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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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「路上生活支援連絡会」のみなさんと勉強会でした [2014年02月07日(Fri)]
何度かお話しさせていただいたこともありますが、10程度の
市民活動や自治体、研究者への助成制度の審査や評価を
させていただいています。
そのひとつが、(公財)庭野平和財団で、もう10年目になりました。

いつも審査や、事業の経過や結果についていただくご報告について
検討する際に、とても勉強になるのですが、昨日は、助成先のひとつ
である「路上生活者支援連絡会」に参加されていらっしゃる8団体のうち
5団体の方々にお集まりいただき、勉強会を開催しました。

その趣旨としては、年越しの支援活動への助成を検討する際に、
「生活協同組合を始め、食品関連企業が、フードバンクなどの活動に
参加・協働する事例が増えていることもあり、食材の調達面で、
食品リサイクル法への対応をさらに進める必要性が高まっている
企業・事業者との接点づくりが考えられるのではないか」という話題が
出たことをきっかけに、同連絡会に参加される団体のみなさまの間で
ノウハウやネットワーク、そして課題も、共有の場を設けるとよいのでは、
という、当方からの申し出にお応えいただいたものです。

結論としては、自らの不勉強を恥じるしかないのですが、各団体が直面
していらっしゃる課題は、極言すると、食材や人材の調達ではなく、
障碍などを抱えていらっしゃる人々のためのシェルターを、
どのように確保するか、ということでした。

もう少し詳しくお話しすると、
(1)足りないのは、食材より容器、でも一番困っているのはシェルター
(2)ご協力いただけるなら、短期単発より、長期継続
 (もちろん短期単発も大歓迎だけれど、同じ方に続けていただけるほうが
  運営上はとてもうれしい)
(3)連携するなら、活動資金集めより、シェルター確保や
 行政(特にS区役所!)への働きかけなど、基盤づくり
ということでした。

食材の調達については、活動を継続されたことによって、農業生産者さん
などとの連携が確立しつつあること、また、フードバンクさんや
セカンドハーベストジャパンさんなどのお取り組みによる供給体制の充実が
着実に進みあることを考えれば、当然と言えるかもしれません。

シェルターについては、大家(貸家の持ち主)さんの不安を、どう軽減するか。
この部分では、外国人や障碍者の支援者のみなさんが取り組んでこられた
ことが、かなり参考になると感じました。

そうなってくると、大切なのは、各団体がそれぞれに寄付を募ったり、
行政と交渉するのではなく、合同で、基金を設けたり、広域連携組織として
行政に改善を迫る、といった取り組みですよね。

お忙しい中、とっても重要なことを、率直に教えていただき、
本当にありがとうございました。
お教えいただいたことを、次回以降の助成などに生かすことで、
ご厚意・ご協力にお応えしたいと思います。
重ねて、深くお礼申し上げます。
仏教NGOネットワーク10周年+「寺院備災ガイドブック」記念シンポジウムでした! [2013年07月02日(Tue)]
今日午後は仏教NGOネットワーク(BNN)の設立10周年と
「寺院備災ハンドブック」の発刊を記念したシンポジウムに
お招きいただき、「『待つ』から『備える』へ 超多老社会と大規模災害を
見据えた地域における寺院のあり方」というテーマでお話しさせていただき、
後半は「寺院備災ガイドブックをどう活用するか?」というテーマで、
高野山真言宗不動寺(岩手県釜石市)の森脇妙紀さん、
元・清涼院避難所(宮城県気仙沼市)事務局長で、
現在はシャンティ国際ボランティア会 職員の三浦友幸さん、
そして「寺院備災ガイドブック」をとりまとめられた、
シャンティ国際ボランティア会の自覚大道さんのお三方の
お話を伺う討論の進行役をお手伝いさせていただきました。

熱心にお聴きくださった100人以上の方々、ありがとうございました!
お招きくださった西郊良光理事長はじめ、BNNのみなさまにも、
心からお礼申し上げます。

また、僕の資料作成が遅れたために、会場で配布できず、大変失礼しました。
下記に添付しますね。
1307_bnn_10th_aniv.ppt

開会に際して、この10年間の経緯をふりかえるお話をされた前・事務局長の
茂田真澄さんは、BNN発足のきっかけのひとつが、阪神・淡路大震災の際に
故・有馬実成さんがおっしゃられた「慈悲の社会化」というお言葉だった、
とご紹介されました。
東日本大震災でも、岩手・宮城・福島のみならず、同夜に無数の帰宅困難者を
生んだ東京周辺でも、多くの寺院が門を開いて宿泊の場や物資などを提供され、
今も全国各地の寺院で、広域避難者の方々の支援が続けられています。

いわば、まちの重要な社会基盤の一つである寺院が、これからさらに、
地域との日常的な交流を拡げていけるかどうかが、今日の論点にもなりました。
チャンス・フォー・チルドレン 設立2周年シンポジウムでした! [2013年06月29日(Sat)]
子どもたちの学校外での学びを支えるために、塾や体験活動などで
利用できるバウチャー(クーポン)を提供する活動を続けてきた
チャンス・フォー・チルドレン設立2周年記念シンポジウム
開催されました。

会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
gakushuhi.pptx
(最後のスライドは、時間がなくてお示しできず残念でした。。。)

