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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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(公社)チャンス・フォー・チルドレンへのご寄付をお願いしています! [2020年02月24日(Mon)]
阪神地域の子どもたちのために、学習支援や自然体験の機会づくりなどに
精力的に取り組んできた若者たちが、子どもの貧困、とりわけ、
保護者の所得格差が「放課後の格差」を生み、その後の生活やキャリアに
影響を与えることを知ったとき、チャンス・フォー・チルドレンは生まれました。

最初は、生活保護受給世帯の子どもたちを対象とした、自然体験や学習塾に
要する費用の提供から。受験を控えた学年には月4万円(年50万円)、
それ以外の学年には月2万円(年25万円)の「学校外教育バウチャー」を、
継続的に発行し続ける団体として、学習塾などに協力を呼び掛けるとともに、
街頭募金を行って資金を集め、また、対象となる子どもたちとも面談し、
継続的なフォローアップによる効果の持続・向上に努めてきました。

その活動を始めて1年半もたたないうちに、東日本大震災が起きました。
保護者を失った子どもや、保護者が仕事を失った子どもたちにとって、
放課後の格差のリスクは、これ以上高い地域はありません。
同時に、学習塾や家庭教師など、地域の学校外教育を担ってこられた方々に
とっても、収入の減少はもとより、廃業や移転のリスクさえ高まります。

そこで、チャンス・フォー・チルドレンは、数多くの方々にご支援いただき、
被災した地域の子どもたちと、その地域で学校外教育を担ってこられた方々を
ともに支えるために、東日本大震災の被災地でも、バウチャーの発行を
始めました。

そのニーズは、ますます高まっています。
被災された地域の子どもたちはもとより、都心部でも、保護者の所得格差が
子どもたちの生活やキャリアに影響を与えるリスクは、これまでない水準に
達しているといわざるを得ません。
チャンス・フォー・チルドレンは、行政とも連携して、その活動を拡げています。

しかし、資金が足りません。
私も理事会の末席に加えていただいたこともあり、みなさまにご寄付を
お願い申し上げる次第です。

各地にお邪魔した際に、これまでどおり、のどあめをご用意します。
「おいしかった」とか「うれしかった」とか、少しでもお役に立てましたら、
どうかご寄付をお願いいたします。

2014年の年初以来、各地にお邪魔する際に、可能な限り、お呼びかけさせて
いただいており、下記のとおりご協力いただいております。
ありがとうございます!
どうぞ引き続き、よろしくお願い申し上げます!

【2014年4月13日 現在】
1/25 廿日市市市民活動センター主催研修に
   ご参加のみなさま(800円)
1/28 長崎主催 市民活動支援担当者研修に
   ご参加のみなさま(100円)
2/2 久慈市主催研修にご参加のみなさま(200円)
2/5 庄原市主催研修にご参加のみなさま(1,100円)
2/16 みはし地域まちづくりネットワーク主催
   研修にご参加のみなさま(450円)
2/17 とっとり県民活動活性化センター主催研修に
   ご参加のみなさま(110円)
2/23 紀北町社会福祉協議会主催
   災害ボランティア・コーディネーター研修に
   ご参加のみなさま(450円)
2/25 鹿児島県主催
   共生・協働推進かごしま自治体ネットワーク
   会議 ご参加のみなさま(20円)
2/26 アスト・マインドラボにご参加のみなさま
   (850円)
2/28 「ITでNPOの活動を加速する中間支援組織と
   ITサービス企業の会議」および
   3/1「CANPAN会議2014」ご参加のみなさま
   (320円)
3/6 プレーパークせたがやの理事の方(3,000円)
3/8 大分県社会福祉協議会主催
  「行政との協働、企業・団体のCSRセミナー」
  ご参加のみなさま(735円)
3/10 大分県社会福祉協議会主催
  「災害ボランティアセンター運営リーダー育成研修」
  ご参加のみなさま(200円)
3/25 島根県主催「認定NPO法人等研修会」
  ご参加のみなさま(1,560円)
3/30 どんぐりネットワーク
  組織基盤強化のための理事研修ご参加のみなさま
  (2,800円)
4/12 (特)まちねっと大口 設立記念講演会にご参加の
  みなさま(12,338円!!)
4/13 (特)環境市民 組織基盤強化のための
  理事タスクフォース研修ご参加のみなさま(1,100円)

