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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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課題解決先駆国であるための姿勢と力を [2015年01月01日(Thu)]
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年も、みなさまに本当にお世話になり、心からお礼申し上げます。

1994年夏に、私の個人的な活動として始まった
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]は、
おかげさまで、昨年8月に創立満20年を迎えることができました。

「地球上のすべての生命にとって、調和的で民主的な発展のために」を
組織目的とし、地球規模の環境問題への取り組みは、世界規模の
日本企業に対する働きかけから、全世界的な民主主義への取り組みは、
まず足元の日本の草の根の市民団体と自治体に対する働きかけから、
と考え進んできたこの20年間をふりかえると、まだまだできていない
ことの多さ、自分の力・技能・知識の足りなさに、愕然とします。

特に、前回から5年ぶりに実施した「第5回 都道府県・主要市における
NPOとの協働環境に関する調査」(通称:協働環境調査)
は、
全国の255自治体と36 の市民活動支援機関のみなさまにご協力
いただいて昨年11月に刊行したものの、発行後に相次いでミスが
発見され、現在もまだ、確認・修正作業を続けています。
ご協力いただいたみなさまには、心からのお礼とお詫びを、
重ねて申し上げます。
再修正版は、本年1月末までに刊行し、2月初旬に順次お届けする
予定です。どうかご了承ください。


「あなたがマネジメントするのは、組織だけではない。
 社会もしくみも、つくり、守り、営むのは、私たちだ。」

上記は、12年6月に創刊準備号を刊行しながら、昨年ようやく
創刊号を刊行できた「ソシオ・マネジメント」のショルダー
フレーズですが、自分自身のこの20年間の体感と課題認識を、
そのまま言葉にしたものです。
(おかげさまで、創刊号もご好評をいただいており、
 創刊準備号は残り数冊です!)

昨年正月のごあいさつでも申し述べたとおり、今後、日本全国のみならず、
世界各国もが直面する少子多老化。
そのフロンティアである日本海側や中山間地を中心に進められてきた、
真摯で謙虚で丁寧な、人材と組織づくりを基軸とした地域づくりの
現場を拝見して、「小規模多機能自治」と名付けたのは2006年。
カリスマ的なリーダーに頼るのではなく、誰もが自分にできること・
自分たちでできることを増やし続けるという、自治の原理であり
理想でもある状況を、自分たちの地域にもつくりだそう、増やそう
という方々が、少しずつではありますが、増えつつあることは、
本当にうれしく、心強く感じます。
今年2月には、この志を共有する自治体の方々を中心に、
「小規模多機能自治推進ネットワーク会議」の設立総会が、
開催されることになりました。この機運やネットワークを、
しくみづくりへとしっかり結びつけるためにも、微力を尽くします。

自分自身の在り方や仕事の進め方を見つめるとき、加藤哲夫さん
亡くなる2か月前に、つなプロの幹事会でおっしゃってくださった
下記の言葉を、読み返すようにしています。

「緊急時には傷口に絆創膏を貼るような仕事が必要。その中でつなプロは、
 一見見えないニーズを発掘し、マイノリティのニーズに応えようと発足し、
 活動していただいた。
 残念ながら今までの市民活動・市民運動は、社会がつくりだした矛盾の
 後始末だった。しかし我々NPOの本来の役割はしくみをつくり、
 提案をし、そして、新しい社会構造と参加のしくみを世の中に
 位置付けていくことだ。
 見えるニーズに即応することはわかりやすく、この3か月、人はたくさん
 動いたと思うが、ここから先は、ニーズが見えない状態に入ってしまう。
 見えないものを可視化したり、見えないものの中から何が重要かを
 きちんと取り出して、対策を立てるためにも、できるようになるためにも、
 つなプロの調査力とそのノウハウを地域に移行していってもらいたい。」


20年前にこの仕事を始めた当時、すでに1億円を超える規模の
活動や事業を行っていらっしゃった大先輩たちからも、

「NPOや市民事業は1歩先の視野と半歩先のプログラムを」

と教わりました。だからこそ、私たちNPOや社会事業の支援者には、
2歩先の視野と、1.5歩先のプログラムが求められます。

これまで学ばせていただいたことをもとに、さまざまな団体や地域、そして、
企業や行政機関にも、これまで以上に深く踏み込んで、持続可能性を高めて
いただくためのお手伝いをさせていただきます。
本年も、そして、これからも末永く、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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