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聴覚障害者留学

 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子などをお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。


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8月の生活記録/池上真(一期生) [2006年09月21日(木)]
□まず初めに

 3ヵ月半もの長い夏休みもあっという間に終わり、8月28日から新学期が始まった。今年の夏休みは、今までの生活記録にも書いたが、キャンパスライフでの仕事とLSATの準備の二本立ての生活の日々を送った。また、渡米してからちょうど一年が経ったが、アメリカでの生活にはだいぶ慣れてきたと思う。8月は、7月と比べて、曇りや雨の日が多く、やや涼しかった。今月は、新学期が始まったこと以外、特に変わったことはないが、とりあえず、振り返ってみたい。

□キャンパスライフでの仕事

 8月の半ばに入ると、新入生の入寮の手続が進められ、一般の訪問客からの受付はお休みすることとなった。そのため、業務の内容が変わり、キャンパスライフのオフィスで事務の補助を手伝うことが多くなった。また、世界中から来たELIやIIPの新入生を寮に案内したり、必要な物の買い物に付き添ったりした。
 秋学期は、LSATの試験を受けたり、ロースクール出願に必要な書類を作成したり、集めたりしなければならないため、キャンパスライフでの仕事は、夏休み限りとし、8月25日を最後に区切りを付けた。大変忙しいときもあったが、すばらしい同僚に恵まれた環境の中で仕事をすることが出来てよかったと思っている。

□サマースクール(LSAT準備)
 
 サマースクールも、8月20日にクラスが終了した。後半になると、学生の数が減ってきたが、最後まで出席し続けた。講義の内容は、あまり出ないような問題を扱ったり、今までの総ざらいを行ったりした。現時点の力では、多くのロースクールが求めるスコアに達するのはまだまだ難しいが、LSATの全体像をつかみ、様々なタイプの問題の解き方を学ぶことが出来ただけでも、サマースクールに通った意味があったと思う。また、早めにLSATの勉強を始めて良かったと強く思う。
 本試験は、9月の下旬にあり、残された時間は多くないが、サマースクールにおいて磨いて来た、問題に対する感覚を保ちつつ、出来るだけ多くの問題を解いて行きたいと思っている。
 ところで、余談ではあるが、受験の申込が遅れたせいか、今住んでいるDCの受験会場がすべて満員となり、それだけでなく、DCの隣にあるバージニア州とメリーランド州もすべて満員となった。幸い、DCからバスで3時間のところにあるペンシルバニア州のフィラデルフィアにあるテンプル大学が空いていたので、そこで受けることにしたが、試験を受けることが出来ないのではないかと冷や汗をかいたものである。試験当日は朝が早いので、前日の夜に現地入りして、翌日に備えたいと考えている。

□新学期開始

 冒頭にも述べたが、8月28日から秋学期のクラスが開始した。今学期も、引き続き、IIPの学生として学部の講義を受講している。今学期は、デフスタディ、政治、社会福祉、教育などのクラスをとっている。ロースクールに必要な幅広い英語力を鍛えるため、以上のような、様々なジャンルからクラスを選択した。
 一年前と比べ、ASLの語彙が増えたのか、教員の手話の内容が理解できるようになり、講義の面白さを実感している今日この頃である。それぞれのクラスにおいてどんなことを学んでいるかについては、来月の生活記録において報告したい。
 
□終わりに

 今年の5月にアパートに引っ越したが、去年の寮生活の時と比べ、自分の時間を作りやすくなった。もちろん、交流も好きなので(笑)、夕食は毎日カフェテリアでとっている。
 また、この夏に、二期生が3人Gallaudetにやってきたが、同じスカラーとしてお互いに協力し合いながら留学生活を送ることが出来ればと思っている。
サマースクールプログラムの日誌 [2006年09月11日(月)]
平成18年7月25日(火)に成田空港から出発し無事にアメリカに到着しました。
私にとっては、生まれて初めての海外渡航であり、緊張し過ぎてなかなか眠れないまま、25日(金)の朝11時半頃にワシントンD.Cのダラス空港へ無事に到着しました。
アメリカのワシントンDCは日本より時刻が13時間遅れている為、25日(金)のままでした。
早速、ギャロデット大学へ行き、入寮やIDカードなどの手続きを完了し、PEET寮の316号に入ることになりました。