その他(100円)
計 26,233円


ご寄付いただいた同額を、私がマッチングして寄付いたします。
同会からの領収書は、受領時にご紹介いたします。

14年3月19日に、同会の理事会開催時に、同日までにお預かりしていた
8,435円に、同額を私からマッチングした、計16,870円を、
同会代表理事の今井悠介さんにお渡ししました。
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(上記16,870円のうち3,000円分は、ご寄付くださったご本人宛に、別途
 領収書を発行していただいたため、その残額分のみ領収書を受け取りました。)

今後も、引き続きよろしくお願いいたします!
地域版の「ソーシャル・ビジネス入門書」を、より良いものにするために! [2014年04月22日(Tue)]
昨日午前は(特)SEINにお招きいただき、同会が今年度受託された
「(仮称)ソーシャルビジネス・ガイドライン」の拡大編集会議でした。
現時点での方向性を簡単にお聞かせいただいたのち、僕からまとめて
いろんなお話をしたため、質疑応答の時間が取れず、
「質問は追ってメールで!」ということになってしまいました。

いただいたご質問が、本質的にとても大切なことなので、
このブログでもご紹介させていただくことにしました。
ご質問が届いた順にお答えするため、文脈が整っていませんが、
どうかご容赦ください。

Q1:本物”の社会起業家と“自称”社会起業家の区別(判断)は
 どのようにしたら良いのでしょうか?決定打などはありますか?


一言でいえば、その事業の対象の役に立って、大きくではないにせよ、
小さくても、より良い社会づくりに向けた変化のきっかけにはなっていること、
でしょうか。つまり「どんな活動・事業をしているか」ではなく、
「誰・何に、どう役に立っているか」が大切だ、ということです。

Q2:「NPO・SE(注:Social Entrepreneur:社会起業家の略)は、
 最大ではなく最適をめざす」というスライドの一番下に「借り物競争は得意?」
 とありますが、どういった意味なのでしょうか?


NPOや社会起業家・事業家にとって大切なことは、収益を最大化したい
(営利目的の)企業とは異なり、社会にとっての価値を最大化すること。
そのためには、自分たちだけで課題や事業に取り組むのではなく、
多様な専門性を持った団体や、資産・資源を持った他のセクターとの連携・協働が
不可欠だ、ということです。自分たちだけで動くのではなく、他の団体や
企業・行政などの力も借りて、社会を梃子の原理で動かせるかどうか、ですね。

Q3:SB・CBのビジネスモデルは、一般企業のビジネスモデルと
 どのように違うのでしょうか?


決定的に違う点があるとすれば、営利目的の企業のビジネスモデルの目的は、
先述のように、自らの収益の最大化にありますが、ソーシャルビジネスや
コミュニティビジネスのビジネスモデルの目的は、課題の解決や理想の実現です。
このため、目的を達成できたら、もうかっていても止めることもありますし、
収益性が期待できなくても、補う財源を手当てしながらでも続ける、というもの
さえあります。この場合、大切なのは、顧客を多様化・多重化することで、
同じ活動・事業内容でも、相手によって負担してもらえる金額が違うなら、
多めにいただける方からは多めにいただいて、少なくしか負担できない方に
活動・事業を届ける際の原資にする、という方法もあります。

Q4:『社会事業家100人インタビュー』で、詳しいビジネスモデルを書かれて
 いますが、これは取材後、川北さんが作成されたのか、もともと取材先の方が
 お持ちだったのか、どちらでしょうか?とても詳しい図だと思います。


