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今日の人173.鵜飼ひろ子さん [2017年12月30日(Sat)]
今日の人は、インドに本部を置く国際NGOアートオブリビングのインターナショナル認定講師の鵜飼ひろ子さんです。ひろ子さんは、富山県で呼吸法を広めたい、そしてたくさんの人たちの笑顔が見たいという思いで、子育てをしながら活動中です。
IMG_8265.JPG

 ひろ子さんは氷見市生まれ。自営業の家で育ちました。両親も祖父母もとても忙しかったのですが、常に従業員のおばちゃんたちが10人以上いて、とてもにぎやかな家でした。しかし、両親が忙しすぎることもあって、ひろ子さんは自分は親に心配かけないように、わがままを言わないように、保育園の頃から常にそんなことを考えている子どもでした。そんなわけで自分を出さないことが癖になってしまった子どもらしくない子どもだったのです。

 保育園の頃はおませさんで、イヤリングをつけたり女の子らしい恰好をするのがとても好きでした。でも、ある時、襲われそうになるという恐ろしい目に遭い、女の子らしくしているのが怖くなりました。しかし、自分を出せないひろ子さんはそれを誰かに言うことをしませんでした。女の子らしくするのが恥ずかしい、そう感じるようになってしまったひろ子さんは、それ以来ずっとショートヘアで過ごします。女の子らしくするのはイヤだ、怖い、というひろ子さんの心の叫びだったのかもしれません。しかし、それは誰も知らないことでした。本当はもっと甘えていいはずなのに甘えられない。そんな子ども時代を過ごしたのです。
 その頃の日常は、友だちと外で虫捕りをしたり、海岸に基地を作って遊んだりして、家へ帰ってからは家業のお手伝いでした。ひろ子さんはどちらかというとおじいちゃん子でした。おじいちゃんは、戦争を体験してきたこともあって、よくひろ子さんに戦争話を聞かせました。厳しいけれど、情に熱いおじいちゃんのことが大好きでした。両親より祖父母と一緒に過ごす時間が長いくらいでした。しかし、小さい頃はおじいちゃんが好きだと素直に言えない子どもでした。

 ひろ子さんに転機が訪れたのは小学校5年生の時でした。ハンドボールを始めたのです。氷見はハンドボールの実力が全国でも有名です。やっているうちにどんどん好きになりました。その頃、特になりたいものはなかったのですが、まさにハンドボールが生きがいでした。

 中学生になっても当然のようにハンドボール部に入ります。体力テストでも常に上位で、ハンドボールをやっている自分を誇らしく思っていました。でも、やはり自分を外に出すことは苦手なままでした。反抗期って何だろうというくらい、全くもって従順な子どもでした。けれど心の中にはいつも何かしら素直に自分を出せないイライラが付きまとっていました。中3の時には全国大会にも出ましたが、自分にはスポ根が向いていないんじゃないかと思い始めてモヤモヤしていました。けれど、ハンドボールが強い氷見高校から推薦をもらい、疑問を持ったまま進学。

 しかし、モヤモヤを抱えたままだったので、スランプに陥ります。あんなに楽しかったはずのハンドボールが全く楽しくない、絶望的なものを感じるようになりました。
 実はひろ子さんはダイエットがきっかけで摂食障害にもなっていました。このままでは自分は本当にダメだと思ったひろ子さんは意を決して親に言います。「心が風邪を引いたみたいなので、病院に行きたい、」と。カウンセリングが始まって、ひろ子さんは初めて知りました。『ああ、自分のことを話してもいいんだ。ちゃんと私の話を聞いてくれる人がいるんだ。』
そこでハンドボールを辞めたいということも打ち明けました。そして、3年生のインターハイの2か月前にハンドボールを辞めたのでした。
 急に辞めて迷惑をかけたけれど、ひろ子さんはやっと自分を正直に出せるところに辿りつけた、と感じました。それがとても大きかった。でも、ハンドボールを辞めてしまった時、学校に行く目的を失ってしまいました。不登校気味になりましたが、補習をしてもらってなんとか卒業しました。
 カウンセリングに通っている中で、毎週来ているガリガリに痩せた子を見て、自分と同じように苦しんでいるそんな子どもたちの心のサポートが出来たらいいなと思うようになりました。中学生の時はキラキラしていたけれど、穴に落ちてしまった。キラキラしたところにいない自分だけど、自分に正直に素直になれることはホントに大事だと思うのでした。

