるべく、
また私たち自身も活動をさまざまな学びの場とすべく、
「相互扶助」の精神による取り組みを開始しました。

 活動の趣旨にご賛同くださった皆様のお力添えを得て、
設立から6年を迎える今日では、
歯科医療との直接的な関係の有無を問わず、様々な分野の個人様・法人様が、
関わりをもってくださったり、実際に活動に参加してくださったりするようになりました。
お蔭をもちまして、会員数は設立時の3倍以上に、
活動参加者数は150名を越えるまでになりました。
また、活動で検診した子どもは約2、500名に及んでいます。
(人数はのべ数/2017年1月現在)


 さて、私こと村木利彦は、この度2017年1月より、
DNOW第2代理事長を務めることと相成りました。

 改めて、当会の設立当初を思い起こして昨今の情勢と重ねますと、
様々な分野において、急速な変化があったように思います。
一例として、当初はかなり新しいものとして耳に響いていたグローバル化という現象が、
今ではごく自然に耳に届くようになりました。
その一方で、世界ではこの現象とは逆行するような動きが少なからず見られ、
皮肉にもこうした動きの影響は、地球規模にまで及んでいる感が否めません。
ともすれば,漠然とした不安におののいたり,焦燥感にさいなまれたりしがちな折,
あるいは,よくも悪くも人々の思いや価値観の多様化が色濃く映る折ではないかと感じています。
 ひるがえって当会ではシンプルに、設立当初からの精神である「相互扶助」の思いを第一に、
あるべき姿・スタイルを模索しつつ、取り組みを重ねてきました。
そしてこれからも、この精神を不動のものとして活動継続に努める所存であります。

 今後とも、皆様のご理解とご協力をDNOW(デンティスト・ナウ//歯科ネットワーク岡山から世界へ)に賜りますよう、
伏してお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。

2017年1月吉日

村木 利彦



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なお、当会のホームページも併せてご覧になり、重ねて応援をお願いいたします。
http://www.dnow.or.jp/about/index.html

Posted by 三木 at 15:33 | (D)NOW | この記事のURL
現地語でヘルスプロモーションA [2016年05月25日(Wed)]

こんばんは!!
「続きは・・・」とか言っておきながら

力いっぱい遅くなりましたっっ!!

ごめんなさい(てへぺろ)

【前回のあらすじ】
現地語でヘルスプロモーション@
(クリックしてね)

さて、3月隊ペープサート班の課題は:
「現地語で語りかけたい。でも通じるかしら?」
でした。

※ベトナム語は発音がほんっとにムズカシイです・・・

こういう場合・・・
@現地のネイティブに協力を仰ぐ
Aとことん練習して臨む
などが思いつきますが、彼女たちが採った策は・・・

2160524.jpg


どん。

「セリフを書いて見せる。」

でした。
最終打合せ時にこの策について聞いた時は
「なんていいアイデアなんだ!!」
と思ったんです。
ええ、思いましたよ。

目で文字を見てもらえば、発音のマズさも補える!

向かうところ敵ナシ・・・!!

・・・と思ったら甘かった。
当日、ペープサート班が被った受難とは。



(49分からご覧ください)

はじめ、ベトナム語で語りかけると反応アリ。
よしよし、この調子・・・とセリフが書かれたフリップを掲げるやいなや・・・

「Hôm nay bạn trông có vẻ không khỏe !! 」
(今日は、元気がないみたいだね)
と・・・
子どもたちが

セリフを音読し始めた〜〜〜〜!!

これは、想定外。
動画の中のメンバーも大笑い(苦笑いかな?)してますね(汗)

終了後に「どうでした?」と尋ねたときには
「予想外のことが起こって・・・笑」
とだけ報告され、動画をドキドキしながら見たのですが、
このオチには大笑いしてしまいました。

と同時に、子どもたちの素直さに感心しました。
だって、特に「読みなさい」と指示があったわけでもないのに
元気に音読しちゃうんですから!