ありがとうございます! 実は、当方で書き起こしています。
最大のポイントは、その団体や事業を中心に描くのではなく、活動や事業の対象を
中心に置いて、求められる活動・事業を、多様なステークホルダーとの関係の
拡充として定義していることです。

Q5:取材者がインタビューする際に、心がけるのは読者の視点だと思います。
 今回のガイドライン作成は、SBを始めようとする人、始めたばかりの人を
 対象にしています。SBを始めようとする人が、必ず知りたいと思っている
 ことは、何だと思いますか。


せっかくの機会なので、そういう方に何人か、直接お話を伺ってもいいと思いますが、
ただ、その場合、「自分はこういうことをしたい」という特定の手法しか、念頭に
ない人は、残念ながら成功しません。大切なのは、当事者・対象がおかれている状況を
改善するために、活動・事業内容を謙虚に進化・改善し続けること。
ひょっとすると本人が「知りたい」ことは「どうすれば拡大する資金をもらえるか」
かもしれませんが、最も大切なのは「対象にとって最善の機能であるためには」です。

Q6:今回のガイドブックは、社会起業家だけでなく、SB支援機関や地元の
 金融機関などにも読んでほしいと思っています。その際、どのような項目があれば
 いいと思いますか?


現在の事例や課題だけでなく、近い将来に求められる課題や取り組み、さらには、
支援者や金融機関に求められる具体的な役割や機能を、提案することですね。

Q7:「収益を生み出さなくてはいけない」ということは理解しましたが、
 その事業が収益が上がらず、他の事業でその穴うめをしていては、それは
 SBとは呼べないのですか?


そんなことはありません。「里山の保全活動の原資として、山の恵みを売る」
といった組み合わせこそが、SB事業者の最大の腕の見せ所です。

Q8:社会のニーズはある程度あるものの、「思い先行」型で事業を行って
 いて、それをSBに変えていくターニングポイントがあるとしたら、
 何かヒントはありますか?


「目の前の対象だけではなく、他の地域や、過去・現在・未来の推移を視野に入れた
ニーズの全体像と、その原因・背景を把握せよ」と言いますね。そのために、白書が
有効かつ重要なのです。

Q9:先行事例にインタビューに行くために、今までは、ネットで調べて比較的
 長く事業をしているところを選んでいましたが、社会的活動をしているならば、
 事業所とはいえないくらい小さな所へも行ってみたいと思いました。
 ネットにかからないくらい小さな事業所は自分の足で探すしかないのでしょうか?


一番有効なのは、そのニーズの現場で、当事者の目線から、当事者のくらしに
不可欠で有効な役割を果たしている人・組織・サービスを探すことですね。

Q10:SBの成長について「スタートアップ→事業化→発展・分化」
 で捉えていきたいと考えているのですが、「大きくないこともすばらしい!」
 とコメントされていました。「価値の最適化」とは、事業の価格設定には
 限界があり、他地域に展開するといったイメージが先にきます。
 事業における「価値の最適化」の考え方は、このイメージであっていますか?


やはりこのリンク先の2つめのファイルのスライド23枚めを、ご参照ください。

Q11:このガイドブックでは、事業家を支援する資源のリスト化も
 検討しています。通常の企業支援では、地域の課題解決という視点が
 なかなか出てこないと思います。既存の資源を支援機関として
 「ココは外せない!」というポイントを指摘いただけると幸いです。


うーん、結局は、その事業者の収益効率しか見ないのか、
それとも、対象の置かれた状況が改善・維持されることがもたらす
意義も含めて理解できているか、という差にすぎないので、
大切なのは、ニーズの深刻さや、改善されたことの価値を
示せるかどうかの違いです。

Q12:メンバーが、この一年を有意義なものにするためのアドバイスを。

まずは課題の現場から、その全体像と背景の概要を知った上で、
誰がどんな役割を担っているかを理解し、では、より効果的に
進めるには、どうすればいいかを、自分自身もその一員として、
考え、試行し、改善し続けることによって「現場を変えられる」
人材となることです。大切なのは、期間ではなく、深さです。

Q13:昨日のお話から、SBの見極め方は5つのポイントかな?と
 思いました。
  @受益者からの視点からみて、ニーズに合ったビジネスか?
  Aどう稼いでいるか?
  B成果はどうなのか?
  C地域の課題解決・理想実現のための仕組みをつくり、
   世界にもその仕組みがモデルとなるものか?
  D価値の最適化をめざしているか?
 他に外せないポイントはありますか?