(寮の生活状況)
私は施設育ちであり、集団生活は違和感がありませんでしたが、一つ問題がありました。それはトイレとシャワー室が、3階に泊まっている人達と一緒に使う事で、日本と違いとても汚く、見苦しい所も多いし、シャワーの水も赤カビで濁って出る事もあるのです。
掃除員が来て掃除はしているのですが、リビングのテレビを見ながらだったり、携帯電話をかけながらだったりして、一生懸命に掃除しているようではありませんでした。 掃除をした後も、きれいになっていないままで帰ってしまう事が多いのです。
ルームメイトの相手はデンマークのMADJ君でした。
初めて会ったのに、緊張もなく、すぐに以前からの友達のように話しました。
あ!と思ったら、自己紹介を忘れて話し込んでいたくらいでした。
その後にきちんと挨拶し、「春日君は信用が出来る人だね。ルームメイトで一緒になれて良かった」と言われ、とても嬉しかったです。お互いに信用が出来て、2週間位一緒に生活を送りました。
MJ君は日本手話も覚えたいと言う事で、日本手話を教えながら、デンマークとASLと日本手話を混ぜて話しましたが、国の手話が違ってもお互いに通じるのは不思議でした。

(学習の状況)
25日(金)にギャロデット大学へ到着したばかりで疲れているにもかかわらずNew signers programのPersonal Discovery(個人の発見)学習に参加しました。
この学習の例をあげてみると、組体操の場合、筋肉の負担や痛みを抑えるにはどうすればよいか?を受講生が考えながらやるというような勉強でした。
次の日の朝にASL Classes(アメリカ手話のクラス)へ行ったら、講師にびっくりした顔で「貴方はだれ?」と聞かれました。私の登録がまだだった為でした。担当者に確認したら、“あーそうだ”と言う感じで、それから責任者と相談を始め、結局午後3時まで受講できず、何にも参加できないというトラブルが続き、事業担当者に何回か来て頂き、やっと解決できたという状態でした。
結局New signers programからTutoring special one-on-one(特別の個人学習)へと移行しました。
特別の個人学習とは、講師から直接1対1の学習方法で勉強を進めるものでした。
いきなり、私の英語の能力レベルを知る為に英語のテストを3回もやったり、学習内容も簡単な問題や難しい問題などバラバラで大変でした。
講師が大遅刻、又は来ないままで結局キャンセルとなる等のトラブルも多く、他にも担当者がELIとIIPの考え方の問題でのトラブルもあり、事業担当者が3回も来て下さって解決して頂きました。
9月9日(土)の説明会(東京会場) [2006年09月09日(土)]
東京会場の第2回目の説明会を、当協会事務所にて
5:00〜7:00PMの時間帯で行ないました。
遠く青森からの参加者を含め、10名の参加がありました。
社会人から学生と幅広い背景構成でした。


岡安
Posted by 日本ASL協会担当 岡安 at 19:57 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
9月2日(土)の説明会(大阪会場) [2006年09月06日(水)]
先週土曜日、新大阪駅すぐ近くのKOKO PLAZAにて無料説明会を行ないました。
去年の秋、第1期生の太田琢磨さんが一緒しましたのと同じ会場です。その時は、
1名のみの参加と言う寂しい説明会でした。

今回は、岡山からの参加も含めて、4名を数えました。
3名が社会人、1名が高校2年生の問合せ者(当日は不参加でした)のお母様の
参加者構成でした。

岡安

PS. 第3期奨学生に応募が1名ありました。

Posted by 日本ASL協会担当 岡安 at 14:51 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
初めまして [2006年09月06日(水)]
□■自己紹介□■
自己紹介が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。初めまして、谷口恵美です。現在は大学生で、大学では障害学を専攻しております。その中で、私はろう教育の英語教育に大変関心を持ちまして、英語教育を研究するために只今ギャローデット大学に留学しています。趣味はスポーツ(特に水泳)と旅行ですが、今はとにかくアメリカの環境に慣れるのに精一杯で全然運動していません・・。

□■今の生活の状況□■
アメリカで生活してから約3週間が経ち、ぼちぼち慣れてきた頃です。アメリカに着いてから今まで色々とトラブルがあり、今はやっと落ち着いてきました。アメリカの環境や食事に慣れていないのか、風邪を2週間引いて熱が出たり、鼻血が止まらないなどトラブルで慣れるのに時間がかかりました。ELIの先生曰く、「アメリカでは、毎日ウォーターを5杯くらい飲まないと鼻血が止まらない。以前に留学生の中で鼻血が出た人が数人もいた」そうです。
そのアドバイスを受け、今はウォーターを欠かさずに持参しています。

