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聴覚障害者留学

 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子などをお届けするものです。
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2008年1月生活記録(岡田) [2008年02月18日(月)]
年末からまったくと言っていいほど、日本のようにクリスマスからお正月にかけての盛り上がりがなく、極めて日常的な生活の雰囲気におかしな気分だった。強いて言えば、家に飾りをつけたり、お店に行くと子供たちへのプレゼントを買い込むご両親が見えるくらいで、控えめにクリスマスと新年を楽しむのがアメリカ人のようだ。また、この一ヶ月でかなり寒くなり、コートなしでは外出できないほどで、加えて、連日続く大雨にうんざりの一ヶ月であった。

私といえば、前半は自宅で英語の自主勉強をし、後半は日本に2週間帰ってリフレッシュしてきた。日本では友人と毎日のように会い、そして毎日のように飲み(笑)、久しぶりにストレスのない会話を楽しむことができ、貴重な時間となった。

また、こちらが本来の目的であったのだが、これからアメリカで学ぶことについての情報を得るため、大学の先生や私と同じ分野で仕事をされていた方に会いに、名古屋や千葉まで出かけていき、お話をさせていただいた。大変忙しい中お時間を割いていただき、参考になる様々なことが聞けて大変ありがたかった。おかげさまで今後の方向性は固まってきた。

春学期は、28日から始まったが、今学期は、Deaf Education, English Writing, English Reading, English Vocaburaly on computer, Special Project の5科目となった。秋学期に比べて大変になるががんばっていきたいと思う。ASLに関しては、英語を優先にかつ丁寧にやっていきたいため、クラスを取る余裕はなく、また時間も重なってしまい不可能となったが、手話通訳者のつく授業やチューターを利用して少しでも高めていきたいと思う。

こちらに来て、半年が過ぎ、そろそろ留学目標の達成に向けて本格的に動き始める。Special Projectもそのための内容となっている。春学期はより重要な時間になるので、教授と相談しながら少しずつ、着実に進んでいきたいと思う。

車を購入した。 秋学期は移動するのにも大変だったが、毎日の時間を有効に使えるようにもなった。また休日の過ごし方も充実してきた。車で20分ほどのサンノゼに紀伊国屋や日本の食材が置いてあるお店に気軽に行けるようになり、一安心である。
2008年1月 生活記録(1期生 池上 真) [2008年02月03日(日)]
□ 冬休み

 大晦日と元旦を友人やアルバイト先の上司の家族と過ごした後、早速、2日からキャンパスライフでアルバイトを開始した。これまでに正月から働いたことがなかったが、アメリカで生活しているからか、そのことにまったく抵抗感はなく、不思議な気分がしたものである。先月の生活記録にも書いたが、本来は受付を担当するはずの学生の協力を得ながら、キャンパスライフのセントラルファイル室に溜まっていた全学生の学校生活に関わる機密的な永久保存文書の整理を行った。

□ 春学期の開始

 22日から春学期がスタートし、これまでに2週間が経ったが、今学期も前学期と同様に大変な学期になりそうである。今学期に履修しているクラスは、以下の通りである。

1、 Human Behavior and Social Environment II (月曜13:00〜15:50)
2、 Social Work Practice II (水曜9:00〜11:50)
3、 Special Topics Lecture (DSM-IV-TR) ※1(水曜13:00〜15:50)
4、 School Social Work Policy (水曜17:00〜19:50)
5、 Data Analysis (金曜9:00〜11:50)
6、 Foundation Field Practicum II ※2(火曜&木曜 9:00〜17:00)
7、 Foundation Field Practicum II Laboratory (隔週金曜 13:00〜14:50)

※ 1 DSM-IV-TR(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)とは、「精神疾患の分類と診断の手引」と訳され、これは文字通り、精神的な疾患に関する指針であり、アメリカ精神医学会が定めたもである。

※ 2 Foundation Field Practicum IIとは、ソーシャルワークの実習であり、今学期は、「Deaf-REACH」というところで実習を行っている。

□ ソーシャルワークの実習

 上にも述べた通り、今学期は、「Deaf-REACH」という、さまざまな障がいを併せ持つろう重複者を対象とした生活就労施設でソーシャルワークの実習をさせていただいている。先週は、あるろう重複者の定期的な診察に付き添うため、Deaf-REACHの近くの精神科医を訪れたり、また別のろう重複者のケースでは、違法薬物所持で逮捕された人の裁判の手続きに付き添ったりした。実習の初めから緊張の一日が続いたが、今週はオフィスの中で研修を受け(と言っても、ほとんど、Deaf-REACHの規則、ソーシャルワーカーとしての業務内容、精神疾患に関するプリントなどを読んだりしていたが…)、その後は、メンバーが生活しているホームで彼らとテレビを見たり、おしゃべりしたりして、実習生としての立場を忘れてしまいそうなくらい、楽しいひと時を過ごすことが出来た。

□ 今後について

 先週配られた各クラスのシラバス(講義などの要旨)を見ても、今学期も多くの課題が待ち構えていることが分かったが、来年の卒業式の自分を想像しながらがんばっていきたいと思う。とりあえずは、3月の半ばにある一週間の春休みを心待ちにして、気を引き締めながらやっていきたい。
1月生活記録 (第3期生 管野奈津美) [2008年02月03日(日)]
● はじめに
1月の冬休みは新しいアパートに引っ越したので家具や食料の買い出しなどをしてのんびり過ごした。寮を出たことで、アパートの家賃の支払い、インターネットの開通などアメリカで生活するのに必要な手続きを初めて経験した。必要な日用品をスーパーマーケットへ買いに行く機会も増え、アメリカの衣食住の文化を楽しむ余裕が出てきたと感じている。また、アパートに引っ越して広いキッチンを使うことができ(寮は自炊禁止)、毎日ルームメイトと一緒に自炊を楽しんでいる。
それからゆっくりできるこの機会にずっと見たかった映画のDVDをまとめて鑑賞できて楽しいひとときであった。もちろん、日本語の字幕はないので、英語の字幕にチャレンジ…。テーマが難しい映画にはストーリーの脈絡がつかめなくて苦戦したが、英語の勉強に行き詰まった時にはいい気分転換になると思う。

●クラスの履修
22日から学校が始まり、春学期に入った。再び、慌ただしい日々が始まり、これが5月まで続くのだと思うと気が遠くなるが、それが終わった後は夏休みが待っている!海と太陽!と自分を奮い立たせて頑張っていきたい。今学期は英語研修を引き続き行う予定で、英語のクラスを含めてEnglish、Deaf Culture、Deaf Art、Ceramicの4クラスを履修することにしたので忙しくなるが、気を引き締めていきたい。授業の詳細は2月の生活記録にて紹介したいと思う。

●今学期の目標
秋学期を終えてASLとアメリカの授業の雰囲気に慣れたのか、授業の内容をほぼ理解できるようになり、発言できるようになった。秋学期は、ただASLを目で追って理解するのにせいいっぱいでただじっと見ているだけだったので、授業に参加できている喜びを噛み締めているこの頃である。ディスカッションも多いので積極的に発言して参加していきたいと思う。去年はすべてが新しいことばかりで戸惑い、慣れることでせいいっぱいだったが、今学期は、“自分らしさ”を目指してどんどん新しいことを吸収して、自分を自分なりにアプローチしていけたらと思っている。

どうぞ今年も温かく見守って頂けたら幸いです。