大切なのは@とBで、Aについてはリンク先のスライドの
22ページめに示した種別によって異なります。

Q14:南大阪の特徴として「地縁組織が元気!」です
 (地縁組織自体の高齢化も課題ではありますが・・・)。
 以前にも地縁組織は、「イベントではなく事業を!」とおっしゃって
 いましたが、地域の課題と向き合う地縁組織から立ち上がった
 事例はありますか?


枚挙にいとまがないほど事例はあるでしょうが、やはり
大分県中津市 旧・耶馬溪町 津民集落の「ノーソン
島根県雲南市 旧・三刀屋町 中野地域の「笑んがわ市
沖縄県那覇市の市営住宅である真地団地自治会の3つは、
はずせないでしょうね。

Q15:川北さんがSB等を“支援”する立場に立つときに、
 今までの経験で「これが生きている」「こういったことはしておいた
 ほうがいい」ということがあれば、教えてください!


当たり前の話ですが、経営者、それも、収益構造的に難しいとわかっている
課題や理想に挑む事業を創業した人の支援をする以上、自らも事業を興し、
それなりの規模にまで育てる、ということができているかいないかで、
相手の置かれた状況への共感の深さや、対策の具体性が、まるで違います。

また、僕がとても恵まれていたのは、企業で営業を、国会議員の事務所で
立法を、そして、市民団体で課題や理想に挑む事業を自ら興すという経験を
させていただいたことで、「会社語」「役所語」「世間語」という3つの
言語の翻訳ができること。しかも、それを英語でも説明できるので、
いろんなところでとても重宝がられました。。。

いろんな経験、特にチャレンジや失敗をさせていただいて気付いたのは、
自分の好きなことだからといって、得意だったり、社会の役に立ったり
するのではないこと。だから「何をしたいか」ではなく、「どうすれば
効果的に役に立てるか」、天動説を捨てて地動説に立つことこそが、
支援者の基本的な姿勢だと、痛感しながら毎日を過ごしています。
秋田・美郷で「2030年に備える経営とCSR」研修でした! [2014年04月18日(Fri)]
今日午後は秋田銀行主催の「あきた未来塾」にお招きいただき、
「2030年の秋田のために、社会的責任と協働をどう加速するか?」と題して、
2020年・30年を見通して、地域に根差した企業におけるCSRの意義と、
備えをどう進めるかについてお話しするとともに、簡単な個人&班別作業を
行っていただきました。

お忙しい中、熱心にご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1404_akita.pptx

途中でもお話しした通り、多老化・過疎化で国内最先端であることは、
世界の課題先進地として、世界で最もチャレンジが求められる場所でもある
ということ。
なので、世界で最もチャレンジにやさしいまちになれるかどうかが、
とても重要です。

これからも長きにわたって組織や地域の経営に携わられるみなさまだからこそ、
延長線上ではなく、見通しからの逆算で、臨んでいただきたいです。
期待してます!
愛知県大口町で「総働のまちづくり」講演でした! [2014年04月12日(Sat)]
今日午後は、愛知県大口町で2009年から町民活動センターを運営して
いらっしゃるみなさま(「町民活動まかせてねっと」)が法人化された
(特)まちねっと大口の設立記念講演会にお招きいただき、
ここから始める 輝く未来への一歩 - 子どもたちにつなぐまちの財
と題して、総働のまちづくりの意義とポイントについてお話しさせて
いただきました。