きっとご参加くださったみなさまの最大のご関心は
「資金をどうまかなうか」という論点だったはずですが、
進行役の能力不足で、時間配分のバランスが悪く、申し訳ありませんでした。。。

途中で何度かお話ししたように、「家族が」「国が」以外の選択肢を
つくるなら、それが「社会」であれ「地域」であれ、その投資の成果を
実感できるしくみのデザインが不可欠です。

「うらほろスタイル教育プロジェクト」については、当方の
「ソシオ・マネジメント」創刊準備号を、ぜひご参照ください。

会場で申しあげられなかったので、この場を借りて。
地域と子どもたち、つまり未来の日本のために、本当に大切なことを、
しっかり着実に続けてきてくださったCFCのみなさん、本当にありがとう!
これからも、引き続き、しっかりよろしくお願いします。
「林業・森づくりの人材育成・研修」連続対談中! [2013年06月22日(Sat)]
先日も、ごく簡単にご紹介しましたが、
林業や森づくりにおける人材育成や研修に関する書籍が、
秋から冬にかけて、全林協(全国林業改良普及協会)から刊行される予定です。
その取材のために、全国の林業や森づくりの最先端事例の方々に、
相次いでお話を伺う、というすばらしい機会をいただいています。

すでに、安田林業の安田孝社長、
多野東部森林組合の新井和子 代表理事組合長、
株式会社とされいほくの半田洲甫副社長、
(特)地域再生機構の、というより「森の健康診断」の丹羽健司さん、
岐阜県の中村幹広さん、
SPファームの近藤修一さん、
という、超豪華な面々です。

みなさんに、人材育成や研修についてお話を伺っていると、どうしても、
僕の関心がそちらに強いからではなく、とても自然に、組織のあり方、
そもそも論としての経営者の姿勢(考え方も言動も)や、
地域の自治としての森に携わる人々(所有者、行政、施業事業体、地域住民など)
のあり方、といったところにまで、お話が進んでいきます。

これはすごい本になりそうな気がしているのですが、なにぶんにも、
本来のねらいは「人材育成や研修について」が主題なので、
「本に収まらない部分はどうしようか?」というお話が、すでに始まっています。。。。

ちなみに、僕がお話を伺う担当の最終回は、西粟倉・森の学校の牧くん。
こちらも、とても楽しみにしています。
「雲南ゼミ」発足! [2013年05月26日(Sun)]
2005年に6町村の合併で生まれた、面積550平方キロ、人口4万2千人、
高齢化率は30%を超え、全国平均の25年先を行く島根県雲南市。
「1世帯1票から、1人1票のまちづくりへ」をめざしてスタートして
合併直後からスタートした「地域自主組織」の立ち上げ時の06年秋に
お招きいただいて以来、もう7年。のべ滞在日数は50日を超えるでしょう。

真摯に謙虚にその現場を支える方々にお会いして感じたことが、
「これは、小規模多機能自治だ」ということ。

10年4月には、29か所の公民館が、地域の人々による「交流センター」として
生涯学習だけではなく、地域づくりや地域福祉も担う、自治の拠点に。
行事ではなく、福祉や経済などの事業で、地域に不可欠な機能を営んでいらっしゃいます。

そんな雲南市に、先週金曜から今日までの3日間、伺ってきました。
北海道の下川町や北見市から、佐賀県の小城市まで、10都道県30名以上の方たちと
ご一緒させていただいていました。

塩田・入間・鍋山の3つの地域でお話を現場で伺うとともに、
子どもと高齢者にかかわる活動のポイントを互いに共有する
「元気な地域づくり 活動発表会」、そして、
プラチナ構想ネットワークとの合同企画「小規模多機能自治フォーラム」などなど、
心も頭もおなかもいっぱい(いっぱい)の3日間でした。
画面にお示しした資料を、統合して下記に添付しますね。
1305_sodo_in_unnnann.ppt
(スライドが順不同のため、わかりにくく、申し訳ありません。ご容赦ください。)

ご尽力いただいた雲南市 地域振興課&政策推進課のみなさま、
本当にありがとうございました!!!

もうひとつ、何より驚いたのは、「地域円卓会議」が、小規模多機能自治を
広域的に支える基盤として、機能し始めていること!!
うーん、ますますすごいことになりそうです!
(地域自主組織の制度上の最新情報は、「広報うんなん」13年4月号もご参照ください。)

さて、スライド内でも述べましたように、「雲南ゼミ」を発足しました!
以下に概要をご紹介しますね。

名称:雲南市に地域自治を学ぶ会(略称:「雲南ゼミ」。)
目的:少子多老化が世界で最も早く進んでいる日本において、持続可能な地域づくりに
   向けた小規模多機能自治を、先駆的に、真摯に、謙虚に、そして着実に進めて
   いらっしゃる雲南市の地域自主組織のみなさまから学び、私たち自身が真摯に、
   謙虚に、そして着実に、それぞれの地域で実践する。
目標:2012年11月の計10名の訪問を第1回として、2015年11月(雲南市
   発足10年)までの3年間に、計5回から7回程度の「現地ゼミ」を開催し、
   計100名程度のゼミ生を輩出して、全国各地で共有・展開する。
   (波及的な効果として、ゼミ生との交流・事例紹介によって、雲南市内の
    地域自主組織のみなさまにも、ヒントや元気を与えられることを期待する。)
対象:下記の「雲南ゼミ 八則」に事前に賛同署名した自治体行政職員、地域自治に
   取り組む団体の役員など。

