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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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第8期生 岩田篤典 9月分の生活記録[2013年02月21日(Thu)]
 8月下旬から学校が始まり、慣れない授業についていくのに必死だったのでこの1カ月はあっという間だった。また、この1ヶ月は本当に目が回るほどの忙しさでクラスに追いつくのが精一杯という感じであった。生活の面でもアメリカ人の学生たちや他の日本人留学生たちから現地や食生活の情報を分けてもらっているので大変助かっている。

●秋学期の履修クラス●
188A READING
 Readingとは英文の読み取り力を磨くためのクラスで、この188Aではろう学生だけのクラスである。私は英文のたった一文だけを読むだけでとても大変なのに、188Aは大変な課題の量が多いため、このクラスだけで精一杯。秋学期が終わった後、どれくらい読み取り力を上げたか楽しみである。

189A WRITING
 Writingクラスとはエッセーやレポートの書き方を学ぶことである。エッセーを書くだけで大変だったが、基本的な文法やMLAについて学ぶことが出来た。とにかく、大学に入学する為にはエッセーを上手く書けるように努力したいと思う。

PE GYM
 30人ほどの聴者クラスであり、通訳者1人とろう学生2人で、ジムでのトレーニング方法を学ぶクラスである。肉体の鍛え方や健康のために鍛え方を学びながらトレーニングをする。特に驚いたことは日本では主に筋力系トレーニングをやることが多いが、アメリカでは筋大系トレーニングをやることが多い。筋力系トレーニングとは筋肉の力を高めるためのトレーニング(アスリート)で、筋大系トレーニングとは筋肉の量を増やすためのトレーニングである。

DEAF CULTURE
 4つの講義のうち、読書量が半端ではない講義ではあるが、毎回講義中に受講生とのディスカッションで得られる様々な話題は良き情報の元となっている。自分が身に付いている言語はどのような過程を通して得られたのか、それぞれの生い立ちや環境にも関係しているということなど毎回興味深いテーマで交わされているが印象強い。
2013年1月生活記録(第4期生 福永梢)[2013年02月21日(Thu)]
Hello School days!

 2013年春学期はこれまでと大きく違う。1つは少人数クラスになったこと。今学期はおとなりさんがいない身内だけのクラスのみである(おとなりさん=メンタルヘルスカウンセリング学科、身内=スクールカウンセリング学科)。新入生から2人、同期から2人の4人と、ずいぶんこぢんまりになった。やりとりの機会が増える分、それぞれの考え方、その裏にある理由や背景を知るチャンスが増えるので、それはそれで楽しみである。卒業するまでの間たくさんやりとりをして、 成長させてもらおうと思う。

 違うこと、その2つ目は遠い親戚へおじゃますること(遠い親戚=ソーシャルワーク学部)。次の学期から本格的な実習が始まるので、ろう・難聴児教育に影響するアメリカの法律・政策になじもうというのが目的である。ところが「ちょっと知っとくか」と思っていたものが、「とことん分析しましょう」だった。ちょっと後悔しかけたが、法律や政策の分析もできるようになれば人権を守る手段が増える。スクールソーシャルワーカーの視点がわかれば、互いの強みを活かして問題に取り組める。特典が見えてきたら、おもしろくなってきた。とことん楽しみたい。

 最後に一番大きく違うこと。実習である。正確には「前」実習。本格的な実習に備えて、アメリカのろう学校の体制、ろう学校に通う生徒の様子などを把握するのが目的である。これは通常カリキュラムにはない。カウンセリングは人と向き合う仕事である。留学生で言語力が足りなかったりアメリカの常識に疎かったりするために起きるリスクを少しでも減らしたくて、学部長と学科長に相談してついに叶った。改めてうちの学部の強いサポートをとてもありがたく思う。朝5時半に起きて1時間半運転するに値するほど学びがいがあって、逆に活気づけられる。

長期休みのあと学校がまた始まるとき、英語では「Welcome back to school days!」と言う。わたしは敢えてHelloを使って、新しい経験、新しい発見、新しい自分に出会うことへの期待を込めたい。