寮では、サウジアラビア・スウェーデン・南アフリカなど色々な国からはるばる渡来してきた留学生が生活しており、夜になるとロビーで交流することによって様々な文化を知ることができて、毎日刺激あふれる生活を送っています。でも日本食が恋しくなってしまったので、一昨日に友達の家で手巻き寿司を食べました(笑)

□■ELI□■
後ほど、ELIのスケジュール・授業の内容などを紹介したいと思います。

みなさん、今後もよろしくお願いいたします。
Posted by 谷口恵美(第2期) at 10:55 | 自己紹介/紹介 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
2006年8月 生活記録 (2期生 高山亨太) [2006年09月01日(金)]
1.はじめに
 アメリカ時間で8月15日にGallaudet Universityに到着してから、約2週間経ったところである。最初の2週間は新学期に備えての新入生向けのオリエンテーションがあり、今週から新学期が始まったところである。少しではあるが、学校生活になれてきたので、これまでの報告とともに現在の様子を報告したい。

2.出発と到着
 恥ずかしいことなのではあるが、出発時と到着時にいろいろとハプニングがあった。これから留学する皆さんが同じような失敗をしないように参考にしていただきたい。
 出発時に、空港のカウンターで搭乗のためのチケットの手続きで、乗員数が満員状態とのことで、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードすることができるというラッキーなことがあった。理由を聞くと、マイルがたまっていることと常連であったことが大きな理由であるようだ。本当の理由は定かではないが、ともかく飛行機の中では、食事やサービスなどの面において、快適に過ごすことが出来た。
 しかしながら、快適だったのは到着するまでの飛行機内のみであった。外国の空港に到着すると、まずは入国審査を受けなければならないのが普通である。私は、パスポートの他に持参しなければならないJ-1というVISAの資料を日本においてきたために、すぐには入国を認められずに、Secondlyという部署に行かされた。私としては、日本国内で、アメリカ大使館へ行き、手続きをするときに必要な資料であって、もう既に用済みの資料だと思い、うっかり自宅に置いてきてしまったのだ。Secondlyという部署で、「なぜ、忘れてきたんだ。」と問われ、アメリカの入国管理の厳しさを肌を持って感じた。担当者が言うには、「必ずアメリカ大使館より持ってくるようにと説明されたはずだ。」とのことである。
 何はともあれ、到着から約3時間後に、受け入れ先の大学からJ-1の再発行と各資料を担当部署に30日以内に再送付することを条件に入国を認められ、そこから私の留学生活が始まったのである。あやうく、入国できずに帰国するという状況になるところであった。しかし、その後、パスポートをSecondlyに忘れてきて、航空会社より電話があり、次の日にまた空港に行くはめになったのである・・・
 これから留学を希望する皆さまは、間違ってもJ-1など入国に必要な資料などは必ず持っていくことと、パスポートをなくさないように・・・

3.オリエンテーションと新学期
 留学生活が始まってからの約2週間は、激しい時差ボケと戦いながらも学生寮や食事、健康保険、授業についてなどの様々なオリエンテーションや健康診断、予防接種などが慌ただしく行われた。特に予防接種などについては、ツベルツリン(TB)の接種が法律で義務づけられており、感染症に関してはかなり厳しい管理体制が敷かれている。アメリカの注射を初体験したが、針が太くてかなり痛かったことを覚えている。
 今週から新学期が始まり、まだ確定はしていないが、英語、アメリカ手話、社会福祉などを中心に4クラスほど受講する予定である。最初の1週間はクラスの変更が可能であるため、この1週間は様々なクラスに参加して、秋学期に受講するクラスを検討しているところである。
 初めて、Gallaudet Universityの学部の授業に参加したが、教員や学生の手話が早くて、なかなか読み取れず、しばらくは苦労する日々が続きそうだ。しかし、参加者全員が共通した手話という言語、コミュニケーション方法で授業などに参加できるという環境のすばらしさを、少しずつ実感し始めている。このことについては、またいずれ報告できたらと思っている。