真の意味で「参加型」のヘルプロになりましたね。

こうやって試行錯誤しながら行ったヘルプロ。
メンバーたちにとっても、よい思い出になったことでしょう。

次回の活動では、どんな予想外が待っているのか。
楽しみです!

現地語でヘルスプロモーション@ [2016年03月21日(Mon)]

こんにちは、事務局 三木です。
トノサマニッキはちょっとお休み・・・眠い(睡眠)

第11回活動@FFSC(ホーチミン ストリートチルドレン友の会 ビンチュウ能力開発センター)
が終了しました。

当会の活動は「治療」・・・ももちろん目的ではありますが、
そもそも「治療」不要のお口になるための「予防啓発」も大事な目的です。
ですから、タイトルの「ヘルスプロモーション」に賭けています。

毎回毎回参加メンバーは
活動3ヶ月前あたりから「あーでもないこーでもない」と
夜な夜な紙しばいを作成したり
寸劇の台本の内容を考えたりするんですね。

今回の活動でも、このヘルプロは当然行われました。
ヘルプロは、子どもが対象ということから
現地で人気のキャラクターを模して行うことが多いのですが
近年ベトナムでは「名探偵コ○ン」が流行っているということから、
コ○ンを模したペープサート様の寸劇を
なんと

ALL ベトナム語で行う

(いつもは通訳さんが入って訳してくれます)

ことにした・・・と聞いた時の驚き・・・筆舌に尽くしがたしです。
発音が超ムズで有名なあのベトナム語で・・・!!
しかもゴマカシが通じない子どもたち(当然ネイティブ)相手に・・・!!

驚きはしましたが、以下のようなメリットがあると感じました。

・通訳を介するとどうしてもタイムラグが生じ、ライブ感が損なわれがち・・・→解消
・子どもたちも、「同じ言葉で語りかけられる」方がイイに決まってます!
・とにかく一生懸命発話するでしょうから、
その懸命さが
「あ、これは聞かなきゃなんないぞ」→集中力UPにつながる

そして準備が始まりました。
日本語で台本を書いて現地に翻訳をお願いするのかと思っていたら
「辞書を引いて自分で原稿を書いている
在日ベトナム人に発音を教えてもらう」

!?!?!?!?!?!?
マジかーーーーー!!

驚きました。
しかし、この種の驚きは2013年9月部隊の準備段階でも味わっています。
このお話もまたさせて下さいね。

いや〜ほぼ毎日報告を頂いていましたが、鬼気迫るモンがありましたね。
終盤、若干怖かったです(笑)

で、そんなこんなで迎えたリハーサル。
私も参加しました。
その時のFacebookページの投稿がこちら(日付をクリックしてね)
2016年2月27日


こんなにがんばって下さったんだ・・・と感動
そして成功を切に願ったのでした。
本番は・・・予想外の展開が待っていたのでした。

【そのAへ続く】
PCM(プロジェクトサイクルマネジメント)研修受講♪ [2015年10月27日(Tue)]

みなさまこんにちは!
今回の記事は、お殿さまに代わり三木が担当します・・・る(←との のマネ)。

記事タイトルの「PCM(プロジェクトサイクルマネジメント)」。
国際協力(特に開発援助)に携わる方であれば、聞いたことがある方も多いでしょう。
(と、言っている私は今年に入って知ったんですけどね・・・はは)

PCM手法は、開発援助プロジェクトの計画・実施・評価という一連のサイクルを
「プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)」と呼ばれるプロジェクト概要表を用いて管理運営する方法です。
わが国では主にJICA技術協力プロジェクトの運営管理の基本的ツールとして定着しています。
一般財団法人 国際開発機構(FASID)公式HPより引用)

