6月は私の最後の学期が始まる月である。留学生活もまもなく終わりとなり、今学期は今までの留学生活のまとめと、3つのカンファレンスに参加することが主な課題となっている。先行して行われたADARAカンファレンスの後寮に戻ると、すでに周りに住んでいた学生たちは引っ越しを済ませており、静かな空気が私の寮周辺を漂っている。学生たちがいる頃は賑やか過ぎて困ることもあったが、静かすぎるのも寂しいと感じている。
CAIDカンファレンスに出発するまでは、ひたすら今まで集めた資料を読み直しまとめる日々であった。今になって読み直してみると思った以上に
CAID(Council of American Instructors of the Deaf)カンファレンス(6
月25〜27日)
6月25日から、ネバダ州リノにて、CAIDカンファレンスが行われた。このカンファレンスは主にろう教育関係者を対象にしたカンファレンスで、アメリカのろう教育に関わっている大学の教授や高校・中学校の教員たちがたくさん集まっていた。今回の会場はリノということで、会場がカジノであった。カンファレンスの合間にカジノのスロットで遊ぶ参加者や、カンファレンスをすっぽかしてカードゲームに行ってしまう参加者もおり、アメリカの文化?というかアメリカ人のおおらかさを実感するいい機会となった。
今回のカンファレンスでは主にテクノロジーを教室でどのように活用していくか。また、オンラインラーニングや学生との電子メールやメッセンジャーを使った、学生と教員のコミュニケーション方法に関する、実践報告がたくさん行われていた。テクノロジーをどうクラスで生かしていくのかということのほか、学生の心理的支援の具体例、学生にどのような視覚的イメージを与えて語学力を伸ばすのかといった様々な発表が行われた。どれも実践的で斬新なアイディアであり、私にとってもとても参考となるものが多かった。私の調査テーマは情報保障であるが、教員の協力や、教員がより多くの教育技能を駆使することで、情報保障もクラスの中で活きていくと言うことが理解できたことは、とても有意義であった。
アメリカではオンラインを使った、視覚的教材や、学習プログラムを多く活用しており、学生たちの勉強に役立てていることもわかった。また、若い人から年配の人まで積極的にパソコンを活用としている様子が伺え、コンピュータと視覚情報を活用した教育方法が、最近のアメリカの流行となっているのではないかと感じた。現在の日本の状況はわからないが、日本でもこのような視覚的教材を有効利用しているのか興味を持った。
カンファレンス終了翌日にリノを発ったが、飛行機の乗り継ぎの関係でサンフランシスコに一泊し、次の日の深夜に無事にロチェスターに戻ってくることができた。アメリカの広さを実感させられる良い機会となった。今回は荷物が行方不明になることもなく、安心して家に戻ることができた。7月にはAHEADカンファレンスが待ちかまえている。それまであまり間がないが、時間を見ながらいろいろ進めていきたい。
Posted by 太田琢磨
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奨学生生活記録
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