桜の季節は過ぎたとはいえ、貴重な春の好天の週末にもかかわらず、
ご参加くださった80名以上のみなさま、ありがとうございました!
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1404_sodo_basic_ohguchi.pptx

また、雲南市のお取り組みについて「詳しく知りたい!」という方、
ぜひ、こちらをご参照ください。

再々申し上げました通り、これまでと、これからは、大きく違います。
これまではゆっくり進んできた高齢化(正確には多老化)が、今後は、
全国平均を大きく上回るペースで、急速に進んでいきます。

だからこそ、地域は、これまでどおりをただ続けるのではなく、
今後の多老化をしっかり見通して、それに備えることが大切です。
「よくわからない」「まだ大丈夫」なんて言ってるうちに、
5年・10年という時間は過ぎてしまいます。
そのとき、ご自身はもちろん、周囲も5歳・10歳、年を取ります。
そこで気付いて動いているようでは、もったいない!!

今の間から、子どもたちが未来に備える力も、
地域のくらしを支え続けるしくみも、しっかりつくりましょう!

最後になってしまいましたが、閉会時にお願い申し上げた
「チャンス・フォー・チルドレン」にお寄せいただいたご寄付は、
なんと、12,338円!!
本当にありがとうございました!
被災された地域の子どもたちの放課後の学びを支える資金として、
大切に活用させていただきます。
重ねて、心からお礼申し上げます!
名古屋で「社会起業家(の卵)になるために」でした! [2014年04月11日(Fri)]
昨晩は名古屋青年会議所主催の「NAGOYA社会起業家育成塾」にお招きいただき、
「社会起業家(の卵)になるために、理解・実践してほしいこと」を
お話しさせていただきました。

平日の夜にもかかわらず、熱心に受講してくださったみなさま、
ありがとうございました!
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1404_basics_for_wannabe_social_entrepreneurs_NagoyaJC.pptx

何度も繰り返しお話しした通り、普通の起業との決定的な違いは、
「『自分がしたいこと』をするのではなく、
『社会が必要としていること』に応える」ということ。
では、社会は何を、どれだけ、いつまでに必要としているのか、
当事者は今、どんなことにどのように困っている人がどれだけいて、
それは近い将来、どれぐらいになりそうなのか。
それを知って、その代理人や代表として、社会を動かすことが
私たちの基本的な存在価値だからです。

最終回まで期間も短い中ですが、ぜひ、加速し続けながら、
社会を変える試みや仕掛け、事業や制度の卵を、つくってください。

さて、来年春発行予定の年次報告書でも改めてご報告しますが、
今回は、謝金も旅費もいただかず、その予定金額を私個人から
IIHOEに支払うこととしました。
その最大の理由は、事前のやり取りにおいて、主催者が、今回の事業や、
ご参加者である社会的な課題に挑む人々をどう見ているか、について
問題があることを再々指摘せざるをえなかったため、です。
企画段階であれば、お手伝いするのを辞退する選択肢もあり得ましたが、
連続講座の開講後のやり取りだったため、受講されていらっしゃる方々に
ご迷惑をおかけしないことを、最優先しました。

社会起業家の卵を応援してくださるプログラムが増えることそのものは
とてもうれしいことなのですが、しかし、誰にでも、また、
どんな考え方や進め方でもできる、というものではなく、
大切にしていただきたいことが、たった一つだけあります。

それは、社会の課題の解決や理想の実現に挑もうとする人々を尊重し、
しかし、ちやほやするのでもなく、適切で有効なプロセスで、
より深く、より効果的に、より良い社会づくりを担う人材へと
鍛え上げていただきたい、ということです。

そういう仕事を、もう何年も続けてきた経験や試行錯誤の結果をもとに、
最善・最高の結果を導けるよう、今後も微力を尽くし続けます。
島根で「NPOのガバナンスと理事・理事会の役割」研修でした! [2014年03月27日(Thu)]
一昨日(2014年3月25日)も、前日に続いて島根県にお招きいただき、
同県内で認定・仮認定を取得された特定非営利活動法人の役職員の方々を
対象に、「NPOのガバナンスと、理事・理事会の役割」をテーマに
お話しさせていただきました。
お忙しい中、熱心にご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!