 そして、作ることが好き、作ることで何か表現したい、と思うようになりました。最初はデザイナー専門学校に入ったのですが、自分の求めていたものと違うと感じて1か月で辞めてしまいます。身内が奈良に住んでいた縁で、ひろ子さんも奈良に行き、アルバイトをしながら自分を表現できる素材を探し始めました。その頃になると、摂食障害はほぼ治っていました。自分の体の痛みが生きている証だと感じていた状態をようやく脱することができたのです。

 そんな中で、陶芸の作家さんに出会います。手伝いに行って土を触る時間がたまらなく好きだったひろ子さんは、もっと陶芸を学ぼうと心に決め、京都造形大学の陶芸コースに通い始めました。そこでのバイト先の人が本当にいい人たちで、見守ってもらえる感が半端ありませんでした。彼らの陽気さに本当に救われたひろ子さんだったのです。

 そして、バイトで人生の大きな転機も迎えました。バイト先で、生涯の伴侶に出会うことになったのです。彼の明るさの中には、自分にはない何かがある、そう思いました。彼は京都大学の大学院でシナプスの研究をしていたのですが、なんとそこから飲食店に就職。結婚した2人は千葉に住み始めました。

 関東の陶芸仲間と作品展を開いたり、陶芸教室の手伝いをしていたひろ子さんですが、ある日突然作品が作れなくなってしまいます。一人の時間が多くなり、旦那さんは仕事で忙しい。モヤモヤが徐々に募っていきました。そんな時に、千葉から大阪に移ることになりました。

 大阪では身体や心のことをもっと学びたいと東洋医学のことについて学びました。カラーヒーリングやスピリチュアル系のことも学び、そんな中で呼吸法も薦められました。これがすごくよかった。その時、旦那さんはストレスMAXで口が開けられない等の症状がいろいろ出ていました。そんな時に呼吸法を旦那さんが受けたら症状がすごく改善されたのです。ハンドボールを辞めてからずっと暗いトンネルにいたような感覚が常にありましたが、呼吸法をやるようになってから、その暗いトンネルをすっかり抜けられたのです。そうして物事をポジティブにとらえられるようになりました。呼吸法をやることで自分のエネルギーの状態がよくなると、見え方も変わってくるようになったのです。

 お子さんがまだ1歳にならない頃、旦那さんは東京でもう少し学びたいと上京し、それを機にひろ子さんとお子さんは氷見に戻ります。最初は仮住まいのつもりでしたが、旦那さんも富山に来て、塾を経営し始めました。鵜飼塾という名のその塾は今、口コミでどんどん広がり、キャンセル待ちになっているほどの人気です。

 呼吸法に出会い、世界各地のイベントにも出かけるほど積極的になったひろ子さん。ドイツでのアートオブリビングに参加した時は世界中の人がヨガでつながるという感覚を体感しました。インドで伝統的なヨガに触れた時は、自分自身に出会えた、そんな感覚を味わいました。3歳の子どもを連れての参加でした。

 その後ひろ子さんは、富山で呼吸法を広げたいと思って、月に1回先生を呼ぶようになりました。そして次第にいろいろなクラスを開設するようになっていきました。たまった毒素を体外に排出してくれるスダルシャンクリア呼吸法。ビジネスマン、うつで苦しんでいる人たち、いろいろな人がこの呼吸法に出会うことで笑顔になっていきました。学校の中で行う思春期向けのプログラムもあります。

 人間関係で自分の足りない部分に直面した時に呼吸法に出会えたおかげで逃げなくなりました。楽しいこともあれば、大変なこともある中で、ひとつひとつのことに一喜一憂しなくなりました。

 そんなひろ子さんがこれからやっていきたいことは、呼吸法や瞑想を通して、幸せな人、幸せな家族を増やしていくことです。たくさんのストレスを抱えて息も出来なくなっているかつての自分のような人が、ストレスのとらえ方を変えて笑顔になれたらいいな、と思っています。呼吸法を行うことで、考えを過去や未来ではなく、うまく「今」に持ってくることができます。感情を呼吸のリズムでうまくもってこれるようになるのです。身体も心も軽くなる感覚が味わえます。

 ひろ子さん自身、今も毎朝必ず呼吸法をやります。だからきっといつも穏やかでとびきり素敵な笑顔なのですね。

 ストレスとは切っても切れない現代社会、いくらポジティブでいようと思っても、次から次へと湧いてくる厄介な問題、沈みがちなココロにたくさん栄養をくれる、そんな呼吸法を私も一度ぜひ体験してみたいと思いました。皆さんもご一緒にいかがですか。

 ひろ子さんの教室のお問い合わせは⇒https://ameblo.jp/hiroko-jgd/

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