【雲南ゼミ 八則】
一つ。学ぶ
 雲南市の地域自主組織をはじめとする、持続可能な地域づくりに向けた小規模多機能
 自治の取り組みを、真摯に、主体的に学ぶこと。
二つ。動く
 雲南市などから学んだ取り組みを、自らの地域で実践するために、「人がいない」
 「金がない」「時間がない」など言い訳を言わずに、自ら積極的に 動くこと。
三つ。伝える
 雲南市などから学んだ取り組みが、着実に広がるように、要点を効果的にまとめ、
 自らの地域はもとより、他の地域にも伝えること。
四つ。促す
 雲南市などから学んだ取り組みが、自らの地域はもとより、他の地域でも実践される
 ように、地域の人々が動き出し、歩き続けるよう、真摯に、決して諦めずに、促すこと。
五つ。仕組みをつくる
 雲南市などから学んだ取り組みが、着実に続くように、法令や事業、予算措置を
 はじめ、交流や感謝の機会を設けるなど、仕組みをつくること。
六つ。手伝う
 雲南市はもとより、他の地域においても、地域自治が進み、拡がるために、
 本ゼミの仲間の取り組みを手伝うこと。
七つ。挑む
 雲南市などから学んだことを取り入れるだけではなく、独自の試みや新しい切り口を
 織り込み、地域のより良い未来のために、挑むこと。
八つ。集う:雲南市内はもとより、自らの地域や、他の地域においても、持続可能な地域
 づくりに向けた小規模多機能自治を進める取り組みのために、機会を設けて、集うこと。

活動内容
(1)雲南市内での研修(2泊3日程度、年2回程度)
    先進的な地域の視察や、「元気な地域づくり発表会」等への参加
(2)各自の地域における取り組みの推進
    持続可能な地域づくりに向けて、小規模多機能自治を進めるために、
    仕組みづくりや人材育成を体系的に進める。
(3)facebookなどでの随時発信

スケジュール
 毎年5月と11月の年2回開催(第1回は’12年11月に実施済、参加者9名)
※これ以外に随時、各自の地域でのサテライトゼミも開催する。

収支:現地集合とし、係る旅費は各自負担を原則とする。
   現地での費用(資料代等)は、原則として参加者の均等分担とする。
   なお、幹事は現地ゼミに可能な限り参加し、交流会を盛大なものとできる
   よう、予算の確保や、各自での積み立て(「雲南ゼミ基金」)を行うこと。
体制:自らも小規模多機能自治の担い手であるとの自覚のもとに、自ら進んで
   一人一役を担当すること(全員が何かの役割を担当する幹事となる)。

雲南ゼミに参加してくださる30名のみなさま、
早速、いろんな役割をお願いすることになりますが、どうぞよろしくお願いします!
誰のための、何のための協働か? [2013年05月10日(Fri)]
以下、固有名詞は省きますが、このご時世、こんなことも起きている、
ということを、事実としてお伝えしたく、ご紹介します。
みなさん、お読みいただいて、
どう取り組んでいけばよいか、
どうすればこんなことが起きなくなるか、
実際に社会を変えていくために、
より良い地域づくりを具体的に実現するために、
ぜひ具体的なご意見をお聞かせください。
もちろん、僕も諦めてません。

【以下、いただいたメールの引用です。】

IIHOE 川北 様

お世話になっております。

○○市市民協働課の◇◇(注:ご担当者名)です。
昨年度より、本市の協働に対する取り組みに度々ご相談いただき
誠にありがとうございます。
また、今年度の協働の指針策定にあたってのアドバイザーのご依頼を
させていただき、日程まで調整いただき感謝しております。

しかしながら、今年度本市の機構変更に伴い、市民の参加のもと
協働の指針を策定することを断念せざる得なくなりました。
つきましては、行政主体で協働の指針を策定することに変更となり、
そのためこれまでご説明差し上げていたアドバイザーの役割も
失われることとなってしまいました。

何度も本市の協働に対する取り組みにご相談いただいたご厚意にも
関わらず、このような結果となってしまい誠に申し訳ございません。
これ以上、本市の協働に対する取り組みでご迷惑をおかけするわけ
にはいきません。
また、市民の参加しない協働づくりにアドバイザー等としてご参加
いただく事もたいへん失礼なことと存じ上げますので
行政主体の指針づくりに変更した後のアドバイザーや講師等の依頼に
つきましてもご遠慮させていただきたく存じ上げます。

この度は、度重なるご迷惑おかけしたことをお詫び申し上げます。

○○市 市民協働課 ◇◇(注:ご担当者のお名前)
3keysでインタビュー(!?)していただきました! [2013年05月02日(Thu)]
今日夕方は児童養護施設の子どもたちへの学習支援や職員さんたちへの
支援にも取り組む3keysにお招きいただき、
公開インタビューしていただきました。
そこでいただいたご質問や会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1305_for_3keys.ppt

その席でも申し上げましたが、「わかりやすさ」のために大切なことを
過剰に単純化してしまうマスメディアの人たちが大嫌いなので、
IIHOEや僕のことについて、お話ししてほしいというご依頼も、
かつて東京工業大学の授業と、今はなきキャリナビのたった2度
あったきりで、今日が3度目でした!
(まぁ確かに、聞いてみたいと思ってもらえるような活動でも人格でもないです。。。)