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↑今年はどーんと積もる雪はない分、雪がちょこまか降るような気がする
2013年1月生活記録 (第5期生 川俣郁美)[2013年02月19日(Tue)]
今学期のクラスはほぼ4年生向けのクラスである。インターンシップに5クラスと、今までにないスケジュールだが、新鮮で充実した日々を送っている。


◆◇履修クラス◇◆◇
- ソーシャルワーク演習 組織と地域

地域や集団・組織の構造・機能・課題を理論的観点から分析・理解を図るクラス。また、広範囲にわたる地域や集団・組織の援助方法を学ぶ。

- ソーシャルワーク研究法II
昨学期から引き続き受講しているクラスである。先生もやはり昨学期と同じ一人芝居が得意なあの先生。このクラスでは、量的・質的統計の手順や既存データの分析方法や解説方法、統計データ解析ソフトSPSSやエクセルの使い方を学ぶ。

- ソーシャルワーク実習II:ラボ
こちらも昨学期から引き続き履修しているクラスである。昨学期同様、現在行っている実習の目標達成状況を確認したり、実習先で学んだことや疑問に思ったことについて話し合ったり、今まで学内で学んだソーシャルワークのスキルを再確認したりする。

- 4年生セミナー
ソーシャルワーク学部専門課程の最終的なクラス。今まで学んできたソーシャルワークコースの総まとめを行う。

- Ignorance of the law id not a defense (法の不知は罰する)
罪を犯した時、「そんな法律があるとは知らなかった」という弁明は罪を逃れる理由にはならない。知らなかったことが悪いのだとされる法律上の原則の一つ 。 ユニークなクラス名のこのクラスは、アメリカの民法と刑法、特にろう者や難聴者に関連する法律について学ぶ。

- 実習
去年に引き続き、今年もPublic Defender Service Office of Rehabilitation and Development (公設弁護人事務所社会復帰促進部)に、週2回お世話になっている。今学期に入ってからは、裁判や個別教育プログラム会議などに参加する機会や任されるタスクが増え、責任を感じると同時に、やりがいも強まってきた。5月までにより多くのことを吸収していきたい。


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留学生クラブ主催のスケートイベント!
頼れる愉快なスタッフと一緒にパチリ☆

2013年1月生活記録 第7期生 川口聖[2013年02月17日(Sun)]
こちらワシントンDCでは、1月20日、オバマ大統領の第2期目に入り、21日に就任演説とパレードが行われ、22日は新(!?)学期が始まり、そして、24日はDCで今シーズン初めての雪が降るなど、あわただしい1月であった。

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(Massachusetts State House マサチューセッツ州会議事堂)

☆いそいそ
クラスメートが1人減ったけど、冬休みを報告しあいながら、春学期を迎えた。今学期は、必須科目だけでなく、自由科目としての1クラスを履修することにした。

1) Phonology II
「音韻論」、前学期から引き続くが、音声言語だけでなく、ASLの「音韻」はどうなっているかを含めて分析する内容になりそうである。

2) Generative Linguistics II
「生成文法」、前学期から引き続くが、ASL表現のしくみはどうなっているかを含めて学ぶ内容になりそうである。

3) Cognitive Linguistics II
「認知言語学」、前学期から引き続くが、ASLを頭の中からどのように表現するかを含めて学ぶ内容になりそうである。

4) Proseminar
総合学習みたいな感じで、専門科目だけでなく幅広く学ぶ内容であり、たまに学部学生が参加してくる時もあるそうである。

5) Introduction to Sociolinguisitics
「社会言語学」入門、学部科目であるが、院生も履修できる自由科目の1つとして選択して、社会と言語との関わり合いについて学ぶ内容である。

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(ボストン地下鉄、チンチン電車?!)

