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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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【必読】(5)アンディ・グローブの「アメリカ雇用創出論」 [2010年07月11日(Sun)]
今回の参院選は、参院選だからかもしれませんが、消費税率は話題になっても、
では、日本の社会経済をどのように守り、育てるのかについて、
具体的な施策の提示ややり取りはありませんでしたね。
(その最大の理由は、いつも物事を過剰に単純化してしまうマスコミ、特に
TVのせいですが。)

そんな中で、Bloomberg BusinessWeek のJuly 5-July 11, 2010は、
あのインテルのアンディ・グローブの寄稿による
How to make an American Job」が特集です。

同誌のサイトを見ると、すでに反論も紹介させていますが、しかし、
同氏が熱弁するように、産業とは生態系であり、個々の会社の短期的な利益の
最適だけに目を奪われて生産拠点(=最大の雇用創出源)を海外に移すと、
イノベーションが継続的に加速することはない、というのは、本当にその通りです。

では、日本ではどうすべきか。
中小・零細の製造業と、サービス業全般の生産性を抜本的に高めることが、
まず大前提(そのためには判断に要する時間を10分の1にする、つまり、
抜本的な権限移譲が不可欠!!)ですが、そのうえで、競争力を高める
可能性のある案件への投資に導く「日本版 地域再投資法」をつくるしかない、
と考えます。

ただ、そのときに、一番心配なのは、地方銀行さんたちが、本当に地域の経済を
支えたり育てたりする意欲や能力に欠けていること。。。。
全国一律的な法制ではなく、「この地域に、この投資マネジャーなら大丈夫!」という
認定をしたうえで、特区的に始めるしか、ないかもしれませんね。。。
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