その概要は、近日中に3keysからご紹介いただけることかと思いますので、
「読んでみたい!」とおっしゃっていただける方は、どうかお楽しみに
なさってください。。
森山さんはじめ、お招きくださった3keysのみなさま、そして、ご同席くださった
みなさま、本当にありがとうございました!
「加藤哲夫イズムを考える集い」in大分 でした! [2013年04月20日(Sat)]
今日午後は冷たい雨が降り出した大分で、
加藤哲夫イズムを考える集い in 大分」にお招きいただきました。
「学びの協働隊」のみなさん、ありがとうございました!
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簡単に、今日の流れをご報告すると、まず、主催者(首謀者?)を
代表して、実行委員長の山下茎三さんからご挨拶と趣旨説明のあと、
「学びの協働隊」のメンバーに生前の加藤さんが送られたビデオ・
メッセージ
を見たのち、谷川真奈美さんから、協働隊ができる
までの経緯がご紹介されました。

その後、飯田亮さんの進行で、ミニワーク。
各自で「心に残っている加藤哲夫さんの言葉」と
「加藤さんの言葉をきっかけに、生かしていること」を書き出して、
それを6人ずつのグループで共有。
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吉岡尚美さんは、「ニーズにもとづく」という言葉を聞いて、
「自分たちの進め方が180度変わったぐらい」とのこと。

佐藤哲也さんからも、「相手のことを知りなさい」。
また、「情報発信先として大切な、@団体の内部、A活動対象(受益者)、
B支援者、C行政など働きかける対象、の4つのうち、@内部が欠けてた
ことに気付いた」とのこと。
平石清美さんは、「1人の天才より、5人の凡人のほうがうまくいく」
という言葉を、PCに貼ってるそうです。

そこで突如、僕に振られましたっ!!
親族(!?)を代表して(!?)お礼を申し上げるとともに、
ご参加のみなさまに「お香典返し」(!?)として
「ソシオ・マネジメント」創刊準備号をお渡しして、
P117の「IIHOEのビジネス・ポートフォリオ」をもとに、
「自分がしたいことのために、どう資金や人を集めるか」ではなく、
「自分の活動の対象の将来を見通したうえで、今、何をすべきかを逆算するために
どんなソリューション(解決手法)が提供されており、自分たちはそこで
どんなソリューションを提供すべきか」を、純粋に、繰り返し進めていただきたい、
とお伝えしました。

その後、少し長い休憩の後、「学びの協働隊の今後」について協議する時間
だったのですが、飯田さん、谷川さんの進行役コンビがグダグダに。。。
(加藤さん、本当にごめんなさい。。。)

そこで、「学びの協働隊として、取り上げたいテーマ」
「協働隊としての進め方」「次回、いつ集まる?」を、
考えていただきました。
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その結果、
「毎月最終金曜日の夜に、ライフパルで、各団体の活動報告をする!」
「他団体の活動に参加する!& ブログにも紹介しあう!」
「各団体の年間目標を年度当初に発表し、年度末には成果も発表する!」
「各団体の活動を紹介するサイトを通じて、市民からの質問・疑問に答える!」
といった、すばらしい提案が続々!!
ほーら、みんな、明確なお題とプロセスを示せば、バシッとできるじゃん!!

さて、みなさんに3枚ずつ付箋をお配りして、投票してもらった結果がこちら!

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最終的には、5月から毎月、それぞれの提案の責任者の方たちが、
日程と場所と進め方を、改めて詳しく提案していただくことになりました!!

加藤さん、どうにかここまで来ました。。。
あぁ、よかった。。。
低炭素杯2013 お疲れ様でした! [2013年02月17日(Sun)]
低炭素杯2013、第2日も、無事に終わりました。
お取り組みをご発表くださった40組のファイナリストのみなさんは
もちろん、特別審査員を務めてくださったみなさま、
開催・運営にご協力くださった全国各地の温暖化防止活動推進センター
のみなさま、ご協賛くださった企業・財団のみなさま、
そして、実行委員長の小宮山先生、副委員長の金谷先生はじめ
企画・審査にご協力くださった委員のみなさま、
そしてそして、今年もすばらしい司会進行の櫻田さん、
オムのみなさん、地球温暖化防止全国ネットのみなさま、
本当にお疲れ様でした!!

公式発表は少し先になるかもしれませんが、ここで、
表彰結果を勝手に速報します!
(それぞれの方々のお取り組みの概要については、僕の昨日の
ブログ記事をご参照ください。)

まず、今年新設された特別審査員による「特別審査員賞」は、
荒川区(東京都)と、大葛青若会(秋田県)のみなさま!

協賛・協力企業/団体からの「協賛・協力企業/団体」として、
「最優秀グローバル賞」は、阿南高専 再生可能エネルギー研究会(徳島県)、
「最優秀家庭エコ活動賞」は、エコワークス株式会社(熊本県)、
「最優秀地域活性化賞」は、静岡県立富岳館高校 キノコ研究会、
「最優秀コミュニケーション賞」は、奈良交通株式会社、
 株式会社ナチュラルファームシティ 農園ホテル(埼玉県)、
 和賀製畳店(秋田県)、
「最優秀地域エコ活動賞」は、長岡京市立神足小学校(京都府)のみなさま!