社会人であれば一度は聞いたことがある「PDCAサイクル」。
これを、「あらかじめ策定しておいた具体的な計画表」を軸にまわしていくイメージです。
このPCM手法のキモのひとつに上述の「具体的な計画表」である、
PDM(プロジェクトデザインマトリックス)
の作成があります。今日から3日間の研修ではこのPDMの作成と、PDMに基づいたPOの策定までの過程を実習と講義で学んでいます。

PDMの作成・・・とひとくちに言っても、その過程は分析・分析・また分析で
非常に頭を使います。
普段の自分がどれだけ思い込みと勝手な予想に満ちているか思い知らされます。

例えば、
「◎◎地区にう蝕罹患者が多いのは、歯科医師の絶対数が少ないからだ」。
一見正しく見えるこの文章・・・実は論理的に破綻(飛躍かな?)していると考えるのがPCM手法です。(言い切りましたけど・・・私はこう思っています。)

う蝕罹患の理由は1つではないはずですし、歯科医師の絶対数が少ないことにより起こっている事象も1つではないはずです。

思い込み・予想・・・多くは経験知によるものであるから正しいことが多いとは思いますが・・・
国庫金を使って行うプロジェクトが思い込みや予想による対処療法だけに留まっていては・・・

・・・いけませんよね。

PCM手法は、何も国際協力分野でなくとも、使用して効を奏することが多いと思います。
今日の講義中には「遅刻が多い」という問題に対しての分析が例示されました。
「遅刻が多い」という日常的な事柄に対してであっても
様々なアプローチが可能なんだと感じ入りました(笑)

本当に、おススメの研修です。国際協力関連以外の方も、
機会があれば、ぜひ!
認証マークを頂戴しました。 [2015年04月09日(Thu)]

事務局長 三木です。
今日は2つも「Good & New」がありました!
1つは、この記事のタイトルのとおり、
岡山の公益ポータルサイト「NPOkayama」に登録完了し、

はい、どーん!
認証マーク.JPG


「岡山NPOセンター」さまの認証マークを頂戴しました〜るんるん

この桃太郎マークが信頼の証だそうです。
「認証マークって何??」の方→こちら(説明へ飛びます)

「認証マークとは、
公益ポータルを運営する団体(主に地域のNPOセンターである中間支援組織)が、
各ポータルサイトの中で登録・公開される団体情報に対して、
運営団体が定める一定の認証基準を満たす団体に対して、
信頼性の証として贈るものです。」

認証、ありがとうございます!
これからも信頼にたる団体であるよう努めます!

2つめの「Good & New」。
シルバーセンターセレーノ総社」の有志の方々から寄付を頂戴しました。

お礼状をお出ししたところ、礼状を受け取ったと、メールですぐにご返信下さったのです。
このレスポンスの早さも嬉しかったのですが、
さらに嬉しかったのは・・・

「当施設はDNOWが活動されている国と同じ、
ベトナム・フィリピンの2か国から
外国人介護福祉士候補者を受け入れております。」

これです、この1文です!

ご寄付に対しささやかなお礼として
当会のホームページにてご紹介をさせていただくのですが
その申し出に対して喜んで下さっている様子や、
当会の礼状を受け取って嬉しいと思って下さっているご様子が
メールからにじみ出ているようでした。
きっとあったかい施設なんだろうな〜〜

気づいたら、メールに向かって(PCモニタに向かって、と言いますか)
深々とお辞儀していました。

新年度早々良いことが続き、嬉しい限りです。
今年度もがんばろう!と思える2つの「Good & New」でした。
DNOW事務局ってどんなところ?その2 [2014年08月20日(Wed)]

みなさまこんにちは!
DNOW事務局 三木です。
夏も終盤ですね。みなさんの今年の夏の思い出は何ですか?

