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沖縄ダイビング業界の危機管理 (03/06)
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哀れアカウミガメ[2008年05月08日(Thu)]


とっても悲しいダイビングになりました。
アカウミガメが寝てる?と喜び勇んでゲストに教えたら・・・
あれ?何か変!!
死んでるじゃん。



体長1.5m近いかなり大型の個体です。
おそらく延縄の仕掛けにかかったのでしょう。
延縄の餌は基本的には食べないはずのウミガメがなぜこんなにのどの奥までたっするほど釣糸を飲み込んだか定かではないですが、ともかくこのウミガメ、ついて来たテグスから解放されようと暴れたようです。テグスが近くの岩にぐるぐる巻きになってました。




悲しい事件です。
あえて事件と言わせて頂きます。
こんな悲劇を引き起こす漁法や、釣は直ちに止めて頂きたいです。
腹立たしいです。許せません。
そもそも現在の日本で漁業というものがそもそも成り立つのかどうか考えるべきときだと思います。一次産業という名の下に保護されてはいますが、その実、防衛省や厚生省などと同じような税金の垂れ流しが横行してるのが実は農林水産省だと思います。特に漁業は惨憺たるものです。事実上一次産業としての漁業はほぼ壊滅しているにもかかわらず、漁協は存続しているし、組合員は全国で少なく見積もっても半数以上は専業ではありません。畜養だとか先進的でかつ利益を明らかにもたらす事業は当然漁協を離れ事業主として法人登記して今まで税金で潤って来た過去には還元する意図すらなく、自らの営利を追求します。方や、取り残された無能な漁業従事者は、いわゆる漁業組合員が印籠を振りかざして、公共事業や、リゾート開発に難癖をつけ、半分ゆすりたかりと同じような保証金を勝ち取り、かたや釣り船や、ダイバーを運んで、レジャー業を行い、新たに観光として起こすまともなマリン事業に難癖を付ける、ほとんどチンピラ状態に成り下がってるのが現状です。これは全国で多かれ少なかれ見られる状況なのです。もう一度言わせて頂きます。自然から搾取するだけの漁業は止めるべきです。釣愛好者も仮にもナチュラリストを自任するのならもっと自然に影響を与えない漁具の使用や漁法の選択を模索すべきです。ただ釣ってるだけで自然を愛さない釣り師は今すぐ竿を折りなさい。社会と将来の地球の迷惑です。

死亡したアカウミガメのニュースは沖縄ではメディアにも取り上げられました。

琉球放送「RBC THE NEWS」内にて2008年5月5日放送 動画も見られます。
http://www.rbc-ryukyu.co.jp/rnews.php?itemid=15999#more

沖縄タイムス2008年5月6日朝刊28面掲載
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805061300_07.html
【天誅!の最新記事】

Posted by 案納 昭則 at 19:07 | 天誅! | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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