この研修では、「理事会と理事を生かす・育てる15のポイント」を特集した
「NPOマネジメント」第51号
と、
(特)NPO会計税務専門家ネットワークが刊行された
「NPO法人の業務チェックリスト」
を必須テキストとしてご購入いただき、
その背景となる歴史の流れなども踏まえながら、お話しさせていただきました。
(ワークしていただく時間が短くなってしまい、本当に申し訳ありません。。。)

その場でお伝えした「今年度から来年度にかけて、必ずしていただきたこと」、
覚えていらっしゃいますか?
僕も正確には覚えていないのですが(すみません!)、趣旨は以下の通りです。

(1)今年開かれる「総会」で、定款に掲げた団体の設立目的を、
  会員(社員)とともに唱和すること。

 → 理念の再確認はもちろん、修正すべき点があれば、その場で動議を!

(2)会議の時間を棚卸しすること。
 →どんな会議に何人が何時間出席して、年間でどれだけの「人・時間」を
  かけているかを可視化し、時間の最適な使い方を再確認すること。

(3)理事会をはじめとする、主な会議の「議題の年間スケジュール」を
  作成すること。

 → 「いつ、何を決める必要があるのか」を、1年分示しましょう!

(4)「理事会育成」担当理事を任命すること。

その結果を、必ずご報告くださいね!

この時宜を得た、すばらしい趣旨の研修の必要性に気付かれ、開催して
くださった島根県のNPO活動推進室の室長さんをはじめとする職員の
みなさんに、心から感謝と敬意を表します。ありがとうございました!

同日も、会場でチャンス・フォー・チルドレンへのご寄付をお願い申し上げた
ところ、1,560円お寄せいただきました。ありがとうございました!
「発表」と「報告」の違い [2014年03月26日(Wed)]
一昨日(2014年3月24日)は、島根県にお招きいただき、
同県NPO活動推進室の協働事業に取り組まれた団体と行政(県・市町村)
の方々から、今年度の事業のご「報告」いただく報告会の進行役をお手伝い
させていただきました。

もう5年近くになるでしょうか、同県での協働事業に採択された方々は、
5月から6月にかけての事業着手時期と、11月ごろの中間時期、
そして、3月の終了時期に、研修を担当させていただいており、
着手時期には目標の再共有と実施計画の具体化、11月には中間報告と
ブラッシュアップ、そして、報告会には、次年度に向けた取り組みの
ポイントなどをお話しするとともに、作業も行っていただいています。

同日、お示しした資料を、下記に添付しますね。
1403_shimane_hokokukai.pptx

今回は「報告会」だったわけですが、冒頭に、
「今日は『報告』会であって『発表』会ではありません。
ですので、『・・しました』『がんばりました』『よろこばれました』
じゃなくて、『当初の目標と計画は、こういう感じでしたが、
実際にはこうなって、こういう成果が出たものの、
こういう課題が残ったので、来年度以降はこうする方針です』という
流れでご報告をお願いします!」と申し上げたのですが、
残念ながら、ほとんどの方々が「発表」でした。。。

みなさん、発表と報告の違いって、ちゃんと意識してますか?
発表は、「新製品発表」とか「活動発表」とか「記者発表」とか、
とにかく、みなさんが表現したいことを、ご自身の思うままに
(とはいえ、相手の期待を満たせるように)伝えればいいのです。

しかし、報告は、自分のために行うのではなく、相手の期待や問いかけに
答えるために行う、ということを、お忘れではないでしょうか?