審査員から、どうしてもお贈りしたいと設けられた「審査員特別賞」は
「最優秀ソーシャルイノベーション賞」として、
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本、東京都)、
Terra Motors株式会社(東京都)、福岡市環境局、
クールシェア事務局(東京都)、株式会社一条工務店(静岡県)のみなさま!

そして、「環境大臣賞」として、
金賞(地域活動部門)は、京都炭素貯留運営委員会、
金賞(企業活動部門)は、レモンガス株式会社(東京都)、
金賞(ソーシャルビジネス部門)は、鹿児島大学Sustainable Campus Project
 とJAグリーン鹿児島、
金賞(学生活動部門)は、岐阜県立恵那農業高校のみなさん、
そして、グランプリは、
栃木農業高校 村おこしプロジェクト班のみなさまでした!
なんと栃木農業高校は、昨年に続く2連覇!!!

受賞されたみなさまはもちろん、賞を逃されたみなさまも、
ぜひ、これまでより多くの地域の主体を巻き込んで、
これまでの成果をもっともっと大きくして、来年もまた
チャレンジ(リベンジ?)してください。
お待ちしております!!
低炭素杯2013 特別シンポジウムでした! [2013年02月17日(Sun)]
低炭素杯2013の特別シンポジウム、
今年も面白かったです!
進行しながらのメモなので、わかりにくくて恐縮ですが、
取り急ぎ、ご紹介します!
1302_lcc_sympo.docx
湯谷さん、東さん、安井さん、井田さん、茅野さん、
ありがとうございました!
「低炭素杯2013」40団体のプレゼンテーションでした!(3) [2013年02月16日(Sat)]
低炭素杯2013の第1日、計40団体によるプレゼンテーション。

全国各地からご発表くださったみなさま、本当にありがとうございます!
以下、終盤にご発表くださった方々について、簡単にご紹介します。

損害保険ジャパンからは、自動車保険約款を紙からウェブへと転換する
ことで削減できた費用で始まった「SAVE JAPAN プロジェクト」。
1000万件(紙使用量推計約700万トン!)の65%の顧客が協力!

奈良市地球温暖化対策地域協議会さんからは、市民39グループ
計254世帯が「市民の省エネを支援するしくみ」に。25%減のグループも!

ジャパンフォーレストさんからは、国産間伐材による割り箸を、
つくる→広告を募る→カーボンオフセットなど。

大丸有・神田地区等グリーン物流促進協議会大丸有地区・周辺地区環境交通推進協議会
からは、低温貨物の共同配送や電気自動車や自転車などを活用した、モノと人の
移動の効率化に向けた、企業を超えた地域ぐるみの取り組み。

レモンガスさんからは、商用日本初のエネルギー自立型マンション&戸建て住宅や、
なんと、低炭素杯に入賞した京都府立桂高校や栃木農業高校ともコラボして、
商品化や販売を支援してくださっていることなどもご紹介いただきました。

合田燃料機器さんからは、社用車や社屋の環境対応を進めて、
5割以上のCO2削減実現のご報告。アルミュールは「点灯夫」という意味。

奈良交通さんからは、日本一面積が広く県の面積の5分の1を占める十津川村での
村営バスを同社が運航していらっしゃる取り組みのご紹介。

さばえNPOサポートのみなさんからは、参加店舗160店舗以上の
地域通貨「ハピー」。独自の取り組みが難しい各商店・飲食店でのマイバッグ・マイ箸使用時
などに発行され、地産品と交換できるしくみ。

電動バイク開発・販売のTerra Motorsさんからは、
フィリピンでアジア開発銀行などとの共同による電動三輪タクシー量産事業。

福井信用金庫さんからは、循環型社会の輪・環境保全の輪・エコ育の輪・エコ金融商品
の推進に取り組む「エコともの輪」。PETボトルだけでも40トン近くを再生。

岐阜県立恵那農業高校のみなさんは、地元の名産・栗きんとんの製造後に
廃棄される栗殻(750トン!)を発酵させて雑草防除のマルチ(栗〜んマルチ)や
せっけん、キノコ栽培の培地などに!

東日本旅客鉄道(JR東日本)さんからは「エコステ」。

エコハウスを建築・販売するエコワークスさんからは、
「エコハウスを売るだけで、環境に良いのか?」と、建築主に環境家計簿を指導するとともに、
「住宅のプロによる『うちエコ診断』」を実施。

阿南工業高等専門学校 再生可能エネルギー研究会のみなさんからは、
アジア出身の留学生の方々が、母国に戻ってからCO2削減に継続的に取り組めるよう、
小水力発電の開発や普及に向けた教育プログラムを実践中!
今日の発表にも、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムからの留学生のみなさんが
ご参加くださいました!

