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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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横手市 三又地区で住民集会&行政管理職対象研修でした。 [2019年03月22日(Fri)]
昨日午後は、例年よりずいぶん少ないとはいえ、残雪1m以上の
横手市の山間部にある三又(みつまた)地区に伺い、同地区の
全住民対象調査(回答率92%!)の結果報告を伺った後、
今後の同地区において求められる地域づくりの在り方・進め方に
ついてお話しさせていただきました。
また、本日午後は、同市行政の管理職の方々を対象に、
同市内における地域づくりの促進に関する施策の進捗や、
(特)秋田県南NPOセンターによる共助組織のお取り組みについて
伺った後に、同市においてなぜ、どのように小規模多機能自治を
推進する必要があるのかについて、いつもよりは若干長めにお話し
させていただきました。
三又地区では想定を上回る約50名の方々、行政管理職研修では
25名ほどの方々、ご参加くださりありがとうございました。
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1903_sodo_basic_yokote_digest.pptx

上述の通り、6年前に始まった共助活動が活発に進められている
とはいえ、人口が1995年の400人から2015年には
200人へと減少した三又地区での住民集会では、「30人も
ご参加いただければ。。」と思っていたところ、その2倍近くの
方々にご参加いただくことができました!
昨年実施され9割以上の方がご回答くださった中学生以上
全住民調査の結果の概要について、秋田県南NPOセンターの
みなさまの集計結果をもとに、石沢達雄区長からご報告いただいた
のち、私から、その読み解きを少し行わせていただきましたが、
地域ニーズが、従来の自治会で対応できるものではなくなりつつあり、
継続的かつ踏み込んだ対応を実現するには、事業が実施できる
体制の整備が必要であることについては、ご参加くださった
みなさまが、かなり納得してくださったのではないかと感じます。

一方、行政の管理職研修は、「笑ってはいけない」という
罰ゲームが待っているのではないかと思うぐらい、反応がなく。。。
共助組織の存在や活躍ぶりをご存知な方は半数に満たず、
公開されている統計をもとに将来予測を説明しても、
自分事と捉えている様子もほとんどなく。。。

共助組織を通じた地域づくりの進化に取り組んでくださっている
みなさまには、ぜひ、(きっと市内の住民でないに違いない)
管理職の方々の意識や行動の変化を待つのではなく、
地域の持続可能性を高めるために、必要と信じたことを、
着実に積み重ねていただけることを、願い、また、お勧めします。
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