たとえば、被災された地域への支援活動の先遣隊として現地に一番乗り
された方々が地元に戻って開催する「報告会」で、
「とにかく大変だった。その大変さは、行ったものにしかわからない」
なんて「発表」したら、送り出した方々、特に、次に求められる
支援を準備しようとしている人には、がっかりされますよね。

報告は、権利ではなく、義務であり、特に、税金や寄付など
公的なお金を使う以上、成果と説明(開示)の2つの責任が問われます。

つまり、「・・した」という行為や、「よかった」という感想や、
「広がった」という根拠のないアピールでは、全然ダメなんです。

少なくとも、
@当初の目標と計画(「こういうねらいでこんなスケジュール」)、
A実施内容(「Aは予定通り、Bは一部修正、Cは中止。その理由は・・」)、
B実績と課題(「重点的な対象にはこんな成果が出せたものの、
       ・・、・・という課題も残っている」
C今後の(改善)対策:「成果をこう生かし、課題をこう克服します!」
は、入ってないと、聞く側としては、納得できないですよね??

成果と説明(開示)の責任を果たすことによる最大の報酬は、信頼です。
「続けてもらおう」「あの人を紹介しよう」といった好循環は、
ひとつひとつの小さな約束、つまり責任を果たすことからしか、
生まれてきません。
小手先の、安易な資金調達技法に惑わされ、本質を見失うことなく、
身近な人たちに信頼されるために、責任を果たしましょう。
大分県日出町で「生活困窮者支援における官民協働」と「災害に備える・見通す視野づくり」研修でした! [2014年03月10日(Mon)]
今日は大分県社会福祉協議会のお招きで、同県日出町にて、
午前は「生活困窮者自立促進支援行政関係者等研修」として、
同町行政の職員さんを対象に、
午後は「大分県災害ボランティアセンター運営リーダー支援事業」として、
同県内市町村の社会福祉協議会職員さんで、発災時には災害ボランティア
センターの運営を統括されることになる方々を対象に、
それぞれ、研修を担当させていただきました。

お忙しい中、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
午前:1403_government_private_collaboration_in_welfare_hiji.ppt
また、途中でご紹介した3団体は、以下の3つです。
(特)3keys
(株)K2インターナショナル
(公社)チャンス・フォー・チルドレン

午後:1403_oita_disaster_vo_leaders.pptx

福祉も地域づくり、災害ボランティア体制づくりもも素人の僕が、
生活困窮者支援における行政の役割や、全県的な災害ボランティア
のネットワークが、全国で最も進んだ大分でお話しする機会を与えて
いただいたわけですが、主催者には、大きな冒険だったと思います。。。

十分お役に立てたかどうか不安ですが、お伝えしたかったのは、
生活困窮者の支援のように、市民活動が行政より先行している分野で、
あとから制度ができた場合、団体にとっては、制度の枠の内外にかかわらず、
当事者や課題に不可欠な取り組みを行ってきたことに、しっかり
敬意を払っていただきたいということ。
そして、災害ボラセンとしては、地域の多様性を正確に理解し、
人口構成の見通しも持ったうえで、地域間の連携をも促していただきたい、
ということ。

今後の展開や拡充に、期待してます!
「夢であいましょう」 [2014年03月08日(Sat)]
140307_kigyojuku_1.jpg

社会起業塾イニシアティブ2014の修了式となる
社会起業塾イニシアティブフォーラム2014」が開かれ、
2013年度にお迎えした10団体が、6か月間の締めくくりの発表を行ってくれました。
その交流会の席でいただいたのが、下の写真のお花と寄せ書き。
色紙の裏面にあったのが、上の写真のメッセージです。