☆ちょこちょこ
1月上旬、テキサス州から戻ってすぐ、ボストンへ飛んだ。アメリカ言語学会(LSA: Linguistics Society of American)に参加するためである。4日間の会期に、約330件の言語学関係の発表が行われた。その中で手語に関する発表が10件程あった。ほとんどがろう教育に関わる内容で、手語に関する発表がない日本言語学会と比べて、それなりの意義が大きいけど、逆に物足りなさを感じた。日本語に関する発表もあって、ほとんどが統語論を基にした内容であった。アメリカの中のヨーロッパと言われているボストンを、同じ奨学生の先輩のご助力をいただいたおかげもあって、たっぷりと堪能してきた。

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(アメリカ大統領就任パレードのオバマ大統領)

☆えんえん
1月21日、オバマ大統領就任パレードへ、アメリカ合衆国大統領任期の4年に一度しか観られないほどなので、足を運んでみた。オバマ大統領を間近に見てみたいという気持ちから、無料整理券がとれなかったこともあって、就任式典より就任パレードのほうへかけてみた。正午になる前に就任式典が開催され、3時過ぎに、予定より遅れたかのようで、大統領の「近衛隊」の行進から始まった。15分程続いて、大きなカメラ車が来てすぐ、大統領専用リムジンに乗ったオバマ大統領を拝むことはできた。それから、バージニア士官学校(Virginia Military Institute)学生による先導で、国を挙げてほとんどの州から州代表が駆けつけてきたかのように、3時間程、延々とパレードが続いた。最後尾は、バージニア士官学校学生1600人程の厳然で圧巻的な行進で締めくくられた。さすが超大国のアメリカだと思わせるほどであった。
2013年1月生活記録 第7期生 中川美幸[2013年02月15日(Fri)]
みなさんこんにちは。
1ヶ月半もの冬休みからまだ目覚めていないのに、
2103年もあっという間に1ヶ月を過ぎてしまいました。
1月の授業の様子を少しだけ紹介したいと思います。

☆授業の様子☆
英語101A(Writing+Reading)クラス
このクラスの先生は人気があるために、クラスは満員で、わたしの友達は今もまだキャンセル待ちです。もう2月ですが、、、人気があるということがわかります。手話通訳者もとても分かりやすいので、がんばれそうな気がしました。このクラスは分厚いテキストを読んで、議論し合って、エッセイやリサーチペーパーを書くといういろいろな勉強ができるクラスですので、今のうちに調べたいことを調べる練習をしようと思います。昨日なんと、もうもうクラスの中でエッセイを書くテストがありました。

英文法(Grammar)クラス
この大学に来て初めてろう学生のための英語クラスを取りました。先生のアメリカ手話による英語クラスで、仲間たちもろう者です。とてもわかりやすくて、びっくりしました。もちろん、自分の苦手な部分がすごくわかるので、自分の進歩をとても楽しめるクラスです。宿題も自分で進めるのですが、今までと違って楽しみながら勉強しています。自分は文法がすごく苦手なのですが、文法が好きだなあということがわかります。最近は関係代名詞に関する勉強をしています。

ろう教育(Deaf Education)クラス
ろう学生と聴学生とのメインストリームクラスで、半分がろう学生で、半分が聞こえる学生でした。聞こえる学生のために手話通訳者が手配されており、初めて聞こえる学生のための手話通訳をみました。今までの手話通訳者は私たちろう学生のために手配されていたので、逆の立場になってみると不思議な感じがしました。このクラスの教科書はとてもわかりやすく、読みやすかったので、おすすめしたいと思います。英語の得意な方、ろう教育に興味のある方はぜひご覧ください。

Raising and Educating a Deaf Child
http://210.165.4.199/htmy/0195376153.html
text deaf education.jpg


体育クラス
メインストリームクラスで、ジムを使います。いろいろな筋肉を鍛えたり、いろいろな器具を使ってトレーニングします。今日はなんと、ボールをつかっていろいろなトレーニングをしました。上半身がとても弱いわたし、もっと鍛えなくてはと思います。私が希望する聾学校でのインターンシップやボランティアは体力勝負なので、この体育クラスはとても大切だと思っております。

おまけ:Deaf communityクラス
私たちデフコミュニティクラスの最後のプロジェクトがyou tubeで世界中に発信されるとのことで、何回も集まり、何回もやり直しました。先週やっと完成させ、最終的にAの評価を頂きました。しばらくしたら、アップされますので、ぜひぜひご覧くださいね。

