2016年3月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年04月17日(Sun)]
ワシントン記念塔と桜
3月といえば、ギャロデット学生にとって楽しみに待った春休みですが、前回に話したようにその時は体調が崩れて春休み中にベッドで寝る羽目に…泣
ですが、3月末に桜が満開になって心の幸福感を充足されました。
他は特に母校である筑波技術大学の教授や学生(後輩)たちが意外と多くギャロデット大学にやってきたので心強い応援を頂き、教授たちや学生達の活動を見て、大変光栄に思いました。
Economic Development (経済開発)
今回は「為替レートと貿易の関係性」について学習しました。為替レートの変化と貿易収支(=輸入量と輸出量の差額)の影響で、輸入品・或は輸出品の競争力が高まると共に企業の価格決定や企業内の貿易が決まられる傾向に至るのです。
分かりやすい例を言うと
1j($)=108円(¥)
(2016年4月16日現在)
つまり、日本で円(¥)→ドル($)に替えるために108円を基に計算しますが、実際は100円よりも8円高くなるので損していまします。一方に、アメリカでドル($)→円(¥)を替えるのに100円よりも8円に増えるのでアメリカにとって得です。ただし、その比較 によって量産が正反対になってしまうのです。
日本側: (日本にとってお金がかかるので)支払うドル($)の量産が減量↓する。
アメリカ側:(アメリカにとって得するので)支払う円(¥)の量産が増量↑する 。
その結果、日本の輸出量が多ければ多い程、貿易が好調になるのです。しかし、現在問題なのは東日本大震災が起きた後、輸出量が減ったため貿易赤字になっているので状況によるものだと思います。
マイクロ経済の話になってしまいましたが、さておき、ろう者たちが自立にするためには材料やサービスを投資し、目標成功できると就業率が高まり聴者と平等に社会に参加できるようになると考えられる。注意しなければ成らないことは、ろう者たちの在り方と改善の維持が重要であると考えられる。経済関係だけではなく、政治関係や教育、サービスなども様々な問題が重なっているのです。前回に話したように「手話=言語」であることを社会に知ってもらい、些細な事でも地道に努力することで在り方が変わってくるものだと思います。
Micropolitics of Development (マイクロ政治)
国際開発学の学長であるAudrey教授は人間学(性・文化・言語)に関わる知識を持っているため、資料や情報を色々と挙げて議論し合いました。又、グローバル視線でどう対応するか考えさせました。
グローバルパワー(Global Power)は4つに含まれています。
・Intervention/Insertion (干渉/導入)
・Surveillance (見張り、監督)
・Agenda Setting (課題の背景)
・Garnering Consent (同意を得る)
グローバル化の特徴(Characteristics of Globalization)
1. 新しい創造・伝統・政治・経済・文化・物理的環境を既存の社会的ネットワークと活動を広める。
2. 社会関係、活動と相互依存の拡大。
3. 社会的交換と活動の増大と拡大。
4. 人間の意識と認識を変えること。
要するに、相手の国に対して新しいプロジェクトを認め合うために、チームワークやネットワークの取り組み、また意識や認識を変えることが重要となります。
2月のテーマはLGBT(レズビアン “女性同性愛者”、ゲイ “男性同性愛者”、バイセクシュアル “両性愛者”、トランスジェンダーなど)に入りました。
宗教側の見方や更なるマイノリティーの立場など問題が挙げられています。
やはり、人間の意識と認識は歴史と関わり、知らないうちに成果として残ったものを分析しなければならなかったのです。
教授が幾度も説明されたことはプロジェクトを立てると共に、「意識と認識」を把握しなければ解決し難いということです。
「パワー(Power)は誰が持っているのか?どこにあるのか?」と考えなければならない問題であります。
アトランタ(Atlanta) ~プチ旅行~
母校の先輩と2日間だけ気分転換にプチ旅行へ行ってきました。予想以外にフレンドリーで面白い所でした。大きな都会でもなく半分田舎な場所でした。
アトランタと言えば、世界コカ・コーラ博物館でした。発明したジョン・ペンバートン氏はジョージ州コロンバス薬剤師だったのです。彼の歴史、コカ・コーラが出来るまでの流れ、世界中にあるコカ・コーラ社の炭酸飲料試飲コーナーもありました。
驚いた事が、マーティンキング牧師の故郷がアトランタだったのです。その街の中で運動し、ワシントンD.C.のリンカーン記念堂に立って講演したマーティンキング牧師がアトランタで眠っています。マーティンキング牧師の墓を見ると鳥肌がたちました。
筑波技術大学(NTUT)の交流会
母校の後輩たちがギャロデットに訪問しに来ました。生き生きとした姿を見れたり、久しぶりに会えた方もいて嬉しかったです。技大の後輩のもっている夢や目標を話す重要な時間を頂きました。応援しています!