今回は、私の「夏の思い出」をお話したいと思います。
怖いですよ、

この記事は

決してひとりでは読まないでくださいね☆


前回
>次回の記事は、この倉庫の中の紹介と、
>そこで起こったある事件についてお話しますね。
と言って終わりました。

屋根裏倉庫。
階段を上がるとひろ〜い空間が広がっています。
1DKぐらいの雰囲気で、住めそうです。
夏は暑く冬は寒い普通の気候なので、おすすめしませんけども。

20140812_093815.jpg


階段を上がってくるっと右を向いたらこんな感じ。
歯医者さんの備品が置いてあります。
当院は激しいIT化の波に揉まれているので
感電しそうなほどのPCサプライでいっぱいですね。

階段を上がって左へ進むと

20140812_093838.jpg


このように「DNOWグッズ」が置かれています。
活動時に物品を運ぶスーツケースやら、歯ブラシやら、プレゼントのおもちゃなどですね。
このスペースの上部には作りつけの棚があり、

20140812_093854.jpg


このように当会の活動の結果(とっても大事!)である
問診票(アンケート)やカルテの原本がファイリングされて
置かれています。
発会から丸4年をもうすぐ迎え、活動もこの9月の活動で8回目ですから
棚もいっぱいになりつつありますね〜 しみじみ。

で。
先日、フィリピンでの活動を終え、
物品整理のために事務局スタッフのとのと一緒に
この倉庫で作業をしておりました。
とのは、隠し部屋のような屋根裏倉庫が大層気に入ったらしく、

「おもしろい〜おもしろい〜
ひめさま、(とのは私をひめさまと呼びます)おもしろい〜」

と連発していました(笑
そんなとのの方がおもしろいわ〜と思いつつ、
作業を続けていると、歯医者さんのスタッフから声がかかりました。

「三木さん、すみません。
これから患者さまがお通りなのですが・・・」

この倉庫の入り口付近は、歯医者さんの患者さまの通り道でもあります。
入り口の階段が下りていると、
患者さまやスタッフの動線をふさいでしまうのです。

とのが慌てて

「あらっ!すみませ〜ん。」
と言いながら

ここ

写真 [2].jpg



軽やかに下りて行く間も、私は作業を続けていました。
歯ブラシがい〜っぽん、
歯ブラシがにほ〜〜ん、
歯ブラシがさんぼ〜〜・・・

「ひめさま〜!
ちょっと閉めますよ〜〜!」



え?

ばたーーーーん

あれ?
閉めますよ〜ってさ〜・・・
いつ開くの??
っていうか

閉じ込められちゃった〜〜〜!!(笑)

っていうか
「ちょっと閉めますよ」って言ってたけど・・・

わたし

「いいよ☆」って言ってない〜!!(←子ども)

外の空間から聞こえる
とのと歯医者さんスタッフの
「あらあらすみません」
「まあまあオホホホ」
等の談笑が何だか怖かったし
よく考えたら

「げっ携帯持ってない!(=外界との遮断)」

なぜだか慌てて換気扇のスイッチを入れました。。。
酸素酸素。


おしおき

という言葉がぴったりなこの仕打ち。
(しかも屋根裏倉庫 小公女セーラ?)

何か私悪いことしたかなあ
とのに「スカートをいっぱい持ってますね」とか言ったのがいけなかったかなあ
などと考えていたら

とのがめっちゃ笑いながら
「ひめさま〜!すみません〜」
と言って開けてくれましたとさ。

おしおきは約15分。
あの孤独、頼りなさ(笑)。
なかなか味わうことができない感情だったと思います。
今となっては良い思い出です。

とのはこの事件に

「上司を屋根裏部屋に監禁〜ワル部下のできごころか?」
「パワハラか?! 監禁の仕返しか?! アイス上納を部下に要求」


というすばらしいタイトルをつけてくれました。
優秀な部下を持って幸せです!!

DNOW事務局にお越しの際は、
ぜひとのによる「15分間おしおき」もお試しくださいね♪

それでは、次回からはまた「トノサマニッキ」をお楽しみ下さい♪
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