☆ 聾学校ボランティアスタート!!☆
留学生活で一番一番楽しみにしていたのが、この聾学校ボランティアでした。ここカリフォルニアに来たらフリーモント聾学校でボランティアしたいと思っていたので、その夢が実現し、とても幸せです。前に日本の聾学校で教えていた早期教育クラスと同じクラスなので、とてもやりやすいです。先生4人はすべてろう者で、もちろんアメリカ手話も堪能です。私がお手伝いしているクラスは0−3歳のグループで、15−20人もの聞こえない赤ちゃんがやってきます。とてもかわいいし、いろいろと学ばさせて頂いています。とてもびっくりしたのは、校長先生もろう者であるということです。日本の県立(都立、府立)ろう学校にも昔はいましたが、今はいません。いつの日か日本でも聞こえない校長先生が着任されればいいですね。あと半年となりましたので、このボランティアでいろいろなことを学びたいと思います。
第9期留学奨学生、日本財団へご挨拶[2013年02月13日(Wed)]
第9期留学奨学生、日本財団へご挨拶

2013年1月15日(火)、滝澤9期生と福田9期生が、奨学金の助成元である日本財団を訪問し、笹川会長へ選出の報告、お礼のご挨拶を行いました。
2人は、留学への熱い想いを伝え、決意を新たにしました。

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笹川会長(手前)からの「おめでとう」の言葉に笑みがこぼれる福田9期生(中央奥)と瀧澤9期生(右奥)

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報告のご挨拶後に笹川会長と記念撮影。左から、福田9期生、笹川会長、瀧澤9期生

表敬訪問での挨拶を終えた2奨学生に自己紹介をして頂きました
●瀧澤9期生

(要約)
みなさん、こんにちは。9期生の瀧澤泉です。
私は、米国留学して、デフアート、主にろう児に適した絵本についてを学びたいと思います。帰国後は、日本でろう児とその親、また障害関係なくみんなが楽しめる絵本の制作を行う予定です。これから、応援よろしくお願い致します。

●福田9期生

(要約)
みなさん、こんにちは。9期生の福田桂です。
私の留学の研修目的は、盲ろう支援関係です。日本には「盲ろう」という障害区分がなく、未だ大変な状況です。渡米、帰国した後には、盲ろう者の福祉発展やサービス事業の提供を行う予定です。これからも引き続き、ご支援のほど、よろしくお願い致します。

今年も、これまで同様、みなさまご支援の程、よろしくお願いします。

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 11:52 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
第6回留学奨学生帰国報告会ー特別企画ー[2013年02月12日(Tue)]
第6回留学奨学生帰国報告会ー特別企画ー
『現役奨学生×奨学生OBOGビデオチャット対談会』

同窓会が主管となっているこの報告会。
帰国奨学生がいない今年は、特別企画を実施することになりました。
アメリカのいる現役奨学生と帰国した奨学生OBOGがビデオチャットを通して、留学生活やデフコミュニティの様子などを話します。
新・旧の直接対話で、留学のホンネや裏話もあるかも。
留学相談会も同時開催予定です。
ご都合が合いましたら、ぜひご参加ください。

1、日時
2013年2月23日(土)12時30分〜14時30分
*10時〜12時に行われる遠隔指導の後に開催します。

2、場所
京都/全国手話研修センター(嵯峨野)
東京/ハロー貸会議室(水道橋)

3、内容
留学生活やアメリカと日本のデフコミュニティの様子など

4、参加費
無料

5、申込方法
2月20日(水)までに、日本ASL協会事務所(下記連絡先)にお申込みください。
ただし、定員を超えた場合は聴覚障害者からの申込みを優先とさせて頂きます。

詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.npojass.org/archives/9215

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主管:
日本財団聴覚障害者海外奨学金事業留学奨学生同窓会