さぁ、審査員は、大変だろうなぁ。。。
大賞をはじめとする各賞の発表は、明日の午後です。
僕が言うのもなんですが、感動の表彰式になります。
どうかご参加ください!
「低炭素杯2013」40団体のプレゼンテーションでした!(2) [2013年02月16日(Sat)]
低炭素杯2013の第1日、計40団体によるプレゼンテーション。

全国各地からご発表くださったみなさま、本当にありがとうございます!
以下、中盤にご発表くださった方々について、簡単にご紹介します。

とよた・あいち省エネで元気な事業所コンソーシアムからは、
小規模な企業での電気やガスなどの使用量の記録に基づいて助言や交流を。

ソニーセミコンダクタ 大分テクノロジーセンターさんからは、樹齢100年を超える
自然木もある構内や近隣の森林保全と、アカウミガメの産卵のための海岸の保全。

京都炭素貯留運営委員会さんのクルベジは、CO2を
炭に固定し、その炭を埋めて野菜をつくる、というCO2貯留型農業。

かわさき省エネグループさんは、市内の小学校での出前講座や
「夏休みエコライフチャレンジ」、さらには自治会・町内会でも省エネセミナーも。

伊万里はちがめプランのみなさんは、生ごみを堆肥に、廃食油はBDFに。

山形県立山形工業高校 環境システム研究会のみなさんは、
廃食油を集めて七夕のキャンドルやBDFにするだけでなく「工業高校生として」
リサイクルDEボランティアを始め、自動車のエアバッグを使用したエコバッグを
利用した花笠まつり会場の清掃活動も!

山梨大学 大学の油田のみなさんは、大学の食堂からの廃食油を
BDFの精製しシャトルバスの燃料で使用するだけでなく、他大学にもノウハウ移転。
廃グリセリンを活用した燃料電池の開発も模索中だとか。

静岡県立富岳館高校 キノコ研究会のみなさんは、富士山・大沢崩れの
緑化を進めるために、キノコの成分「AHX」と紙の廃材を活用した「AHXチップ」
を開発し、すでに植林での実用も始まっています!

バイクのまち・浜松のソーラーバイクレース大会実行委員会さんからは、
手づくりのソーラーバイクで行われるレースだけでなく、啓発活動も。
帰路も、そのバイクで帰られるそうです!

大葛青若会さんからは「7集落対抗節電大会」!
高齢化率の高い7つの集落・全685世帯が、2011年夏に「自主的計画停電」
&12年夏には「去年より節電する」集落対抗節電大会に!
優勝賞品は地元温泉の入浴無料券!

昨年のグランプリ栃木農業高校の村おこしプロジェクト班のみなさんは、
全国唯一の麻の生産地であることから、麻殻を活用した土壁・断熱材として
活用するとともに、とうがらしの抽出液に浸した麻縄を獣害の防除に!!
また、モグラ対策用にヒガンバナを配布し、「日本の原風景100選」に!

和賀製畳店さんからは、畳床の稲わらを再生使用した「エコたたみ」。
なんと1991年にエコマーク認定!しかも、ノウハウを共有して全国33社に拡大!

クールシェア事務局さんは、おうちで、自然で、施設で、まちで、
エアコンの使用台数を減らす提案・呼びかけに始まり、今ではウォームシェアも。
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「低炭素杯2013」40団体のプレゼンテーションでした!(1) [2013年02月16日(Sat)]
今日は低炭素杯2013の第1日、計40団体による
プレゼンテーションでした。

全国各地からご発表くださったみなさま、本当にありがとうございました!
以下、簡単にご紹介します。たくさんあったので、3部に分けますね。

トップバッターの工藤建設さんは、岩手県内で風力発電や地中熱利用システムなどを
本社で実証導入するとともに、パッシブ(ソーラー)ハウスの販売を始められます。

岐阜・高山の農業生産法人FRUSICさんは、温泉熱を効果的に活用した
温室栽培で、観光地の新たな魅力づくりに挑んでいらっしゃいます。

神奈川県立中央農業高校 養豚部のみなさんの取り組みは、
食品残渣(主に弁当や総菜などの食べ残しですね)を原料とする飼料(エコフィード)を
使った養豚。

続く京都府長岡京市立神足小学校の12名のみなさんからは、地域の商店街の
LEDランプ製作やビオトープなど、地域と結び付いた体験型環境学習
プログラムのご紹介でした。しかも、発表は手話付き!!

埼玉県のナチュラルファームシティ 農園ホテルさんは、なんと宿泊客の
方々にもご協力いただく農園も運営。

一条工務店さんからは、初期費用ゼロで太陽光発電を導入できる
「夢発電」システムのご紹介。すでに1万軒で平均12kWの実績があるとか。

日本興亜損害保険さんからは、車両事故後の再生部品(エコパーツ)活用と、
被災地産のCO2オフセット・クレジットを日本最大規模で活用している
お取り組み。

鹿児島大学 Sustainable Campus ProjectJAグリーン鹿児島のみなさんからは、
段ボールコンポストによる生ごみの堆肥化から、「エコスイーツ」を開発し、
1個10円の寄付金が16万円に!

東京都荒川区からは、「節電マイレージ」と「街なか避暑地」のご紹介。

EVステーション・EVhondaさんは、改造による手づくり電気自動車の
お取り組み。技術協力先の企業や大学の先生とともにご紹介くださいました。

福岡市環境局からは「お堅い役所なので、ソフトに紹介します!」と、全国初の
事業所省エネ技術導入サポート事業について。通常の入札ではなく、
削減できた水光熱費から事業費を支払う、という画期的なもの!!