140307_kigyojuku_2.jpg

「夢の中でお会いしたいです!」という意味ではなく、
「もう散々、夢の中に出てきてます!」という意味だそうですが。。

今期のメンバーも、多彩でした。
それぞれに申し上げたことを、僕の備忘としてメモしておくと、
「認証制度をつくることで、研修、認証料、そして内部監査員の育成研修料という
収入を生み出しながら、運動を支えることができる」
「自分の団体を大きくすることをめざさないなら、
徹底して(多様な)受益者の代理人として、求められるものを
探し、試し、その成果をフィードバックして、改善し続ける」
「特に医療や看護(教育も!)は、届けることではなく、
届けたことによってもたらされた成果を、必ず定量的に示すこと。
検診による健康状態の改善(による本人と社会の負担減)、
通院時間の削減による生活の豊かさ、住み続けることへの安心感などは、
必ず定量化できるはず。」
「まだ10代中心の女性たちが、自分たちとともに何年暮らすのか。
数年後、さらにその先を考えて、どのような選択肢や支援を
用意することが、自分たちの役割なのか、他機関と連携するのかを、
これまで以上にバシバシ販売しながら、同時に考え、用意する。」
「『子の意欲は高いのに、保護者の意欲が低い』という層への
アプローチは、小中学校の教員、それも、熱意をもって自発的に
互いを学び高めあう教員のグループと連携しつつ進める」
「『2030年をどんな社会にしたいか』は、高校生でも大学生でも
考え抜かせ、明確なイメージとして描き、その実現の担い手として
当事者感を抱かせるために、詳細に見通しを伝え、本気で仕事する
大人たちと交流させ、提案ではなく実践をゴールとするプログラムを」
「『届いていない人に届ける』だけではなく、『特に必要性・
優先順位が高い人に、着実に届ける』ことを明らかにしない限り、
たとえ医療であれ、大きくなることや加速を社会は応援しない」
「多様な当事者を柔軟に懐深く受け入れてきているからこそ、
当事者の特性ごとの『群』に、どんなプログラム(ソリューション)を
提供できているのか、これからするのかを、マトリックスに」
「個別にフォローできていることだけが価値なのではなく、
子どもにポジティブな変化(成長)をもたらすことこそが価値。
それをしっかりねらいに掲げ、把握し、改善し続けるために、
どんな変化(成長)をもたらしたいかを、予め明示する」
「(命じた通りライフステージ別の課題の可視化を行ってくれた
おかげで明らかになった)年齢層・世代別の課題や工夫を、
年齢層・世代を超えて共有するしくみをつくることから、
解釈改憲まで、運動としてのロードマップは必ず引き算で」
(注:上記のリンク先に紹介されている順)

総括コメントでも申し上げましたが、ご来場くださった方々もお感じのとおり、
リーダーシップやカリスマ性を感じるキャラクターというより、
みなさんの隣にいそうな、普通の人たちが、気付いてしまったことに、
当事者として解決や実現への道のりを切り拓こうと立ち上がり、
歩き出し始めた、という感じですよね。
社会的な事業の起業が、特別な人ではなく、普通の人によって担われる。
それこそが、市民が社会の担い手となる市民社会や、
市民が主体としてより良い社会づくりを進める民主主義です。
市民社会や民主主義が、日本でもちゃんと成熟できるかどうかは、
こういう起業家(の卵)たちがいるかどうか、ではなく、
その人たちや、そのチャレンジを、見守るだけでも、利用するだけでもなく、
同僚として担う「市民」が増えるかどうか、にかかっています。

あなたも、与えられるのを待つ消費者から、自ら担う市民に。
CANPANでICTツールのご紹介と「これまで・これまで20年」セミナーでした! [2014年03月01日(Sat)]
昨日と今日は、2つのCANPAN主催セミナー。
昨日は「ITでNPOの活動を加速する中間支援組織とITサービス企業の会議
今日は「CANPAN会議2014
〜あらためて学び、知り、考える、NPO活動とCANPAN〜
」。

お忙しい中、長時間、しかもとっても重いテーマにもかかわらず、
熱心にご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!!
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
2/28分 1402_canpan_intermediary_and_ICT_solutions.pptx
3/1分 1402_socially_good_and_responsible.ppt

それぞれとっても重要なテーマで、とても勉強になりました!!

また、会場でご協力をお願いした、チャンス・フォー・チルドレンへのご寄付
320円お寄せいただきました。ありがとうございます!!

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