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:30 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2013年1月生活記録 第8期生 岩田篤典[2013年02月11日(Mon)]
最初に、12月と1月の生活記録が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
そして遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願い致します。新しい年が皆様にとって佳き年でありますようお祈り申し上げます。
冬休みは、アメリカで友人とともに旅行に行ったり、おいしいご飯を食べに行ったりするなど充実した年末年始となり、また新たに留学生活をこなすためのエネルギーをたくさんもらった充実した冬休みでありました。

●春学期●
1月の下旬から春学期が始まり、3つのクラスを受講している。そのクラスはWriting、ReadingとASLです。WritingとReadingは去年の秋学期と同じ担当の先生で、その先生は教育に熱心なお方であり、レベルアップした英語を教えてくれ、その上毎日課題も沢山配布されるので目が回るほど多忙な生活を送っている。英語の厳しさに直面したこの頃だが、次学期からの志望している大学入学する予定なので4年間やり抜けるように英語力を習得していこうという意欲も出てきた。
 
●今後について●
渡米してから、もう半年になろうとしています。この半年はアメリカでの生活や、環境を落ち着かせるのに精一杯でしたが、これからは志望している大学入学にむけて精一杯勉強していきたいとおもっています。いろいろと迷惑をかけましたが、皆さん、これからも宜しくお願い致します。
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2012年12月の生活記録 第8期生 岩田篤典[2013年02月11日(Mon)]
今月は期末試験週間があり、すべてのクラスの期末試験や最終レポートで忙しい日々を送っていた。期末試験があったのはDeaf Culture、Writing、ReadingとGrammarでした。特に大変だったのはDeaf Cultureは出題が多く、ろう文化とは何かというテーマのレポートも提出するというテストであった。一方、Englishのクラスでは英文を読み取る力に重点を置いているため、Readingに関する問題が中心となっていた。あとは結果を待つのみ。

●1学期を終えて●
ここ1学期を振り返ってみて多くの反省点が出てきたが、春学期からは今までよりももっと努力しなければならない。だから今までよりも英語力を上げないと追いつけなくなってしまう。だけど、充実した留学生活を送れるよう勉強だけでなく一緒に勉強を励んでいる友達たちとの関係も大切にしていきたいと思っている。また、僕にとってオーロニ大学における最後の学期となる。春学期は、EnglishとASL中心にクラスを履修する予定である。また、次のステップアップとなる他の大学入学に向けて、引き続き慎重に出願手手続きを進めていく。最後まで自分に自信を持って一歩一歩前進していきたいと思っている。
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2013年1月生活記録 第4期生 武田太一[2013年02月03日(Sun)]




新年はニューヨークのタイムズスクエアでカウントダウンをする予定だったのだが、計画不足によりタイムズスクエアに入ることが出来ず、友人宅でテレビを見ながら年越しするという羽目になった。しかしこの年越し自体もアメリカでは初めての経験なので良しとする。1月2日より聾学校での勤務を再開し、しばらくはアシスタントとして働いていた。

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やっぱり正月はおせちレストラン


●春学期 〜これが留学最後の学期〜
この春学期は講義を2つ受講している。1つは実習、もう1つは実習セミナーである。1月22日より聾学校でのアシスタント勤務から実習生に切り替え、同じクラスで実習が始まった。4月下旬まで実習が続くので、この4ヶ月間は楽しみながら実習に臨みたい。

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アートの時間に描いたものひらめき


●実習
うちのクラスはろう重複の生徒が6名に対し先生が2名配置されており、自分はその中の1人の元で実習を受けている。この先生は英語、理科、保健など、もう1人は朝の会、算数、社会などを担当している。実習2週間目から英語の一部と、理科を教えることになった。今後少しずつ教える科目が増えていき、自分の担当先生が教えている科目を全て教えることになる。他の小学部担任と比べると担当科目が半分なのだが、重複クラスなので全体に対して教えるだけでなく個々に応じた課題や行動管理も重要になってくるためこの数がちょうどいいのかもしれない。また生徒たちのIEP(個別教育計画)の目標や、MCAS-Alt(マサチューセッツ代替教育テスト)に合格出来るように努めなければならないので、実習の間は様々なことに挑戦していきたい。

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教材の一部ビル

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