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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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松阪市で行政管理職研修でした。 [2015年06月11日(Thu)]
一昨日午後は、松阪市にお招きいただき、同市行政の管理職層の方々を対象に、
協働の意義・必要性について再確認していただくための研修を担当させて
いただきました。

お忙しい中、2時間余りにわたって話を聞き続けてくださったみなさま、
ありがとうございました。会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1506_kyodo_basic_matsusaka.pptx

同市が今後進める協働において、目下の最大の相手先(候補)は、
市内各地で設立されてきた「住民協議会」。
特にユニークなのは、ふるさと納税(応援寄附金)の使途として、
住民協議会を個別に指定できること
(昨年度は300万円以上!)や、
提案公募型の助成制度によって事業予算を拡大できること、
しかもその助成財源の一部は、地域の企業が自ら拠出し、選べること!!
こうすることで、地域組織の役員さんたちも、「回ってきた役を務めている
(だけ)」ではなく「地域を経営する」という感覚を持っていただきやすいですね。

ただ、同市が現在から近い将来にかけて直面する加速度的な高齢化、
特に後期高齢者のみで構成される世帯が全国平均を上回るスピードで増える事態
(スライド15枚め)や、2005年度から13年度までのわずか8年間で
扶助費が78億円から141億円へとほぼ倍増している(同16枚め)事態に
鑑みると、協働すべき相手は、地域組織や市内の団体だけではなく、
課題に挑み続け、解決する力を蓄えつつある市外の団体も加えるべき段階を
迎えている、と感じます。

何度も繰り返しましたが、これまでと、これからは、局面が違います。
そのことをしっかり認識するだけでなく、行動の変化で備えてください。
管理職の仕事は、こなすことではなく、次のしくみをつくることなのですから。


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