岐阜市地球温暖化対策推進委員会さんからは、「減CO2ポイント制度」のご紹介。
全国に比べて、家庭からのCO2排出量が多く、しかも増えている岐阜市だから
こそ、きっかけをつくるために生み出されたしくみ。習慣になるといいですね!

兵庫県立篠山東雲高校 しののめ山の芋研究チームからは、
地域の特産品である山の芋による緑のカーテンづくりを、小中学校や市役所などでも
展開中。カレーもおいしそうでした!
廿日市市で「まちづくり交流会」でした! [2013年02月07日(Thu)]
広島県廿日市市が設置している市民活動センターである
廿日市市市民活動センター)の職員さんたちの
マインドとスキルが高い!ということについては、
ご存知の方も多いと思います。そんな同センターが開催された
まちづくり交流会 in はつかいち vol.2」にお招きいただきました。
平日の夜にもかかわらず、長時間、熱心にご参加くださった70名
以上のみなさま、本当にありがとうございました!

画面でお示しした資料のごく一部ですが、下記に添付しますね。
1302_hatsukaichi_koryukai.ppt
「沖縄タイムマシーン」はこちらから、
環境gooの「環境・社会報告書読者リサーチ」の結果は、
こちらからご参照ください。

いやぁ、みなさんの発表、本当に驚きました。
発表がすごいのは、活動と普段の考え方・進め方がすごいからです。
ご発表くださった、
廿日市市郷土文化研究会の正木泰章さん、
(特)おおのの風の坂史朗さん、
廿日市人権擁護委員協議会の市里尚弘さん、
青少年夢プラン実行委員会の今田千代子さん、
(特)キッズNPOの吉本卓生さん、
カルビー(株)の筑本哲司さん、
日本赤十字広島看護大学の眞アさん、
(特)ひろしまNPOセンターの松村渉さん、
本当にありがとうございました!!
岡山で「地域に愛される商店街の5つの条件」研修でした! [2013年01月27日(Sun)]
商店に育ったわけでも、商店街のお手伝いをしてきたわけでも
ないのですが、昨晩は岡山市の表町商店街の青年部にお招きいただき、
「地域に愛される商店街の5つの条件」についてお話ししました。
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1301_okayama_omotecho.ppt

ただ、誠に申し訳ないことに、上述のとおり、商店街については、
全くわかっていないので、地域の人々のくらしの側から、
商業や経済にどうあっていただきたいか、という切り口に置き換えて
お話しさせていただきました。
週末の夜間に長時間、とても熱心にご参加いただいた皆様、
本当にありがとうございました!

最後にお話しした別府でのオンパクや、総社でのみちくさ小道
真庭・湯原での湯原っしぃについても、ぜひ、ご参照ください!
東京ソラマチで「医療・福祉の連携で生涯を支える」シンポジウムでした! [2013年01月13日(Sun)]
愛知県知多地域で、地域に開かれた、地域とともに支える障碍者福祉を
切り拓き、また、全国に拡げている(社福)むそうと(特)ふわりによる
ふわりんクルージョン2013」のシンポジウムのひとつ
「医療・福祉連携で子どもの在宅支援 -すべての命が精一杯輝くコミュニティを
想像する」(2日で計5件連続の5件め!)にお招きいただきました。
僕が会場でお示しした資料を、添付しますね。
1301_fuwarinclusion_final.ppt

むそうが東京で、どんなことを、どんな体制で始めようとしているか。
その事業計画(まもなく開業!)と、背景について、
子ども在宅クリニックあおぞら診療所墨田の前田浩利先生と、
(特)あおぞら訪問看護ステーションそらの梶原厚子さん、
そして、むそう・ふわりの戸枝さんに、詳しく伺いました。

いやぁ、本当に面白かったし、濃密でした!!
本当に重要なテーマに、王道を切り拓きながら進んでいく取り組み。
楽しみですし、ちゃんと関わっとかないと、これからの日本の
持続可能性を確立することができない、ということがよくわかりました。
長時間ご参加・ご清聴くださったみなさま、ありがとうございました!
そして、お招きくださった主催者のみなさま、本当にありがとう
ございました!!
山形県職員の自主勉強会で「つなぐ力」研修でした! [2012年10月10日(Wed)]
山形県庁では今年春から、職員さんの自主的な取り組みとして
(つまり行政組織としての公式な業務ではなく、あくまで職員さんの
自発的な提案に基づき、自主的に参加・協力する職員さんたちによる
合同作業として)庁内報(社内報の県庁版!)が発行されるように
なりました!
今日の夕方は、その仕掛け人である五十嵐さんにお招きいただき、
庁内報(「山形県庁職員をタテ・ヨコ・ナナメにつなぐマガジン」で、
略して「ナナまぐ」!)の制作・発行に協力していらっしゃる職員さん
約30名が、自主的に開かれた勉強会にお招きいただきました。

テーマは「つなぐ力」。
お話しした際にお示しした資料を、下記に添付しますね。
1210_yamagata_pref_cordination.ppt

石川治江さんの「介護におけるコーディネーターの役割」の記事は、
「NPOマネジメント」第22号を、ぜひ、お読みください!

