CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


Google

Web全体
このブログの中
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
プロフィール

川北 秀人さんの画像
http://blog.canpan.info/dede/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/dede/index2_0.xml
需要より、課題が増え続ける社会だからこそ、活動・事業より、しくみをつくる [2017年08月24日(Thu)]
本日、8月25日は、IIHOEの創立記念日(1994年)
でもあり、僕の53歳の誕生日でもあります。
みなさまのご支援・ご協力を得て、この日を迎えられたことを、
本当にありがたく思います。

今年の年頭には「greatでもfirstでもなく、betterをめざして
進化する社会を
」と申し上げましたが、その必要性は、
残念ながら、さらに高まってしまっています。
自らの力不足を強く反省し、これまでの延長線上ではなく、
まず自らの進化を強く促しながら、社会の進化に向けた
働きかけを、さらに有効に行うよう、心がけてまいります。

今のように、市民団体をはじめとする、さまざまな立場から
社会の課題の解決に挑む営みや組織の支援を仕事とし始めた、
1990年代の半ばに、私に求められた役割は、
「想いを形にする」お手伝い、でした。
しかし21世紀に入って、求められる役割は「課題解決の
促進」へ、やがて「課題解決の効果の拡充」へと、移り
続けていると感じています。
その最大の理由は、日本のみならず、今日の社会においては、
人口、とりわけ若者の増加に伴う(単なる)需要の拡大よりも
高齢化と人口減少の同時進行などをはじめとする課題の
拡大の方が、早く広く進んでいくからに、他なりません。

その兆しは、すでにリーマン・ショックの直後には
出始めており、欧米の主要企業の中には、その時点から
社会や経済の「Sustainability」(持続可能性)が、
自社の持続可能性を左右する基盤であることを、改めて
明確に打ち出すところが現れてきました。

今では、社会の課題にイノベーションとソリューションで
挑み、応えることを、社会事業家だけでなく、主要企業は
当然のように掲げています。
もはや、社会的な事業や組織であることは、そうあることを
選ぶという問題ではなく、まっとうに未来に向かって
持続可能性を高めようとする事業者なら、誰もがめざす、
普遍的なこととなりつつあります。

そんな時代を迎えつつある時だからこそ、私たちは、
私たちの事業や組織を必要とする人々や対象について、
課題が生じるのを待って対応するのではなく、
徹底的に理解し、当事者自身にさえ見えていない未来を
可視化して、当事者と社会に共有しながら、目前の
課題を解決するだけでなく、課題が生じるのを予防する
ことも、自らの基本的な役割であることを、再確認する
必要があります。

受動的な対処から、能動的な予防へ。
規模やシェア(市場占有率)ではなく、効果や効率を
大きくし、目の前の課題を解決するとともに、その次の
課題に、当事者とともに、進化しながら挑み続けるためには、
自分たちの目の前の小さな現場を営むだけでなく、
他の団体などの力を借りて、大きな現場、つまり、しくみを
つくり、育て続けることが不可欠です。

これまでの23年間に、みなさまが社会にもたらして
くださった変化をお手伝いできたことを深く感謝しつつ、
これからの社会をより良いものにするチャレンジを、
今まで以上に、深く、お手伝いしてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
コメント