会社(=経営層)からの伝達だけではなく、現場の出来事や
トレンドを把握・分析して次への備えを提案する社内報を持つ会社は、
人も組織も育ちます。

また、つなぐということについて、「どのように行うか」という手法
ではなく、「どんな価値が期待されているか」という成果に着目すると、
実は、県庁という職場に勤める職員さんたちには、「誰かを誰かに
紹介する」だけではなく、自らがプロフェッショナルとして、
しっかり対象の状況をインテークして記録・集計・分析し、
次に備えるとともに、対応できる「人を育てる」ことも求められる、
というお話をしました。
つないだらおしまいではなく、つないだ後も、大切なんです。
NPO発の白書が増えてきた! [2012年04月04日(Wed)]
日本のNPOに決定的にかけているものはいくつもありますが、
そのひとつは、自分たちが取り組む分野について、
自分たちだけの活動じゃなくて、これまでの経緯や今後の見通し、
他団体の事例なども紹介して、その分野のことを俯瞰できる
「白書」を出せていないこと。

何年も前から「『薄書』でいいから白書を出そう!」とけしかけ、
「NPOマネジメント」第68号でも特集としてお伝えしました。

その手応えを、感じ始めています。

ここ数日にお送りいただいたものだけでも、
にっぽん子育て応援団の「第2回 主要自治体の子育て分野における
NPO/市民団体との連携に関する調査報告書
」(通称:子育て環境白書)や、
(特)まちなか研究所わくわくの「沖縄NPO白書」、
ともにとっても充実した内容です!
(ともに、上のリンク先からお申し込み可能です!)

少し前ですが、(特)日本IDDMネットワークの
IDDMレポート2011」は、T型糖尿病患者や
そのご家族にとって大きな関心事である「就職」について、
企業の人事部門へのアンケートや、企業で活躍中の先輩たちの対談など、
当事者の不安に答える、とても充実した内容です。

さらにさかのぼれば、(特)マドレボニータの「産後白書」、
(特)NEWVERYの「中退白書」など、
僕にそそのかされて(けしかけられて!?)、とっても重要で有意義な
白書を出してくださっている団体が増えつつあることを、本当にうれしく思います。

「NPOマネジメント」第68号の特集でもお伝えしたように、
年次総会に向けて制作される年次活動報告書に、たった4ページでも、
あるいは、定期刊行される機関誌に毎号たった2ページでも、
自分たちが取り組む分野のこれまでの経緯や今後の見通し、
他団体の事例なども紹介して、その分野のことを俯瞰できるように
導くことは、自分たちにとっても、また、その問題に初めて接する方に
とっても、また、専門家たちにとっても、とても重要で有意義です。

ぜひ、今年から、「薄書」でいいから、始めてください。
水澤さんの公共政策研究所、相次いで調査発表! [2012年02月08日(Wed)]
脱サラしてNPO、それも、政策調査のNPOを立ち上げられた
水澤雅貴さんが主催されている公共政策研究所では、
IIHOEの「協働環境調査」にご協力いただいたのを機に、
全国の自治基本条例一覧」や、
市民参加により自治体議会を活性化するための
環境整備に関する調査
」など、とってもユニークで、
しかも大切な調査を、着実に積み重ねていらっしゃいます。

その最新版(すみません、僕がお話を伺ったのが遅かったのですが。。。)、
市民参加による北海道内自治体行政の環境整備に関する調査」、
北海道内市町村のNPO法人への寄付に伴う個人住民税の
控除のための税条例改正等調査
」という、とってもユニークで、
しかも、意義の大きな調査を、相次いで発表されました。
なんと太っ腹なことに、完全に公開していらっしゃいます。
ぜひ、ご参照ください!
ノーソンの栄子さんは、今日もお元気でした! [2011年12月11日(Sun)]
いつもいろんなところでご紹介している、大分県中津市の
旧・耶馬溪町内 津民(つたみ)地区にある、地域がつくり、
地域が自ら運営する、買い物と寄り合いの場所「ノーソン」。
その看板娘の中畑栄子さんに、9か月ぶりにお会いしてきました。

今回も、大分県社会福祉協議会と、中津市社会福祉協議会の
お招きで、旧・耶馬溪町内で、民間の自発的な活動として
寄り合い場所づくりや、高齢者などへのお弁当・お惣菜のお届け、
また、独居高齢者の見守りなどに取り組まれている方々の
交流会が開催され、お話しさせていただきました。
その際にお示しした資料を、下記に添付しますね。

また、同日お話しした、島根県雲南市の「中野の里づくり委員会」
のブログはこちら、そこでお話しした際の資料はこちらです。
(スライドの40枚目から42枚目をご参照ください。)

まさかいらっしゃらないと思いますが、「ノーソンって何?」って方、
こちらをご参照ください。
http://www.jfc.go.jp/a/information/producing/201008.html
http://www.kyushu.meti.go.jp/report/1104_tiikiokosi/seikatu.pdf

そうそう、全国の「ノーソンに行って、栄子さんに会いたい!」という方に
お知らせです!!

栄子さんの体調などの都合から、上記の通り、営業日数が減りました。
視察するだけじゃなくて、ちゃんと買い物したい方、どうかご注意ください。

あと、もうひとつ!
「津民に移住して、ノーソンの営業を手伝いたい!」とおっしゃって
くださる方、募集してます!
お手当は、全くと言っていいぐらいありませんが、偉大な栄子さんの
後継者として、地域に貢献しながら暮らせる絶好の機会です。
第2・第3の人生を心豊かに過ごしたいとお考えの方、ぜひ、
ご検討ください!